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毎日とうさん9

 とうさんの夢はなあ、息子の結婚式で息子と肩を組んで、チェリーロードを歩くことだ。

 

 ま、そこいらのアバズレズベタなんかに、かわいい息子をやる気は更々ないがな。

 だから遠い将来、「もう一生結婚なんかしない。ずっと家にいてお父さんを困らせてやる」なんて息子に言われたら、父冥利に尽きる。

 

 もう死んでもいい。腹上死と迷うところだが。


毎日とうさん10

 冬の電車、とうさんの太い腕に抱かれて眠る、我が子。

 暖かい車内に入るなり、脱がしたコートを寒くないようにかけてやっている。

 

 そろそろ目的の駅だ。

 息子を起さぬよう、そっとそっと小さな手に袖を順に通し、コートを着せる。

 ゆっくりしゃがみこんでベビーカーにふわりと乗せる。

 その一部始終を見ていた男子高校生が尊敬のまなざしを向ける。

 

 俺は照れて、しゃがみこんだまま、男子高校生の隣の女子高生のミニスカートからパンツが見えないか目を細める。

 黒か。いや、具か?(続く)


奥付



毎日とうさん


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著者 : 山田夫妻
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