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幸せ

   
    贅沢すぎるくらいの物が溢れていた

 贅沢すぎるくらいの安心の中にいた

 でも

 捨てるほどの物なんて必要なかった

 安心はあって当たりまえではなかった


                 そして
 
                 人は小さなことに悩み大きな幸せに気づかないと知った

                 人は大きなことに立ち向かい小さな幸せを手にすると知った






寝顔


   
 グーグー 大きないびきだな

 後ろ足ピクピク 夢みてるの?

 ワフワフ かわいい寝言ね

 私の宝物 ずっと眺めていたい

はなみずき


   
はなみずき あなたは木 それとも花

純白のあなたも 薄紅のあなたも青空によく似合う

誇らしげに咲くあなたを見たら 嬉しくなって

あなたのように両手を上げて背伸びした


 
    私の顔

    嬉しい時は知らぬ間に笑みがこぼれ

    楽しい時は大きな声でハハハと笑い

    怒ると恐くてそれは憎たらしい

    それなのに

    悲しいと誰にも見せまいと我慢する

窓辺で


 
 窓辺でピアノを弾いていた

 カーテンをそっと押して

 春風が聞きにやってきた

 知らん顔していたら

 私が奏でる音符を連れて

 急ぎ足で去っていった

 あ、今度は私も連れてって






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