| 作者 | 岸塚康子 | 状態 | 完成 | ||
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| カテゴリー | 小説・ノンフィクション (スポーツ) | 価格 | 220円(税込) | ページ数 | 68ページ (Web閲覧) 135ページ (PDF) |
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だがやはりプロレスこそ最強という証明をするには打倒K-1が悲願であった。城之内小百合は講演、執筆活動に専念していく。
1969年、プロ野球界の黒い霧事件が起きた。旧西鉄ライオンズのカール・ボレス選手が「ライオンズに、わざとエラーをする選手がいる」と言った事から報知と読売新聞社会部と組んで調査を開始し、暴力団と組んだ八百長事件が発覚した。西鉄投手の永易将之(ながやすまさゆき)が暴力団関係者にわざと試合に負ける「敗退行為(八百長)」を持ちかけられ、それを実施していたことが判明。解雇が決定した。その永易(ながやす)が自分の他に八百長をした疑いがあるとして西鉄の選手6人の名を挙げた。彼らは皆、長期間の出場停止、年俸の減額、永久追放(クビ)などの厳罰が敢行されている。中でも池永正明は6年間で103勝した名投手であった。伯父の松村は大変ショックを受けた。1週間に8勝(ダブルヘッダーを含めて)、1ヶ月で11勝、1シーズン42勝、日本シリーズ三連敗の後の四連勝。20連勝という世界記録を打ち立て、神様、仏様、稲尾様と呼ばれた稲尾和久の後を継ぐ大エースと目されていたからだった。今でも池永投手の無実を信じている。嘗て「巨人、大鵬、玉子焼き」と言われた時代があった。大鵬のライバルは柏戸、柏鵬(はくほう)時代と騒がれた。当初、白鵬は柏鵬と付けようとしたが、烏滸がましいので白鵬を四股名にした。大鵬は32回優勝、柏戸は僅かに5回の優勝で終わった。柏戸の取り口は相手が誰であろうと前褌を取ると、そのまま土俵際まで責めて寄り切る。誰がいったか電車道と言った。しかし、その取り口から怪我が耐えず休場が多かった。1963年9月、柏戸は4場所連続休場後の出場だった。この時点で同時に横綱昇進した大鵬は既に6場所連続優勝をしていたが、柏戸は1回優勝しただけ。柏鵬共に14戦全勝、土つかずで千秋楽を迎えて激突することになった。両者がっぷり四つ。しかし突然、大鵬が崩れ柏戸が優勝した。作家の石原慎太郎は八百長だと断じ問題になった。大鵬は樺太の出身で父親はウクライナ人。大鵬自身は父親を知らないが、その事をして当時の複雑な樺太事情が垣間見える。樺太は旧ソ連に強奪され




