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涙暇なし

 
 
できない事じゃなく
できる事の数 数えたい


負けそうになっても負けない事が
今の僕に唯一できる事なら
手が届きそうで届かない
もどかしさに駆られても
泣きながら強くなる


心で泣く
目からは涙流さない
目から流す涙は
一時間と もたないけれど
心でなら何十年だって
涙暇なく泣く事ができるから


悲しみと悔しさだけじゃない
共に戦える喜びにむせび泣いて
少しでも役に立てるようにと


現実に押しつぶされそうになっても
あの人の分まで生きるんだ


それしかないんだ


まだ辛いと言っていられるうちはいい
もう そう嘆く事さえ叶わない
そんな人達がたくさんいた事を
忘れないから だから


まだ 僻(ひが)んだって
それをできる僕らは
希望にかじりついてでも
絶望にかじりついてでも
生きなければならないんだ

 
 
 
 
 
 
2011.7.19

CDケース(未公開詩)

 

乱暴に扱いすぎてついたCDケースの傷

透明なプラスチックに
刻まれた深い傷を
心に重ねていた


もう元には戻らない


隠す事は出来ても
大切なものを大切だと
気付けなかったあの頃を
思い出させるために
大切にそのケースはしまってある
今でも


あれから時は流れ
痛みと苦しみばかり重ねては
負けない事しかできなくて


自分を励ます事ができるのは
自分だけなのか、と
目の前を何度真っ白にしてきたことだろう


自分で孤独になっていくものなのだと
どこかで聞いたけれど
それは違う
捨てられる事も現実なんだ


それに負けない
ただ それだけのために
歯を食いしばって生きているんだ


孤独に追いやられる
その状況を
人はあまりにも簡単に語りすぎるから
また一人 心が折れてしまうんじゃないか


それに抵抗するために僕は
ここにいる


声をあげる事さえできずに
殺されてきた命のために
僕が代わりに叫ぶ声になる


消えゆく中で語った言葉を
世に大きく響かせるために
僕はここにいる


毎日聞こえて仕方がないから
止んだことなどないから


 
 
2011.7.27

復興~福光(ふっこう)~(未公開詩)

 
 
あのむせぶような言葉にならない涙が
もし見えないというなら
目が曇っているという他ない


ただ 日常を過ごしていたかった
たったそれだけなのに
「なぜ」がいつまで経っても心を埋め尽くし
それ以外が抜け落ちてしまったかのようだ


こんなにもずたずたに
心は切り裂かれているのに
聞こえてくる言葉は
「がんばれ」だの
「負けるな」だのばっかりで
先輩風 吹かせるのも
いいかげんにしてよ


当事者以上に気持ちが理解できるとでも
思っているのだろうか


こんな風に心がすさんでいる事は
自分が一番理解しているが
それにしても心に入ってこない


私たちはもうとっくの前に
全てを失った中
目に涙さえ浮かべずに
「負けない」と決意してるんだ
外野は黙っていて欲しい


笑顔で気を使わせている時点で
もう何も心には入らない
言葉だけはもううんざりなんだよ
嘘に踊らされるのももうたくさんだ


今まで信じてきたものは
全て幻だったんだ


今日も悲しみ覚えながらも
何とか生きているけど
心ない言葉でくじけるんだよ


ただでさえこっちは
心が悲鳴をあげているのに


一番今欲しい事は
色々あるけど
一番はまず 私たちが
必ず蘇るということを
信じていて欲しいのです
信じ切っていて欲しいのです


私たちは絶望なんかしていません
負けてもいません


未来を自分なりにしっかり見つめて
復興のために生きています
この心の復興のために


絶望しているのは私たちではなく
対岸の火事のように見つめる
あなた達なのでしょう?


負けそうになっているのは
ごく一部の為政者の持つ
儚い思想だけ


私たちは強い
私たちは決して負けません
戦い抜いていきます


戦い抜くその覚悟は
言われなくても
とっくにできているのです








2011.7.27

3章~未来~

 

 

 

 

 

3章~未来~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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