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性能評価

 6.4 実用的なループ・フィルタ定数の検証

 最後にPLL_mainプログラムを使って設計したループ・フィルタをE12シリーズなどの実用的な定数とした時の特性を検証してみます。

抵抗とかコンデンサの定数は1.5kΩ、2.2μFといったように、ある決まった種類の値しかありませんし、誤差も±10%とかバラツキがあります。私がよく使っていたのはE12シリーズという10のべきを12分割したものですが、最近ではE6、E3シリーズなどを採用することによって、品種を減らしてコストダウンを図るといったことがなされています。これらの系列を選んだ時に得られるLoop Filter特性をフィルタ係数を再計算する関数RLFP.mを作成しました(リスト6.4)。sに使う系列数(3、6、12、24)を入れます。


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性能評価

【リスト6.7 ループ・フィルタ定数再計算結果】

Ref Frequency       : 1000.0 [Hz]

Loop offset         : 0.000 [V]

Dead Time           : 0.000 [msec]

Phase Detector Gain : 0.398 [V/rad]

VCO Gain            : 40212.4 [rad/s/V]

Divider Ratio       : 16.0

Loop Gain f0        : 159.2 [Hz]

Loop Filter Type    : Active Lag Lead

Loop Filter DC Gain : 140.0 [dB]

Loop Filter Fc      : 1.539e-007 [Hz]

Loop Filter Fl      : 6.5 [Hz]

Loop Filter Fm      : 21.7 [Hz]

Loop Filter Fh      : 72.0 [Hz]

Loop Filter R1      : 22.0 [kohm]

Loop Filter C1      : 4.700 [uF]

Loop Filter R2      : 4.7 [kohm]

Loop Filter C2      : 0.470 [uF]

Phase Margin        : 56.3 [degree] @ 24.7 [Hz]

Mean LF OUT         : 2.500


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終わりに

終わりに

 「Octaveの実践的活用法-基礎編-」の応用編としてPLL(Phase Locked Loop)のプログラム

を紹介しました。基礎編同様にプログラムそのものは細かく解説していません。解説よりも自分

のやりたいこと、知りたいことに即した実践的なプログラムを実際に実行することを目的として

います。ですのでPLLという素材が読者の方の目的に合っていなければ何の役にも立たないと思

われそうですが、PLLは古典制御の応用で電子回路は勿論、モーターのPI(Proportional

Integral)制御(実はPLLはPI制御です)に応用、発展させることができます。既存のOctave

プログラムをモデファイすることはとても簡単で手が付け易いと思います。何もないところから

プログラムを作っていくのは結構エネルギーが必要でちょっと気後れしてしまいます。

この本(プログラム)がみなさんの「やりたいこと」の参考になり、その元になれば幸いです。

 

 

 ■履歴

・2014年2月2日 初版発行


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販売価格200円(税込)

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