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毎日とうさん8

 日本語には「連れション」、「貰いゲロ」なんて有名な美しい言葉がある。

 

 息子のウンコ入りオムツを替えているとついつい釣られて、「釣りウンコ」をしたくなるのが人情だ。

 しかし赤ん坊の前で毎度毎度、「釣りウンコ」を垂れていては、父の威厳が台無しだ。

 

 男子トイレの大トイレにも、子供をチョコンと座らせておく用の小さな椅子が設置してあるところがある。

 もうホント超アリーナ席でウンコのお釣りが飛んできそうなくらいで、至近距離でウンコをしている顔をマジマジと眺められちゃう!

 

 しかもアンコールアンコールなんてされた日には、頑張って二度目のウンコを気張ってみてたり。また会おう、ありがとう~。

 

 それにしても、赤ん坊はなぜ食事中にウンコをするのだろうか?

 結局、食事中にウンコオムツを替えると、ついでに「釣りウンコ」をするハメになりがちだ。

 

 しかもあーた、それがカレーの日と来た日には、俗に言う、今日はカレーとウンコの記念日に早変わり。

 つまりカレーの合間にウンコを替えるデーってことよ。

 

 手順は、食べかけのカレーを置いて、カレーみたいなウンコオムツを素早く替えて、ココで「釣りウンコ」に行ったら負けかなと我慢し、ちょっと冷めかけたカレーをガツガツ食べる。

 

 うまい! あ、ガッついたから、指にカレーがついちゃった。

 お行儀悪いけどペロリと舐めちゃ…こ、このお味はウ、ウン…え~い、おかわり!


毎日とうさん9

 とうさんの夢はなあ、息子の結婚式で息子と肩を組んで、チェリーロードを歩くことだ。

 

 ま、そこいらのアバズレズベタなんかに、かわいい息子をやる気は更々ないがな。

 だから遠い将来、「もう一生結婚なんかしない。ずっと家にいてお父さんを困らせてやる」なんて息子に言われたら、父冥利に尽きる。

 

 もう死んでもいい。腹上死と迷うところだが。


毎日とうさん10

 冬の電車、とうさんの太い腕に抱かれて眠る、我が子。

 暖かい車内に入るなり、脱がしたコートを寒くないようにかけてやっている。

 

 そろそろ目的の駅だ。

 息子を起さぬよう、そっとそっと小さな手に袖を順に通し、コートを着せる。

 ゆっくりしゃがみこんでベビーカーにふわりと乗せる。

 その一部始終を見ていた男子高校生が尊敬のまなざしを向ける。

 

 俺は照れて、しゃがみこんだまま、男子高校生の隣の女子高生のミニスカートからパンツが見えないか目を細める。

 黒か。いや、具か?(続く)


奥付



毎日とうさん


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著者 : 山田夫妻
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