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007


007

君の水晶のような涙を見て責任を感じてしまう。泣かないでいてよ。僕が悪かったからさ。ただ僕にほんの少しだけ嬉しい出来事があって、君にも教えたくて。それで伝えたら。泣き出すものだから、君が。慌てふためく僕を見て今度は堪えきれずに笑い出す君。いつまで経っても敵わない。#twnovel



008


008

民衆の声が強くなっている。そうニュースをみて思う。もっと賢くなり、もっと声を上げる。そうするといつにも増して虚構の世界はちっぽけに見える。最初から小さかったんだ。そして最初から民衆は偉大な存在だったんだ。気づいていなかっただけ。人は歯車の一つなんかじゃないこと。#twnovel



009


009

何にもなくなったのに野の花は黄色の花を咲かせている。なんだよお前だけ。そう憎まれ口叩く気力も少し出てきた。ああ、知っている。俺もお前みたいに負けずに花を咲かせる事ができるんだろ?それを教えたくてわざとそうやってる。名もなき花がいつの間にか一番の友達になっていた。#twnovel



010


010

励ますほど励まされ、いつのまにか貴方の腕の中に抱えているものより僕の腕の中で抱える物の方が多くなっている。ありったけをあげようとすれば、ありったけが返ってくる。そんな感覚がもっと当たり前のものになればいいね。そう言って笑顔見せる君の言葉が妙に心に響いて離れない。#twnovel



011


011

避難所の屋根はいつもこうだ。目覚めと共に目に入るそれにいい加減うんざりしている。そして一度目覚めるとそれきり寝付けない。慢性的な疲れが当たり前になっていた。日中の炊き出し。ご飯が暖かいだけでありがたくて涙が出る。自問自答が続く中、味噌汁の暖かさだけは本物だった。#twnovel




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