目次
はじめに
1~30
スピーシーズ・種の起源
ゲッタウェイ
悪魔のような女
ウエストサイド物語
アルマゲドン
ジャッジ・ドレッド
模倣犯
心の旅路
エレファントマン
MI2
クリムゾンリバー
エントラップメント
砦なき者
呪怨
ゴッドファーザー
グリース
リーサルウエポン3
破線のマリス
スターウォーズ・帝国の逆襲
ターミネーター
踊る大捜査線THE MOVIE2・レインボーブリッジを封鎖せよ
ナインハーフ
ターミネーター2
動乱
ターミネーター3
少林サッカー
ソドムの市
ダーティハリー
ゴッドファーザーパートⅡ
スターウォーズ
31~60
A.I.
オーシャンズ11
さくや妖怪伝
ダーティハリー2
LAコンフィデンシャル
雲霧仁左衛門
ダブルボーダー
イレイザー
悪魔を憐れむ歌
マキシマム・リスク
黄金の七人
妖怪大戦争
バットマン
バトル・ロワイアル
ザ・ロック
アマデウス
吉原炎上
バットマンリターンズ
ホワイトアウト
12モンキーズ
ザ・ワン
京極夏彦「怪」・七人みさき
バットマンフォーエバー
ロストボーイ
バーティカルリミット
シャークテイル
シックスセンス
シックスデイ
ゾンビ
13日の金曜日
61~90
催眠
オールザットジャズ
ホワイトナイツ/白夜
将軍家光の乱心・激突
あずみ
必殺
オリエント急行殺人事件
そして誰もいなくなった
犬神家の一族
理由
悪魔の手鞠歌
ルームメイト
ウインドトーカーズ
タップ
ナイル殺人事件
里見八犬伝
皇帝のいない八月
情婦
大脱走
ウイロー
半落ち
ブロークン・アロー
燃えよドラゴン
片腕ドラゴン
イヤー・オブ・ザ・ドラゴン
新生トイレの花子さん
ピースメイカー
僕の彼女を紹介します
エンゼルハート
ヒート
91~120
スカーフェース
ミッドナイトクロス
スターウォーズ・ジェダイの復讐
スパイダーマン2
暗殺者
フロム・ダスク・ティル・ドウン
裏窓
ロープ
スネーク・アイズ
エネミー・オブ・アメリカ
メン・イン・ブラック
メン・イン・ブラック 2
ジュラシック・パーク
ロスト・ワールド ジュラシック・パーク
ジュラシックパーク3
少女たちの遺言
ラスト・アクション・ヒーロー
レイダース・失われた聖櫃
ディープブルー
パルプフィクション
ブギーポップは笑わない
パラサイト・イヴ
炎の少女チャーリー
クロスファイア
座頭市
シャイニング
キャリー
女王蜂(ネタバレ注意)
白昼の死角
ウルフェン
121~150
ブレイド
ロミオ・マスト・ダイ
フライトナイト
十二人の怒れる男
狼男アメリカン
トワイライトゾーン・超次元の体験・第一話
E.T.
トワイライトゾーン・超次元の体験・第二話
ハウリング
トワイライトゾーン・超次元の体験・第三話
マッドマックス
トワイライトゾーン・超次元の体験・第四話
ハリー・ポッターと賢者の石
フライトナイト2 バンパイアの逆襲
世にも奇妙な物語 映画の特別編 第一話 雪山
世にも奇妙な物語 映画の特別編 第二話 携帯忠臣蔵
世にも奇妙な物語 映画の特別編 第三話 チェス
世にも奇妙な物語 映画の特別編 第四話 結婚シミュレーター
ブレイド2
ジェイコブス・ラダー
危険な情事
ゲーム
プラトーン
インビジブル
エボリューション
フラットライナーズ
セブン
エイリアン3
パニック・ルーム
サドン・デス
スターウォーズ・エピソード2・クローンの攻撃
ペリカン文書
レッド・サン
シルミド
グレムリン
ダイヤルM
151~180
劇場版ポケットモンスターアドバンスジェネレーション・烈空の訪問者デオキシス
タワーリング・インフェルノ
ブルース・ブラザーズ
ウルトラマンティガ・ファイナルオデッセイ
レインメイカー
海猫
フェイス・オフ
トゥームレイダー
ゴッドファーザー PARTⅢ
ふたり
スターゲイト
ウォータ-ボーイズ
少林寺
スターウォーズ・エピソードⅢ・シスの復讐
キス・オブ・ザ・ドラゴン
親指スターウォーズ
親指タイタニック
タイタニック
ウォール街
スペース・バンパイア
ラストサマー
ダイハード3
火垂るの墓
マトリックス
イージー・ライダー
ラスト・ワルツ
レイジング・ブル
ラストサマー2
仁義なき戦い
仁義なき戦い・広島死闘編
181~210
仁義なき戦い・代理戦争
仁義なき戦い・頂上作戦
仁義なき戦い・完結編
GODZILLA・ゴジラ
その後の仁義なき戦い
機動戦士ガンダム
機動戦士ガンダムⅡ 哀・戦士編
機動戦士ガンダムⅢ めぐりあい宇宙編
ポルターガイスト
ウルフ
ザ・フォッグ
チャイルド・プレイ
ダイナソー
トリック・劇場版
K-19
着信アリ
直撃地獄拳・大逆転
ア・ホーマンス
スパイ・ライク・アス
ブレス・ザ・チャイルド
おこげ
48時間
誘う女
ゴジラVSキングギドラ
ウルトラマンティガ・ウルトラマンダイナ・光の国の戦士たち
アサシン
ニキータ
キンダーガートン・コップ
男たちの挽歌
魔女の宅急便
211~220
8mm
トゥモロー・ネバー・ダイ
黄泉がえり
バック・トゥ・ザ・フューチャー
D.N.A.
ザ・リング
レプリカント
東京タワー
ガメラⅢ・邪神(イリス)覚醒
明日に向かって撃て
インターバル

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1~30

スピーシーズ・種の起源

1995年アメリカ映画。

監督 ロジャー・ドナルドソン

主演 ベン・キングスレー、マイケル・マドセン、アルフレッド・モリーナ、ナターシャ・ヘンストリッジ

 

最初にとりあげる作品が「スピーシーズ・種の起源」ってのが、いかがわしくていいでしょ。この映画感想文集。

そもそも、これは友人向けに公開していた芸能ネタブログのネタだったんですわ。

最初のうちはそのブログ、芸能とかテレビとかのネタがメインだったのですが、そこで「1年で365本の映画を紹介したい」って企画をスタートさせちゃいまして、それがこの本のコンセプトにつながったという話ですわな。

本にするにあたって、作品の並べ替えとか、真剣に検討したんだけど。

「ゴッドファーザー」なり、「カサブランカ」なり、「ショーシャンクの空に」なりから始まる映画紹介本はあっても、「スピーシーズ・種の起源」から始まる映画紹介本ってまずないでしょ。

ってことで、あえてブログでのご紹介順でここでもご紹介させていただきますね。

 

SFエロティックホラーサスペンスになるんでしょうか。この映画のジャンル。

宇宙に向けて送信したメッセージに、太陽系外の知的生命体からの返信があります。それには未知のDNA情報が含まれていまして、そのDNAを合成してみたら生命が生まれてしまいまして、それが金髪のかわいい女の子。

んでこりゃまずいと判断した科学者は実験を中断して実験体を殺そうとするのですが、彼女が逃げちゃう。

科学者は殺し屋とか別の科学者とか超能力者とかを集めたチームで彼女を追う。

生命体の目的は人間の男性との性交。

本能的に種を残し、増殖させようとする。DNA情報を送ってきた知的生命体の真の目的は、人類を滅ぼすことだったのだろうか…

なんて話です。

話の必然性からか、やたら裸が出てきます。

そらそうやわな。

エイリアンの目的って、エッチですから。だから子供とは見られない作品でございます。

何故かベン・キングズレーさま様がご出演。

なんでこんないかがわしい系の作品に出ておられるんでしょうか。

「ディープ・ブルー」に出ていたサミュエル・L・ジャクソンさまとか、「ジャッジ・ドレッド」に出演していたマックス・フォン・シドウさまと同じくらいわけのわからない配役です。


ゲッタウェイ

1972年アメリカ映画

監督 サム・ペキンパー

主演 スティーブ・マックウィーン、アリ・マッグロー

 

今回ご紹介するゲッタウェイは昭和版。1972年版です。

1994年にアレック・ボールドウインさまとキム・ベイシンガーさまの主演でリメイクされましたですね。リメイク版の主題歌はリチャード・マークスさまの「ナウ・アンド・フォーエバー」でございました。

ま、そういう話はええんですが。

昭和版の「ゲッタウエイ」の話。

主演はスティーブ・マックウィーンさま。共演がアリ・マッグローさまです。

監督はバイオレンスの詩人ことサム・ペキンパーさま。

服役中のワル、マックウィーンさまがいかにも悪そうな金持ちに身元引き受けをしてもらって出所します。

で、妻と共に強盗を強要される。

ん?って思ったマックウィーンさま、強盗成功の後、有力者をぶちかまして妻と逃げる。

「ゲッタウエイ」(逃避行)ですな。

実は妻はその有力者とできてたりしています。

妻を半分信じて半分疑って。

で、強盗仲間に追われて撃ち合いになって。

この撃ち合いの場面がええんですわ。

ペキンパー監督、さすがに巧い。スローモーションが光っています。「ワイルドバンチ」も良かったですが、これもなかなかいいです。

しかしマックウィーンさまが若い。

この映画、私が小学生の頃の映画。

「はじめに」で、小学生のころの私が半ズボンはいて見に行った映画のうちの一本です。

マックウィーンさま、この後、「タワーリング・インフェルノ」あたりで超大物になり、人気に比例して出演作品がだんだん少なくなっていきます。

ちなみに私は「ゲッタウェイ」のころのマックウィーンさまが一番好きですね。

 


悪魔のような女

1955年フランス映画

監督 アンリ・ジョルジョ・クルーゾー

主演 シモーヌ・シニョレ、ヴェラ・クルーゾー

 

ミステリー映画館というタイトルの本がありました。

ミステリー映画をひたすら紹介する一冊。

その中で、映画好きの映画好きのためのミステリー映画ガイドみたいなコーナーがありましてですねえ。

そのコーナーで、映画好きなコメンテーターが選んだ『これまでに見た映画の中で一番だまされたと思った映画』に挙げられた作品は「生きていた男」とこの「悪魔のような女」でした。
1996年にシャロン・ストーンさまとイザベル・アジャーニさま主演でリメイクされました。

オリジナルはシモーヌ・シニョレさまが主演。

この人の顔、言っちゃ悪いが、恐い。とっても、恐い。マジ悪魔のような女、みたいな顔しておられます。
心臓が悪い大富豪の女性がいます。

彼女の財産のひとつにお嬢様学校がありまして、夫はその校長です。

夫には愛人がいてます。しかも公然とつきあっているわけですな。

妻も愛人も、男の身勝手な行動に困り果て、やがて二人は結託して男を殺す計画を立てることになるのですが…

さあどうなる。
途中からのシチュエーションはほとんどホラー。

ラストも思わずゾーっとする。

ネタばれになてはいけないので詳しく書けないのが残念。

悪魔のようなのは女なのか男なのか。やっぱり女なのでしょうか。
これ、シャロン・ストーンさまのリメイク版はともかく、ぜひクルーゾー監督版のオリジナルも見ていただきたい作品でございます。


ウエストサイド物語

1961年アメリカ映画

監督 ロバート・ワイズ、ジェローム・ロビンス

主演 ナタリー・ウッド、リチャード・ベイマー、ジョージ・チャキリス

 

歴史的ミュージカル映画の傑作でございます。

すごい映画です。はじめて見たときびっくりしました。

有名なフィンガースナップのトップシーンから画面にくぎ付けです。

不良が町を闊歩するシーンから乱闘シーン、不良同士のおいかけっこ。

これが全てダンス。

主役から端役に至るまで、立ち位置から立ちかたまで全てが計算され尽くされている。映像的に美しい。

すごい映画です。

「アメリカ」での群舞の素晴らしさがあったかと思うと、「トゥナイト」ではしっとりじっくりと聴かせてくれます。

ジョージ・チャキリスさま、ナタリー・ウッドさま、リチャード・ベイマーさま、リタ・モレノさまが主演。

物語の基本構造は、ロミオとジュリエット。対立しあう二つの不良組織の間に生まれてしまった恋って物語です。

ただ、ジョージ・チャキリスさまはロミオじゃない。

これに気づいたときはびっくりしました。

ジョージ・チャキリスさまって四人目のクレジットなんですよね。

なんか「ウエストサイド物語」って「主演、ジョージ・チャキリス」ってイメージだったですが。

しかし。

うむむ。

物語の中でいきなり歌を歌うミュージカルってのはどうしても私の皮膚感覚にあいません。

普通に話してたかと思うと、いきなり「なんやかんやぁぁぁぁ」って歌いだすという。

昔は劇団でミュージカルやってたんですが、私。

普通あんなにいきなり歌わへんやろ。変なの。

あの曲入りのなんともいえない気まずさだけなんとかなれば、ミュージカルってもっと見られると思うのですが、こんな映画のみかたするのって、ひょっとして私だけでしょうか。


アルマゲドン

1998年アメリカ映画

監督 マイケル・ベイ

主演 ブルース・ウィリス、ベン・アフレック、リブ・タイラー

 

宇宙系のSF作品を続けてガガっと見たら、あとになって思い出した場面がどの映画のものだったかさっぱりわからなくなった、てえことがよくあります。

昨日、会社で女子社員のおばちゃんたちがあーだこーだと映画の話をしていましたので、どの映画の話か聞いてみたところ、「インデペンデンス・デイ」と「アルマゲドン」と「ザ・デイ・アフター」と「デイ・アフター・トゥモロー」あたりがごっちゃになっていたようです。
私もここいらの映画はきわめて弱い。

ただ、アルマゲドンは比較的印象が強烈だったので、けっこう記憶が鮮明でした。
主演はブルース・ウイリスさま。

映画を見た当時はそれ以外の役者さんわからなかったです。

いやあ、最近の若い役者の名前や顔はわからんですたい。

なんて頑固じいさまみたいなリアクションしている場合ではない。

ベン・アフレックさまもリブ・タイラーさまもぜんぜん知らなかったです。

私、見る映画がアクション系に偏ってますので、リチャード・ギアさまとかメグ・ライアンさまとかジュリア・ロバーツさまとかヒュー・グラントさまとか、全然見ないんですよ。

ちょい昔だと、デ・ニーロさま、パチーノさまはめっちゃ見たけどホフマンさまはパピヨンでしか知らないとか。

ま、こういう話はおいといて。

アルマゲドン。

地球にとんでもない大きさの隕石が接近する。衝突を回避する方法はない。

NASAは隕石にシャトルを着陸させ、隕石にドリルで穴をあけて核爆弾を埋め込み、爆発させるという手段を選びます。

で、油田堀りのプロであるブルース・ウィリスさま率いるチームが宇宙に飛ぶことになるって話です。

ちょっと設定に無理があるような気がしますね。

当然ミッション遂行にあたっていろんな事件事故が起こるわけですが。

ウィリスさま、果たして人類を救えるか。

音楽がいいですね。エアロスミスの曲が全編に流れます。

「カム・トゥゲザー」とか「スイート・エモーション」とか。んで「アイ・ドント・ウォント・トゥ・ミス・ア・シング」が流れる。なんかこの曲が流れるだけでお腹いっぱいになっちゃいました。

 


ジャッジ・ドレッド

1995年アメリカ映画

監督 ダニー・キャノン

主演 シルヴェスター・スタローン、ダイアン・レイン、ジョアン・チェン、マックス・フォン・シドウ

 

近未来のアメリカ。

核戦争かなんかの後、社会システムが崩壊して、秩序維持のために生まれた警察官・検察官・裁判官・死刑執行人などの権限を集中させたジャッジってえ治安維持部隊の物語。

スタローンさまはそのジャッジの一人。名前はドレッド。だからジャッジドレッド。

別にドレッドヘアなわけではありません。

そんな世界の説明が、「スター・ウォーズ」みたいに冒頭の字幕で説明される。

楽でいいですよね。こういうのありだと。

この世界に終身刑の囚人として監禁されている男がおります。こいつが脱獄する。

そしてスタローンさまの格好で暗殺とかするわけです。

で、スタローンさまがつかまって、有罪になって、飛行機で護送される途中、突然登場したならず者が飛行機を撃墜。そいつらに捕われて、逆にそいつらをやっつけて、町に戻って濡れ衣を晴らすためにワルと対決するという話。

「ランボー」と「デモリッション・マン」と「ロボコップ」足して三で割ったみたいです。

途中、スタローンさまが有能な裁判官とか検察官とかのDNAを合成されて生まれただとか、その実験で生まれたもう一人がワルのボスだったりとか、ロボコップみたいに敵ロボットが登場したりとか、やたらサービス精神が旺盛ですが、そこまで無理やり話を複雑にしなくてもいいんじゃないって感じです。
なんでお前がこんな映画に出るねん、みたいな人も出ています。

「偉大なる生涯の物語」「エクソシスト」のマックス・フォン・シドウ大先生とか、「ラストエンペラー」のジョアン・チェンさまとか。

いや、こういう映画が悪いとは言いませんよ。しかし…なんかアメコミ風アクション映画にこういう人を起用するのって、いかがなものかって思ってしまいます。

なんか見てはいけないものを見てしまった感じ。

「孔雀王」に緒形 拳さまが出演されているのを見てしまったような気まずさです。

スタローンさまは主役だからいいんだけど。


模倣犯

2002年「模倣犯」制作委員会作品

監督 森田芳光

原作 宮部みゆき

主演 中居正広、木村佳乃、津田寛治、藤井隆、山崎努、寺脇康文、小池栄子、爆笑問題

 

邦画もとりあげまっせぇ。

うむむむむむ。コメントしにくい映画です。森田監督の映画、苦手です。

「家族ゲーム」もそうだし、「39」も「黒い家」も苦手だったです。なんか、独特な世界を構築する方ですが、それにしても個性が強すぎです。

えっとですねえ。この映画って、推理ものですから、犯人とか筋書きとかあまり書いちゃいけない。

ただ、ビデオジャケットとか映画の予告編とかで犯人は知ってるでしょ?

まああえて書きませんが。

とりあえず、都内の公園で切断された女性の腕と鞄が発見される。

これが事件の発端なわけです。

やがて第二の被害者が発見され、連続殺人事件になります。

犯人はマスコミに犯行声明を送るとか、生放送のニュース番組に生電話をかけるとかをはじめる。

やがて公開殺人ライブをネット配信するからそれをテレビ中継しろとか言い出す。

このライブ中継の最中、一台の車が事故で崖から落ちて爆発炎上します。

運転席、助手席の男が死にますが、トランクから死体が発見されたからさあ大変。

ここまでが前半部です。

で、いきなり物語は事件発生前に戻る。

そこから時間をもう一度なぞりながら、犯人の立場からもう一度物語が進む。

で、車が崖から転落して中盤部が終了。

後半、物語は犯人・被害者・マスコミの三つの視点をからませながら最終局面にむかいます。
原作はすごく面白いんだろうと思います。

でも、私はとても普通の映画ファンなので、森田監督のように特殊な映像手法で攻めてこられると、それを味わう以前に拒否反応が先行してしまいます。

正直、集中できなかった作品でございます。

 


心の旅路

1942年アメリカ映画

監督 マーヴィン・ルロイ

主演 ロナルド・コールマン、グレア・ガースン

 

私が劇団をしていた頃の話。

とあるCMの撮影現場で知り合ったプロデューサーの方と、そのCMの待ち時間中に映画の話をしていまして。

私は「カサブランカ」とか「第三の男」が好きだと言いました。

その頃はまだ「天井桟敷の人々」は見ていなかったです。

で、そのプロデューサーさんの生涯ベストワンの映画は「心の旅路」だったそうです。

主演はロナルド・コールマンさまとグレア・ガースンさま。

絶対に見なさいと言われて、もしその人と別の現場でいっしょになったら困るから、慌てて見ましたです。

ロナルド・コールマンさまは軍人さん。砲撃のショックで記憶喪失になってしまいます。

そんなコールマンさまが知り合ったのは、踊り子のガースンさま。

二人は恋におち、結婚します。で。ありがちなパターン。

コールマンさまは今度は交通事故にあって頭を打ち、砲撃のショックで失った記憶を取り戻すかわりに、砲撃から交通事故までの記憶を失ってしまうわけですな。

コールマンさまは実は大会社の御曹司で、それを知ったガースンさまは彼の会社に秘書として雇われまして、彼を見守る…

ってな話。

物語後半のポイントは、コールマンさまがいつガースンさまのことを思い出すか、に尽きます。結局思い出すんですよ。絶対。

でもその思い出すのがいつなのかって話ですから。

で、その思い出す場面だけを待ちながらヤキモキしながら映画を見てしまうってことになるわけですな。

すごく面白いとは思わなかったですが、なんかほんのりといい映画だったっす。

ちなみに「コールマン髭」って髭の形があるんですが、その言葉は、このロナルド・コールマンさまの髭が語源です。

 


エレファントマン

1980年アメリカ・イギリス合作

監督 デビッド・リンチ

主演 ジョン・ハート、アンソニー・ホプキンス、アン・バンクロフト

 

象皮病という治療不可の病気に身体を蝕まれた青年、ジョン・メリックの悲しい物語。彼は見世物小屋で暮らしていましたが、そこで彼を見つけた医師ホプキンスさまにより治療をうけ、人間らしい暮らしをはじめます。

しかし、畸形である彼を研究材料とし、彼の病を学会で発表する医師は、自分が見世物小屋の主人と同じことを彼に要求していることに気づき、苦悩します。

やがてあまりにも悲しい結末が待っていますです。
もともとこのエレファント・マンという物語は、舞台の戯曲でありました。

イギリスではかのデビッド・ボウイさまがジョン・メリックを演じました。

舞台でのこの作品は、特殊メイクなどを使わず、肉体だけでメリックを表現するというものだったようです。
映画版のメリックを演じたのはジョン・ハートさま。

「エイリアン」で最初の犠牲者役、腹からエイリアンを出して死ぬ宇宙飛行士役がジョン・ハートさまです。

それよりもびっくりするのは、超アーリーな時期の後のレクター博士役者、アンソニー・ホプキンスさまでございますわな。

私はホプキンスさまのことは、この映画以前に、海洋パニック作品の「ジャガー・ノート」で知ってたんですが。

っていう意味では、「ジャガー・ノート」って映画、今では知る人ぞ知るって作品でありますが、後のハリポタシリーズ初代校長先生リチャード・ハリスさまと、後のレクター博士ホプキンスさまが競演していたって豪華な作品だったんですよね、今にして思えば。

 


MI2

2000年アメリカ映画

監督 ジョン・ウー

主演 トム・クルーズ、サンディ・ニュートン、ダグレイ・スコット

 

トム・クルーズさま、かっこよすぎって映画です。

監督はジョン・ウーさま。

この監督さん、本当にアクションを面白く撮りますです。

主人公は前作、「ミッション・インポッシブル」で活躍したイーサン・ハントというIMFのスパイです。

トム・クルーズさま、いきなりフリークライミング見せてくれます。

今回の敵役はIMFの元スパイ、ダグレイ・スコットさま。

彼は組織から命じられたミッションで裏切ってしまうわけですね。

ある製薬会社がワクチン開発途中で作ってしまった驚異的な致死率をもつキメラというウイルスの開発者を殺し、どこかに姿を消す。

IMFはダグレイ様の元カノのサンディ・ニュートンさまをおとりにして彼の動きを探ろうとする。

トム・クルーズさまは上司のアンソニー・ホプキンスさまに命じられてミッションにとりかかるわけです。

メンバーとして召集されるのは前作でもチームに参加したヴィング・レイムスさま。

ここからはキメラウイルス争奪を軸に物語が進行していきます。

キメラを培養している製薬会社ビルでの銃撃戦だとか、ウイルス受け渡し場所での銃撃戦。

そこから銃撃カーチェイス。

それが終わると肉弾戦。

カンフー映画顔負けのアクション。

すげえすげえ。

この映画に関してはジョン・ウー監督を起用したプロデューサー、トム・クルーズさまの作戦勝ち。

アクションにこだわったスパイ映画。

前作での推理サスペンスモードを控え、わかりやすい構図で押しています。

監督自らインタビューで答えていたように、これは続編ではなくMI2という独立した作品であると考えていいでしょうね。


クリムゾンリバー

2000年フランス映画

監督 マチュー・カウヴィッツ

主演 ジャン・レノ、ヴァンサン・カッセル

原作 ジャン・クリストフ・グランジェ

 

フランス映画です。

映画を見た人はみんな口をそろえて「面白い」って言いまして、ずっと機会を待っていたのですが、かなり経ってから見ました。
フランスの辺鄙な山奥で死体が発見されます。

死体は近くの大学の研究生で、地上五十メートルの崖の上で胎児のような姿勢で見つかります。

身体には生きながら拷問にかけられたような傷。

この事件を捜査するのがジャン・レノさまです。

んでヴァンサン・カッセルさまは、それとは全く別の事件を捜査している警察官。

この二人がある場所で出会う。

やがて閉鎖的な村社会というか大学社会というか、そういう悪しき地域システムが事件の根幹にあるのではないかと二人は気づきます。
犯人はアッと驚く人物。

そしてアッと驚くトリック。

しかしながら「なんじゃ、こりゃあああああ」って感じ。
それはないやろ、と思ってしまいました。

うん。

ありはありなんですが、映画的物語的にはちょっと違うんじゃないかなって犯人でございました。

ヴァンサン・カッセルさまってひょっとして…って思って調べてみましたら、やっぱり往年の名優、ジャン・ピエール・カッセルさまの息子さんでした。

衝撃の問題作「アレックス」とか、最近では「ブラック・スワン」なんかにも出演しておられます。

「アレックス」見たけど、ヴァンサン・カッセルさまがこの映画に出演してた役者さんだってこと、完璧に忘れておりました。


エントラップメント

1999年アメリカ映画

監督 ジョン・アミアル

主演  ショーン・コネリー、キャサリン・ゼタ・ジョーンズ

 

ショーン・コネリーさまは怪盗というか泥棒というか、絵画や芸術品を狙う大泥棒です。

キャサリン・ゼタ・ジョーンズさまは保険会社の調査員。

コネリーさまを追っています。

で、コネリーさまに泥棒の仲間として接近し、彼を捕らえようと考えます。

そのためには泥棒としての自分を信用させなきゃってことで…

まずは美術館で公開中の秘宝のマスクを失敬し、次にはクアラルンプールで銀行に潜入。

コンピュータープログラムに不正アクセスし、巨額の送金をするプログラムをインストールしようとする。

コネリーさまの相棒というかワル仲間はヴィング・レイムスさま。

「ミッション・インポッシブル」の天才ハッカー役の人。

しかししかし。

次第にキャサリン・ゼタ・ジョーンズさまがよくわからなくなってきます。

コネリーさまの味方として本当に大金を狙っているのか、保険会社の調査員としてコネリーさまをはめようとしているのか。

コネリーさまもよくわからない。

ジョーンズさまを信用してるのか疑っているのか。

ジョーンズさまの上司も、彼女を信用しているのか疑っているのかわからない。

ってところでいよいよ大仕事。成功するのか失敗するのか。
ラストにドンデン返しあり。
しかあし。

一応、推理作家志望なんすよね、私。

推理ものを書く者の性でしょうか。こういう作品を見ていますと、様々な結末のパターンを物語中盤から予測してしまいます。

意外だと評判のラストも残念ながら予想の範囲内でした。

もうひとひねり欲しかったです。

 


砦なき者

2004年テレビ朝日製作のテレビドラマです。

監督 鶴橋康夫

主演 役所広司、妻夫木 聡、鈴木京香

原作・脚本 野沢尚 

音楽 宇崎竜堂

 

野沢 尚さまのかなり後期の作品です。

野沢さまのファンだったので、長い間見る気持ちにならなかった思い出の二時間ドラマです。

野沢さまの作品、すごく好きでけっこう応援していましたので、DVD化もされていることですし、ドラマではありますが、あえてご紹介します。

冒頭、テレビ局の編成会議の場面があります。

役所広司さま、大杉漣さま、塩見三省さま、田山涼成さま、内野聖陽さま、近藤芳正さまなどのちょっと重い芸達者たちが罵り合いながら会議する。この場面だけでお腹いっぱいになりました。

野沢さまお得意のマスコミ現場内幕ものです。

女子高生売春組織の特集をしたニュースキャスターが役所さま。担当ディレクターが鈴木さま。この番組のオンエア直後に売春組織の元締めとされた女子高生が自殺します。

この少女の恋人が妻夫木さま。妻夫木さまの告発によって役所さまは番組を降ろされます。で、妻夫木さまはこの件でマスコミの寵児になります。

しかしこれを不審に思った鈴木さまが妻夫木さまを調べます。

調べた結果、妻夫木さま、マスコミの報道によって自殺に追いやられた父の復讐のためにそのマスコミを利用しているのではないかという疑いがもたれはじめます。同時に彼は自分の野望達成のためには手段を選ばない男だということがわかります。過去に彼に殺されたっぽい人物や、重傷を負わされた人なんかが浮かび上がってくる。

やがてテレビ局は役所さまと妻夫木さまの直接対決の番組を仕組みます。

そのために役所さまがとった行動とは…

そしてその結末は…

役所さま、妻夫木さまが素晴らしい。鈴木さまもなかなかいいです。編成部長役の内野さまも良い。時期的には映画「黒い家」あたりの時期の作品になるのではないでしょうか。

ちなみに私、長い間、この作品が野沢さまの遺作だと思っていましたが、このあと映画「深紅」って作品がありまして、そちらが遺作ってことになっているようです。

また、亡くなったときに手がけておられた連続ドラマがありまして、脚本のほうでは未完ながらそちらが遺作だそうです。

もっと野沢さまの作品、見たかったです。


呪怨

2003年日本映画

監督 清水崇

主演 奥菜恵、津田寛治

 

呪怨。

とっても怖いです。

ビデオで1・2、映画でも1・2がありまして、アメリカ版リメイクは1・2・3。

そのあと、「呪怨・黒い少女」「呪怨・白い老女」なんて新作も発表され、いまだ呪怨ワールドは増殖中でございます。

本当は一番怖いのはビデオ版の1です。

この作品、「怖すぎる」って理由で発売禁止になりそうになったとか。

ただ、2は映画もビデオもちょっとわけわからなくなってきます。
とりあえずパルプフィクションみたいに時系列を無視して、登場人物ごとのエピソードを積み重ねていくという手法をとっています。

だから時間が前後したり、物語途中で死んだ人が後になって出てきたりとかしますです。

描かれているのがどの時間の話で、誰を主人公にしているのかをしっかりつかまえておかないとあれれとか思うかもしれません。
ノイローゼ気味のイラストレーターの男が、妻が浮気したと思い込んで妻と子供を殺します。

かなり残酷な方法で。

で、妻は夫だけではなく、自分をとりまく世界そのものを激しく恨みながら死んでいく。

その子供は行方不明ってことになっていますが、恐らく死んでいるでしょうね。

で、妻と子供の霊が家に出入りする全ての人と、その周囲の人を呪うわけです。

奥菜 恵さまは空家になった家の次の持ち主の家庭のおばあちゃんを介護しにやってきたヘルパーさん。

呪われます。

津田寛治さまはその借り主。

呪われます。

って感じで、どんどん呪われる人が増えていきます。

どこまでいくねんって感じです。

とりあえず映画版を見ていただいて、物足りなかったらビデオ版って順番がよろしいかと思います。

ハリウッド版は怖さ的にはイマイチかな。

 


ゴッドファーザー

1972年アメリカ映画

監督 フランシス・フォード・コッポラ

主演 マーロン・ブランド、アル・パチーノ、ダイアン・キートン、ジェームズ・カーン、ロバート・デュバル

音楽 ニノ・ロータ

 

やっぱりこの作品は避けて通れない。というか、スタッフキャストとも、資料とか全く見ずに書けました。最近の映画だとこうはいかない。
ニューヨークで一大勢力をもつマフィアのコルレオーネ・ファミリーの物語。

このファミリーのドンがマーロン・ブランドさま。長男がジェームズ・カーンさま、次男がジョン・カザールさま、三男がアル・パチーノさま。

物語はブランドさまの末娘の結婚式から始まります。こういう席ではファミリーの力を頼っていろいろな人が集まってきます。映画の主役をとりたいと言って泣きついてくる人気歌手だとか、レイプされた娘の仇をとってくれと言ってきた葬儀屋だとか。

人気歌手に主役をとらせるためにファミリーがとる方法が実はえげつないんですが。

さてさて、コルレオーネ・ファミリーは別のファミリーと抗争しております。この抗争でブランドさまが撃たれる。海軍に従軍していた三男のパチーノさま。ファミリーの事業に無関心だった彼ですが、父を撃った男とその黒幕を手打ちの席で殺し、シシリーに逃げます。

パチーノさまは婚約者のダイアン・キートンさまをほったらかして現地の娘と結婚。

しかし対立組織の巻き返しが始まる。

長男のジェームズ・カーンさまはマシンガンで蜂の巣にされ、パチーノさまは車に爆弾を仕掛けられて妻が爆死。
ブランドさまは対立組織と和平を結び、パチーノさまはニューヨークに呼び戻されます。パチーノさまは兄カーンさま亡きあと、役たたずの次男カザールさまをすっとばして、ファミリーを継承する決意をします。

やがて父ブランドさまは大往生を遂げる。ここでパチーノさまは一気に対立組織を壊滅させる作戦に出ます。

敵組織と通じていたファミリー幹部をまず始末する。そして次兄を馬鹿にしたカジノの実力者だとか、対立組織のボスだとかを一気に片付けます。そして兄殺しの片棒をかついでいた妹の夫をも殺す。映画の冒頭で結婚した妹の夫です。

説明が前後しますが、トップシーンでドンに復讐を願い出た葬儀屋にカーンさまの死体をきれいにすることを頼んだりとか、細部で縦横に物語が交錯しています。

三時間という物語の長さを感じさせない構成も素晴らしい。

歴史的名作であります。


グリース

1978年アメリカ映画

監督 ランダル・クレイザー

主演 ジョン・トラヴォルタ、オリヴィア・ニュートン・ジョン

 

高校生くらいのときに見た映画です。映画としては、本当にどうってことないです。この映画を青春の一本に選んでいる方がもしおられたら申し訳ないのですが。

「サタデイ・ナイト・フィーバー」で一躍時代の寵児となったトラヴォルタさまが、人気の女性シンガー、オリヴィア・ニュートン・ジョンさまと共演。おおすごい。僕も私も見なきゃ、って感じの映画。

ビートルズの「ヘルプ」や「レット・イット・ビー」を人生のベストワン映画にあげる人はいるでしょうが、マッチさま明菜さまの「傷だらけの純情」だとかマッチさまの「嵐を呼ぶ男」とかチェッカーズの「タンタンタヌキ」とか、ましてやフォーリーブスの「急げ若者」とかをベストワン映画に選ぶ人、少ないと思うんですよ。

なんか人気あるから映画撮ろうよ、みたいな感じが見え見えで。ねえ。
「グリース」もそういうとこある映画です。でも時代を懐かしむのにはいい映画。

トラヴォルタさまは不良高校生。でもいいとこのぼっちゃんのふりをしていかにもいいとこのお嬢さんとひと夏の恋をする。この相手がオリヴィアさま。

で、オリヴィアさまがトラヴォルタさまの高校に偶然転校してきます。トラヴォルタさま、慌てる。

最初のうちはネコかぶっていい子ぶったりするんですが、結局本性晒してしまって、トホホ、俺の恋は終わったあ、みたいな感じになりますが、最後にオリヴィアさまがいかにもロックンロールねえちゃん風不良ファッションで登場。メデタシメデタシ。

まあ途中にいろいろ事件とかあるっちゃああるんですが。

グリースってのは不良のリーゼントに使うグリスのことですなあ。お分かりかと思いますが。

いちおうミュージカル仕立てで、トラヴォルタさまもオリヴィアさまも歌います。

トラヴォルタさま、若いです。トラヴォルタさまはこの後、「ステイン・アライブ」みたいなダンスものに出て、その後演技派に転向。

デ・パルマ監督の「ミッドナイト・クロス」とかに出演。

しばらく死んだふりしてましたが、「フェノミナン」「パルプ・フィクション」あたりで息を吹き返し、「ブロークン・アロー」「フェイス・オフ」で見事に名悪役の仲間入り。

この人がこんなに悪役の似合う役者だとは思わなかったです。


リーサルウエポン3

1992年アメリカ映画

監督 リチャード・ドナー

主演 メル・ギブソン、ダニー・グローバー、ルネ・ロッソ、ジョー・ペッシ

撮影、なんとヤン・デ・ボン


1、2のこと書いてないのになんで3のこと書くんでしょう。答えは簡単。この本の元になったブログ書いたころに見たからです。

こういうブロークンな流れ、慣れてください。

個人的には4が一番好きな「リーサル・ウェポン」シリーズです。

これも答えは簡単、ごひいきのジェット・リーさまがでているからでございます。

さて今日は3のお話。
メル・ギブソンさま演ずるリッグス刑事、すっかり明るくなりましたね。

パート1では自殺未遂の常習者って設定でしたが。冒頭いきなり爆発物処理に失敗して、ビルを吹っ飛ばします。

この失敗でギブソンさま・グローバーさま両名は交通課に飛ばされる。

ここで二人は現金輸送車襲撃現場に居合わせ、襲撃犯を逮捕する。しかしこの犯人が警察署内で殺されてしまう。殺人犯は凄腕の元警官。

内部調査に来ていた女性警官がルネ・ロッソさま。

犯人の逮捕に協力する不動産屋がジョー・ペッシさま。

ロッソが調べていたのは警察内部の裏切り者。

押収した銃をギャングに横流ししていたのが例の殺人犯だったわけです。

大胆不敵な犯人は警察官を人質に署に入り、倉庫の銃や弾丸をまたまた強奪。

これに気づいたギブソンさま・グローバーさま・ロッソさまと壮絶な銃撃戦とカーチェイス。

とり逃がすが、ペッシさまの情報でアジトに突入し…
ロッソさまのキャラがいいです。

ギブソンさまと古傷を見せ合い、自慢しながら結果的に服を脱いでいく。そこからいちゃいちゃが始まる。それでいて格闘場面になるとカンフーアクション。物語後半ではすっかり恋人どうし。いいなあ、リッグス刑事、幸せそうで。


破線のマリス

2000年「破線のマリス」製作委員会作品

監督 井坂 聡

主演 黒木 瞳、陣内孝則、白井 晃、筧 利夫、篠田三郎、中尾 彬

野沢 尚さまが江戸川乱歩賞を受賞した作品の映画化。当然脚本は野沢 尚さまです。テレビ局の内幕もの。やりての女性編集マン黒木さまが、犯罪告発のために自らが仕掛けた映像の罠に自分自身がはまりこんでいくって作品。

マリスってのは敵意・悪意・犯意って意味です。

冒頭いきなり中村敦夫さまと鳩山邦夫先生のニュース番組での生放送トーク。そのオンエアの最中、次のコーナーのビデオを編集する黒木さま。捏造すれすれの映像を作り、それをオンエア。疑惑の人物を犯人とイメージづけようとします。

黒木さま演ずる女性編集マンは日常的にこういうことをやっているテレビウーマン。よくありますよね。警察より先にマスコミが犯人つくってしまう。恐い恐い。

マスコミによってつくられる犯人は陣内さま。

陣内さまは郵政省の官僚。黒木さまが編集して映像によって、彼は郵政省の疑惑を追っていた弁護士殺害の犯人と目される男にされてしまいます。

情報画像の提供者はその後、姿を消す。ちなみに黒木さまは離婚した夫との間に十歳の子供がいます。

やがて陣内さまは黒木さまをつけまわすようになる。放送局や自宅近くで黒木さまを待ち伏せしたりします。

やがて自宅に侵入者の気配。

寝顔をビデオ録画され、そのテープが届けられる。んで、黒木さま、自分の生活を脅かす影との対決を決意します。

何が正しいのか。何が間違っているのか。

黒木さまがはまりこむ映像の罠とは何か。

何が起こっていて何が起こっていないのか。

さすが映像畑出身の乱歩賞作家の作品であります。

意外な結末が用意されています。残念ながら、原作では私は作家・野沢 尚さまが仕掛けたトリック、見抜いてしまいました。途中のたった一つの文のおかげ。でもその一文を見逃してしまっていたらトリックを見抜くのは無理だったかも。巧みな伏線というもののお手本のような作品です。

結末を知っていてもラストは泣ける。

映画のラストは特に秀逸。

すべての謎がラストたった三分の映像で解けてしまう。すごい種明かしってこういう映画のことを言うのでしょうね。


スターウォーズ・帝国の逆襲

1980年アメリカ映画

監督 アーヴィン・カーシュナー

主演 マーク・ハミル、キャリー・フィッシャー、ハリソン・フォード、ビリー・ディー、ウィリアムス

 

このシリーズに関しては役名も書いたほうがわかりやすいでしょうなあ。
主演はマーク・ハミル(ルーク・スカイウオーカー)、キャリー・フィッシャー(レイア姫)、ハリソン・フォード(ハンソロ船長)、ビリー・ディー・ウイリアムス(カルリシアン男爵)、デヴィッド・プライス(ダース・ベイダー)、アレック・ギネス(ベン・ケノビ)、んでフランク・オズ(ヨーダ操演、声)。

スターウォーズ。

物語は当初、九部作が予定されていましたが、ゼネラルプロデューサー、ジョージ・ルーカスさまの高齢のために六部作に変更になりました。

この物語は後半三部作の二作目。全体では五作目にあたります。
前作「新たな希望」で第一作からちょろちょろ出ていた帝国軍の要塞「デス・スター」を破壊した革命軍。

その後、氷の惑星に前線基地を構え、抵抗活動を続けています。

ここでベン・ケノビの霊にヨーダのもとで修行をするように命じられるルーク。

惑星には帝国軍の追っ手がやってきます。

交戦しながら離脱するソロとレイア。

ルークも離脱し、彼は単独でヨーダのもとで修行をはじめます。

ソロの船は故障し、二人はカルリシアン男爵を頼って雲の惑星に身をよせますが、男爵の裏切りでソロ、レイアは帝国軍に囚われます。

帝国軍の狙いはジェダイの騎士の血をひき、その力が目覚めはじめたルーク。

フォースの力でソロとレイアの危機を知ったルークは二人を助けに男爵の雲の惑星へ。そこで待ち受けるのがダース・ベイダーでございます。

そしてベイダーとルークの一騎打ち。

結局、ソロは氷づけにされるわ、ルークはベイダーに片腕飛ばされるわ、えらいこってす。

そうとうドンヨリして物語は終わります。

そして物語は第六部に続くと、こういうこってす。
三部作の中間作品の宿命でしょうか。この話もエピソード2(クローンの逆襲)も、同じ感じのドンヨリ感を残して終わります。んで続く。

三部作の二作目ってたいていこんな感じっていえばこんな感じかもしれませんね。

 


ターミネーター

1984年アメリカ映画

監督 ジェームス・キャメロン

主演 アーノルド・シュワルツネッガー、リンダ・ハミルトン、マイケル・ビーン

 

今となっては説明不要の感のあるSF映画の傑作でございます。

未来世界、人間と機械が戦っていて、機械軍の防衛線を破る男がジョン・コナー。

機械軍は考えた。この戦いを負けないものにするためには、過去に遡ってジョン・コナーが生まれないようにすればいいのだ。

んで、殺人機械(ターミネーター)を送り込んでジョン・コナーの母となるサラ・コナー(リンダ・ハミルトンさま)を殺そうとする。

このターミネーターをまだまだ芝居が下手で筋肉オバケだったシュワさまが演じております。

ハミルトンさまを守るために後から未来から追いかけてきたのがマイケル・ビーンさま。
んで、最後にはハミルトンさまとビーンさまが仲良くなって結局ジョン・コナーが生まれる。

息子に戦士としての知識を教えるのも母なので、結局未来からターミネーターを送ったことが戦士のリーダー、ジョン・コナーを生むことになって、うーん。ややこしい。
2、3と物語が進むにつれてよじれていく時間軸。

ややこしいややこしい。
まあこの映画以後によじれていく物語はまた後日書くとして、本作ではターミネーターとハミルトンさま、ビーンさまのおいかけっこが見どころ。これはこれで名作でございます。

 


踊る大捜査線THE MOVIE2・レインボーブリッジを封鎖せよ

2003年東宝作品

監督 本広克行

脚本 君塚良一

主演 織田裕二、柳葉敏郎、いかりや長介、深津絵里、真矢みき、水野美紀、ユースケサンタマリア・小西真菜美


人気テレビ番組の映画版第二弾、なんて書かなくても十分おわかりだと思いますが。亡くなった父が大好きだった作品の映画化です。

冒頭いきなり、特殊部隊チームによる豪華客船ジャックの犯人鎮圧デモンストレーション。マスコミを集めての警察広報活動ですな。犯人役はご存知湾岸署の刑事たち。

織田さまは特殊部隊リーダーから「実弾を使わない以外は実戦同様。しっかりやれ」とか言われてブチキレます。んで湾岸署の皆様マジで特殊部隊に応戦。

特殊部隊に勝ってしまう。いきなりやってくれます。

今回の事件は連続殺人犯。死体をディスプレイする猟奇殺人鬼。

捜査本部の監理官は真矢さま。すげえむかつく女。

所轄を兵隊代わりに使い、こき使う嫌なキャリア婦警を見事に演じておられます。

事件が動くときの緊迫した描写。細かいカット割りを生かした演出。

相変わらず素晴らしい。

第一弾やこれまでにオンエアされた二時間スペシャル同様、細かい伏線が縦横無尽に張りめぐらされています。

ばらばらのパーツがやがて一つに統合されていくドラマ展開は爽快。

ドラマ先行の映画だからといって甘くみちゃいけません。

内容もかなり深い。

映画シリーズはこのあと正編の三作目が製作されたほか、スピンオフ作品が二本、二時間ドラマでも三本の外伝が製作されている大人気シリーズです。

織田さまってこの青島シリーズと「アマルフィ」の黒田シリーズ、どっちのほうが好きなんでしょうか。こっちのほうが伸び伸びやっておられるように感じるのですが…


ナインハーフ

1986年アメリカ映画

監督 エドリアン・ライン

主演 ミッキー・ローク、キム・ベイシンガー


恋愛ものをあまりとりあげてなかったので、何か書こうって思って、ずっと考えていたんですが、ないですねえ。あまりいい恋愛映画。

っちゅうか、ほとんど見てないから、引き出し少なすぎ。
この映画は予告編があまりにもかっこよかったので見ちゃいました。

ビリー・ホリデイの「奇妙な果実」が陰鬱に流れる。

「究極のエロティック・ムービー」とかいうテロップ流れえの、いちゃいちゃする画像流れえの。

究極なエロティックな場面ってどんなんやねん、って期待して見てましたが、あんまり究極じゃなくてがっかりしたような記憶がありますです。
画廊を経営するベイシンガー。んで、そこにロークがやってきて、二人は恋におちる。
出会ってから別れるまでの九週間半を描いた作品。

だから「ナインハーフ」。原題は「NINE 1/2 WEEKS」。そのまんまやんけ。

ミッキー・ロークってかっこいいのかなあ。あんまりいいって思わないんですが。

「究極の」ラブシーンはカテゴリーとしてはソフトSMになるんだろうと思います。目隠しして、これなんだ的な感じでお腹とか背中をそのもので愛撫すると。氷をお腹にあてて、つつつ。ああん、って感じ。

「究極の」って言葉に踊らされた観客の典型でございます。

同じこと誰かとやろうと思いながら、結局しないままこの年になっちゃった。でも今さらこんなことやろうとも思わないし。
ただ、マフラープレゼントするときに、後ろからかけてあげてそのまま抱きしめるってのは一回だけやったような記憶があります。この映画見てたときに片思いしてた彼女に。

バラの花束渡して、マフラーかけてあげて抱きしめて。

すごく感激されました。その子、ショートカットの運動部系の子で、自分のことをときどき「俺」って言うような子で、今までそんなことされたことないって言われて。

ただし。ここまでやっても駄目なときは駄目。

まあ私はミッキー・ロークじゃなかったわけで、彼女もキム・ベイシンガーじゃなかったわけですな。

あかん、凹んできた。なんか恋愛映画の感想とか書いたら凹んじゃうのは気のせいだろうか…


ターミネーター2

1991年アメリカ映画

監督 ジェームス・キャメロン

主演 アーノルド・シュワルツェネガー、リンダ・ハミルトン、エドワード・ファーロング、ロバート・パトリック

 

ターミネーターシリーズの中で、タイムパラドックスに挑戦する内容の作品。

前作で人類の未来を知ってしまったハミルトンさま。

今は精神病院に隔離されています。

息子のファーロングさまはいっぱしのワルに成長しています。

そんな現在に、コンピューター軍は再び強力なターミネーター、パトリックさまを送り込みます。

目的はファーロングさまを殺すこと。

で、未来の人間軍は前作で送り込まれてきたシュワルツェネッガーさま型のターミネーターに「ファーロングさまを守る」プログラムを入れて送り込む。

精神病院に忍び込んだパトリックさまとの攻防。

逃げきったハミルトンさま、ファーロングさま、シュワルツェネッガーさまは、未来で人類に反乱を起こすコンピュータの開発そのものを止めようとしまして、設計者とその会社を攻撃します。

んでそこに再びパトリックさまが登場。ヘリチェイスやカーチェイスの末、またしても工場での追いかけっこ。

物語が進み、登場人物が動けば動くほど、時間軸が弄ばれ、パラドックスがいつ起きてもしかたのない様相を呈してきます。

まあそもそも最初の設定からしてパラドックスを起こすことが目的だったからなあ。第一作では結局未来は変わらず、どんよりした終わりかたしましたが、この二作目は未来が変わるかもって終わりかたをします。でも未来が変わると人類とコンピューターの戦争もなくなるから、第一作のターミネーターも来なくなって、マイケル・ビーンさまも来なくなって、ファーロングさまが生まれることはなくて、でもそうなったらまた未来が変わって。

うーん。パラドックス。この作品そのものは、「未来は変えることができるから頑張ろう」っていう力強いメッセージで終わりますが、残念ながら作品世界の根幹にかかわる「タイムパラドックスを起こさないプチ幸せな結末」はついに探すことはできず、シリーズはこのあと、テレビシリーズの「ターミネーター サラ・コナー・クロニクルズ」を経て3、4と、どんどん破滅ワールドに突入してまいります。


動乱

1980年東映作品

監督 森谷司郎

主演 高倉 健、吉永小百合、米倉斉加年、田村高廣、田中邦衛


五・一五事件から二・二六事件、さらにその事件の収拾までを描いた作品。

これより後に五社英夫監督がそのまんまのタイトルで「二・二六」って映画を撮りました。

こいつはこいつでまた別の機会にご紹介しようと思っております。
五・一五事件、二・二六事件は様々な立場から様々な事件検証が行われ、様々な物語が作られています。

この作品は決起した青年将校たちの立場と、さらにはその妻や恋人の目からみた、いわば「女の二・二六」といった描き方をしています。

だから内容は限りなく青年将校寄りの視点で描かれています。

あまりにも有名な事実の映画化なので、歴史解釈に差がでるといけませんので、事件そのものに対するコメントはあまりしません。

あと、事実誤認とかがばれるといけないので、今回はあらすじもパスだなあ。ちなみに私は、軍部暴走の歯止めとして高橋蔵相は生きていなければならなかったのではなかったかと考えている人なので、どちらかというと決起行動については批判的です。

しかし決起する側の理屈もわからないではない。

当時の政治体制がやっていたことと世界情勢を考えると、決起止む無しとは思うのですが、現実にこの事件が引き金となって軍部が暴走し、結果的に泥沼の大戦に突入していったのも事実。

難しいですね。
映画では米倉さまが実に良いです。

心情的には決起将校たちを理解しながら、憲兵という立場で彼らの前に立たねばならない。

悲しい形相で「私は憲兵です」と言って、高倉 健さまの前に立ちふさがり、斬られて命を落とす。おお、さすが劇団民芸の中心俳優。

すごい名演技。

三時間近い大作の中で、実は主役の高倉さまより目立っておいしいところをもっていってましたです。


ターミネーター3

2003年アメリカ映画

監督 ジョナサン・モストウ

主演 アーノルド・シュワルツェネッガー、ニック・スタール、クレア・デインズ、クリスタナ・ローケン

 

「ターミネーター3」です。2から十年後、また未来からターミネーターがやってきます。

今度は女ターミネーター、演ずるのはクリスタナ・ローケンさま。前作まで活躍していた母、リンダ・ハミルトンさま演ずるサラ・コナーはすでに故人という設定。ニック・スタールさま演ずるジョン・コナーはすっかりおっさんになっています。

今回のターミネーターのターゲットは成長したジョン・コナーと、そのガールフレンドのクレア・デインズさま演ずるケートという女性。なんでこの二人なん?って疑問からスタートですね。

んでまたシュワルツェネッガーさま型のターミネーターが未来から送られてくる。

使命はスタールさまとデインズさまを守ること。

前作で回避したはずの「ジャッジメント・デイ」。

しかし送られてきたターミネーターは近い将来、「ジャッジメント・デイ」が訪れ、その日、機械の反逆が始まり、コンピューターの核攻撃が始まるといいます。なんなん?前作での苦労は。

どうやら「ジャッジメント・デイ」は回避されたのではなく、延びただけだったと明らかになる。

サラが壊滅させたサイバーダイン社のかわりに、今度は軍が人類を滅ぼすスカイネットシステムを開発してしまったからさあ大変。スタールさまは第二作同様、ジャッジメント・デイを回避させようと軍施設に向かいます。
おっとここから先はネタバレでっせ。


奮闘する登場人物をよそに、物語は粛々と終末に向かって進みます。

結局スカイネットは止まらない。核ミサイルは発射される。そして第一作の未来へつながります。おお、タイムパラドックス完全回避。そうですよね。こうならないとおかしい。2の設定のまま物語が進むとパラドックスが起こるから、話はこういう決着でないといけないんです。やっぱり。

でもこれって一番安易な筋書きだと思います。

1でどんより終わった。で、救いのある結末の2ができた。でもそれじゃあパラドックスが起こるから、物語の整合性をとらせるためにやっぱり3では核戦争起こさないとだめだなあ、って感じがみえみえです。全てのパラドックスを整合させながらそれでいた悲惨ではないラストってどう作ってくれるんだろう、と期待していた作家的な期待は見事に裏切られ、パラドックスの収拾のみに重点を置いたつくりになっていたのはちと残念。

うむむ。これじゃああかんやろ、って感想をもちましたです。


少林サッカー

2001年香港映画

監督 チャウ・シンチー

主演 チャウ・シンチー、ン・マンタ、ヴィッキー・チャオ、パトリック・ツエー


元有名サッカー選手ン・マンタさま。ツエーさまのクラブチームで下働きをしながら、サッカーチーム監督就任のチャンスを待っていましたが、チームをクビになります。

失意の彼の目の前に現れたのはカンフーの達人チャウ・シンチーさま。

マンタさまはシンチーさまの天才的なキック力をサッカーに生かそうと思い、シンチーさまはカンフーを広めるためにサッカーを利用しようとする。

おお、利害が一致。

シンチーさまは少林寺の兄弟子たちを集めます。

「魔の手」の使い手をキーパーに。

「鎧の肌」と呼ばれた男をディフェンスに。

「空渡り」の達人をフォワードに。

「旋風脚」の達人もディフェンス。

みんなぶちぶち言いながらも少林寺の師の教えを思い出し、カンフーを広めるためにサッカー選手として集結します。最初のうちはだらだらやっていたメンバーですが、練習試合の最中に少林寺の教えが降臨するわけですな。

チームのメンバー、とんでもない力を発揮しはじめる。

チームはあれよあれよという間に大会の優勝決定戦にまで勝ち進む。

さてさて、ヴィッキー・チャオさまはシンチーさまが通う饅頭屋の店員。

シンチーさまはチャオさまに恋しまして、チャオも同じ感情を持ちます。

この二人の恋愛感情が物語後半の伏線。

この少林チームが決勝で対戦するのが因縁あるツエーさま率いるチーム。

どうやらこいつらは禁止薬物やってて、本来以上の力が発揮できるらしい。

少林チーム危うし。戦いの結末やいかに。
ヴィッキー・チャオさまがむちゃカワイイ。

前半のブサイクメイク、中盤のケバケバメイクはすべてラストのためにあります。

太極拳を操る饅頭屋。こんな店あったらいってみたいなあ。

香港映画の常として、かなり達人のカンフー使いたちが集結しているようです。

そんな方々がサッカーユニフォーム着て、ワイヤーで吊られてCG合成の魔球を放って。

こういう絵をみるだけで監督、主演のチャウ・シンチーさまの才能を感じてしまいます。

蛇足。パトリック・ツエーさまってたかじんさんに似てる…


ソドムの市

1975年イタリア映画

監督 ピエル・パオロ・パゾリーニ

原作 マルキ・ド・サド

主演 パオロ・ボナチェッリ、アルド・パレッティ、ジョルジュ・カタルディ

 

これって、私には幻の映画でした。封切り当時は中学生。映画好き中学生だった私は、「スクリーン」とか「ロードショー」とかで新作映画をチェックしておりました。

「エマニエル夫人」「O嬢の物語」、そしてこの「ソドムの市」あたりの文芸系ポルノっていうんでしょうか。このへんの映画は、年齢制限にひっかかって見られなかったもんで、幻の映画でした。「インモラル物語」とか「ディープ・スロート」なんかも見たかった。そりゃあさあ、性への興味津々の中学生ですもん。その頃はビデオなんてものなかったわけだし。

で、そういう映画見ることができる年齢になったころはAV花盛りで、あえて難しいいやらしい映画見なくても…ねぇ。

難しくないいやらしい作品選ぶじゃないですか。そんなこんなですっかり見る気をなくしてましたねえ。で、あるときレンタルビデオ屋さんでこの「ソドムの市」を見つけて、レンタルして見ました。
感想。

見なきゃよかった。理解できなかったです。最初から最後まで。

パゾリーニ監督は、「王女メディア」とかの芸術性の高い作品を撮る監督でした。ただ、この人、有名な同性愛者だったんですね。で、この映画を撮った直後に同性の恋人に殺されてしまいました。なんかそっち系のトラブルだったと記憶しております。

この映画はそんなパゾリーニ監督がそういう趣味全開で撮った映画です。多分。

原作はそれなりに古い時代の本。サドさまってフランス革命とか、その頃の人。それを第二次大戦の頃のイタリアに置き換えています。原作は確か、フランス貴族が平民の若い男女を金で買って、好き勝手するって話だったような記憶があります。とはいってもこの本は長い間完訳されてなかったですが。

映画ではイタリア人の変態高級軍人や変態政治家が、ユダヤ人を拉致して好き勝手するって話。なんか、最初から最後までそんな調子。スカトロジーありSMあり同性愛あり。

で、普通に男女のエッチした人は銃殺されちゃうとか。わけわからん。

最後はなんか処刑場みたいなところに捕虜を連れ出して、レイプとかしてその後、拷問みたいなことして何人かの人を殺して、んで何故か兵隊がワルツ踊って終わる。わけわからん。
パゾリーニさまとゴダールさまは理解できませんです。見てかなりどんよりした作品。

どんより度は「アレックス」「レクイエム・フォー・ドリームズ」、難解度は「気狂いピエロ」、おぞまし度は「ブレイン・デッド」に匹敵します。

見たことをかなり真剣に後悔した作品でございます。


ダーティハリー

1971年アメリカ映画

監督 ドン・シーゲル

主演 クリント・イーストウッド、ハリー・ガーディノ、アンディ・ロビンソン

 

「ダーティハリー」でっせ。

クリント・イーストウッドさま、マカロニウェスタンから出てきた人ですよね。

「荒野の用心棒」とか「夕陽のガンマン」とかがマカロニ時代の代表作。

このへんの作品はまた機会を改めて書きますです。

そこからちょこっと作品に恵まれない時期が続きます。

「白い肌の異常な夜」とか「シノーラ」とか「荒鷲の要塞」とかに出演されてましたが、もひとつパッとしなかったって印象です。

「ダーティハリー」に出会ってブレイクした、と私は理解しております。

ダーティハリーは全部で五作作られました。

作品として一番好きなのは2ですね、やっぱり。

すごく構造がねじれていて、面白かった。

3以降はハリー・キャラハンってキャラが一人歩きをはじめて、製作側がその後ろからついていく感じがしてあんまり好きじゃないです。

もちろんこの第一作も傑作。

スコルピオという異常犯罪者を追うキャラハン刑事の物語。

スコルピオという男、少女誘拐とか無差別狙撃とかスクールバスジャックとか、とんでもないことをする異常者系の悪党ですな。

無差別狙撃を阻止しようとするハリーとスコルピオの銃撃戦とか、少女誘拐の身代金を運ぶ役を買ってでたハリーが町じゅうを走り回る場面とかが印象に残っています。

しかし何といってもトップシーンとラストシーンで使われる台詞。

「この銃は44マグナムといって、お前の頭くらいふっとばすことが出来る。ところがさっきの撃ちあいで弾丸が残っているかどうか数えるのを忘れちまった」

銃撃戦の後、犯人に銃を向けたハリーが言います。

かっこええ。

冒頭とクライマックス。冒頭でこのセリフを言われるのは、黒人の銀行強盗。

この役者さん、「ダーティハリー2」では中盤、犯人に射殺されるポン引きを演じておられた人です。

クライマックスでは、同じセリフが凶悪犯スコルピオ=アンディ・ロビンソンさまに向かって言われます。

弾丸が残っていたのかいなかったのかはDVDでお確かめください。


ゴッドファーザーパートⅡ

1974年アメリカ映画

監督 フランシス・フォード・コッポラ

主演 アル・パチーノ、ロバート・デ・ニーロ、ロバート・デュバル、ダイアン・キートン、ジョン・カザール、リー・ストラスバーグ

 

映画の最後に、なんとジェームス・カーンさまが特別出演しています。

私は三部作のなかでこの話が一番好き。ドラマ的に多層構造になっています。

パチーノさま演ずるマイケルがファミリーを拡大していく様子と、デ・ニーロさま演ずるその父がファミリーの基盤を築く様子が時間を超えて並行して描かれます。

それでいながらブリッジ部分の編集にも意味というものが感じられます。

例えば、家族の問題で悩むパチーノの向こうに、彼を見つめるようにデ・ニーロがオーバーラップして過去に物語が推移するとか。そういう演出です。

ファミリーを拡大していきながら家族の絆を作り上げていくデ・ニーロさま。逆に家族の絆を失っていくパチーノさま。マフィアのボスの孤独。

とってもやるせない。

今回、パチーノさまと対立するのはバハマの大ボス、演ずるはリー・ストラスバーグさま。

ストラスバーグさまはかの有名なアクターズ・スタジオの主宰者です。いわばジェームス・ディーンさまやマーロン・ブランドさまやパチーノさまやデ・ニーロさまの師匠。

すげえすげえ。こんな人が出てる映画なのですじゃ。

パチーノさまはファミリーを守るため、再び血の粛清を決意します。そして最後に粛清されるのは実の兄カザールさま。義兄で弁護士のデュバルさまもファミリーの仕事から締め出し、妻ダイアン・キートンさまも彼のもとを去る。

パチーノは一人、兄弟たちととった懐かしい夕食を思い出す。ここでジェームス・カーンさまが登場。

強烈な演出。過去の映像が暖かければ暖かいほど、現在の孤独が鮮烈に表現されます。

そして物語はより辛辣なラストをもつパートⅢへ続きます。


スターウォーズ

1977アメリカ映画

監督 ジョージ・ルーカス

主演 マーク・ハミル、キャリー・フィッシャー、ハリソン・フォード、アレック・ギネス、ピーター・カッシング

 

「スターウォーズ」を見返すといつも思うのですが、物語の中での時間って、びっくりするほど流れていない。

言い換えると、すごく短い時間の間にいろんな事件が凝縮されたドラマになっています。

物語はエピソード3の続きってことになっています。

我々が最初に見たスターウオーズはエピソード4・新たなる希望。

冒頭の流れるタイトルにちゃんと書いてありました。
帝国軍から新型要塞デススターの設計図を盗んで逃げるレイア姫。

それを追うダースベイダー。

レイア姫はロボットR2D2にメッセージを託し、ロボットだけを脱出させて囚われてしまう。

そのロボットを拾うのがルークという青年。

ロボットには「オビ・ワン・ケノビ、助けて」というホログラムのメッセージが。

ルークは今ではベン・ケノビの名乗っている老人にその映像を見せます。

レイアを助けに行くことになる二人。

酒場で二人に雇われる宇宙船乗りがハン・ソロ。

ここから宇宙大活劇が始まります。

かなり昔の映画なのに特撮とかもすごくよくできています。

家族揃って楽しめる一作であります。