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僕が時間を気にしているそぶりを見せると、君は時計なんてみないでと悲しそうな顔をする。だからその声の思うがまま、僕は君と過ごすこの瞬間だけを見つめていた。好きにされたい。その気分は一歩間違えれば危ない橋。あの頃の僕はまだ未熟で。何一つ見えてはいなかったのさ。何一つ。#twnovel

 

 


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昼間に君がお見舞いに来てくれた時にくれた飴玉。後で食べるねと言っておきながら引き出しに入れておいたまま忘れていた。深夜となった今その君の優しさのかたまりのような飴玉を誰にも気づかれることなくほおばる。自然と笑みがこぼれた。早く君の元に飛んでいきたいと心から思った。#twnovel

 

 


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毎朝君のために朝ご飯を作る僕。でも最近芯から寒さが染みてきて。暖房を入れても台所は底冷えが酷かった。ブルブル震えながら卵を割っていると君が急に背後からマフラーを僕の首に巻き付けた。一見、身の危険さえ感じる行為。寒そうだからとそつなく返す君に返す言葉は…ありがとう。#twnovel

 

 


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夕暮れ時にテレビを見ていると、君もこたつに潜り込んできた。冬になると昔こたつに猫が隠れていた事を思い出す。暑くて慌てて出てくるんだ。君が何考えてるのと聞いたから説明してもふーんの一言で済まされて。でもこうしているとどんなに愛を囁くよりも愛し合っていると思うんだ。#twnovel

 

 

 


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裏切ったな、とあからさまに言えたならどれだけ楽だっただろう。それじゃあまるで畜生だと、いな犬にも劣る行動だとあの夜屋上で声を荒げる事ができたならどれだけ楽だっただろう。あの日僕は静かに身を引いた。傷つきたくなくて。真実は何もしなくても君に突きつけられるものだから。#twnovel

 

 



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