目次
もくじ
もくじ
1.新しい文学の形と新しい文章
1.新しい文学の形と新しい文章
2.ライトノベルと識字率
2.ライトノベルと識字率
3.書評:『きらきらひかる』江國香織著
3.書評:『きらきらひかる』江國香織著
4.神とはヒトの口癖である (前編・後編)
4.神とはヒトの口癖である(前編)
4.神とはヒトの口癖である(後編)
5.再現とは、でっちあげること (全5章)
再現とは、でっちあげること (1)
再現とは、でっちあげること (2)
再現とは、でっちあげること (3)
再現とは、でっちあげること (4)
再現とは、でっちあげること (5)
6.ブリコラージュ状思考態って何ですか?
6.ブリコラージュ状思考態って何ですか?
7.「作家デビュー」
7.「作家デビュー」
8.なぜ、江國香織さんなのか?
8.なぜ、江國香織さんなのか?
9.小説か、エッセイか?
9.小説か、エッセイか?
10.書き手の孤独
10.書き手の孤独
11.江國香織さんと夏目漱石
11.江國香織さんと夏目漱石
12.読まなきゃあ、詠めない
12.読まなきゃあ、詠めない
13.短命に終わったブログの復元
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奥付
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12.読まなきゃあ、詠めない

12.読まなきゃあ、詠めない

2012-08-28

10:11:28

テーマ:創作活動について

 

 1年半ほど前にアメブロで知り合った人がいる。年配の方で、小説とエッセイを書いている。物知りで謙虚な人なので、私はその人になついた犬のように、くっついて回っていた時期があった。

 その人は謎めいているところがあり、また不可解な行動もする。自己破滅的な面もあって、危うい感じの人物である。深いところで私と似ているような気がする。

 私はアメブロにあるグルっぽのなかで、作家志望者関連のグルっぽには今は参加していない。以前は複数のそうしたグルっぽに入会していた。だが、作家になれそうなたたずまいの人との出会いはなかった。そういう私も作家になれそうな活動をしていたわけではないが。

     *

 その人とは、作家志望や読書関連ではないグルっぽを通して知り合い(哲学のグルっぽだったような記憶がある)、主にメッセでやりとりをしていた。ある時、小説を読むことと書くことの関係が話題となった。小説家になるためには、どれくらいの読書量が必要なのかと私が尋ねた

 読まなきゃ、詠めない――とその人からの返事にはそう書かれていた。知的な言葉の遊びというか、半端じゃない知識の裏付けのありそうな、ひねりのあるダジャレやオヤジギャグを連発する人なので、さすがうまいなあと思った。

 基本的に何をどう書いてもいいという自由と柔軟性が、小説にはある。そんな理屈を見聞きした覚えもある。とはいえ、エンターテインメントであろうと、いわゆる「純文学」であろうと、それぞれの作品には何らかのパターン(模様・様式)と様式がある。

 正確に言うと、小説とは、その様式を各書き手が崩すことで存続しているとも言える。停滞しているようで、小説は変容し続けているのだ。

     *

 話がややこしくなりそうなので、はしょってこの記事を終わらせよう。要するに、プロの作家になるためには、豊富な読書体験が必要だということだ。

 読まなきゃ、書けない。

 造らなけりゃ、崩せない。


  【※以上の文章は、いわゆるサブアカに書いたものです。この時期には、めちゃくちゃな行動をしており、サブアカをつくってや潰すなどという「代償行動」をしていました。本日(2012/09/17)、「読まなきゃ、詠めない」というエッセイを書いたことをふと思い出し、「あれは何に書いたのか」と気になり、google で検索してキャッシュを復元したのが上記のエッセイなのです。サブアカですので、語り手の「私」はでまかせであり、「1年半ほど前にアメブロで知り合った人」なんていません。嘘です。念のため。】