目次
色づく朝
似ている街
チョコと紅茶
慎重なニューロン
生活
曖昧見舞
拝啓 木枯らし様
剥がした空虚
そっと ずっと
夜明けの食卓
普遍性概略
描ききれない鮮明
かよわさ
ジグザグ ジグザグ
カナヅチスイム
歩道橋に沈んだ
さすらいんぐ
舞い落ちる気配
前のめり
星々の海へ
射し込ませ
蒸す陽だまり
メガネを置かせて
最も心地よい現状
回想畑
忙しない朝
雷命
くゆりさん
深層心理曲線
異都市の美術館
残響すこやか
久々の中指
おしゃれなまま
儚さ畳み
向こう岸へエッセンス
試作量産体制
感傷主義の渦中
月に添える虹
ポスト~
朝焼けの慈悲
ショートメール
オルタナティブ幾何学
終生道
窓際の地図
才色る伝染
夢路
ひと時
最果てでも 無免許
いつかどこかで
生活環
ニ大政党制
スラロレ
床なぞり
異性
ストローの花束
読みきれず 伝えきれず
蜻蛉は見惚れてた
節約アイコン
はしゃげる風船葛
太平洋に照らす菜の花
なんか苦しいんだ
時事
めくるめく巻き貝
愛すべき端緒
航世
ともすれば
ペースメーカー
はきはきアスファルト
お腹の調子
光跡スケッチ
小さじに乗せ
夢になれユメになれ
時たま宇宙
見つめてくれる
均衡点
青天流浪
ロールキャベツ
朝明け可能性
響いて
ミルク
想い願い
らしさ
置かれゆく綾
淡彩かすか
とろけよ自我
共有間隔
時間価値
飽和アワアワ
日曜観
人生のための徒歩き
内錠
未熟なまつげ
小手先宇宙
秒針捨象
寄せるカフェオレ
無為連綿
放って異彩
片思いに片思い
ほかごと
自意識過剰
あなたの小説家
かもめ
実る努力の影に運命
如何しようも無い
理想な死地
枯渇源
逃避不可逆
懐かしき壊音
絶望的才者
仰向けた芝生
マエヘムク
鮮やか圏内
置き忘れの今
静かな多面
果たしたくて 果たせなくて
ストライプ ソレイユ
一言の傾き
十二年草
そびえる情動
ふれたる環状連続
焦がれ耽り
何月何日したたり
冷凍子
ロレルゆれ泡
はいエッセンス
過疎包囲網
カラフルキス
ちょっと暗い夜
旅へ出よう
一期一善
シンデレラパスポート
頬杖3限
生きている証拠
テミタリデミタリ
路面航空
春春 ~遥々~
羨望ポートレート
しめやかな午后
弐阡壱 63B
秒分時指針
颯爽お見舞い
展望と回顧の楼
最大限存在感
再帰代名史
愛の色と声
駆け抜けていて
彼方が輝いている限り
心地次第
色んなカーネーション
オレンジエード海浜公園
あとがき
奥付
奥付

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色づく朝

色づき始めた木の葉
眩しそうに見上げる瞳
切り取られた風景はいつかの繰り返し



朝は綺麗だよ 朝焼けがなくても
夜を経ることで研ぎ澄まされているのかもしれない
雨が降っていてもそれは変わらないよ



新しいよ 朝はやはり何かが 全てではないけれど少しずつ決定的に
違うものをとりいれているのかもしれない



朝は静かだよ 爆音に溢れていても
包み込むことを課せられているのかのようだ



行き先のない午前は 救いようのないほど長く

抽象的な夢は 水彩画のように淡く


似ている街

失ってきた物を少しでも多く拾い集めに行こう
今日から始まるあてのない旅


空っぽのトランクに寂しさを敷き詰め
懐かしい顔のある街へ


振り返れば手土産物らしいものを持たず
夢中で逃げ出してきたみたい


切なさと悲しみを拭い去るために高速列車
ページをめくり終える暇もない刹那の帰郷


2時間ほどで辿り着ける過去
それでも避けてきた歩み


もう二度と戻れない気がしたあの頃

変わり映えのしない車窓

再開発著しい数年ぶりのホーム

東京らしさに理想を求めてきた駅前

集積された分 街のらしさがあせってしまったようで


合併されても変わらず残る母校
都合よくすべてがそのままとはいかないみたい


なくしていた心を埋めるかけらはかけらのまま
ふとよぎる 忘れかけていた感情


良くも悪くも整えられた街並
相変わらずの笑顔 ばかりではない


色とりどりの形に分れていく
すべてを喜びに変えれるとばかり思っていたわけじゃない

投げ棄てても構わなかったはず


細分化された重みと増えた寂しさを詰め込んだトランクを片手に
見慣れた顔のある元の街へ


チョコと紅茶

くたびれた日常にそっと吹き込み
できない呪縛からほどいてあげる
それが君への使命 僕の糧


じっとなんかしていられない
目の前に憧れがやってきたから
眩しすぎる陽射しに負けない笑顔
誰にも負けない持ち味なのに
どうしてそんなに隠してばかり





甘く遠く 夢を引き連れ
ほろ苦くも爽やかな風の吹く丘へ
踏みにじった指先 時を越え優しく絡ませる
永遠なんてほしくない
思い起こされた擦れ違い
振りほどけない糸なんてほつれたままでいいよ


ダメになる前に撃ち逃げ
僕等は美しくも儚く燃えていく
奏でる指にそっと重ねながら


慎重なニューロン

傀儡でも構わない 導いてくれるなら
それが唯一の思考でした


さよなら以外でここから抜け出したい
それが唯一の意志



旅路の果てに光は溢れていない
たぶん現実は想像を越えられない



始めから繰り返しているんだ エンドロールを
終わりから遡ってみたいんだ やり直せない分



変えるんだ思想という思想を 世界を変えるために
構造を破壊するために変えてしまおう 優しさという殻を



踏み外してもいないのに足元を見つめてばかりだよ
相変わらずそのことを深く気にしている 心が素敵だよ


生活

頭を抱え込んだ 
必死に壊れまいと 
誰でもいいから包んでほしかった


流れに委ねた 
辛く苦しい日々がそのまま浄化されることを微かに願い


理性はなかった 涙と感情と僅かな背景音に支配された


もう何もいらないと言い切れそうだ この涙をすべて受け流した頃には


強くはなれなくても受容していける 確信したい 流れてきた時の蓄積を




拾い集められここへ来た たぶんその随分前から1人っきりだった


数えきれない闇を越え 灯火のまま泳ぎ辿り着けた一つ


奇跡は事もなげに法則に組み込まれている


信じられない事でも当たり前のように現れる


おそらく意味はある はっきりとしないまま始まっていく


一度はふとよぎる 意義はないのかもしれないと


それでも言い聞かせる 曖昧なまま駆け出していくしかないと


どうしようもなく不安になる 求めすぎているのは自分たった1人なのではないかと


そんな時 ページをめくっていく 同じように抱えていることをもう一度確認したいので



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