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はじめに

皆さん、情熱SE列島創刊号はいかがでしたでしょうか。

 今年の夏は100年に一度と言われる記録的な猛暑となり、9月になっても毎日暑い日が続いておりましたが、だいぶ過ごしやすい季節になって参りました。例え季節が変わりましても、IBMの最新テクノロジーを皆さんに「もっともっとお伝えしたい」「もっともっと知って欲しい」というまだまだ熱く燃え上がる気持ちを持ったSE達が、来るべきビジネス環境に基づいたITへのニーズとそれらを実現する最新技術動向をご紹介させて頂きます。

 「情熱SE列島」秋号の最初は、本誌Executive Advisorを務めております諸富理事の特別寄稿による“賢い地球ってなんだろう?”とテーマで、IBMが提唱しているスマータープラットとは何かを分かりやすくご紹介させて頂きます。
 次に、前号で“データは爆発だ”では来るべきデータ爆発時代を乗り切る賢いデータ管理方法をご紹介しましたが、今号ではデータ爆発時代を乗り切る新たなデータのリアルタイム処理技術を“ストリーム・コンピューティングが実現するパラダイム・シフト”というテーマでご紹介させて頂きます。
 そして最後にデータ爆発時代を乗り切るデータ処理のインフラ技術として“スムーズに「流れ」させるPower”というテーマでご紹介をさせて頂きます。

 ご紹介した内容が皆さんのビジネスの拡大・創造のご参考となれば幸いです。
日本アイ・ビー・エム株式会社
アライアンス事業 アライアンス・テクニカル・サポート
情熱SE列島 編集長 神田 浩

“賢い地球”ってなんだろう?

いささか手前味噌な話になってしまうが、最近テレビのコマーシャルや雑誌広告で“Smarter Planet(以下スマ-ター・プラネット)”あるいは“地球を、より賢く、スマートに”というキャッチ・フレーズをつかって新しいビジョンを大々的に打ち出している
しかし、このコマーシャルを見るたびに、IBMが意図する“賢い地球”の真意が視聴者の皆さんに伝わっているのだろうか、ふと疑問に思うことがある。いや、きっと伝わっていないか、または誤解されているか、あるいは単に聞き流されているに違いない。そこで読者の皆さんにはIBMが意図する“賢い地球”をご理解いただき、共感いただきけるようにお話したいと思う。

賢い地球→地球規模で最適化された世界

我々が生活している実世界をながめてみると、大きくは自然現象などを含む物理現象の世界、社会や経済、あるいは人間の行動など人々の営みを含む個人とコミュニティーの世界、そして企業のビジネスモデルや意思決定プロセスなどを含むビジネス・IT(サイバー)の世界などで構成されている。

これら実世界を構成するそれぞれの世界はお互いに無関係なように見え、今まではそれぞれの世界を個別に処理してきたようにも思える。しかし、気象の長期予報という自然現象と気温による人間の消費行動というのは、別世界ではあるが相互に関連していることは想像がつくとおもう。また人間の消費動向とサプライ・チェーンや価格戦略というビジネス・プロセスや意思決定と相互に関連していることは言うまでもない。

スマ-ター・プラネットでは、これら関連しあう世界で起こるさまざまな事象をITの活用で相互の関連性を分析し、更なる最適化の手法を導き出して実世界へとフィードバックし、地球規模で最適化された世界を実現することを目的としている。それはスマートな都市、スマートな電力、スマートな交通、スマートな医療など個別の領域での最適化であり、将来的には複数領域の相互依存性を導き出し、より大規模な最適化を目指す。

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