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トラウマを過去に出来ないか・・・


 子供時代のトラウマを単なる過去の記憶に出来ないものでしょうか?!

 子供時代、いわゆる成長期のトラウマは私たちの人生に大きく関わってくるものです。
 良い影響であれば歓迎ですが、深刻な心の悩みや病を作りだす影響を与えるようなことがあれば避けたいものです。
 
 人生において、完璧な生き方などできません。
 多くの過ちを繰り返しながら、そこから何かを学びながら生きていくものです。

 人生がなぜ多彩であるかの要因の一つに、生まれ持った気質や才能があります。
 自分がそうであるように、親もその親から遺伝的に受け継いだものがあります。
 親は自分の能力の範囲内で子育てをするしかないのです・・・。

 親子であっても、遺伝的に違いがあるので、求める内容や度合いが違っています。
 そうした違いからくる求めても得れない様々な不満が、怒りや苦痛や落胆を作りだすのです。さらに、乳幼児において、親がどのようにスキンシップやその他の関わりを持った頻度によっても、人生に大きな影響を与えるのです。

 親も完璧ではないと分かっていても、幼児期からの不満や怒りは、心の奥に内在化され、理由は分からないけど、成長後に親への反発や怒りやそして、恨みが生じてきます。

 子供の時、親子の性格が違えば求めるものが違い、子供にとって「なぜこんな風にしかしてくれないのか」「なぜ自分にもっと関わってくれないのか」そうした疑問が解決できないと、自分は愛されていない存在なのだと悩みながらその現実を受け入れていきます。

 どうすれば、自分のトラウマを過去の単なる記憶に出来るのでしょうか?!

 トラウマの影響を受け続けていては、親子関係がどうのというより、あなた自身の人生そのものが破壊されてしまうことさえあるのです!!

 トラウマの影響を受けないために、単なる過去の記憶にする必要があります。

 心の問題は、機械の部品交換のようにはいきません。
 したがって、過去を含めた現実を受け入れることができるように、心の状態を変えていくことが必要です。

 「過去の記憶が消せますか?」という質問をたまに受けます。
 「消すことはできませんが、思い出さなくすることや、思い出したとしても苦痛を感じないようにはできます」と答えます。

 記憶は脳が司っています。脳内に作られる回路網を破壊して消し去ることはできません。コンピュータの記憶ディスクに書き込まれている内容の一部を削除するようにはいかないのです。
 
 しかし、人の心は、過去の記憶に対する受け止め方を変えることができるのです!!

 受け止め方を変えるには、理性の理解と感情の納得が必要になります。

 先に書いたように、親も自分も一人の人間として完全ではないという理性的な理解を深めることです。これが第一歩です。その為に心理療法が必要になります。
 
 次には、過去において傷ついた様々なトラウマとしての体験が、脳内の情動系で騒がないようにする必要があるのです。騒がせないために過去の歴史を納得させるのです。
 この為には催眠状態で、情動系を納得するように変えることが一番手っ取り早いのです。

 私たちは、多くの間違いを犯しながら生きています。そうして、自分が親となっても、やはり間違いを犯し続けることでしょう。
 どんなに、子供のことを愛していても、自分なりの関わり方、愛し方しかできないものです。
 こうした現実が理解できるように、あなたはいつまでも精神的に親にしがみつくことなく親離れをして成長していく必要があるのです。

 催眠状態という、特殊な環境下に脳を置くことで、あなたが望むことであれば、あなたは無理なく変わっていけるのです。

 それは、過去の人生を見つめ直し、過去の歴史から、未来に必要な多くのことを学ぶ時間ともなるのです。
 あなたの満たされた未来を手に入れる為に、価値ある時間となるでしょう。


無意識の世界

 

 普段意識できない無意識の世界をどうすれば覗けるのでしょう。

 直接無意識の世界にアプローチする方法があります。それは、催眠の技術です。
 もちろん深層心理学の知識も必要です。

 

 このダイレクトなアプローチはあなたがこれまで気付くことがなかった、幼児期からの心の秘密が暴かれるでしょう。

 心の発達の過程において意識されないまま刻まれてきた、トラウマの世界なのです。


 無意識の心の働きは、脳の中心部分(大脳辺縁系)で作られています。 

 無意識領域の脳の働きは、主に情動反応です。

 

 無意識の脳領域の働きは、私たちの“感情という心の働き”と、それにともなう身体反応、さらに生命維持に必要な自律神経の働きなのです。


 無意識と呼ばれる脳領域の中には、 

 トラウマだけが潜んでいる訳ではありません!!  

 しかし、

 トラウマを含めた長期のストレスなどで、

 無意識領域の脳機能がトラブルを起こし始めた時、

 “心の病”の始まりなのです。


 催眠状態を活用すれば、

 無意識の脳領域(大脳辺縁系)を探り、

 ダイレクトに心の深層に働きかけることもできるのです。


 意識(顕在意識)と無意識(潜在意識)の説明を、

 昔は以下のようになされていました・・・。


 「顕在意識」はいわば氷山の一角で、海面下に隠れて見えない部分が90%もあり、それが「潜在意識」なのです。などという説明が一般的でした。

 また、

 普段私たちが自覚して使っているのは、全体のわずか10%しかない「顕在意識」です・・・・などといった表現も昔はまかり通っていました。(現実に意識・無意識の割合は、1:9などというレベルではありません)

 さらにまた、

 「潜在意識」は、

 ◦    疑うことをしません。善悪の判断ができません。

 ◦    時間や空間がわかりません。すべて「現在」と捉えます。

 ◦    現実のことなのか想像のことなのか区別ができません。

 ◦    人称がないので、全て自分のこととして受け入れます。

などと、捉え方によっては間違いではありませんが、お笑いごとのような古典的な説明が現在もなされています。

 

 今現在を生きている私たちは、古典的な心理学的抽象的表現に惑わされることなく、意識や無意識を脳科学の範疇で捉え、正しく“心”という、脳の働きによって作られる実態として捉えていなければ、心の病を治すための心理療法や催眠療法の間違った実施を行うことになってしまうのです。

 “心”の働きの重要な要素である、脳機能によって作り出される“意識”、“無意識”の正しい認識を後の方で説明いたします。または、リンクされたWebサイトでもさらに詳しく説明しております。ぜひ訪れて下さい。



 *意識と無意識 

   *大脳辺縁系



無意識と人生

 

 人生には本当に不思議だなと思える出来事が起きます。

 また、何かが変わっていく“時期”というものもあります。


 それらをうまく受け止めて、どのように活かせるかが重要なことだと思っています。

 しかし、どう活かすことができるかは、これまで生きてきた人生の経験と学びによって変わってくるでしょう。


  これまでの人生をどのように自覚し、どのような気持で過ごしてきたか・・・。

  これまでの人生の集大成は、過去の生き方そのものの結果なのです。


  時に、間違った生き方をしてもかまいません。

 問題は、どんな方向性の意志を抱き続けているかでしょう。


  今、あなたがどのような幸運に恵まれるかは、過去の結果なのです。


  因果応報という言葉がありますが、因は果を生み出します。


 これは当然のことですが、

 人には、なぜそうしたいか分からないまま突き動かされる“何かの力”を感じる時があります。また、そうした“時期”があります。

  それは、意識されていない無意識からの衝動でしょう。


   こうした衝動が、

 あなたの人生の方向性を決定付けている

 ともいえるのです!!


  あの時なぜ、あのような行動をとってしまったのか・・・。

 どうして、あのような発想が生まれたのか・・・。

 なぜそうしようと思ったのか・・・。どうしてもこうしたい・・・。

 なぜあの時、あの思いや衝動が心を襲いあの行動を起こしたのか・・・。


 結果には、良きにつけ、悪しきにつけ私たちの人生には、多くの“なぜ”が付きまといます。


 人生を変えるには、そうした“なぜ”を、意識化する必要があるのです。

 それによって、私たちは、生きるという方向性をコントロールし、方向を誤ることなく人生の舵取りができるのです。


 もちろん、どのように判断し決断してよいか分からないときが多いものです。

 しかしその時こそ、自分の心の中から沸き起こる“意図”を自覚化させているかどうかが、その後の人生に大きく働きかけてきます!!


 あなたは、人生の中で、「不思議だな」と思える時間がどれほど多く持てるかどうかが、自分の人生を満喫し、人生の意義を感じながら感慨深く受け止め、生まれてきて良かったと心から感謝できる時間でもあることでしょう。


 そうして、このような心の時間を持つことが、

 あなたの“無意識”の成長にとっても必要なことなのです・・・!!



“心の力”

 
 人は自分だからこそ経験することができる、

 人とは違った、貴重で満足した人生を送ることができるのです。

 自分に最適な生き方を見出すこと、生き甲斐の境地に到達することは容易ではないでしょう。

 そこへの道程は、段階的であり、また無理と思える程に険しいこともあります。

 しかしながら、この世に生を受け、今現在生きているならば、そしてこれからも生きていくなら・・・

 

 そのためにも、“心の力”を信じて悩まないで欲しいのです。

 

 悩むと全てが壊れていきます。もちろん積極的な悩みは価値を生むでしょう。

 しかし、多くの人は悩む時、積極的な悩み方はできないのです・・・。

 もし、積極的に悩んでいるとすれば、それを人は悩んでいると自覚するより、何かを生み出すために、何かを変えるために、客観的な思考を働かせていると認識しているでしょう。悩みというより、産みの苦しみなのです・・・。

 

 避けるべきことは、主観的な感情による思考(悩むこと)なのです。

 こうした感情に振り回されていると、問題の解決策が見出せません。

 主観的から、客観的な思考に変えるためには、自分だけで悩み考え込んでいてもそこから抜け出すには無理があります。

 

 このままではいけない!! 何かを変えなければいけない!!

 と、あなたが感じている時、自分の心の深層を見つめて欲しいのです・・・。

 

 自分だけではどうにもならないことも多いのです・・・。

 脳の働きによって作り出される様々な現象には、私たちの受け止める能力や理解の範疇を超えて、ただ神秘的にしか感じ取れないような、論理的に説明できない現象があります。

 

 その1つに“心の力”があります。

 それを意識的に使いこなせるようになった時、

 人の人生の流れは、本来の生きるべき方向へと力強く展開していきます!!



トラウマとは・・・。


 現代はトラウマ(心の傷)という言葉をよく聞かれることでしょう。 

 しかし、無意識領域に潜むトラウマを正しく認識されている人は少ないのです。

 

 私たちの心は、脳の働きによって作られているということを疑われる人は、もはや現代において存在しないでしょう。


 この私たちの脳は、生まれた時から、少しずつ多くのことを学び吸収し成長していくのです。生まれもって完成していないので、乳幼児から子供時代にかけて、多くのことを。その置かれている環境から影響を受け続けているのです。

 

 私たちは、自分が子供だった時に、両親や周囲から作られる環境によって、どのような影響を受けて育ってきたのかを、人生のどこかの時点で静かに振り返って見ることも必要な時代になってきました。


 幼児期から形成された人生の歴史が、全てトラウマとなっていることは当然ありません。

 しかし、全くトラウマがない人生も考えられません。

 

 生育歴の中で、どういったものがトラウマとなって、その後の人生にどの様にまたどの程度の影響を与えるかは個人差があります。


 それを決めるのは、生まれ持った気質と、環境の内容と度合いでしょう。

 遺伝要因と環境要因といわれていることです。


 なぜ私たちは、トラウマという人生の歴史にこだわるのでしょうか?


 その理由は、トラウマが意識化できていない記憶として抑圧されているか、意識化できていたとしても、今の悩みや心の病を作り出しているストレスとの関わりが明確になっていないからです。


 心の問題を解消するには、トラウマとの因果関係を明確に意識化する必要があるのです。


 私たちは、今悩んでいることの原因や、心の病が発症して苦しむようになった原因が何なのかを知ることと、改善の道を示されることで安心感を得て心を治していけるのです。

 

 表現を変えれば、悩みや心の病の進行は、“不安”という感情が症状を増長させ悪化させているといっても過言ではありません。


 こうした不安を解消し、前向きに今の心の状態の改善に取り組むために、トラウマを無意識領域から引き出して、因果関係を明確にし、的確な対応をとる必要があるのです。


 ここでもう一度、トラウマとは・・・

 現在のあなたに、悪影響を及ぼしている幼い時期の感情の記憶なのです。


 子ども時代は、自分が置かれている環境を適切に認知する能力がまだ十分に備わっていません。子どもの心の発達は、脳の発達であり、脳は発達途上であるが故に、子どもなりの未熟な受け止め方しかできないのです。


 未だ人生経験が薄い子どもが、大人の人生を理解することなどできないのです。


 子どもが受け止めている世界の中で重要なのは、子供にとって自分の親が自分に対してどのような気持で関わっているかではないでしょうか。

 

 子どもは自分の親に十分に愛され、構ってもらえる事で安心感を持って成長していけるのです。

 しかし、親の何かの事情で、子どもが望む思いを満たしてやれなかったら、子どもは問題を残した人生を歩み始めます。

 

 親も一人の人間として、不満も悩みも苦痛も感じて生活しています。また、夫婦間の性格の不一致などによって、子どもが心を痛めるような環境を作り出すこともあるでしょう。

 しかし、そうした親が作り出す環境を子どもは適切に理解できないのです

 両親がいつも喧嘩ばかりしていたり、親が常にイラついていて怒っていたり、暴力を振るわれたり、悩んでいたり、病気がちだったり、いつも愚痴を言っていたり、精神的に不安定だったりしたら、子どもは確実に悪影響を受けます。
 
 子供にとっては、その家庭環境の中で、様々な誤解をして育ってしまうのです。

 そうした誤解からくる精神的苦痛の感情が無意識の中に抑圧されて、後にトラウマとなって症状を作り出していくことになります。

 退行催眠は、子供時代の記憶を追体験し、当時の感情を呼び起こすのと同時に、当時の環境と親の置かれていた状況や心情を大人としての客観性を持って見つめ直すことなのです。



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