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禁断の果実

禁断の果実

 

 

 

ハート型のピッツァを作って

 

ワザと焦がした日曜日

 

私のハートが黒焦げになる前に

 

先に焦がしたハートのピッツア

 

 

トッピングは甘いあまいカスタードクリームと林檎

 

焦がしても

甘さは少し残るように

 

あなたがくれた

禁断の果実を添えて・・・。


まる。

まる。

 

 

 

 

ハッキリ物言う性格だから

 

その言葉に角があるって

周りから言われてた

 

本当は とても泣き虫で

弱っちいのに・・・

 

あなたの生み出すメロディーや

あなたの声

あなたの穏やかな優しさで

 

私は少しま~るくなった。

 

ま~るくなった私のハートは

 

一杯いっぱい笑えてるよ

 

そして

ま~るくなった私のハートは

 

あなたのいる方へと

コロコロ コロコロころがっていく~


紅い海

紅い海

 

 

 

 

生温かい紅い紅い海の中

 

まるで母の胎内にいた頃のように

ま~るくなって膝を抱え

 

波の音を聴きながら

 

眼に映る青い青い空と

透き通るような藍い海の色を

ただ ぼんやりと眺めていた

 

僕の身体から流れ出る

 

生きた証

 

生まれた証

 

紅い紅い証・・・

 

埋まらない心

 

空洞な心

 

愛した記憶

 

愛された記憶も

 

もう

どうでもいい昔のコトのようだね

 

白い白い砂浜が

 

紅く紅く彩られていくよ

 

やがて その血潮は

 

僕の眼に映る美しい色と混ざり合い

 

だんだん冷たくなっていく

僕の身体を包み込む

 

痛みも快楽も

もう何も感じない

 

ねぇ

最期まで眼を開けてちゃいけないかい?

 

僕の身体を包み込む

紅い紅い美しい海が

 

どす黒く変わっていく瞬間を観るために・・・。


線香花火

線香花火

 

 

 

 

お気に入りの浴衣着て

 

あなたと行った夏祭り

 

繋いだ手を引っ張って

 

     カランコロン

 

って下駄の響かせ

 

祭りの人込み抜け出した

 

 

さっき買った線香花火

 

二人だけの花火大会

 

     パチパチ パチパチ

 

小さな火花

 

ねぇ~

気づいてる?

 

最後に火玉が落ちる時

 

小さく

      キュン

 

って鳴るんだよ

 

その声は

あなたを近くに感じる

わたしのハートのトキメキ

 

 

花火に照らされたわたしの頬が

 

幸せ色に

さらに紅く染まってく

 

毎日毎日 あなたに恋する

 

わたしのハートが染め上げられるように~

 


月と太陽

月と太陽

 

 

 

 

素直すぎる君をみていると

 

何故だか最近 僕はイライラするんだ

 

正直すぎる唇

 

真っすぐな瞳

 

風に靡く黒く長い髪

 

細く頼りなげな身体・・・

 

そうさ

 

十分すぎるほど

 

君は僕を釘づけにする存在。

 

何時からだろう・・・

 

そんな君を少し憎むようになったのは

 

 

そうか・・・

 

君の視線が少し

僕より先を見つめ出したあの日からか・・・。

 

あの日確かに君は少し僕から視線をそらした

 

いつも僕しか映らない瞳の中に

 

別の何かが忍び込む・・・

 

仮面をつけた どす黒い影。

 

あぁ・・・

 

気がつけば

僕の方が君を追っていたんだね・・・

 

黒く閉ざされた視線の先に

 

太陽のような光を求めて

 

今日も僕は君を追う・・・

 

君が転ぶのを待っているんだ

 

追い越した先には

 

いったい何が待ってると言うのだろうな~

 

そうして僕が振り向いた時に

 

君の瞳の中に 僕は映っているんだろうか?

 

君の視線は また僕を通り抜け

先を見つめているのかもしれないね

 

いつまでたってもゴールのない

追いかけっこ・・・

 

手を繋いで歩んでいたのに

いつの間にか 追って追われて 追い越して・・・

 

君の視線の先には

いったい何が待っていると言うのだろうな

 

それを確かめる為に僕は今日も走る・・・。

 

どちらかの息が切れるまで

追って追われて 追い越して・・・

 

見果てない未来(ゴール)に向かって

 

 

 



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