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Mirage

 

 

蜃気楼の彼方に見た幻想が

今でもまだ 頭の片隅でくすぶっている

そんな中で 一番強いきずなについて

考えていた

 

バカみたいに思えても

最後に勝つ方法って

一体なんだろうって考えていた

 

本当に不思議だと思う

一枚の板から

彫刻刀一本で絵を描く様な

地味な作業の毎日

 

何やってんだろ、と思う事もあるけど

その度 あなたの言葉を思い返しがんばる

 

若いうちに黙って苦労してみれば

いつか分かる事っていうものもある

 

逃げ出したくなる事も多いけど

いつもちゃんと帰ってこられるのは

そんな根っこがいつの間にか僕の中に

張り巡らされているからだろう

 

生き抜くための根 忍耐

いつも声に変えて

変化を為してく

 

その声の響きが

世界を動かしていく

いつだって

 

 

 

 


誠実

 

握りこぶしを握って耐える事ばかり

僕らの周りにはあふれているね

 

でもそこで キレずに

根本から変えていくやり方が

僕らにはあるから

 

そんな嫌な事も

本当は大したことじゃない

 

どんな罵倒も

人から出た声である限り

塵のように小さくて

ひと吹きで飛んで

どこかに行ってなくなってしまうよ

 

威張り散らしてみたって

ほら 何もできやしないじゃない

そんなの放っておいてさ

僕らはもっと深い所を

見つめて過ごそう

 

本物の力とは何か――

もうとっくに君の中で

答えは出ているんだろ?

 

実際の地位や権力なんてはしたもの

本当の力とは 誠実な心

人の痛みが感じられる心を言うんだって

実は君は知っていた

 

気づかないふりをしていただけで

分かり切っていたんだろ?

どんなに威張り腐っていても

一人の人にさえ手を差し伸べられない”偉さ”なら

意味はまるでゼロだ

 

いくら言っても分からないだろうから

僕らの方から変えちゃおうよ

待つだけはもうそろそろうんざりだと

皆 思い始めた頃

 

 

 

 


Lag

 

止まったままの時間

止まらない日常

どんどんとそのズレが激しくなっていく

 

思ったよりも自分が強いのか 何なのか

簡単に笑えてるのか 何なのか

それさえも分からなくなってくる

 

もう 偽の笑顔と本当の笑顔

区別さえつかない

捉われている事 気づかれないように過ごし

楽しくもないのに笑い

嬉しくもないのに微笑んでいる

 

自分が一体何者なのかさえも

もう 麻痺しそう

 

いっそピエロとひと括りにされた方が

どんなに楽か

笑ってさえいたら

世の中回っていく

 

だけど自分の中だけ

何も動かないね

 

犠牲のない何か

その答えはまだ感じられていないけど

いつか分かるかな

 

壊れたように笑うのは

もう僕だけで充分だよ

君にはこの胸で泣く事も

あって欲しいんだよ

 

 



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