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020

 

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涙さえも流れない悲しみ。それでもいつも君の心の中に生きている。記憶の中にじゃない。ちゃんと君の生命の中にいるんだ。何十年経っても祈りを忘れない。本当だ。嘘だと思われてもかまわない。たくさんの人生を背負って生きていく。僕も君と二人一生背負い続けよう。言葉はいらない。#twnovel

 

 

 


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大地は今何を思う。2つの声が聞こえるというなら、僕らは大地の「味方だ」という言葉を信じ切る事ができる。今まで気がつかなかっただけ。いつも僕らを支え続けてくれたこと。永遠という言葉が希望に聞こえる日までチューニングをそこに合わせる。生きる事で全てを価値に変えていく。#twnovel

 

 

 


022

 

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起きる時間まであと5時間。少し眠ったかどうかというところ。喉の渇きを覚えて深夜キッチンでコップに水を注いでいた。飲み干した帰りに君とすれ違う。縦縞の線が入ったパジャマ姿の君はさっきの僕と同じ行動を辿るように水を注いで飲み干した。僕ら知らないうちに似てきてるのかな。#twnovel

 

 

 


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虹色の景色が遠のく。所詮過去の記憶だ。増えも減りもしない。明日という香辛料に僅かな望みを託して今日も眠りにつき今日も目覚める。だがそれをただの繰り返しだとは思わない。思えない。火照るという感覚を忘れて久しい現在を迎えてもいつかそれを越える感覚に出会える事を信じて。#twnovel

 

 


024

 

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桜の花か。心の中でそう呟く。はっきり言って季節にあまりに無頓着になりすぎた僕は、今どんな季節なのかさえ気がつく事はなかった。でもこの桜の囁きが春に気づかせてくれた。積み重なった緊迫が心の中で打ち崩れていく。気が抜けたみたいだ。誰か必要としてくれる日がくる気がした。#twnovel

 

 

 



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