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小さな女の子が、お母さんの手を離れてこちらへやってきました。

「シャングリランドのマルガリータ!」

そう叫んでみますが、若い女の人達のお尻にぶつかって倒れてしまいました。

倒れた女の子は、しくしく泣きながらお母さんのもとに帰って行きました。

マルガリータはその様子を見て悲しくなりました。

マルガリータはお腹が空いたのでご飯を食べることにしました。

鞄の中からチョコレートドーナッツをとりだしました。

マルガリータが大きな口を開けたその時、物陰からゴソゴソと音がしました。

ゴミ捨て場で、お腹を空かせた浮浪者が食べ物を探していたのです。

それを見たマルガリータは放ってはおけません。

「やあ、僕はマルガリータ・ド・トロフス。良かったらこれをお食べ」

マルガリータは浮浪者にチョコレートドーナッツをさしだしました。

その時です。大きなゴミ袋がぴゅ〜んと飛んで来て、マルガリータの頭にバチン!

ゴミ袋はマルガリータの立派な角でビリリッと破れ、いちめんゴミだらけです。

その拍子にチョコレートドーナッツもどこかへ飛んでいってしまいました。

マルガリータはすっかり悲しくなりました。

マルガリータがとぼとぼと歩いていると、どこからか声が聞こえてきます。

「お〜い・・・誰か・・・助けてくれ〜」

ふと見ると、そこには小さな緑色のカエルが一匹ぐったりと倒れていました。

「やあ、僕はマルガリータ・ド・トロフス。ぼくに何か出来ることはある?」

「ひい助かった!・・・頼む、水がある所まで運んで行ってくれないか?

水が無くて干からびそうなんだ」


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