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時空を超えて

ひとつの解

「あとの処理は自動航行に任せて、休んでくれ」
 宮山司令の通信が入った。




「そして、みな、君がそうしてくれたことを、誇りに思っている」
 シファは、MIDORIをかかえて、ミスフィを従えながら、地球のパーキング軌道で待機している母艦ちよだに帰投する軌道を算出した。
「そして」
 宇宙戦闘機たちが接近し、側方を護衛する。
「よくやってくれた」
 シファはMIDORIの表情を見た。
「こういう世界」
 MIDORIは、言葉を探した。
「私には、まだよく分からないけど」
 地球が見えた。
「宇宙と時空の果てでなくても、出会えたように思う」
 MIDORIは口にした。
「まだよくわからないけど、大事なものに」

 シファは、それに微笑んだ。



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