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販売価格200円(税込)
カテゴリー 趣味・生活・芸術その他 作者 岸塚康子
価格 200円(税込)
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状態 完成 ページ数 40ページ (Web閲覧)
79ページ (PDF)
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 映画監督・山瀬崇には山瀬を慕うスタッフ俳優が多かったことから通称『山瀬組』と呼ばれていた。しかしクランクインした『素浪人』では、今や名バイプレイヤー(名脇役)の竹川が今、ひとつ半兵衛になり切っていないのと、そして、もう一人、ドサ周りの役者達を泊める宿屋の親爺役の寺田進もいけなかった。二人とも芸達者だから素人の目は誤魔化せるのだが、山瀬としては不満であった。
映画屋とは天気待ちが商売だと誰かが言った。誰もが『晴れたらいいね』と思っていたが、天候に恵まれなかった。総勢45人は雨天の日に、いつもなら麻雀に興じるのだが、その日は、川を渡る旅人達のように寄り添い話し出した。映画への思いを語る山瀬組の山瀬監督が語り、竹川が語り、寺田が語るうちに山瀬監督が天皇と呼ばれた黒澤明を語っていく。『晴れたらいいね』それとも黒澤明の遺作となった『まあだだよ』なのか、45人は真剣に耳を傾けていくのであった。

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