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ミルクティー

ミルクティー

 

 

 

 

あなたの おはようを聞くと

 

わたしの朝は幸せ色に染められて

 

たくさんのHAPPYが

 

昨夜の不安を消していく

 

あなたの おやすみを聞くと

 

わたしは急に不安になって

 

ハートがキュンキュンしてしまう・・・。

 

あなたの長い指先いが

 

何処をどう さ迷うのかが気になて

眠れない・・・

 

あなたが優しく触れるモノ

 

あなたが激しく弄るもモノに

 

軽く嫉妬して

 

わたしのハートは悲鳴をあげる・・・。

 

たとえば それがコーヒーカップでも

 

爪弾くギターの弦でも同じ

 

 

 

違うよねぇ・・・

 

たとえば

 

たとえば・・・

の先に

 

打ち消しても

あなたの傍に寄り添う彼女(ひと)が瞳の裏に映る

 

嫉妬する女(わたし)

いけない女(わたし)

みにくい女になりそうで

 

怖い・・・

 

 

 

軽~るい嫉妬で済むように

 

わたしはメイプルシロップを入れた

ミルクティーを飲み干して

 

耳に残る

あなたの声に抱かれて眠る。

 

 

 

あぁ・・・

早く朝がくればいいのにぃ~

 

 


どうでもいいこと・・・。

どうでもいいこと・・・。

 

 

 

 

サヂィスチックに叫びながら

 

あの女達が何か叫んでいる

 

あぁ・・・

と思わず僕の口からため息に似た息が漏れる

 

 

どうでもいいじゃないかぁ・・・

どうでも

 

 

なぜ孤独(ひとり)の所有物にしたがるんだい?

 

そんな首輪をつけて

何が面白いのさ~

 

今の顔をごらんよ

あの美しく凛とした君達は幻だったようだなぁ~

 

 

 

あぁ・・・

 

いったいどこにいると言うんだい

 

僕の探し求めている女性(ひと)

 

あぁ・・・

 

そうか

今頃あなたも 僕と同じように

 

冷たくなったベッドで僕とは違う残り香に

 

少し酔いしれながら

 

冷たく

冷え切った心で

 

男達の言い争う声を

 

まるで子守唄のように聴きながら

 

子供のように膝を抱え

 

眠りについているんだろうか・・・。

 

 

僕の愛おしい君。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


首輪

首輪

 

 

 

 

気がついた時から私

ずっと首輪が つけられてたから

 

それを変だと思うコトなどなかったの・・・。

 

いつもつけられていたのに

 

他の猫は違うの?

 

お外に行く時も首輪はリールで

あなたと繋がってたから

 

道に迷うコトもなく

 

怖い思いもしないで

 

ちゃんと お家に連れ帰ってこれたは・・・。

 

 

お気に入りの首輪

 

黒い皮でできた首輪

 

その先は

赤いリールで あなたへと繋がっていた。

 

なのに

どうして今日はそれを外すの?

 

    たまには自由に外の世界を

        見てきてごらん。

 

どうして そんなコトを言うの?

 

 

どうして。 

 

どうして。

 

どうして・・・。

 

 

自由きままな猫だけど

 

急に不安になるじゃない

 

外された首輪。

 

私の首にずっと ずっと

つけられていた首輪

 

あなたの膝は

私だけの指定席だったのに

 

今は見たことのない

綺麗な人の白く長い指が

あなたの膝に そっと添えられている

 

私は猫だから

 

その白い指に爪をたてるコトは得意なのよ。

 

あぁ・・・

 

でもやめとこう

 

ねぇ~

 

その首輪

どうしても外さなきゃだめなの?

 

いっその事

首輪に空いてる穴を緩めるのではなく

 

ゆっくり

ゆっくり締め上げてよ。

 

私は猫だから

化けてでるのは お得意かもだけど・・・・

 

 


君。

君。

 

 

 

 

夜空を彩る夏の花火

 

地上から空高く高く舞い上がる

 

     ヒュ~ッ

 

  パァ~ン!パァ~ン!!!

 

一瞬に鮮やかに咲く大輪の華。

 

     まるで君のようだなぁ~

と僕は小さく呟いた

 

    キレイだねぇ~

と君は大きな瞳を子供のように輝かせ

   

    首が痛くなっちゃあったぁ~

と言って少し肩をすくめて笑う。

 

 

鮮やかに咲く大輪の華。

 

後のコトも先のコトも考えずに

僕の胸に飛び込んできた あの日の君。

 

線香花火の頼りなげな静かな火花に

僕は少し退屈を覚えた頃だった。

 

幼い君。

 

僕には守らなきゃならないモノが多すぎるのに

 

    私 あなたを どうしようもなく好きになったみたい・・・。

    影になるから・・・

と消え入りそうな声で言ったね。

 

大勢の人混みでさえ離れて歩かなきゃいけない二人

 

僕の束の間の愛によって

美しく華開いた君。

 

 

君もやがて消えてしまうんだろうか・・・。

 

あの夜空に溶け込んで跡形もなく消えてゆく

 

花火のように

 

僕の心に美しく大人びた横顔だけを鮮やかに残して・・・

 

 

 

 

 

 

 


月。

月。

 

 

 

 

今日わたし

お船に乗るの

 

おめかしして

 

髪も少し毛先を

     クルン

と巻いて

 

お気に入りの 

ひまわり柄のワンピース着て

 

サンダルはいて

 

モチロン脚の爪には

ペニキュア塗って~

 

 

今日わたし

お船に乗るの

 

太陽の光一杯浴びて

 

負けないくらいな大きな笑顔で

 

 

今日わたし

船に乗るの

 

潮風を頬にかんじながら

 

少し甘くなりすぎた

わたしのハートが

 

これ以上

甘くならないように

 

潮風に当たりにいくのよ。

 

 

今日わたし

お船に乗るの

 

悪戯に近寄ってくるカモメと戯れに

 

 

今日わたし

お船に乗るの

 

あなたを想い過ぎて

甘くなり過ぎた 私のハートに

 

     少し休みなよ

 

ってスパイスの塩ふりかけて

 

また あなたに恋ができるように~

 

 

そして太陽が手を振って

海の向こうに沈んだら~

 

少し熱くなり過ぎた

わたしの身体と心は

一直線に あなたへ向かう

 

寄せては返す波ではなく

 

ただ激しく流れる川を遡る鯉のように

 

あぁ・・・。

いつからなんだろう

 

月に抱かれれば冷たくひえてゆく身体と心に

幸せを感じ始めたのは・・・

 

もう海には還れないみたいだ

わたし・・・。

 

 

 

 



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