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はじめに

 皆さん、まだまだ寒い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
 「情熱SE列島」は昨年システム・インテグレーターのSEの方々向けの情報誌として創刊されました。本年も季節毎に最新の技術動向やIBMの最新テクノロジーを中心にどんどんご紹介をしていきますので、よろしくお願いします。
 さて、2011年「情熱SE列島」の最初を飾るテーマは、最初の話題としてふさわしい壮大かつ革新的なテーマです。コンピューターがチェス・チャンピオンに挑戦してから10数年余り、今度はクイズ番組で無敵のクイズ王者に挑戦する内容で、“次世代コンピューティングの到来を告げるIBMの次なる挑戦“と題した挑戦をご紹介させていただきます。
 次のテーマは「ルール・エンジン」です。昨今日本企業を取り巻く経営環境が特に「グローバル化」「M&A(会社合併・買収)」によって、急速に変化を遂げていると思います。そのため、企業が持つ情報システムもそれらの変化に柔軟かつ迅速に、またビジネスに貢献できることがますます求められてきているわけですが、従来の方法では対応に限界が出て来ているのではないでしょうか。そこで今回は、全く新しい発想を持ってそれらに対応していく、ビジネス上のルールを処理するための専用エンジン=「ルール・エンジン」という方法をご紹介させていただきます。
 最後のテーマは「XIV®とDB2®のステキな関係」です。本誌でこれまで“データは爆発だ”、“ストリーム・コンピューティングが実現するパラダイム・シフト”、“スムーズに「流れ」させるPower”とデータ爆発時代のさまざまな課題とそれを解決するための最新技術をご紹介してまいりました。そこで今回も、データ爆発時代へスマートな運用管理とハイパフォーマンスが実現可能なインフラ活用検証事例「XIVとDB2のステキな出会い」というテーマを設定し、本誌ではじめて検証事例を取り扱うことといたしました。“情熱SE”が実施した検証内容・検証データを掲載させていただきましたので、ぜひ皆さんが提案・開発・保守されているシステムと比較をしてみてください。
 ご紹介させていただきました内容が皆さんのビジネスの拡大のご参考となれば幸いです。また、「情熱SE Twitter」も始めましたので、みなさん情熱SE宛てにどしどしツイートください。(詳細は、最終ページをご覧ください)
日本アイ・ビー・エム株式会社
アライアンス事業 アライアンス・テクニカル・サポート
情熱SE列島 編集長 神田 浩

IBMの次なる挑戦

~ 次世代コンピューティング到来を告げ ~

チェス世界チャンピオンと対戦した 「DEEP BLUE」

皆さんは「DEEP BLUE(ディープ・ブルー)」という名前を覚えてはいないだろうか。
1997年、当時のチェス世界チャンピオン・カスパロフ氏と対戦し、勝利を収めたコンピューターのことである。この「DEEP BLUE」は1秒間に約2億手を読む演算が可能な能力を持ち、人間よりもはるかに多くの局面を探索することができた。つまり、高度な計算能力を持っただけではなく、高度な処理能力や膨大な情報からデータの規則性などを見つけ出すデータ・マイニングも持ち合わせるコンピューターということになる。このチェス対戦の研究で培った技術はその後多くの分野にて適用されることになり、それから10年後の2007年、「DEEP BLUE」の子孫として、「BlueGene®」が発表された。
「Blue Gene」は科学分野・学術機関・政府機関の研究所などでライフサイエンス(タンパク質の折りたたみ構造、遺伝子研究、脳研究)、流体力学、量子化学、天文学・宇宙研究、材料科学、気候モデリングの各分野で、新たな科学技術の発見のためのエンジンとして大きな変革をもたらしたのである。

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