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口づけ・・・

口づけ・・・

 

 

 

 

閉ざされた空間に足を踏み入れた瞬間に

 

私の物欲しげな唇は

 

熱くふさがれた・・・。

 

      本当は冷めているくせに・・・

 

そんな叫びは

もう・・・

どうでもよくなる~

 

 

ずるい あなた(ひと)

 

ずるい わたし(おんな)

 

 

このまま今日も流れて行く・・・

 

 

深い深い海の底。

 

 

何も見えない海の底・・・

 

 

楽しげに笑う太陽は届かない

 

 

ただ月明りが満月の夜に微かに届く深い闇・・・。

 

 

 

あなたは唇をむさばるように吸う

 

 

まるで私の奥底に沈めた想いを掘り起こすように・・・。

 

 

あぁ・・・

 

深く深く葬った想いまでは

どうか掘り起こさないで・・・


もう俺も・・・。

もう俺も・・・。

 

 

 

 

手にいれるコトなんて

案外簡単なコトさ

 

ほんの少しの甘い言葉と

手練手管さえありゃぁ~

どんな女でも すぐ落ちるんだ。

 

ただ

困ったコトに手放し方を

どうやら忘れてしまったようだ・・・。

 

もう俺も年かな・・・。


不機嫌な朝

不機嫌な朝

 

 

 

 

不機嫌な朝に おはよう

昨日ふいに途切れたメール。

 

不機嫌な朝に おはよう

携帯を抱っこして眠れなかった昨日の夜。

 

不機嫌な朝に おはよう

何かあったんじゃぁ・・・と心配した時間。

 

不機嫌な朝に おはよう

わたしのワガママで疲れたのかな?

 

不機嫌な朝に おはよう

やっぱりわたし あなたが好きみたい。

 

素敵な朝に おはよう

そう

やっぱり わたし恋してるんだぁ~

 


走る わたし

走る わたし

 

 

 

 

 

止まったままの時間

 

失われてしまった熱情

 

何度同じコトを繰り返せば

気がすむんでしょうか?

 

私が一番嫌いなのは

立ち止まるコト

 

走って走って走り続けないと

生きていけない・・・。

 

先に進めない時間

 

熱情は日常という名の日々に

消されてしまう

 

早く先に進まなきゃ

わかっているくせに・・・。

 

 

それとも

その熱情は

 

私の知らないどこかに向けられているのでしょうか?

 

それならいいんです。

それなら・・・

 

 

わたしは待つのが少し苦手だから

先を急ぎます

 

すぐに追いかけてきて

捕まえて下さい。

 

そして

先を急ぎ過ぎる わたしの手をとって

また一緒に進んで下さい。

 

 

方向音痴の わたしが

未来(みち)に迷わないように~


迎え火

迎え火

 

 

 

 

 

この季節になると

君は僕の元に一目散に走り寄り

ピッタリと寄り添うように微笑むんだね

 

 

あぁ・・・。

君はずっとあの日のままの幼さを残し

少し疲れを背負ってしまった僕の元に走り寄る

 

 

もう数えきれないくらいの時間が流れ

僕は少し年をとったよ

 

 

君が最後に言いいかけた言葉

何故・・・

聞かないで あの日別れたんだろう

 

 

先に降りたタクシー

 

君を乗せたまま走り出した車。

 

      バイバイ!またね~

 

そう明るく笑う君に少し照れた僕。

 

 

もうあのまま君に逢えなくなるなんて

思いもしないで・・・。

 

 

      事故だったんだって・・・

      気の毒に・・・

 

 

君が花に包まれる狭い空間で

みんなが口ぐちに呟いてた。

 

真っすぐに僕を見つめ

君が言おうとした言葉

 

いつも子供のように はしゃぐ君が

急に大人びて見えたコトに照れた僕。

 

 

聞かなくてもわかってるさ

 

そう君は何時もこの季節

僕の元に駆け寄って

僕だけに抱かれにくるんだね~

 

あぁ・・・

今年も

送り火が青い炎となって

君を さらって行くまでは

君は僕のもの・・・

      

 



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