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クシコス・ポスト(クシコスの郵便馬車)

野道越え遠く 山、川、村、過ぎて 

嵐吹く日にも 走るよ、走るよ、郵便馬車 

走れ、走れ、ラッパを高く吹き鳴らして 

走れ、走れ、駒(こま)の蹄(ひづめ)高く走れ

 

夜道越え寂し 人無い郷(さと)過ぎて 

遠い灯を目指し 走るよ、走るよ、郵便馬車 

走れ、走れ、ラッパを高く吹き鳴らして 

走れ、走れ、駒の蹄軽く走れ

 

  私が小学生のときの教科書では「クシコスの郵便馬車」と題していた。しかし「クシコス」というのは、ハンガリー語(マジャル語)のCsikos(チコーシュ:『馬』の意味)を日本語読みしたもので、「ポスト」は「郵便」だから「クシコス・ポスト」とは「郵便馬車」と訳すのが正しいそうだ。したがって今では「クシコス・ポスト」と呼ばれている。

 ハンガリー語は「マジャル」語と呼ぶのだが、「モジョル」民族というのがハンガリー人の事だとのこと。

  作曲者HarmannNecke(ヘルマン・ネッケ:1850-1912)はドイツの作曲家で、ピアノの小品などを書いていたとのこと。

上記の「クシコス・ポスト」の歌詞はうる覚えで、あやしい。「駒」は「馬」かもしれない。「高く走れ」、「軽く走れ」も正確か、順序が正しいかの自信もない。正確に覚えている方がいらっしゃったらご教授ください。

ちなみに、「ハンガリー語、フィンランド語、エストニア語、トルコ語」は、日本語の遠い親戚の言語にあたるので、かなり、日本語の文法に近いらしい。このグループは「ウラル・アルタイ語族」といって、大陸の中央にあった言葉が、東へ移動したのが「日本語」で、西へ移動したのが、ハンガリー語などなので、元をたどると、同じような言葉になるそうだ。

そういわれてみると、哀愁を帯びた「クシコス・ポスト」のメロデイは、灯台守の夫婦を歌った「喜びも悲しみも幾年月」に似ている。「クシコス・ポスト」が日本の運動会だけに使用されているのは、遠い昔親類であったかすかな記憶のせいかもしれない。


この本の内容は以上です。


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