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パブー1周年に寄せて
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父ちゃんのタクシー(カラーVer.)
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小ぐまのきょうだい ケーキをつくる
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sigma vol.1.0
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アネモネ。
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魔法のぼうし
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プロローグ
ミドリとコンペイトウ
スーと家庭教師
サフラン
少し前のおはなし
ぼうしに頼っていた2人
素直になれない
ぼうし復活?
よろず屋にて
おとしもの
月夜
りんご
魔法使い
1日の終わり
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ニコニコしょうてんがい
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今週のキョムちゃん
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自虐的恋愛年表~なんだかすみません。~
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期末試験前也 上
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嘘つきの甥
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キュレーションの時代
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奥付
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 あたりまえのことですが、ヨアキム自身も、自分の作品の価値にはなんら意味を見いだしていなかったのです。彼の作品がアートとして認められるようになったのは、カフェオーナーのジョン・ホップグッドが偶然彼の家の前を通りがかって彼の絵を見いだしたからでした。
 もしホップグッドが偶然通りがからなかったら?
 ヨアキムはだれにも発見されず、ごく平凡なひとりの老人として余生を終わらせていたかもしれません。もちろんそれでも彼は、きっと幸せだったでしょう。
 でも見いだされたことで、彼は平凡な老人から素晴らしいアーティストに突然なった。本人が「アーティストになろう」と努力なんかいっさいしていなかったのにもかかわらず。
 そう考えると、ヨアキムの作品というアートは、ヨアキムだけでなく、彼を見いだしたホップグッドとの「共同制作」だったともいえるでしょう。
 つくる人と、それを見いだす人。
 その二人の関係。
 つくる人がいなければ、もちろんだれかに見いだされることもない。でも見いだされなければ、つくるものは決してだれにも知られない。私たちが「何かを見る」「何かを楽しむ」というとき、つねにそこには「つくる」と「見いだす」という二つの行為が介在している。
 絵の世界では昔は「美術をちゃんと学習している人」「美術の技術を習得している人」「そのときどきの美術史の流れがわかっていて自分の作品を発表する人」というようなプロフェッショナルがつくり手のほとんどを占めていました。ところが二十世紀に入るころから、ヨアキムのような「美術を学んでない」「技術も習得してない」「美術史のことなど何も知らない」、それに加えて「自分の絵を世間に大々的に発表したいという気持ちなんて全然ない」というような人たちがたくさん現れてきて、こうした人たちの絵が美術界で認められるというようなことが起きてきています。
 プロじゃない人たちが、つくり手になる時代になってきているのです。
 これはどんな世界でも同じ。そしてインターネットが普及して、「プロじゃない人」の表現や発信はますます増えていて、そういう人たちのつくったものが認められるというようなことが世界中で起きている。
 そういう世界では、良い芸術作品や良い文章や良い楽曲を生みだすためには、「つくる人」がいるだけでは難しい。
 ヨアキムをホップグッドが見いだしたように、それらのすばらしい作品を「見いだす人」が必要なのです。
 これからの世界は、そうやって「つくる人」と「見いだす人」がお互いに認め合いながら、ひとつの場を一緒につくるようにして共同作業をしていく。
 この本は、そういう新しい関係が私たちの社会を変えていくということを書いています。






「キュレーションの時代」 
著者:佐々木俊尚

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パブー電子書籍コレクション2011


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