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このお話しの登場人物

主な登場人物

 

水上鏡(みずかみ かがみ)

今回の主役。

この作品を知っている人からは、脱ぐ人とよく言われる。

残念ながら今回はそういったことはありません。

 

みかみ

神様。

偉い、詳しくは日本神話を調べなさいとのこと。

願いを叶える力を持つ。

 

 


プロローグ

 太陽さえもまだ昇っていない午前四時、私はいつも通りに目が覚めた。
  まずは空気の入れ替えと洗濯を始める。
  それが終わると今度は朝食作り。
  作っている最中、私の部屋から音が聞こえた。
  ピッピッ、ピピッ、ピッピッ、ピピッ。
  朝七時を目覚まし時計が告げた。
  私は部屋に戻り、鳴っていた時計を止める。
「今日も心配なし」
 私は念のためと、いつも準備などの時間も含めて、ぎりぎりの時刻に目覚ましをセットしている。幼少時を除いて、この目覚まし時計で起きたことは一度もないが、念には念をいれておく。 
  そろそろ朝食が出来上がるので、家族を呼ぶ。
  私は両親よりも早起きだ。昔は母が朝食を作っていたのだが、私が母より早く起きて作るようになってから、もう朝食の当番は私になっている。
  ちなみに今日の献立はご飯、味噌汁、目玉焼き、ほうれん草ともやしのナムルだ。
  朝食が出来上がり、両親を起こし、ご飯を食べさせ無事見送ったら、私も学校に出かける。
 今日も学校では、柾木や雪、瑞穂に耕平、もよりとさくらに時々しろ様等、一日を面白く盛り上げるための材料がそろっている。今日もどんなことをしてくれるか楽しみだよ。
  さあ、今日も楽しい一日の始まりだ。

午前

 学校に向かう途中、柾木を連れた雪を見かける。
  相変わらず尻に敷かれているのが、みただけでわかる。
  すると突然、柾木達の前にしろ様が現れ、柾木に抱きついてきた。いつの間にそこまで近づいたかすらわからなかった。
  そしてしろが現れた途端、雪の気配が不機嫌な物に変わったのがわかる。いや、不機嫌というよりかは不安なのだろうか、よくわからないが複雑な感情を抱いているみたいだ。敵意みたいなものは感じないから、多分そうだと思う。
  困った表情の柾木が私に気づき『助けて』と、目でのテレパシーを送ってくる。格好いい言い方をするとアイテレパシー。
  ……この言い方は多少誤解を生みそうなので、やめておこう。
  もちろん柾木の助けなど無視し、黙々と歩く。
  私に見捨てられた彼は、この事態をどう収拾をつけたのか、それもあとで聞いておこう。大体予想はついているが。
  そのあと聞いたところによると、やはり雪としろに余計なことを言ったみたいだった。しろに蹴られ雪のクビキリ丸にて気絶させられ、学校まで耕平達が運んできたそうだ。
 
  学校に着くと、まずは教室にカバンを置きに行く。その後、一直線に生徒会室へ。授業自体は明日が学園祭ということもあり、無くなっている。
  生徒会室に着くと、そこにはすでに作業をしている人物がいた。
「おはよう、もより」
「おはようございます」
 挨拶もそこそこ、私は自分の席に着くとパソコンの電源を入れる。
「朝から精が出ますね」
「まあ、やりがいはあるよ」
「会長にも、そのやる気があれば……」
 もよりが嘆息をもらす。
  その仕草を見て、ちょっとおもしろいことを思いついた。
「それならいい方法を教えてあげよう」
「なんです?」
「まあいいから、お耳を貸しなさいな」
 もよりにゴニョゴニョと耳打ちする。
  私たち以外には誰もいないが、こういうのは雰囲気が大事だ。
 アイディアを聞いたもよりは、納得半分、不安が半分といった様子だ。
「確かにこれなら会長はやる気を出しそうな気がするのですが、紙一重じゃないですか?」
 もよりは不安が色濃く出ている。
「まあまあ、ものは試しさ」
「多分大丈夫だとは思いますが、失敗したらフォローお願いしますよ?」
「ガッテン」
 よしよし、説得成功。後は瑞穂が来ればお楽しみの始まりだ。
  普段の私はこんなふざけたことはしないので、少し――いや、かなり楽しみでもある。瑞穂のことがこんなにも待ち遠しいなんて、たまにはこういう事も面白いかもしれない。
 
  作業をしばらくしながら瑞穂を待っていても全く現れようとしない。
  ホームルームもほとんどのクラスはないため、もうそろそろ来てもおかしくないのだが。
  するともよりが書類に走らせていたペンを置き
「会長の様子を見てきます。サボろうとしていたら引っ張ってでも連れてきます」
 そういって立ち上がる。
  先程の案を渡し自信が見れなくなると困るので、一応それとなく注意をすることにした。
「うん、いってらっしゃい。……もより、先程の案はここで試したほうがいい。最悪そこから逃げ出す可能性もある」
 しかし、もよりもそこはわかっていたようで
「もちろんわかっています。では」
 生徒会室から出て行く。     
  少しだけ空気が弛緩した気がする。
  もよりは仕事中は常に張り詰めた空気を醸し出しているので、そこにいるだけで私の仕事もはかどる。特に最近はそれが顕著だ。おそらく張り詰めているのは別のこともあるからだろうが、そこには私は関与しない。それを選ぶのは当事者たちだけだ。
  そんなことを考えながら仕事をしていると、外から瑞穂ともよりの声が聞こえてきた。
「うーうーうー、少しぐらいクラスの出し物に協力しなければダメじゃないかー」
「会長はそういいながら、机でグースカ寝ていただけですよ」
「おぬし何故それを!?」
「教室の外で、少しの間様子を見ていましたから。起こされていた所もしっかりと目撃しています」
「うぅ、みんなには隠れ巨乳が来たら、報告するようにと頼んでおいたのに」
「そのいい方については、あとでまたじっくりと話し合いましょう。あっ、ちなみに会長を起こすように頼んだのは私ですので」
「神よ……何故私にこんな試練を与えるのですか?」
「そんなことはしろ様にでも答えを聞いてください、一応この土地の神なんですから。そんなことよりほら、とっとと生徒会室に入って働きなさい」
 ガラッ、と扉を開け、まだ午前中だというのに大分疲れた表情をした瑞穂が入ってきた。
「おはよう瑞穂。ここにたどり着くまで、こってりと絞られていたようだね」
「姉さん姉さん、この仕事マシーンに何か言ってくださいよー!」
 私に助けを求める。そこでもよりが、先程私が施した策を使った。
「会長」
「なによー」
「早く終わらせれば明日の学園祭、たくさん楽しめますよ?」
 ここが正念場だ。さて瑞穂はそういう反応をするか……もよりのほうの様子をちらりと見ていると、彼女も若干緊張しているようだ。
「そっか! たくさん遊ぶために頑張る!」
『『バカでよかった』』
 今、もよりと私の心の声は一致したはずだ。
 まず瑞穂の間違いは二つある。
  一つはこの作業が早く終わるはずがなくどう考えても日付をまたぐ。
  もう一つは明日は出張店舗『さなえ』での仕事が待っている。つまり遊ぶ時間は、休憩時間以外なく、ここでどんなに頑張ろうが変わりはないということだ。
  唯一のメリットは睡眠時間が増えることかもしれない。
  瑞穂が自分から気づくまで、私たちは何も言わず作業を進めた。
  その後、瑞穂がこのことに気付いたのは、お昼に早苗がお弁当を持ってきて、仕事のシフトの相談を持ちかけて来た時だった。
 
   
 
 

午後

 昼食の時間。
  ここ生徒会室には、いつの間にか柾木、雪、耕平、早苗、もより、瑞穂、私と大所帯でお弁当を食べていた。
 私は作業をしながら食べたかったのだが、会長命令で休めといわれ、一緒に食べている。
  なるべくならあと二、三件片づけてから食べようとしていたのだが仕方ない。今はおとなしく瑞穂のいうことを聞いておかないと。
  あれから出張版『早苗』で、当日は仕事をするということに気付いた我が生徒会の会長様。もよりに『だましたなー!』と詰め寄った為、もよりをフォローのために弁護したのだが、あのアドバイスの提案者が私だと瑞穂にバレてしまい、へそを曲げてしまった。
  そしてみんなが集合しお弁当を食べようといった時、仕事を終えてからと断った私に会長命令が飛び出て、私は従ったという状況だ。いつもはそんな理不尽な命令は無視するのだがしょうがない。
  しかしみんなと雑談しながら食べるというのも、いいものだ。
「そういえば、水上さんの仕事ってそんなに忙しいの?」
 柾木が質問を投げかけてきた。
  おそらく先ほど、仕事が終わった後で食べると断ったから、気になったのだろう。
「いや、多々単純にキリよく終わらせたかっただけさ」 
「それはいけない!」
 瑞穂が立ち上がって演説をするかのような態度で、私にいう。
「食事は一人ではさびしいものなの! だからみんなで食べる、みんなで食べるとおいしいしね!」
 瑞穂が笑顔で私に同意を求めてきた。
「そういうものだろうね、うん。明日からはそうするよ」
「明日ではない、今日からだ! どうせ泊まるんだし」
 自信満々でいう瑞穂。
「まるで仕事は泊まりがけでやらないと終わらない、と聞こえるんだけど」
「だってさー今からがんばってもあの書類の量見ればわかるでしょ? 終わるわけない。ならゆっくりやりたいよー」
「お前、もう少しくらいやる気出せや」
「そんなこと言わなくても、瑞穂は自分からやる気になる」
 耕平が注意をしていたが、そんな必要はない。今お昼を食べている場所はどこだと思ってるんだ?
「――なるほどなるほど。会長はそーんなにゆっくりとやりたいんですか。ならしょうがないですね。いままで判子押しという楽な部類を多めに任せてきましたが、昼食後は私の仕事も半分手伝ってもらいましょうか」
「誠心誠意全力でやらせていただく所存であります!」
「そうかここにはもよりもいるから、水上さんは安心していたんだね」
「うん」
 そう、瑞穂は仕事に関しては、油断するとすぐ弱音を吐きサボりという名の巡回に出かけようとするが、もよりがいる限りそれは不可能だ。
  主従の関係のようになっているが、あの二人は相性がいいと思う。
  瑞穂も『鬼』、『悪魔』などと言ってはいるが、なんだかんだで楽しそうだしな、二人とも。
「そういえば柾木」
「なに?」
「私いいこと思いついた」
 そうとてもいいこと。これなら効率的だ。
  私はパソコンの場所までいって座り、柾木にコイコイと手招きする。
「?」
 そこで私は食べていたお弁当と箸を彼に渡し
「ん」
 口を開けた。
「水上さん?」
「これが効率的」
「あの」
「仕事をしながらみんなとご飯も食べれる。完璧」
「僕がお弁当を食べれないのですが」
「……単純ミス」
「単純ミスとかそんなレベルじゃないですよ」   
「まあ、私の前でそんなことは許さんがな」
 いつの間にか呆れ顔をしていた柾木のすぐ後ろに、クビキリ丸を構えた雪がいた。
「ちょっ!? 今回僕はなにも悪くはないではありませんか? しかも未遂」
「でもちょっとやりたそうな雰囲気だったろう」
「……そんなことはありません」
「ここだと埃が飛び散って皆のご飯を汚す、場所を移すか」
「子供がいるのに、そんな無茶をしてはいけません雪さま!」
「君の心配は大変うれしいが、たまには体を動かさないとな、逆に安静にしすぎてもよくないそうだ」
「お慈悲を!!!」
 そういって柾木は連れされていった。
  まいった、わざとじゃなかったのだけど。
「さりげなくえぐいことしますね」
「鬼だ~、この生徒会室には鬼が二人いる~」
「まだいいますか。全く懲りていないようですね」
「ひぃっ!」
 またも失言をする瑞穂。
「早苗、後で柾木を回収しておくか?」
「うん、仕事は山のようにあるから無理やり起こしてでも連れてきてー」
「お前も笑顔でさりげなく酷いがや」
 耕平はどちらかと言えば、柾木に同情的なようだが、仕事がからんでいる早苗は容赦がない。そこは商売人と言うところか。
  私は先ほどまで柾木に食べさせてもらおうとした、お弁当を手に取り、再び食べ始める。
「もより、瑞穂」
「はい?」
「なに?」
「これを食べ終えたら、少し腹ごなしに、運動がてら見回りをしてきてしていいかな?」 
「いいよ~許す!」
「もちろんです、たまにはゆっくりとしてきてください」
「ありがとう」
 お礼を言うと同時に、ちょうどお弁当の中身も空になり、片づけてからそのまま立ちあがる。
「ではいってくる」
 と言ったのはいいが、二人は聞いていないようだ。
「なんか私との扱いに差がない? 私生徒会長なのに!」
「会長はいつもサボろうとするからですよ! もちろん逃がすつもりはありませんが」
「くそぉ、そんなに私を仕事マシーンに仕立て上げたいか貴様あ!」
「いいからとっととご飯食べて始めますよ!」
 そっとしておこうと、そのまま生徒会室を出た。
 
  その後ゆらりと回りつつ、明らかに死んだような眼をしたものが、歩いていたので
「ザオリク」
 某大作RPGで使われる復活の呪文を、手のひらと一緒に右頬に叩きつけてやった。
「俺は勇者だぁあああああああああ!!!!!!!!」
 復活したようでなにより。
  その後、何名か同じような症状の者がいたので、似たようなことをしてみた。
「右の頬を打たれたらならば」
 その台詞とともに頬を叩きつける。
  うん、いい音だ。
  思いっきり叩きつけられた彼はぶつぶつと何かつぶやいている。
「右の頬を打たれたら……右の頬を打たれたならば…………左の頬をも向けなさいぃ!!!!!!!!!!」
「了解、歯をくいしばれ」
 もう一発お見舞いしてやった。
  次の奴は少し特殊だった。
  一人で全てをやりきらなければいけないという勝手な責任感に押しつぶされていたようなので、
「ワン・フォー・オール オール・フォー・ワン」
 クラスのみんなと一緒に、一人一発づつ頬をはたいてやった。彼は全て終わった後、意識を失ってしまった。 休ませてあげたいというみんなの意思が伝わったみたいで何よりだ。
  そういえば少し話がずれるが、先程使ったワン・フォー・オールオール・フォー・ワンの『ワン』とは、『一人』という意味ではなく『勝利』を意味するVICTORYであるのだ、という記事を読んだ覚えがある。なので訳すと『一人はみんなのために、みんなは勝利のために』になる。
  どちらの訳にしてもどちらともいい言葉であるし、私は問題ないとは思う。
  そういえば最後に頬を叩きつけた奴は
「メイツ、ここにメイツが隠されているはず!」
 と訳のわからないことを言って、そこらへんの地面を掘り起こしていたが、あれはなんだったのだろうか。 
  その後、生徒会室に帰り仕事をやりつつ、結局泊まりとなり、先程失敗したことを柾木に頼んでリベンジを果たした。
 柾木はその後大変なことになっていたが。

 そして日付を跨ぎ、学園祭当日を迎える。
      


エピローグ

 学園祭は盛況のうちに終了した。。
  私はその後の片づけや、雑事に追われた。途中フォークダンスの見回りをしていた時に、しろが揺れた瞳で、柾木と雪が踊っているところを見ていたのが印象に残った。
  フォークダンスも終わろうかというときに、朝に関わった神、みかみがフォークダンスを踊りたそうに眺めていたので、興味がわいた私は話しかけてみた。
「踊らないの?」
「うん? あぁ、別に踊りたいと思っていたわけではないよ。これから先に起こる事に思いをはせていたのさ」
「これから?」
「わかるだろう? 貴女にも十分関わりがある者たちの選択、そしてそれを選んだ際のあの子たちの行動に」
「……」
「我は奇跡の種は巻いた。あとはあの者たちがどうするか、だ」
「全ては冬」
「そう詳しく説明せずともよくわかっておる。それがあの子たちの望む、奇跡という名の果実が実る日」
 冬、全てがそこで決まるというなら、きっと今のような関係は、もうすぐ終わりを迎えるのだろう。いや、実は今日の時点で、すでにみんなの関係に大きな亀裂が入ったのかもしれない。
「さてと、私もそろそろ床に帰るわぁ……あっ、その前に貴女」
「なにか?」
「もう帰るし、貴女にあったのも何かの縁よ。貴女は奇跡を望む? 何か望むならいいわよ。特別サービス」
 そういってニカッ、とみかみは笑顔を見せる。 

 私の望みか――少し考える。
 そういえば一つだけ奇跡と呼ぶにはつまらないことだが叶えて欲しいことがあった。
「ある、ひとつだけ」
「なに」
 みかみに耳打ちする。
「はぁ!? そんなことでいいの?」
「できる?」
「そんなこと明日にでも叶うわよ」
「期待」
「じゃあ、私は帰るわ~」
 そういってみかみは夜の闇に消えて行った。
  私も明日を楽しみにしよう。
 
  ピッピッ、ピピッ、ピッピッ、ピピッ。
  朝七時を目覚まし時計が告げた。
  私は布団から這い上がり目覚ましを止める。
「寝坊」
 こんなに寝坊したのは久しぶりだった。まあ、厳密には寝坊ではない。今日は学校はお休みなのだ。しかし生活リズムは、朝四時に起きるよう、休日も関係なく起きるようになっていたはずなのに。
 どうやら思ったより疲れていたらしい。そこへ部屋がノックされドアが開く。
「おっ、起きたみたいだね。おはよう鏡」
 父が私の部屋までやってきた。こんなことすら久しぶりだ。 
「朝ごはん、お母さんが作ってくれたよ、久しぶりにね。で、一緒に食べようと思って。もう起きれるかい?」
「ばっちこい」
「うん、ならまっているよ」
 そういって扉を閉める父。
  私は寝巻のまま部屋を出る。寝巻のまま起きるなんて幼少のころしか記憶にないため新鮮な気持ちだ。
  リビングに行くと母が私を呼ぶ。
「鏡、おはよう。さてみんな久しぶりにそろったことだし、たまにはみんなで食べましょうか」

「うん」
 席に着き家族で朝食をとる。
  久しぶりの朝からの家族との会話。
  ご飯も私が作ったものよりおいしい。

  そこまで凝っていないはずなのに何が違うというのか。その答えはとっくに知ってはいるのだけど。
  ご飯を家族で食べ終え、両親を見送る。
  私の軌跡は無事叶ったようだ。
 
  私がみかみに願った奇跡は簡単な物だ。
  家族で朝ごはんを食べたい。
  それだけ。
  みかみの呆れた顔を思い出す。
 

 私の願いを耳打ちした後、みかみは困惑した表情を向ける。
「本当にそんなことでいいの?」
「OK牧場]
「わかったわ、でもなんで?」
 それは決まっている。
  私は自信満々に笑顔でこういった。
「ご飯はみんなで食べるからおいしい」    
 

 



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