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ゴミ捨て場で、お腹を空かせた浮浪者が食べ物を探していたのです。

それを見たマルガリータは放ってはおけません。

「やあ、僕はマルガリータ・ド・トロフス。良かったらこれをお食べ」

マルガリータは浮浪者にチョコレートドーナッツをさしだしました。

その時です。大きなゴミ袋がぴゅ〜んと飛んで来て、マルガリータの頭にバチン!

ゴミ袋はマルガリータの立派な角でビリリッと破れ、いちめんゴミだらけです。

その拍子にチョコレートドーナッツもどこかへ飛んでいってしまいました。

マルガリータはすっかり悲しくなりました。

マルガリータがとぼとぼと歩いていると、どこからか声が聞こえてきます。

「お〜い・・・誰か・・・助けてくれ〜」

ふと見ると、そこには小さな緑色のカエルが一匹ぐったりと倒れていました。

「やあ、僕はマルガリータ・ド・トロフス。ぼくに何か出来ることはある?」

「ひい助かった!・・・頼む、水がある所まで運んで行ってくれないか?

水が無くて干からびそうなんだ」

これは大変だと思ったマルガリータは、急いで橋の上へカエルを連れて行きました。

しかし、あんまり急いで走っていたので、通りがかった人とゴツンとぶつかってしまいました。

その拍子にカエルはピョーンと飛ばされて、橋の下を流れる川へポチャリ。

カエルは気持ち良さそうに泳いでいきました。

それを見てマルガリータはひと安心しました。


ところが

「あなたいったいどこを見て歩いていたの!!急に飛び出したら危ないじゃないの!」

マルガリータが橋の上でうっかりぶつかった婦人は、顔を真っ赤にして怒りました。

「ケガでもしたら一体どう責任をとって下さるの!?

それに何なのかしらあなた、ゴミだらけで汚らしい!」

マルガリータはすぐに謝りました。

「ごめんなさい。カエルくんがとっても大変だったので・・・」

「カエル?冗談じゃないわ!どうしてあたしがそんなものの為に

痛い思いをしなければならないの!?ああ不愉快だわ!」

そう言うと、婦人は顔を真っ赤にさせて行ってしまいました。

マルガリータはいよいよ悲しくなりました。


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