目次
はじめに
1~30
スピーシーズ・種の起源
ゲッタウェイ
悪魔のような女
ウエストサイド物語
アルマゲドン
ジャッジ・ドレッド
模倣犯
心の旅路
エレファントマン
MI2
クリムゾンリバー
エントラップメント
砦なき者
呪怨
ゴッドファーザー
グリース
リーサルウエポン3
破線のマリス
スターウォーズ・帝国の逆襲
ターミネーター
踊る大捜査線THE MOVIE2・レインボーブリッジを封鎖せよ
ナインハーフ
ターミネーター2
動乱
ターミネーター3
少林サッカー
ソドムの市
ダーティハリー
ゴッドファーザーパートⅡ
スターウォーズ
31~60
A.I.
オーシャンズ11
さくや妖怪伝
ダーティハリー2
LAコンフィデンシャル
雲霧仁左衛門
ダブルボーダー
イレイザー
悪魔を憐れむ歌
マキシマム・リスク
黄金の七人
妖怪大戦争
バットマン
バトル・ロワイアル
ザ・ロック
アマデウス
吉原炎上
バットマンリターンズ
ホワイトアウト
12モンキーズ
ザ・ワン
京極夏彦「怪」・七人みさき
バットマンフォーエバー
ロストボーイ
バーティカルリミット
シャークテイル
シックスセンス
シックスデイ
ゾンビ
13日の金曜日
61~90
催眠
オールザットジャズ
ホワイトナイツ/白夜
将軍家光の乱心・激突
あずみ
必殺
オリエント急行殺人事件
そして誰もいなくなった
犬神家の一族
理由
悪魔の手鞠歌
ルームメイト
ウインドトーカーズ
タップ
ナイル殺人事件
里見八犬伝
皇帝のいない八月
情婦
大脱走
ウイロー
半落ち
ブロークン・アロー
燃えよドラゴン
片腕ドラゴン
イヤー・オブ・ザ・ドラゴン
新生トイレの花子さん
ピースメイカー
僕の彼女を紹介します
エンゼルハート
ヒート
91~120
スカーフェース
ミッドナイトクロス
スターウォーズ・ジェダイの復讐
スパイダーマン2
暗殺者
フロム・ダスク・ティル・ドウン
裏窓
ロープ
スネーク・アイズ
エネミー・オブ・アメリカ
メン・イン・ブラック
メン・イン・ブラック 2
ジュラシック・パーク
ロスト・ワールド ジュラシック・パーク
ジュラシックパーク3
少女たちの遺言
ラスト・アクション・ヒーロー
レイダース・失われた聖櫃
ディープブルー
パルプフィクション
ブギーポップは笑わない
パラサイト・イヴ
炎の少女チャーリー
クロスファイア
座頭市
シャイニング
キャリー
女王蜂(ネタバレ注意)
白昼の死角
ウルフェン
121~150
ブレイド
ロミオ・マスト・ダイ
フライトナイト
十二人の怒れる男
狼男アメリカン
トワイライトゾーン・超次元の体験・第一話
E.T.
トワイライトゾーン・超次元の体験・第二話
ハウリング
トワイライトゾーン・超次元の体験・第三話
マッドマックス
トワイライトゾーン・超次元の体験・第四話
ハリー・ポッターと賢者の石
フライトナイト2 バンパイアの逆襲
世にも奇妙な物語 映画の特別編 第一話 雪山
世にも奇妙な物語 映画の特別編 第二話 携帯忠臣蔵
世にも奇妙な物語 映画の特別編 第三話 チェス
世にも奇妙な物語 映画の特別編 第四話 結婚シミュレーター
ブレイド2
ジェイコブス・ラダー
危険な情事
ゲーム
プラトーン
インビジブル
エボリューション
フラットライナーズ
セブン
エイリアン3
パニック・ルーム
サドン・デス
スターウォーズ・エピソード2・クローンの攻撃
ペリカン文書
レッド・サン
シルミド
グレムリン
ダイヤルM
151~180
劇場版ポケットモンスターアドバンスジェネレーション・烈空の訪問者デオキシス
タワーリング・インフェルノ
ブルース・ブラザーズ
ウルトラマンティガ・ファイナルオデッセイ
レインメイカー
海猫
フェイス・オフ
トゥームレイダー
ゴッドファーザー PARTⅢ
ふたり
スターゲイト
ウォータ-ボーイズ
少林寺
スターウォーズ・エピソードⅢ・シスの復讐
キス・オブ・ザ・ドラゴン
親指スターウォーズ
親指タイタニック
タイタニック
ウォール街
スペース・バンパイア
ラストサマー
ダイハード3
火垂るの墓
マトリックス
イージー・ライダー
ラスト・ワルツ
レイジング・ブル
ラストサマー2
仁義なき戦い
仁義なき戦い・広島死闘編
181~210
仁義なき戦い・代理戦争
仁義なき戦い・頂上作戦
仁義なき戦い・完結編
GODZILLA・ゴジラ
その後の仁義なき戦い
機動戦士ガンダム
機動戦士ガンダムⅡ 哀・戦士編
機動戦士ガンダムⅢ めぐりあい宇宙編
ポルターガイスト
ウルフ
ザ・フォッグ
チャイルド・プレイ
ダイナソー
トリック・劇場版
K-19
着信アリ
直撃地獄拳・大逆転
ア・ホーマンス
スパイ・ライク・アス
ブレス・ザ・チャイルド
おこげ
48時間
誘う女
ゴジラVSキングギドラ
ウルトラマンティガ・ウルトラマンダイナ・光の国の戦士たち
アサシン
ニキータ
キンダーガートン・コップ
男たちの挽歌
魔女の宅急便
211~220
8mm
トゥモロー・ネバー・ダイ
黄泉がえり
バック・トゥ・ザ・フューチャー
D.N.A.
ザ・リング
レプリカント
東京タワー
ガメラⅢ・邪神(イリス)覚醒
明日に向かって撃て
インターバル

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181~210

仁義なき戦い・代理戦争

1973年東映作品

監督 深作欣二

主演 菅原文太、小林 旭、金子信夫、成田三樹夫、梅宮辰夫、松方弘樹、田中邦衛


名脚本家・笠原和夫さまが、いやだいやだと言いながら逃げ回っていた「広島戦争」を題材にやれ、と東映からの指示をうけて書き上げたシナリオを、アクション職人・深作監督が見事に作品に仕上げました。「広島戦争」を二作にわけて描けってのは東映製作部からの指示だったようです。ってことで、この作品だけはいかにも「続く」みたいな終わりかたをします。
代理戦争ってのはねえ、んっと。むかしで言う、北ベトナムと南ベトナムの戦争みたいなものを言うんでようなあ。あれってアメリカと旧ソ連の代理戦争だったわけでしょ?これも同じ。戦争するのは、広能=菅原さま・打本=加藤武さま一派と山森=金子さま・武田=小林さま・槇原=田中さま。この二派でございます。しかし広能側には神戸の有力組織が、山森側には広島の有力組織がついて、神戸側組織の広島進出とそれを阻みたい広島側、みたいな図式もあるわけです。神戸側のえらいさん役で梅宮辰兄いさまが眉をそって登場。おなじく松方さまのお父さんが肺病を患う広能の舎弟役で再登場。二人とも一部で死んだ人ですからねえ。ゾンビみたい。

このエピソードあたりになりますと、主役のみなさんそれぞれに組を構えるくらいになっておりますので、直接抗争には参加しません。その分、渡瀬恒彦さまなんかの当時の若手ががんばっています。小林 旭さま、成田三樹夫さまがすごくいいです。成田さまこんなにかっこよかったんですよ。私世代の人でも「探偵物語」の成田さましかしらない人多いけど。
さて、次回は「仁義なき戦い・頂上作戦」のご紹介です。
 


仁義なき戦い・頂上作戦

1974年東映作品

監督 深作欣二

主演 菅原文太、小林 旭、金子信夫、梅宮辰夫、松方弘樹、田中邦衛、山城新吾、宍戸 錠


「広島戦争」の後半部分。とにかく抗争・抗争。暴力沙汰のオンパレードでございます。

広能=菅原さまと組んでいた打本=加藤 武さまは次第に腰がひけはじめています。山森=金子さまのほうも、武田=小林さまが中心になって戦争を指揮しております。戦争の激化を黙って見ている警察ではありません。警察は頂上作戦にでて、暴力組織の解体をはかります。頂上作戦ってのは、抗争の駒となった容疑者を逮捕するんじゃなくて、組長クラスを「凶器準備集合罪」だとか「殺人教唆」とかの罪で逮捕すること。

アル・カポネが告発されたのが脱税だったって話と似ているような気がします。今でこそ「暴対法」とかが整備され、組織暴力への対応ができるようになりましたが、当時はこれくらいしか「頂上作戦」の材料がなかったような気がしますね。

ラストシーンがとにかく良いです。広能=菅原さまと武田=小林さまはともに「頂上作戦」で逮捕されます。冬の拘置所。裸足にスリッパ履きで、細かく足を動かして寒さをこらえる広能と武田。命を狙いあっていた二人が拘置所で再会します。そこで交わされる寒々とした会話。「自分達はもう戦うことはできない。口だけ達者になって文句を言うだけだ」そう語り合う。命がけで戦いつづけてきた二人のヤクザの、これが到達点ということでしょうか。
菅原さま・小林さまがいいですね。おおそうだった。前作でまた死んでしまった松方さま、今度は眉をつぶして線キレのヤクザを怪演しておられます。

あと、前作から登場の大友勝利。第二作で千葉真一さまが演じておられたこの極悪キャラ、宍戸 錠さまが円熟したキレキレヤクザを演じておられます。それはそれで必見かもしれません。
次回はいよいよ最終作「仁義なき戦い・完結編」のご紹介です。


仁義なき戦い・完結編

1974年東映作品

監督 深作欣二

主演 菅原文太、北大路欣也、小林 旭、金子信夫、梅宮辰夫、松方弘樹、田中邦衛、山城新吾、宍戸 錠


シリーズでこの作品のみ脚本が笠原和夫さまではなく、高田宏治さまです。だからかどうかわかりませんが、ちょっと流れる空気がこの作品だけ違うように感じるのは私だけでしょうか。
前作「頂上作戦」でヤクザとして生き続けることの限界を感じた広能=菅原さまと武田=小林さま。それぞれがそれぞれの形で自分のヤクザ人生に幕をひこうとします。小林さまは若い世代(北大路さま)に組の全権を託し、引退しようと考えています。しかしそれには抗争相手、菅原さまと手打ちをしなければならない。小林さまは菅原さまにカタギになるよう申し入れます。ちょうど時を同じくして、菅原さまはかわいがっていた若い舎弟を抗争で亡くしたりして、引退を決意します。自分の子分たちを仲の良い上部組織の人間に託して引退ってことになります。しかしねえ、またいろいろとあるわけです。自分の影響力を残したまま引退したい勢力とか、敵対勢力とかが北大路さまの新親分襲名を阻もうとする。第一部からずっと登場してきた主要キャストなんかが襲撃されたりしてバタバタやられたりします。

結局暴力の連鎖は止まらないわけで、この襲撃が次の抗争の火種になっていくんだろうなあ、みたいな終わりかたをします。
これまで全然書かなかったですが、この「仁義なき戦い」シリーズでは、広島の原爆ドームが非常に象徴的な使われかたをしています。舞台となる広島の象徴なのか、暴力の象徴なのか、広能らを生んだ戦争の象徴なのか。彼らの生きかたを対比させるための「戦後」の象徴なのか。まあそれはそれぞれに考えてシリーズを通しての深作監督のメッセージを読み取っていただきたいと思います。


GODZILLA・ゴジラ

1998年アメリカ映画

監督 ローランド・エメリッヒ

主演 マシュー・ブレデリック、ジャン・レノ


「USAゴジラ」のご紹介です。この「USAゴジラ」、地上波初オンエアのとき、ハワイ沖で日本の船舶系高校の実習船が米軍潜水艦と衝突するって事件がありまして、オンエアが延期になりました。

物語前半でゴジラが船を沈没させる場面があったので、不適当と判断されたようです。
物語はねえ、普通にゴジラ。放射能の影響で巨大化したイグアナ(だろうなあ)が、アメリカに上陸します。で、そいつを退治しようとする物語。

ブレデリックさまは生物学者。彼が持っていたゴジラのデータが、彼女のテレビレポーターの手に流れてしまって、ブレデリックさまはゴジラ討伐チームから外されてしまいます。しかしその後、ゴジラが妊娠(!)していることに気づき、フランスから秘密裏に派遣されてきた特殊部隊のレノさまとゴジラの巣を探しにいくことになります。

ゴジラ素早すぎ。ジャンプとかするし。ちょっとちゃうやろって思いながらみんな見てたんじゃないでしょうか。

のっしのっしって感じが欲しいですよね。ゴジラなんだから。大量に孵化したミニゴジラ。日本のもののようにミニラだとかゴジラジュニアみたいなキャラではありません。例えていうなら、そう、ジュラシックパークのヴェロキラプトル。中盤はほとんどジュラシックパークみたいなノリの映画になります。およよ。
こういう映画はあんまり面倒なこと考えずに、キャハキャハ言いながら見たほうがいいかもしれませんね。
さて次回は「その後の仁義なき戦い」いきます。
 


その後の仁義なき戦い

1979年東映作品

監督 工藤栄一

主演 根津甚八、原田美枝子、宇崎竜堂、松崎しげる、松方弘樹、小池朝雄、成田三樹夫、小松方正


この映画は封切り映画館で見ましたから三十年くらい前のことになりますねえ。中学生か高校生くらいだった思います。友人と映画を見に行こうってことになって、友人たちは「ビッグ・ウェンズデー」見たいって言って、私はこの映画と松田優作さまの「俺たちに墓はない」の二本立て見たいっていって、結局映画館の前でわかれて一人で見た記憶があります。

出演者のなかでも、小池さま・成田さま・小松さまはもう故人ですし、「俺たちに墓はない」の松田さま・志賀 勝さまも故人です。なんか時の流れを感じてしまいますです。
なんかタイトルから「仁義なき戦い」シリーズとして、深作監督のシリーズと同列に語られてしまいがちですが、全く別物。ヤクザの世界を描いてはおりますが、実録抗争ものではなく、ヤクザという世界を背景にした青春映画だと思ってもらったらいいです。世界としては金子監督の「ちんぴら」とか「ちょうちん」なんかに近いような気がします。
ヤクザの世界に身をおく若者、根津さま・松崎さま・宇崎さまの三人の友情と青春、そして死を情感をこめて描きます。最初に命を落とす宇崎さまの最後がリアルに哀れだったり、松崎さまがキャバレーで歌ってそれが芸能スカウトの目にとまり、歌手としてデビューしたり。

だんだんと落ちぶれていく根津さまが松崎さまに金を借りに訪れ、スター松崎さまが狼狽するとか。根津さまの末路はなんだか前衛的に処理されています。しかしあくまでも工藤監督のメインテリトリーであるテレビ的な処理だったような気がします。
とりあえず、「仁義なき戦い」シリーズとしてではなく、シリーズとは全く別ものの青春ヤクザ映画として見ていただければいいかと思います。


機動戦士ガンダム

1981年日本サンライズ作品

監督 富野由悠季

声の出演 古谷 徹、池田秀一、鈴木洋孝


いまだにディープなファンをもつ「機動戦士ガンダム」の映画版です。初オンエアのときはあんまり評価されなかったアニメですが、再放送を重ねるたびに人気があがっていき、遂に映画化。それと前後して作品に登場したモビルスーツ(まあ人が乗り込んで操縦するロボットですな)のプラモデルも強烈な品切れ状態が続く事態となりました。ちなみに私が好きなモビルスールはマ・クベ将軍のギャンでございます。
えっと、人類は宇宙に進出します。人工のスペースコロニーってのを浮かべ、そこで生活そしております。そんな世界で戦争が起こる。コロニーの一つが独立を宣言し、ジオン公国を建国します。物語はそんな世界で進みます。ジオン軍に攻め込まれたコロニーの民間人たち。ジオンの目的はそのコロニーに寄港していた地球連邦の宇宙戦艦ホワイトベースと、開発されたモビルスーツ。

アムロという名の少年が今にも破壊されようとしているモビルスーツに乗り込み、敵を粉砕します。ジオンの攻撃でホワイトベースのクルーのほとんどが活動不能となり、ホワイトベースは新兵と訓練兵、さらに民間人の少年少女らだけで出港することになります。物語はホワイトベースの大気圏突入、そして着陸地から大陸を横断しながら、南米の補給基地に向かう彼らを描きます。
ジオン側の国王の息子、ガルマ・ザビが登場するのはこのエピソードのみ。次回はもう少し登場人物を紹介していきましょうね。
次回は「機動戦士ガンダム・哀戦士編」をご紹介します。


機動戦士ガンダムⅡ 哀・戦士編

1981年日本サンライズ作品

監督 富野由悠季

声の出演 古谷徹、池田秀一、鈴木洋孝


前回ご紹介した「機動戦士ガンダム」の第二弾です。前作で大気圏に突入した戦艦ホワイトベース。戦いの中で敵将ガルマ・ザビを倒し、ジオン軍から弔い合戦を仕掛けられます。ここでちょこっとキャラ紹介しときましょうね。主人公はアムロ・レイ。ガンダムのパイロットです。ロボットアニメの主人公のわりに甘ちゃんでわがまま。彼は実は民間人組。このアムロの幼馴染がフラウ・ボウ。モビルスーツ・ガンキャノンのパイロットはカイ。ガンタンクのパイロットはハヤト。みんな民間人組。

あと、テキパキ系美少女セイラやブリッジを任されることになるミライも民間人です。最初から軍人だったのは艦長代行のブライトとパイロット、リュウくらいのものでしょうか。この他に補給部隊のマチルダ、その婚約者のウッディあたりが主要キャラ。
ジオン軍の攻撃はけっこう熾烈。ランバ・ラル、ハモン、シャアなんかが次々と攻撃してきます。戦いのなかでマチルダ・リュウ・ウッディなどが犠牲になります。戦いながらホワイトベースは南米の補給基地に向かい、補給を受けたあと、新たなる戦場、宇宙へ。

物語は第三作「めぐりあい宇宙編」へ続きます。


機動戦士ガンダムⅢ めぐりあい宇宙編

1982年日本サンライズ作品

監督 富野由悠季

声の出演 古谷徹、池田秀一、鈴木洋孝


「機動戦士ガンダム」の第三弾です。戦艦ホワイトベースは再び宇宙へ。今回は敵軍ジオンのキャラ紹介。

ジオン公国の国王はデギン・ザビ。長男ギレン、次男ドズル、長女キシリア、三男ガルマ。第一部で戦士したのはこの三男。ガルマの親友はシャア。彼はガルマが死んだときに彼を守りきれなかった罪で左遷されておりました。しかし第二作の後半でキシリアの計らいで戦列復帰。

シャアにはドラマがありまして、実は彼はジオン公国の開祖、ジオン・ダイクンの息子で、本名はキャスバル・レム・ダイクンでございます。ちなみにシャアの妹は民間人からホワイトベースクルーに登用されたセイラです。

ジオン・ダイクンから王位を奪ったのがザビ家でございまして、シャアはザビ家に復讐をしようとしているわけであります。

さてさて、シャアがある施設から引き取ってきたのがララア。ララアはニュータイプ。ニュータイプっていうのはエスパーみたいなものでしょうか。勘が鋭い、予知能力がある、人によっては念動力を使ってレーザー砲台を動かして攻撃できたりもします。そしてニュータイプ同士は交感することができる。シャア、アムロも実はニュータイプ。そして第三部の最大のヤマ場はアムロとララアの敵味方を超えた交流の物語であったりするわけで。さらにさらに、シャアのザビ家への復讐物語とか、ミライとホワイトベースクルーの中尉の恋愛物語だったりとか、とにかくこれまでの話の中での細かい設定がすべて集約されていくような作りになっております。後半一気に物語が動くのは、初回オンエア時に低視聴率が原因で放送打ち切りになったかららしいです。
しかしながら、劇場版制作にあたって新たに書き加えられたシーンだとか書き直されたシーンなんかもあって、テレビシリーズファンも楽しめる内容になっております。
さてさて、次回は、「ポルターガイスト」でございます。


ポルターガイスト

1982年アメリカ映画

監督 トビー・フーパー

主演 クレイグ・T・ネルソン、ジョベス・ウィリアムズ、ヘザー・オルーク、B・ストレート


カテゴリーとしては文句なしにホラー映画に入るべきなんでしょうが、それほど怖くない。むしろサスペンスアドベンチャーみたいな仕上がりになっています。前にも書きましたが、なんせ「悪魔のいけにえ」のトビーフパーが監督で、しかもタイトルが「ポルターガイスト」だもんで。

やっぱり製作総指揮のスピルバーグ様の影響でございましょうか。
ネルソンーさまは住宅販売会社の超有能セールスマン。とんでもない成績あげたごほうびに、会社から邸宅をドカンとプレゼントされます。さあそこからが恐い恐い世界の始まり始まり。娘のヘザー・オルークさまがテレビのオンエア終了後の砂嵐の画面をじっと見てたり、いきなり家が揺れたり。
特に印象に残っているシーンは、ピエロの人形のシーンですね。この場面はホラー・サスペンス映画のショックシーンばかりを集めた映画「ザッツショック」(そのまんまやんけ)でもとりあげられていました。

クライマックス・シーンのショック映像はイマイチ。作り物まるだしだったので、あんまり盛り上がらなかったです。
主演の子役、ヘザー・オルークさまはこのシリーズの第三作を撮り終えた後、急死しました。

そういう意味では呪われた映画でもあります。

さあて。次回は「ウルフ」です。


ウルフ

1994年アメリカ映画

監督 マイク・ニコルズ

主演 ジャック・ニコルソン


怪優、ジャック・ニコルソンさま主演の狼男映画。封切り当初、ロードショー案内を見ただけで「この映画見たーい」って思ったのをよく覚えております。

なんだかんだで時間があわず、映画館で見るタイミングを外してしまいまして、ビデオリリースされてすぐにレンタルで見たことだけを覚えております。しかししかししかし。うむむ。
私的にはアカデミー賞俳優ジャック・ニコルソンさまが、どういう狼男演技を見せてくれるのかってすごく楽しみだったんですが、あまりたいしたことなかったです。って書いてしまっていいのでしょうか。
ジャック・ニコルソンさまといえば、「シャイニング」で亡霊にとりつかれておお暴れする役をやってるし、「バットマン」存在そのものが悪、みたいな怪人を演じておりました。ってことで、なんか見飽きております。この人のバケモノ演技。

それくらい「シャイニング」と「バットマン」の演技が強烈で印象深かったってことになりますが。でも狼男ものにしてみればもっといくらでも面白い作品ありますから、採点は辛くなってしまいます。
まあ主演が天下のジャック・ニコルソンさまですから、見て損はしないと思いますが、あまり深いメッセージとかは込められていないような気がします。
さあて。次回は、「ザ・フォッグ」のご紹介です。


ザ・フォッグ

1979年アメリカ映画

監督 ジョン・カーペンター

主演 エイドリアン・バーボー、ハル・ホルブルック


ジョン・カーペンターさまといえば、ハロウィンシリーズだったでしょうか。

なんか、ホラー好きを卒業してからかなり時間が経つので、わからなくなってきちゃった。

私がホラー好きになった理由はご説明しましたでしょうかね。大学生の頃、特殊メイクアーティストになりたかったんですよ。

ロブ・ボーティンさまとか、トム・サビーニさまとか、スクリーミング・マッド・ジョージさまだとかの。

特殊メイクだけを見る感じでホラーばっかり見てた時期とかもありましたです。ジョン・カーペンターさま作品というと、特殊メイク的にはあまり評価は高くない作品が多いかな。どちらかというとシチュエーションで恐がらせるタイプの監督さんだって印象があります。作風でいうとダリオ・アルジェントさま系かな。ジョージ・A・ロメロさまは特殊メイクを大事にしますけど。ま、ええか。「ザフォッグ」の話。
霧とともに「奴ら」がやってくる。100年前に難破した船の乗組員たちが、亡霊となって街の人々に復讐します。なぜ亡霊がこの街にやってくるのかという謎解きが、ホラーシチュエーションと並行して描かれます。霧とともに現れる亡霊。それだけでけっこういけてる状況ですわなあ。
出演者の一人、ハル・ホルブルックさまはあの「ダーティーハリー2」でイヤな上司を演じていた人。その後、刑事コロンボの作家リンクさま&レビンソンさま作の単発ドラマで印象的な演技をしておりました。
さて、次回は「チャイルド・プレイ」のご紹介です。
 


チャイルド・プレイ

1988年アメリカ映画

監督 トム・ホランド

主演 アレックス・ビンセント、キャサリン・ヒックス、クリス・サランドン、ブラッド・ドゥーリフ


「フライト・ナイト」のトム・ホランド監督の作品。

主人公(?)のチャッキーはこの作品でジェイソン(13金)・フレディ(エルム街)・マイケル(ハロウィン)クラスの人気ホラーキャラになります。ド外道の殺人犯が死んでしまいます。しかしその魂が人形に乗り移ってしまいます。かくして、かわいい人形の顔して性格が殺人犯で、しかも包丁持って勝手に動き回る人形が生まれます。

ってことで、「フライト・ナイト」同様、この作品は特殊メイクよりもSFXに重点が置かれたホラーってことになりますわなあ。ごっつい形相して、包丁持って追いかけてくるチャッキーってキャラは、夢に見るほど強烈で恐い。この作品があまりにすごかったので、この「チャイルド・プレイ」はシリーズ化されます。
さて、次回は「ダイナソー」でございます。
 


ダイナソー

2000年アメリカ映画

監督 ラルフ・ソンダグ、エリック・ソンダグ

声の出演(吹き替え) 袴田吉彦、江角マキコ


ここ数年のディズニーのアニメのクオリティの高さは目をみはるばかりですね。ディズニー作品が始めてコンピューター画像に進出したのは「トロン」だったと思います。当時はビデオで作成したCGアニメをフィルムに焼き直してやっていたそうです。今はどうしているのでしょうか。実写の背景に全く違和感なくCGアニメの恐竜を乗せる技術は素晴らしいと、素直に驚きましたです。
物語の舞台は6500万年前の白亜紀の世界。地球に巨大な隕石が飛来します。あたりは焼き払われ、恐竜たちは住み処を追われ、新天地を求めて旅にでることになります。主人公はイグアノドンのアラダー(袴田さま)。

彼はキツネザルに育てられた恐竜。新天地を求めて旅に出ることになります。その途中で、イグアノドンの群れと出会い、彼らの言う「伝説の楽園」を目指します。
CGの恐竜なのに一匹一匹に表情があって、顔もそれぞれ違う。最近のCG技術ってこんなに凄いんや、と素直にびっくりです。でもまあ、爬虫類なのにこんな口の動きかたはせんやろ、とつっこんでしまいそうになりました。とにかく、なごやかな気分で家族で楽しめる一本です。
次回は「トリック劇場版」をご紹介します。
 


トリック・劇場版

2002年トリック劇場版製作委員会・テレビ朝日・東宝作品

監督 堤 幸彦

主演 仲間由紀恵、阿部 寛、野際陽子、山下真司、芳本美代子、生瀬勝敏、竹中直人、ベンガル、石橋蓮司、伊武雅刀


「池袋ウエストゲートパーク」「ハンドク」「ケイゾク」などで根強い人気の堤 幸彦監督の連続ドラマの劇場版です。

売れないマジシャンの仲間さま。超常現象なんてありえないという大学教授阿部さま。刑事生瀬さま。マジシャン山田=仲間さまの母・野際さまなどなどレギュラー組はそのままです。
超エリートたちの集まりで「徳川家の隠し財産」が隠されているらしいことがわかり、エリートたちはその力を駆使してその財宝の行方を追います。何故かエリートたちと一緒にいたのが上田教授=阿部さま。

財宝が見つかったらムフフなどと考えております。自らの本の出版の取材で糸節村を訪れた上田はそこで山田=仲間さまと出会う。彼女は「村が滅びる」といった伝説に縛られ、不安な毎日を過ごしている村人たちの前で「神」を名乗って村は滅びないとか言って、村民を勇気づけてほしいと、そういった青年団(山下さま・芳本さま)の依頼で糸節村へ行っております。

仲間さまは村人の前で奇跡(マジック)を見せて彼らの信頼を勝ち得るって計画を立てていたのですが、仲間さまと同じように三人のマジシャン(竹中さま・ベンガルさま・石橋さま)が神候補として現れております。

仲間さま、本当の神を名乗りつづけるために三人のマジシャンとマジック対決をすることに。

実は阿部さまと合流した仲間さま、阿部さまの言葉から「徳川家の隠し財宝」がこの糸節村にあることを見抜いています。財宝を手に入れるために何とかして「神」として認められなければならない。阿部さま・仲間さまは果たして「神」と認められるのでしょうか。そして財宝を手に入れることができるのでしょうか。
ドラマの軽さはそのままに、トリックと複雑な物語設定がグレードアップ。しかし物語の尺の長さと製作費が最高のトリックたり得るってことにはならないようで。トリックの面白さでいうと、もっと面白いものがありましたです。
もっととんでもないトリックを期待していたのですが。ちょっと残念でした。
さて、次回はハリソン・フォードさま主演の「K19」です


K-19

2002年アメリカ映画

監督 キャスリン・ビグロー

主演 ハリソン・フォード、リーアム・ニーソン、ピーター・サースガード


製作総指揮がハリソン・フォードさま。

最近はプロデュース業もやられてるんですなあ。驚きました。
1961年、ソ連の原子力潜水艦K19の物語。艦長に任命されたのはボストリコフ=フォードさま。副艦長のポレーニン=ニーソンさまは前艦長。軍のえらいさんたちが出席する訓練で失態を演じ、替わってやってきたフォードさまが自分の上にやってきたもんで当然、対立します。ニーソンさまは設備や整備が問題で戦える状態ではないと主張します。しかしフォードさまは乗組員の士気の問題だと思っているようです。強引なフォードさまの指示に従い、クルーたちはつぎつぎと困難な訓練をこなしていきます。しかし潜水艦の原子炉に異常が発生、艦内に放射能による汚染が広がり、原子炉の爆発という最悪の事態が予想される状況になります。乗組員たちは必死に原子炉の修理を試みます。
やたら冷たいフォードさま。部下をかばっておたおたするニーソンさま。こんな上司おったわなあ、なんて思い出してしまいました。当然私はニーソンさまの肩をもちますねえ。ほんま、いややなあ。こんな上司。

最後にはいい話になって終わるわけですが、私の嫌いな上司も最後にまともな人になっていただきたかったですが。その人、今でもその会社におられるはずです。元同僚の皆様、心よりお見舞い申し上げます。幸せになってね。
次回は柴咲コウさま主演の「着信アリ」です。


着信アリ

2003年「着信アリ」製作委員会作品

監督 三池崇史

主演 柴咲コウ、堤 真一、吹石一恵、石橋蓮司、岸谷五朗


「着信アリ」のご紹介です。

ある日、自分の携帯に自分の携帯から着信が入る。着信日時は数分から数日先。電話の向こうからは自分の叫び声。きゃああああ。とりあえずありえない。しかしその人、その時間(数分先から数時間先のその着信履歴にあった時間)に、携帯の留守録に残っているのと同じ言葉を残して死んでしまうわけです。自分自身からの死の予告電話。こわいこわい。
柴咲さまは女子大生。合コンとかで携帯番号ヘラヘラしながら交換するような、フツーの子です。柴咲さまの友人の一人に変な電話がかかります。自分の携帯から。着信日時は二日後。その二日後、その子は死んでしまう。死ぬ直前の彼女は誰かに電話をかける。アドレスデータの中から次の犠牲者が選ばれます。おおこわい。柴咲さまの周囲に現れる謎の男、堤さま。彼の妹はこの一連の「死の予告電話」の犠牲になっています。やがて柴咲さまの親友、吹石さまに予告の電話。そしてそれが噂になってしまって、「呪われた彼女の命を救え」みたいなテレビ番組に出演することになって、でも結局吹石さまは死んでしまって、その直後柴咲さまの電話が鳴って…
物語中盤、病院の場面あたりから「ジェットコースターホラー」みたいな感じになります。ショックシーンの連続。見ていて疲れるくらいドッキリシーンが続きます。でもここらから先、あちこちにあからさまに張られた伏線を処理するためだけの話づくりになっちゃったようなのが残念。

えっとねえ。「リング」の場合は個々の事件と事件の原因について、かなりうまく処理できていました。「呪怨」も、劇場版ビデオ版どちらもそのへんの処理ができていたように思うんですね。物語的な必然性というか、物語の適正なベクトルの向きと大きさというか。
「ボイス」見たときにも思いましたが、今回の作品も「電話をかけていた霊」がそこまでしてやりたかったこと、つたえたかったこと、やって欲しかったことは何なのかがよく見えてこなかったです。ホラーだから必ずしもそのへん厳密にしなくてもいいんだろうけど。
さあて。次回は千葉真一さま主演の「直撃地獄拳・大逆転」をご紹介します。


直撃地獄拳・大逆転

1974年東映作品

監督 石井輝男

主演 千葉真一、郷 鍈治、佐藤 允、中島ゆたか、志穂美悦子、丹波哲郎、安岡力也。ゲスト出演が山城新吾、嵐  寛寿郎


カルト的な人気を誇る石井輝男監督の名作(?)でございます。しかし。うむむ。面白いのか面白くないのかよくわからないですなあ。ギャグは全般的にお下劣です。下ネタがすごく多い。タランティーノさまやジョン・ウーさまなんかは石井監督のことをかなり評価しているようです。アホっぽくていいんだけど、それはちゃうやろって感じが否めない。いいように言うと、チャウ・シンチーさまの「少林サッカー」みたときの感じ。ありえねーって感じ。
パンチされて目玉が飛び出したり、腹部パンチで内臓はみだしたり、殴られて首が一回転したり、とにかくとんでもない。
甲賀忍者の血をひく千葉さま。保険会社の依頼で、宝石強奪事件にかかわることになります。相棒は金庫破りの郷さま、元刑事の佐藤さま、あとルパンでいう峰不二子キャラの中島さま。強奪された宝石を取り戻すはずが、ドジを踏んだために犯人に逃げられてしまいます。強奪された依頼主は保険会社を通さずに独自に犯人と接触。宝石を取り戻すためにかかった費用を保険会社に請求してきます。保険会社のえらいさんが丹波さま。その秘書が志穂美さま。千葉さまらはこの筋書きがちょっとおかしいと思いはじめます。案の定、依頼主はマフィアの一味で、宝石強奪は仕組まれたもの。なんや、保険金詐欺やないの。

怒った千葉さまたちは、ミッション・インポッシブル真っ青のアクロバットでマフィアのアジトから宝石を盗む計画をたてます。
さてさてどうなることやら。千葉さま・志穂美さまときてアクションがでてこないわけがない。後半は悶絶スーパーアクション炸裂です。それなりにけっこう楽しめました。でも好きな世界ではないなあ。
次回は松田優作さま監督・主演「ア・ホーマンス」です。


ア・ホーマンス

1986年東映映画

監督 松田優作

主演 松田優作、石橋 凌、手塚理美、片桐竜次、ポール牧、小林稔持


かなり昔に見た映画です。封切りを見に行きましたから三十年近く前になってしまうんですね。劇団時代。そのころ私は小学校巡演班におりまして、名古屋の小学校まわっているときにオフの日があって、この映画と「悪魔のいけにえ2」の二本立て見に行きました。しかしどんな組み合わせやねん。
新宿の街が舞台です。でも我々が知っている新宿ではないような気がします。なんか無国籍というか、無機質というか、そんな街として描かれています。

松田さまが演じるのは、そんな新宿にフラリとやってきた過去の記憶を持たない男。自分たちのシマに突然現れた謎の男の存在に脅威を感じ、彼に近づくはみだしやくざが石橋さま。二人はやがてお互いに友情のようなものを感じはじめます。石橋さまの組の組長は対立する組織に撃たれてしまいます。組のナンバー2のポール牧さまは報復をせずに、その組織との手打ちばかりを考え、石橋さまの気持ちは少しずつ組から離れていきます。やがて悲劇が起こり、そしてクライマックス。詳細を書けないのが残念。強烈なラストが用意されております。
私が役者・石橋 凌さまを見たのはこれが最初。皆様ご存知だと思いますが、石橋さまは「魂こがして」「ノクターンクラブ」などのヒットを飛ばしたロックバンドARBのヴォーカリストでございます。今ではハリウッドスターですよね。重松清さま原作のNHKドラマ「ビタミンF」での「ゲンコツおやじ」の演技は忘れられません。あと、亡くなったポール牧さまの存在感がすごい。惜しい人を亡くしました。
おおそうじゃった。松田優作さまが監督・主演です。こうやって作品を見ると、この人の才能も素晴らしいものだったんだなあって思います。この人も早すぎる死が惜しまれます。
次回はジョン・ランディス監督の「スパイ・ライク・アス」です。


スパイ・ライク・アス

1985年アメリカ映画

監督 ジョン・ランディス

主演 チェビー・チェイス、ダン・エイクロイド

 

クレジット見てたらフランク・オズさまだとかテリー・ギリアムさまなんかが出演してました。驚き。
私、実はコメディとか苦手系です。とくにサタデー・ナイト・ライブ系っていいましょうか。

エディ・マーフィさまとか、チェビー・チェイスさまとか。ここいらの人ってとっても苦手系です。何本か見てるんですが、あまりピピッとこないです。残念ながら。

そういえば昔の映画なんかでも、コメディ系の人って極端に苦手だったことを思い出しました。ボブ・ホープさまとかディーン・マーティンさまとかジャック・レモンさまとか。

さてさて。ジョン・ランディス監督の映画です。

ダン・エイクロイドさまとチェビー・チェイスさまの主演。

閑職に追いやられている二人のスパイ。エイクロイドさまとチェイスさまでございます。この二人にとんでもない命令が下されます。実はアメリカ軍は、軍事通信衛星の画像を解析し、ソ連(!)のミサイル発射基地の位置を知ってしまうわけです。そこで彼らの任務は、ソ連に潜入し、軍からのミッションを遂行すること。

しかし彼らはおとり。彼らとは別のチームがその任務にあたっているわけですが、失敗して殺されても惜しくない者をおとりに使おうってえことで彼らに白羽の矢があたったわけです。さてさてどうなりますか。
中盤からやたらスケールがでかくなりますが、そこははやりコメディ。あんまり真剣に見ないで、楽しもうと思って見たほうがいいんでしょうねえ。こういう作品の場合。
次回はキム・ベイシンガーさま主演の「ブレス・ザ・チャイルド」です。


ブレス・ザ・チャイルド

2000年アメリカ・ドイツ合作

監督 チャールズ・ラッセル

主演 キム・ベイシンガー、C・リッチ


なんともカテゴリー分けがしにくい映画だなあ。映像だけを追いかけるとホラーとかオカルトのジャンルになると思います。

しかし物語の筋そのものはサスペンス。この映画の予告編見た人はたぶんモンスターホラーあたりをイメージすると思います。私もテレビオンエアの予告編見てホラーだと思いましたから。
キム・ベイシンガーさまはシングルのキャリアウーマン。ただ、キャリアの部分はほとんど描かれないまま物語が進んでいきます。ベイシンガーさまの妹が、別れた男との間にできた娘を置いて姿を消します。

しかたがないからベイシンガーさま、母親代わりに育てることになります。娘はすくすくと成長。五歳くらいになります。このころ、ニューヨークで幼児を狙う連続誘拐殺人事件が発生します。狙われた子供たちの誕生日はすべて同じ。ああら不思議。
それと並行して、行方不明だったベイシンガーさまの妹がいきなり姿を見せ、自分は結婚するという。そして相手がわの男性が娘もひきとってくれるので娘を返してほしいと言ってきます。急にそんなこと言われても。娘の気持ちを聞きましょうよ、みたいなことを言うベイシンガーさま。でも妹は強引。どうやら娘がいなければ結婚が御破算になりそうな裏がありそう。ベイシンガーさまの心配通り、娘は拉致されてしまいます。
娘の行方を探すうちにベイシンガーさまの目の前に現れる「元神父の刑事」。彼はあるカルト教団を探っています。
で、ここらで話の全体像が見えてくるわけですな。結局娘は教団が「キリストの再来」だと信じている存在だったわけでして、事実少女には不思議な能力がありまして。教団は娘を自分たちの手元におき、世界を握ろうとしている、みたいな話です。
ベイシンガーさま、物語中盤から幻を見ます。それが翼をもった悪魔だったり、髪の毛が蛇のゴーゴンメデューサだったり。もちろんCG処理されておりまして、リアルに作っているのですが、物語には直接関係ない、あくまで幻ですから、そいつらと戦うとかの場面はありません。SFXファン的には戦って欲しいのですが。
ってわけで、なんかすごく中途半端なサスペンス。サスペンスで走るなら悪魔とかは出て来なくていいし、娘の特殊能力もいらないんじゃないかって思いました。
さあて、次回は邦画。「おこげ」の登場でございます。


おこげ

1992年イントグループ映画製作委員会作品

監督 中島丈博

主演 清水美砂、村田雄浩、中原丈雄、深沢 敦


なんだかとっても微妙な映画。面白いんだか面白くないんだか最後までわからなかったです。

「おこげ」というんだそうです。同性愛者、「おかま」にくっつく女性のこと。おかまにくっつくからおこげ。へえ~って感じで見てましたが、自作小説の取材で知り合って、まだ交流のあるゲイの人にいわせると、「そんな人ありえへん」ってことらしいです。あと、彼曰く、ゲイの人は自分のことを「オカマ」とか「ホモ」とかは呼ばないらしい。「誇りをもってゲイと呼ぶ」らしいです。そんなんに誇りもつなよってつっこみましたが。ちなみに私が知ってるそういう人って女しゃべりする人ほとんどいません。ただし、ゲイバーとかに勤めている人は女しゃべりするみたいですね。
この映画のことは情報誌で『新しい愛の形を描く人間ドラマ』って紹介されていましたが、どこがどう新しいのかわからなかったです。同性愛そのものは古くは紀元前ギリシアローマあたりでも流行してたわけだし、戦国時代も同性愛あたりまえだったし。(ってその子が教えてくれました)
主人公清水さまは、友人家族と海水浴に出かけます。そのファミリーが行った海岸が、そういう趣味の人が集まる海岸、ゲイビーチだったってことで、清水さまはそこで口づけを交わすゲイのカップル、村田さまと中原さまと知り合います。清水さまは男性と交渉をもつことができないでいます。少女時代に父親にキスされたことがトラウマになっています。物語は清水さまと村田さまの肉体を介さない交流と、村田さまと中原さまの肉体を介する交流を並行して描きます。
って書いていっても、どこがこう面白いのかわかんない。でもなんかほのぼのとしちゃいました。不思議な映画です。ゲイの友人はどう思いながら見たんだろう。今度聞いてみます。
ちなみに映画でゲイバーのママを演じていた深沢 敦さまはその世界では有名なゲイの人。(らしいです)
さて次回はエディ・マーフィさまの「48時間」をご紹介します。 


48時間

1982年アメリカ映画

監督 ウォルター・ヒル

主演 ニック・ノルティ、エディ・マーフィ


今日とりあげる映画は「48時間」。

テレビショー「サタデー・ナイト・ライブ」で、マシンガントークで有名になった人気コメディアン、エディ・マーフィさまの映画デビュー作。でもこの作品ではまだまだ彼本来の面白さがでていないようです。エディ・マーフィさまそのもののキャラが爆発するのは「ビバリーヒルズ・コップ」あたりだと思うのですが。ニック・ノルティさまは同じウォルター・ヒル監督の「ダブル・ボーダー」のほうがかっこいいし。
というか、ニック・ノルティさまとエディ・マーフィさまという、強烈な二人の個性をうまく生かしきれなかったような、消化不良のような感覚が残ります。
冒頭、いきなり服役しているワルが仲間の手引きで脱走します。ノルティさまはかなりはみだし系の刑事。この脱走犯の元共犯者で、これまた刑務所に服役しているマーフィさまから情報を入手しようとします。しかしマーフィさまは、自分を仮出所させてくれたらその時間の中で犯人逮捕に協力すると言います。実はマーフィさま、脱走犯と組んでゲットした大金を隠していて、脱走犯が自由になってしまうとその金を持っていかれてしまうという事情があるわけです。かくして二人はマーフィさまの仮釈放「48時間」の間に脱走犯を逮捕せねばらならくなります。
「48時間」、原題も「48hours」なのに、タイトルのわりには「時間」そのものを表記してサスペンスを盛り上げようととかしていないですね。「24」とか「リング」みたいにはっきり時間を意識させたほうがよかったと思うのですが。
ちなみにエディ・マーフィさまが登場するシーンで、彼がヘッドホンステレオを聴きながら歌っていた曲は、今は大御所スティングさまがポリスでデビューした頃の曲「ロキサン」(本当はログズイーヌって表記が正解なんだろうなあ)です。ここらでも時代を感じてしまいます。
さてさて。次回はニコール・キッドマンさまの「誘う女」いきます。
 


誘う女

1995年アメリカ映画

監督 ガス・ヴァン・サント

主演 ニコール・キッドマン、マット・ディロン


あんまり面白くないかもしれないなあと思って見はじめたら、けっこうよくできてて、気がついたらかなり集中して見てしまいました。ガス・ヴァン・サント監督はこの映画の翌年、ヒッチコックの「サイコ」をリメイクします。
かなり癖のある映像を撮る人ですね。でもそのわりに分かりやすい。
野心に燃える美貌のマスコミ志望の女性、スーザン=キッドマンさま。彼女はとにかくマスコミ方面の仕事がしたくてしかたない。露骨な売り込みで地元の小さなテレビ局の事務員として採用されますが、入社したあとはこれまたあからさまに自分をキャスターとした企画書を出しまくって、まんまとお天気キャスターになりおおせます。夢は世界に通用する花形キャスター。しかし彼女はすでに結婚していて、夫は彼女にベタ惚れ。そしてできれば彼女に家庭に入ってもらいたいと思っていて、子供なんかも欲しいと思っています。
彼女にとってそんな夫が少しずつ邪魔に感じられてくる。そうなるともうどうしようもない。彼女は「学生の意識調査」と称して三人の学生に近づきます。男子学生の一人と肉体関係を結び、夫殺害を依頼して…
実話を基にした物語。冒頭で新聞記事などが大写しになり、これから始まる物語が説明されます。そこからは「関係者の証言」の積み重ねでドラマが構築されていきます。ここらの手法はとても面白い。

ニコール・キッドマンさまがすごくいいです。こんな人にならだまされちゃうかなあ。
次回は特撮です。大森一樹監督の「ゴジラVSキングギドラ」いきます。 


ゴジラVSキングギドラ

1992年東宝作品

監督 大森一樹

主演 中川安奈、豊原功補、小林昭二、西岡徳馬、チャック・ウイルソン


私的には問題作。特撮はいいから、物語の筋だけ見ていただいたらいいかと思います。

基本はタイムマシンもの。物語の時間の流れ無視してわかりやすく書きましょう。まず未来のアメリカ。日本の経済が発達しすぎて、アメリカよりも影響力をもつ国になってしまいます。そこでアメリカのえらいさんが陰謀を企てる。タイムマシンで工作員を送り込むわけです。アメリカは日本をゴジラの脅威から開放してやろうという論法でやってきます。南の島に恐竜の生き残りがいて、そいつが核実験の放射能をあびてゴジラになるという。だからタイムマシンでその時代に戻り、核実験が行われるまでにその恐竜を別の場所にワープさせようと。そうすればゴジラは生まれませんよって話。若いルポライター豊原さまがなぜかそのプロジェクトのクルーに選ばれます。過去に戻って恐竜をワープさせ、現代に戻る。

ゴジラの影は消えたけど、その代わりにキングギドラが突如現れたってことになります。未来人はコントロールしようがないゴジラの代わりに、コンピューターで行動を制御できるキングギドラを使って日本を破壊し、未来の日本の経済力を落としてしまおうと考えていたわけです。
ん?冷静に考えると矛盾だらけ。タイムパラドックス起こるじゃんか。タイムマシンが帰ってきたのは「ゴジラがいない現代」。ここでのゴジラは平成になって「ゴジラ」でスーパーXや「ゴジラVSビオランテ」でビオランテと戦ったゴジラのことです。ゴジラがいない現代の人なのにゴジラが消えたとかいうのはおかしいし、キングギドラが突如現れるってのもおかしい。キングギドラは核実験の段階で出現していないとおかしい。さらに現代の人が過去においてスーパーXやビオランテと戦ったゴジラはいないわけだから、自衛隊兵器庫にスーパーXはまだあるんちゃうん、とか。おかしいっちゅうねん。突如キングギドラが登場したらあかんのです。過去に干渉したら、その干渉の結果、変わった時間軸にもどるはずだから。って、タイムマシン論を熱く語ってしまいました。
で、転送した恐竜はその行き先で原子力潜水艦にぶちあたって結局ゴジラになっちゃう。なんじゃそれ。でも作っているほうは一生懸命。まあいいか。許してつかわす。
次回も特撮です。「ウルトラマンティガ・ウルトラマンダイナ・光の国の戦士たち」いきますです。
 


ウルトラマンティガ・ウルトラマンダイナ・光の国の戦士たち

1998年円谷プロ作品

制作総指揮・円谷一夫

監督 小中和哉

主演 つるの剛士、山田まりあ、木之元 亮、布川敏和、杉本 彩、亀山 忍


映画そのものの説明の前にウルトラマンダイナの作品世界の説明。お話は前シリーズの「ウルトラマンティガ」の数年後って設定。後に映画化される「ウルトラマンティガ・ファイナルオデッセイ」で若手パイロットとして布川さまが、そのチームリーダーとして木之元さまが出てましたし、その当時山田まりあさまは女子高生だったって設定でした。

で、ティガ世界の数年後ってのがテレビシリーズの世界。しかしテレビシリーズの最後でダイナ=つるのさまは敵ボスキャラ怪獣・グランスフィアを倒すために玉砕し、つるのさまは死んだ父の幻影とともに宇宙の彼方に飛んでいってしまうという続編の作りようのない終わり方をしてしまいましたので、このお話はダイナがグランスフィアと戦う以前のお話ということになります。
科学者杉本さまが、強力な戦艦プロメテウスを設計し、それが建造されます。参謀亀山さまがその計画を推進しております。しかし杉本さまは宇宙人に操られていました。戦艦は宇宙人にとり込まれ、強力なロボットに変形して暴れまわるわけです。そのロボットに挑むのがつるのさまが変身したウルトラマンダイナ。

ロボットを倒したものの、宇宙人が宇宙船と同化・合体してモンスターに変身。ダイナは活動不能の状況に追い込まれます。こんなに強い宇宙人なら最初からロボットとか使わずに変身して戦ったらよかったのに。ダイナが倒された場面を中継で見ていた子供たち、ウルトラマンティガの最終回のように、「ぼくたちも光になって戦うんだ」とか言って光になる。そしてそして、ティガが再び現れるのであったあ。
残念ながらテレビシリーズの延長線上のお話で、名作「ウルトラマンティガ・ファイナルオデッセイ」の完成度にもテレビシリーズ「ウルトラマンティガ」最終回にも及びません。

みんながんばってるんだけど。残念。

ちなみに参謀役の亀山 忍さまは私が一時期在籍していたプロダクションの所属俳優。若いころ一度飲んだことがあるんだけど、もう忘れてるだろうな。この亀山さまは元阪神の亀山選手の双子の弟さんでございます。
さて次回予告。ジョン・バダム監督の「アサシン」をご紹介いたします。


アサシン

1993年アメリカ映画

監督 ジョン・バダム

主演 ブリジット・フォンダ、ガブリエル・バーン、ダーモット・マロニー、アン・バンクロフト、ハーヴェイ・カイテル


原題は「Point of no return」。1990年のフランス・イタリア合作の「ニキータ」のリメイクです。
ドラッグストアに押し入ったマギー=フォンダさま。ヤクでフラフラの状態のなか通報で駆けつけた警官を殺し、死刑を宣告されます。彼女はその裁判所で大暴れするようなキャラです。刑が執行され、フォンダさまは死ぬ。法の上では。目覚めた彼女の目の前に現れたのはボブ=バーンさま。政府のために働けと言われます。フォンダはその申し入れを拒むことができないわけですね。おお、「シルミド」の世界。わけのわからないまま、武術や銃、立ち居振舞い、コンピューターやテーブルマナー、コンピューター知識などを叩き込まれます。バーンさまは彼女を政府の女性諜報員として養成しようとしているわけです。やがて彼女はそれら全てを身につける。暗殺者=アサシンの誕生でございます。レストランで男を射殺。ホテルの部屋を爆破。ライフルで狙撃。彼女は次々と諜報員としての仕事をこなしていきます。そんななかで彼女は恋におちる。彼と二人きりでいるときにもおかまいなしに入ってくる指令。恋と仕事の板ばさみ。彼女は諜報員の仕事からの引退を決意して最後の仕事にとりかかりますが…
もうしわけありませんが、どちらもちゃんと見たはずなのに、「ニキータ」と「アサシン」、どっちがどっちかわからない。めっちゃ混同しています。ほとんど同じ時期に見たからかなあ。

ちなみにタイプでいうと、ブリジット・フォンダさま演ずるのマギーちゃんのほうが圧倒的に好きでございます。


ニキータ

1990年フランス・イタリア合作

監督 リュック・ベッソン

主演 アンヌ・パリロー、ジャン・ユーグ・アングラード、チェッキー・カリョ、ジャン・レノ、ジャンヌ・モロー


お話の筋は昨日の「アサシン」と同じ。「アサシン」のクレジットにも「原作・リュックベッソン・ニキータ」って書いてました。コピーして貼ろうかなって思うくらい話が同じ。私は「ニキータ」~「アサシン」の順番で見ました。けっこう続けて見たから、こうなると先に見た「ニキータ」のほうが有利。「アサシン」見ながら、「なあんや、ほとんどニキータといっしょやないの」なんて思ってました。リメイクだからしかたないんですが、もう少し独自の撮り方あったもよかったんじゃないかって思いました。でも記憶に残っているのは後に見た「アサシン」のほうです。だってブリジット・フォンダさまかわいいんだもん。
でもこの「ニキータ」のアンヌ・パリローさまもけっこうかわいい。この映画で圧倒的に印象的だったのは「始末屋」。

なあんか、この始末屋の場面だけ悪夢のようにどんより残ってしまいましたです。しかしとりあえず、この「ニキータ」がなければ「アサシン」のなかったわけで。今回「アサシン」はちゃんと見直しましたので、この「ニキータ」もちゃんと見直ししなきゃいけないなあって思っています。
さて。次回「キンダーガートンコップ」です。


キンダーガートン・コップ

1990年アメリカ映画

主演 アーノルド・シュワルツェネッガー


「キンダーガートンコップ」。「ターミネーター」「ゴリラ」「コマンドー」みたいな、筋肉体力パワー俳優だったシュワルツェネッガーさまの転換期にあたる作品です。

「キンダーガートン・コップ」「ジングル・オールザウエイ」、あと「ツインズ」あたりでコメディータッチの作品がこなせるスターになったシュワルツェネッガーさま。ここからは「トゥルー・ライズ」「ラスト・アクション・ヒーロー」などの本人は大真面目なんだけどはたから見ると滑稽、なんて傑作を連発させます。それでいて「ターミネーター2」とか「イレイザー」みたいなこれまでの路線の延長のような作品にも出演。肉体派のライバル、スタローン、バン・ダム、ラングレインあたりを大きく引き離し、やがてやがて政界進出を果たすことになるわけですな、これが。
さてその「キンダーガートン・コップ」。肉体派刑事シュワルツェネッガーさまが犯人逮捕のために、重要証人の護衛を兼ねて幼稚園の先生になってしまうというとんでもない話。あのキャラが幼稚園の先生ってのが強烈ですよね。幼稚園の先生、というか幼児の皆様方と接することの大変さは、自作小説のなかでサクっとふれておりますが。

めっちゃ大変やねんよ。
この映画、滑稽でいてそれでいてスリリングでアクションがふんだんに入ってて。けっこう面白い作品にしあがっております。
さあて。次回は「男たちの挽歌」です。


男たちの挽歌

1986年香港映画

監督 ジョン・ウー

主演 チョウ・ユンファ、ティ・ロン、レスリー・チャン


いぐああああ。すげええ。香港時代のジョンウー監督作品でございます。ジョン・ウー監督という人のことをこの作品で知った人も多いんではないでしょうか。同時に、「香港の小林旭・チョウ・ユンファさま」をこの作品で知った人も少なくないはず。チョウ・ユンファさまはアメリカ進出しましたが、いまいちブレイクできなかったですね。やっぱり香港スターはアクションできてなんぼ。ブルース・リーさまにしても、ジャッキー・チェンさまにしても、ジェット・リーさまにしてもね。

さて「男たちの挽歌」。

香港ノアールという一大ムーブメントの火付け役となった傑作でございます。香港ノアールってのは香港製のマフィアもの、ギャングものの総称。派手な撃ち合い、とんでもない規模の爆破シーン、かっこいいを通り越して気障でありえないに近いシチュエーション。ええなあ。

チョウ・ユンファさまとティ・ロンさまはギャング。いっしょにビッグになろうぜ系の二人です。そんな中、ロンさまがパクられます。ユンファさまはロンさまを売った男に単身お礼参り。その銃撃戦で彼は足を撃たれ、足をひきずらなければ歩けなくなります。ロンさまの弟レスリー・チャンさまは刑事。ギャングの弟だと知られ、重要な捜査から外され続けています。やがてロンさまは出所。ギャング界は自分の格下の男が顔役の座につき、ユンファさまはその顔役から小遣い銭をもらって生計をたてています。ユンファさまはギャングの世界への返り咲きを狙っている。ロンさまは堅気になろうともがく。そしてそれが壮絶な戦いの引き金になるのであった。うおおおおお。
チョウ・ユンファさまって小林旭さまみたいって思ってたら、ジョン・ウー監督は本当に日活映画ファンだったらしいですね。やっぱりなあ。
さて次回は宮崎アニメ「魔女の宅急便」のご紹介です。


魔女の宅急便

1989年徳間書店、ヤマト運輸、日本テレビ作品

監督 宮崎 駿

声の出演 高山みなみ、佐久間レイ、山口勝平、戸田恵子、信沢三恵子、三浦浩一、関 弘子、加藤治子


ジブリアニメですなあ。実はジブリアニメ、かなり苦手な人です。このさあ、意味もなくほのぼのするところがさあ、なんかさあ、困るんだよね。
魔女の少女が旅を通じて成長していく姿を描く感動のドラマ。うん。いいんだよ。それでいいんだ。ってえか、ジブリアニメとかディズニー映画とかで、ほのぼのしちゃう自分が許せないって感じるタイプです。

ホラーとかサスペンスを見て、ハラハラドキドキする自分は許せるし、感動大作恋愛大作で泣いてしまう自分も許せるんだけど、なんかほのぼのしちゃう自分って許せないです。俺この映画で感動できるほど良い人間じゃねえんだ、とか勝手に思うタイプだし。ってことで、宮崎アニメはほのぼのしないように、いつも構えて見てしまいます。
魔女の娘キキは、魔女の世界のしきたりに従って旅に出ます。

町でパン屋の夫婦に部屋を間借りさせてもらい、宅急便を開業し、町の人たちと交流しながら成長していきます。
よかったやん。成長したらええやん。
って構えてしまってごめんなさい。素直に見ることのできないダメな男です。
アニメの画質の良さはすばらしい。アニメって進化しましたよね。私世代が楽しんで見ていた「マジンガーZ」とか「海のトリトン」だとか「デビルマン」だとか、今見ると実にショボイ。技術の進歩を痛感しますです。ちなみに制作に名前を連ねているヤマト運輸。これをみて「ははあ」と思いました。そうやなあ。「宅急便」ってヤマト運輸さんの商標ですもんね。となるとキキが連れている黒猫のジジは宅急便の看板のネコなんだ。って、変なところで感心していました。本編で感心せんかい。
次回は「8mm」のご紹介です。