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紅い海

紅い海

 

 

 

 

生温かい紅い紅い海の中

 

まるで母の胎内にいた頃のように

ま~るくなって膝を抱え

 

波の音を聴きながら

 

眼に映る青い青い空と

透き通るような藍い海の色を

ただ ぼんやりと眺めていた

 

僕の身体から流れ出る

 

生きた証

 

生まれた証

 

紅い紅い証・・・

 

埋まらない心

 

空洞な心

 

愛した記憶

 

愛された記憶も

 

もう

どうでもいい昔のコトのようだね

 

白い白い砂浜が

 

紅く紅く彩られていくよ

 

やがて その血潮は

 

僕の眼に映る美しい色と混ざり合い

 

だんだん冷たくなっていく

僕の身体を包み込む

 

痛みも快楽も

もう何も感じない

 

ねぇ

最期まで眼を開けてちゃいけないかい?

 

僕の身体を包み込む

紅い紅い美しい海が

 

どす黒く変わっていく瞬間を観るために・・・。


線香花火

線香花火

 

 

 

 

お気に入りの浴衣着て

 

あなたと行った夏祭り

 

繋いだ手を引っ張って

 

     カランコロン

 

って下駄の響かせ

 

祭りの人込み抜け出した

 

 

さっき買った線香花火

 

二人だけの花火大会

 

     パチパチ パチパチ

 

小さな火花

 

ねぇ~

気づいてる?

 

最後に火玉が落ちる時

 

小さく

      キュン

 

って鳴るんだよ

 

その声は

あなたを近くに感じる

わたしのハートのトキメキ

 

 

花火に照らされたわたしの頬が

 

幸せ色に

さらに紅く染まってく

 

毎日毎日 あなたに恋する

 

わたしのハートが染め上げられるように~

 


月と太陽

月と太陽

 

 

 

 

素直すぎる君をみていると

 

何故だか最近 僕はイライラするんだ

 

正直すぎる唇

 

真っすぐな瞳

 

風に靡く黒く長い髪

 

細く頼りなげな身体・・・

 

そうさ

 

十分すぎるほど

 

君は僕を釘づけにする存在。

 

何時からだろう・・・

 

そんな君を少し憎むようになったのは

 

 

そうか・・・

 

君の視線が少し

僕より先を見つめ出したあの日からか・・・。

 

あの日確かに君は少し僕から視線をそらした

 

いつも僕しか映らない瞳の中に

 

別の何かが忍び込む・・・

 

仮面をつけた どす黒い影。

 

あぁ・・・

 

気がつけば

僕の方が君を追っていたんだね・・・

 

黒く閉ざされた視線の先に

 

太陽のような光を求めて

 

今日も僕は君を追う・・・

 

君が転ぶのを待っているんだ

 

追い越した先には

 

いったい何が待ってると言うのだろうな~

 

そうして僕が振り向いた時に

 

君の瞳の中に 僕は映っているんだろうか?

 

君の視線は また僕を通り抜け

先を見つめているのかもしれないね

 

いつまでたってもゴールのない

追いかけっこ・・・

 

手を繋いで歩んでいたのに

いつの間にか 追って追われて 追い越して・・・

 

君の視線の先には

いったい何が待っていると言うのだろうな

 

それを確かめる為に僕は今日も走る・・・。

 

どちらかの息が切れるまで

追って追われて 追い越して・・・

 

見果てない未来(ゴール)に向かって

 

 

 


ミルクティー

ミルクティー

 

 

 

 

あなたの おはようを聞くと

 

わたしの朝は幸せ色に染められて

 

たくさんのHAPPYが

 

昨夜の不安を消していく

 

あなたの おやすみを聞くと

 

わたしは急に不安になって

 

ハートがキュンキュンしてしまう・・・。

 

あなたの長い指先いが

 

何処をどう さ迷うのかが気になて

眠れない・・・

 

あなたが優しく触れるモノ

 

あなたが激しく弄るもモノに

 

軽く嫉妬して

 

わたしのハートは悲鳴をあげる・・・。

 

たとえば それがコーヒーカップでも

 

爪弾くギターの弦でも同じ

 

 

 

違うよねぇ・・・

 

たとえば

 

たとえば・・・

の先に

 

打ち消しても

あなたの傍に寄り添う彼女(ひと)が瞳の裏に映る

 

嫉妬する女(わたし)

いけない女(わたし)

みにくい女になりそうで

 

怖い・・・

 

 

 

軽~るい嫉妬で済むように

 

わたしはメイプルシロップを入れた

ミルクティーを飲み干して

 

耳に残る

あなたの声に抱かれて眠る。

 

 

 

あぁ・・・

早く朝がくればいいのにぃ~

 

 


どうでもいいこと・・・。

どうでもいいこと・・・。

 

 

 

 

サヂィスチックに叫びながら

 

あの女達が何か叫んでいる

 

あぁ・・・

と思わず僕の口からため息に似た息が漏れる

 

 

どうでもいいじゃないかぁ・・・

どうでも

 

 

なぜ孤独(ひとり)の所有物にしたがるんだい?

 

そんな首輪をつけて

何が面白いのさ~

 

今の顔をごらんよ

あの美しく凛とした君達は幻だったようだなぁ~

 

 

 

あぁ・・・

 

いったいどこにいると言うんだい

 

僕の探し求めている女性(ひと)

 

あぁ・・・

 

そうか

今頃あなたも 僕と同じように

 

冷たくなったベッドで僕とは違う残り香に

 

少し酔いしれながら

 

冷たく

冷え切った心で

 

男達の言い争う声を

 

まるで子守唄のように聴きながら

 

子供のように膝を抱え

 

眠りについているんだろうか・・・。

 

 

僕の愛おしい君。

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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