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上弦の月  2011/08/06の夜

上弦の月 2011/08/06の夜

 

 

 

 

時間がないから慌ててシャワーして

濡れた髪のまま羽織った浴衣

 

いつも突然だね君の誘いは~

 

 

      疲れてるんだぁ・・・わたし今日

 

そう言って

断る 私の話し聞いてないしぃ・・・

 

まっ!いいかぁ~

 

      ほな、ちょっとドアの外で待っててよ

      着替えてくるから~

 

 

      うん。

 

素直に待つんだぁ・・・わかってたけど驚くわたし

 

 

少し迷って選んだ まっさらな浴衣。

 

派手な髪色の君の隣には

薄いブルーの紫陽花柄の浴衣の方が似合うね。きっと。

 

 

     お・ま・た・せ~

 

濡れた髪

無造作にまとめて慌てて玄関の外に出た

 

 

      さ~て!行こうかぁ~

 

 

凄く自然に手を繋いでエレベータで降りてく二人。

 

       似合ってるよ~

 

そんなコトも慣れた口調で平気で言うんだね

あの人とは間逆だなぁ~と悪戯な考えが ふと過る。

 

 

       早く行かなきゃ~

 

 

       うん。

 

少し小走りに河原に向かう

君は その風貌と同じに少年のような顔を私に見せる

 

始まってるねぇ~

 

そう

始まったのかなぁ・・・?

 

 

正面に打ちあがる花火より

 

わたしは左側にある右半分しかない半月を見ていた・・・。

 

 

       キレイだね。凄いよ!!!

 

はしゃぐ君を右手の温もりで感じながら

 

 

美しく潔く華開き散る花火より

わたしは やはり欠けている半分を探し求め続ける。

 

左側にある

あなたのような月を ただぼんやり眺めてた

 

 

欠けた半分

 

あなたの半分

 

わたしの半分・・・。

 

煙だか

意地悪な夜の闇のため息なのかわからない

ぼやけたような霞に包まれ

右半分の月はやがて見えなくなった

 

 

今始めなきゃ!

 

そう決めた瞬間に花火大会のフィナーレを飾る

沢山の花火が連打で闇夜を彩った

 

 

       

 

 

 

 


見せて!

見せて!

 

 

 

 

信じろと言うならば

見せてみなさいよ!

あなたの気持ちも。

 

 

疑いなんて・・・

これっぽっちも芽生えたことなどないのに・・・

 

 

あなたは駆け引きが お好きなの?

 

 

どうして

 

 

どうして疑うの・・・。

 

いつだって正面からぶつかっているのに~

 

 

 

気持ちが通じてても

 

 

わからなくては意味などないのよ・・・。

 

 

何を躊躇い・・・

 

 

何を恐れているの・・・

 

 

いいじゃない。

 

気持ちの動くまま

 

 

想いのままに進めば・・・。

 

 

怖がりだけど無鉄砲な私

 

自由だけど少しだけ戸惑いを覚えた あなた・・・

 

 

グズグズしてたら

交わった線は違った方へと弧を描く・・・

 

 

点というピリオドで止めめられるのは あなた・・・

 

心残し突き進もうとするのは わたし・・・

 

 

止める気がないのなら

 

最後にせめて

 

 

壊して・・・。

 

このままだと始められない・・・

 

 

 

 

 

 


一年

一年

 

 

 

 

春には山菜を採った

お得意の天ぷらにして 美味しく食べたよ

 

子供みたいだけど

今年の夏も もうカブト虫も捕ったんだよ

 

釣りに行った先で海があまりにキレイだったから

写真を撮って写メったりもした

 

何だか私は

とる!

のがどうやら好きらしい。

 

だけど

一つだけ とられたまんまのモノがあるの~

 

それはマッサラの私のハート

 

あなたにとられて もう一年もたつんだね

 

ねぇ~

そろそろ返してよ

 

今度はわたしが とる番なんだからねっ!


紅(あか)の秘め事

紅(あか)の秘め事

 

 

 

 

秘め事・・・

 

それは私を惑わす甘い罠。

 

 

秘め事・・・

 

それは自分を隠す手段。

 

 

単純過ぎる私・・・

 

 

それを素直と笑い飛ばす あなた。

 

 

違うのよ・・・

 

ただバカな女に成り下がってるだけのコト・・・

 

 

どうしてだろう?

 

 

どんなに女優(おんな)を気取ってみても

演じられない・・・

 

 

このままピエロに転落する気は

これっぽっちもないんだから~

 

 

 

どうか

 

 

    アクション!スタート!

 

 

が聞こえる前に

深呼吸して本当の自分を沈めるの・・・

 

 

あなたに見せたコトのない顔で

 

上手く演じれるように~

 

 

青の瞬間(いっしゅん)に負けないように

鮮やかに演じなきゃ・・・

 

青(ブルー)の理由を追い求めるように

 

そう

初舞台は今始まったばかりだから~

 

わたしは紅(あか)の帰結を求め

どんな顔を演じればいいの・・・

 

 

終わりのない

オールナイトムービーのヒロインの演技は

始まったばかり

 

 

 

 

 

 

 


青い炎

青い炎

 

 

 

 

少し渋めの藍色の呂の着物に

お気に入りの帯を

     キリッ!

と結んで下ろしたての真っ白い足袋を履いた。

 

 

待ち合わせの場所には

いつもは15分以上も遅れてくる あなたが

腕時計を何度も何度も覗きこみながら

視線を人混みに向けて 私の姿を探してるのか

と勘違いしたい程の眼差しを向けているのが見えた

 

そう・・・

あなたが気にしているのは

     うっかり知り合いにでも会いやしないか!

という

つまらない理由からね~

 

 

私は小さく手を挙げて周りを気にする事もなく

あなたに近づいた

 

着物を羽織っていても

相変わらず私はおしゃべりで

     今日くらいは大人の女を思い切り気取ってやろう

という計画は既に失敗だなと感じていた。

 

 

 

 

 

 

         *朝起きて ただ何となく書きだしました

          まだ未完成です。

          題材として『青い炎』というテーマを ある人から贈られたので

          そこから話しを綴とうとしています。

          未完成で公開するのに躊躇いもありましたが公開しながら続かせていこうと思っています

                                                               

                                                           弥馬都

 

                       上記の通り 朝イキナリ書き始めた

                       この文は本日2冊目として出した

                       『青い炎』に転記しました

                       少々文面が違っていますが公開しながら

                       『青い炎』の中に1作品として

                       綴っていきたいと考えています

                       本当は詩として書きたかったのですが

                       短編小説風になりつつありいます

                       『青い炎』も お時間が許しましたら

                       覗いて下さると幸せです      

                               

                             2011・08・09 夕方の風に少しの寂しさを感じながら~

                                                           弥馬都         



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