目次
前書き
ユーモアを身につけるメリットと身につく能力
ユーモアの分類、原理
ユーモアの原理、分類
解釈
名前をつける
定義
暗示
漠然とした意味を限定する
違う←同じ
同等比較
代理を立てる 
同じ⇔別
当てはまらない
やらない
提示→当てはめる
抽象の段階の変換
解釈
別の解釈の提示
プラスをマイナスに受け取る
マイナスをプラスに取る
ゼロ→+
マイナス思考
居直る・マイナスを否定しない
尊大 卑下
無価値・無意味【プラスのはずが無価値】
都合よくする 視点を変える 
事実
提案
唐突
別の候補 
別の用途
より適切な候補 ○ではなく△
否定→別の否定したい候補
目前
A A' B 三つ落ち
page 9
疑問
選択疑問に別の候補
自問自答→都合よくする
盲点◎当然
通常とのずれ ⅰ本音 
エゴ
常識とは別の見解
謎を残す
根本を疑う 
禁止 危険
無理な要求
page 21
意外
page 23
本筋 なるほど
場違い
非合理
うまくいかない
逆効果
かっこ悪い ずるい
あやしげ
意地悪
間違い
取り違い
誤った方法
無知 
想像
反対言葉・あべこべを言う
推理
具体化
うその事実
◎うそばれる 
前提が間違え
法則を無理やり適用
6. ロールプレイ
仮定
9.反実仮想 
削ると 
ⅲ.合成・
大げさ
ないものの提案 
不可能の提案
表現
パロディ
縁語 掛詞
ゴロ合わせ
落ちを最後に明かす 
数値化
主客転倒
無関係をそえる
反復
場合分け
対比
対比
ⅹ変化 
 基準の違うものの比較  
類音の比較
擬人 
論理
矛盾
前言ただちに撤回
論理
同じ論法相手に適用
発想
連想
比喩
具体例を挙げる
自選記事
自選記事

閉じる


<<最初から読む

4 / 100ページ

試し読みできます

名前をつける

意外な言語化・コメント コメントは知覚と記憶が照合されて浮き上がってくる。

 

1.名前を決める 

 

ぼくの禁酒主義ぶただよ 『エーミールと60ぴきのざりがに』リンドグレーン

 

□的確でユーモラスな名前決め

 

ついでながら西郷は晩年犬が好きで、犬を何頭も飼っていたが、その飼い犬のなかに洋服紳士をみれば狂ったように咆えたてて噛みつこうとする奇妙な犬がいた。西郷はこの犬の性質をおかしがって、

「    ?    」

と名づけていた。 『世に棲む日日』司馬遼太郎

 

音と意味の両面からネーミング。


 

答え 攘夷家

 

今日学校へ行ってみんなにあだなをつけてやった。校長は狸、教頭は赤シャツ。英語の教師はうらなり、数学は山嵐、画学はのだいこ。 『坊ちゃん』夏目漱石

 

わたしの名は不足といいます

          わたしの名は罪といいます

わたしの名は憂いといいます

          わたしの名は苦といいます  『ファウスト』ゲーテ

 

いくら神聖でも狂気では人が相手にしない。やはりインスピレーションと云う新発明の売薬の様な名を付けて置く方が彼等の為めによかろうと思う。 『吾輩は猫である』

 

数学は、

「うめぼし」

というあだなの吉枝尚徳という先生がおしえた。『坂の上の雲』司馬遼太郎

 

以後、この藩の者は蔵六のことをかげで、

「火吹達磨」

とよぶようになった。 『花神』司馬遼太郎

 

「斬る? どこからでも斬ってくれ、さあ、首から斬るか、腕から斬るか、尻(けつ)から斬るか、斬って赤くなけりゃあ銭はもらわねえ西瓜野郎てんだ斬れ!」『たがや』

 

「ARTの君はどうした?」 『田舎教師』田山花袋

 

あわれな、あわれな、胃弱の電信柱じゃありませんか。『三島由紀夫レター教室』

 

「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日 『サラダ記念日』俵万智

 

「洗濯物のなる木」 『蹴りたい背中』綿矢りさ

 

体育をしている間、件の匂いがどちらの方から来るかで、Y君の所在がわかった。GPSならぬKPS(クサイ・ポジショニング・システム)だった。茂木健一郎 『クオリア日記』


試し読みできます

定義

2.定義 

 

ヘビ・・・長すぎる『博物誌』ルナール  □言葉たち意外な見方で説明を

ほたる・・・草に宿った(   ?    )のしずく! 『博物誌』ルナール 

 

 

○○である(事象を言葉の説明と結びつける)


 

答え 月の光

 

下水道とは、都市の意識だ。『レ・ミゼラブル』ユゴー

 

「変だな」とか、「おかしいな」とか思うことのできる人は、科学者の素質をもっている人である。『科学と人生』中谷宇吉郎

 

人を幸福にすることはやはり最も確かな幸福だ。『アミエルの日記』

 

・美人は魔法使

・だが、この流行という奴ほど厭らしい泥棒もあるまいか? 『空騒ぎ』シェイクスピア

 

名誉とは単なる墓石の紋章に過ぎない。 『ヘンリー四世』シェイクスピア

 

デンマークは牢獄だ。 『ハムレット』シェイクスピア

 

フランスは馬小屋だ、ここに住んでいると駄馬になる。『終わりよければすべてよし』シェイクスピア

 

恋は強大な君主だ、すっかり僕を服従させてしまった。彼の懲罰ほど辛いものは又とない、彼に仕えるほど嬉しいことは世の中にない。『ヴェロナの二紳士』シェイクスピア

 

・それはロシアの青年貴族のそれにおとらず意味のわからぬものだった。あいまいという点にかけては完璧だった。何もかも言いつくそうとしているようでもあり、何もいうまいとするようであった。

・偽善というものは気づかぬようにやらねば効き目はない。『赤と黒』スタンダール

 

人間的な、あまりに人間的なものはたいていは確かに動物的である。 芥川龍之介

 

三角なものが大和魂か、四角なものが大和魂か。大和魂は名前の示す如く魂である。魂であるから常にふらふらしている   『吾輩は猫である』夏目漱石

 

「おとなだって、年とった子供にすぎない」 『女の学校』ジード

 

女はみんな醜いわ。美とは人工的な努力よ。『狂気と天才』サルトル

 

私は宿命的に放浪者である。私は古里を持たない。『放浪記』林芙美子

 

人生をうまく生きる人というのは、楽しい口実をたくさん考えつく人である。『休暇は終った』田辺聖子

 

人生は日々実験室。少しずつやり方を変えていけばよい。 『脳はもっとあそんでくれる』茂木健一郎

 

最大の不幸とは、物事を悪く考えることではないかと思った。『幸福論』アラン

 

絵は言葉を使わぬ詩、詩は言葉でかく絵である。『アテナイ人の名声について』プルタルコス

 

若いころに若々しかった者はしあわせである。『エヴゲーニイ・オネーギン』プーシキン

 

人生は神の手によって書かれたおとぎ話である。 アンデルセン

 

失敗は一種の教育である。『思考』とは何であるか知っている人間は成功からも失敗からも、非常に多くのことを学ぶ。 ジョン・デューイ

 

「いき」の第三の徴表は「諦め」である。 『「いき」の構造』九鬼周造

 

世界はすべてぼくたちの眼の前にあり(ミルトン『失楽園』)

 

ウエディングケーキ。男が口にする最も危険な食べ物。 『世界のジョーク事典』松田道弘

 

「軍略は、臆病から出るのだ」 『花神』司馬遼太郎

 

伊賀者のどこにほまれがある。ほまれを持たぬのが、伊賀者のほまれじゃ 『梟の城』司馬遼太郎

 

意味がないことが意味であり、情報の核がないことが情報であることだってありうることを学んだ貴重な体験だった。 『不実な美女か 貞淑な醜女(ブス)か』米原万里

 


試し読みできます

疑問

8 疑問 

 

「何を読んでおられますな、殿下?」 「言葉、言葉、言葉」 『ハムレット』シェイクスピア

 

□疑問には想定外の答え出せ

「おらはゆふべ、牛の夢に見た。さても大きな牛もあるもんだ」「どれほどあつた」「アノー、( ? )ほどさ」   『聞き上手』小松百亀

 


 

答え 暗闇

 

・「本当にカッちゃんと知り合いだったこと自慢話になるかもね」

「おれと知り合いだったことは何になるんだ」「笑い話」

・「さてラブレターの返事をきかせてもらおうか」「女はめんどくさいからつきあいたくないって」「ははお前あいつの何なんだ」「被害者です」 『タッチ』あだち充

 

先生「一年のうちで、夜が一番長いのは、いつですか」

生徒「試験前日の夜です!」 『イランジョーク集』モクタリ・ダヴィッド

 

「何について言ったのか言いなさい?」

「日米貿易摩擦」

 

「小川さん、お笑いタレント目指すんですか?」

「二枚目スターに決まってるでしょ」

 

「オツタキラム逆さに読むと?」

「逆さに読むと『いい男』と読む」

 

「何て言えばいいの?」 

「鶴田がんばれ」

 

「何話してるよ」「日本語」

 

「何部?」「コンブ」「デブ」

 

「この前いつ風呂行った? 」「元禄・・・・」 『不精の代参』 

 

「ナマンダブ、ナマンダブ、ナマンダブ・・・・。あー、お前さんはどなたじゃ」

「あー、わたしゃ人間じゃ」

「あー、どちらから」

「えー、あちらから」

「えー、どうして」

「歩いて」  『八五郎坊主』

 

生協への質問・意見、要望

おっぱい

もみたい 〈所属〉 〈お名前〉 童貞

 

生協からのお答え

その衝動、牧場での勤務に活かしてみてはいかがでしょうか。北海道等へ行かれる際の航空券は当店で手配可能です。

 北海道といえば名産品の宝庫ですが、あまり私共にはお気遣いなく。貴重な体験談が最高のお土産です。

                〈担当〉白石           『生協の白石さん』白石昌則

                         

 

「イカとタコとではどちらが賢いか知ってる」「いかがいーかな」

イカは五十メートルくらい飛びます。では、タコは空を飛ぶでしょうか? 凧は空を飛びますよ。

・・・このねたはイカがでした? イカします? それとも、イカる? 何、いー感じ。いや、こんなダジャレにイカれてはイカん。


試し読みできます

具体化

3.具体化 

 

「高校の頃、ビッケに似てるって言われてたの」「お父さん、ひげもじゃだったでしょ」「親子で海賊やってるでしょ」

 

□状況を「もしも」で考え具体化を

 

「それにさ、魚政の黒いゴムの前掛けは給食のおばさんみたいだし」

「あははは」

「病院の手術室みたいだし」

「あははは、出刃包丁で魚の手術するってか、こいつめ」 『高円寺純情商店街』ねじめ正一

 

芸者、これお静かにの場に付きもんかこれ。大抵はお静かにのない場に付きもんのもんと違うか。それとも何か、大阪あたりでは、この芸者ちゅうもんこれ呼んで、皆にこれ数珠持たして皆でナンマンダブツ、ナンマンダブツってお前。ちょっと尋ねるけどそういうたちのもんかいこれ」 『宿屋仇』

 

「子どもが大きくなって」「子どもが小さくなったらなくなっちゃうだろ」 『道具屋』 

 

「馬鹿と言うとクニノリのところに電話がかかり、すけべと言うと、丹羽のところに電話がかかるようになる」

 

「フィンガーファイブって知ってる? 音楽のグループ」「指が合唱してるんでしょ」「親指がテノールで人差し指がバス」

 


試し読みできます

無関係をそえる

9.無関係をそえる 

 

物乞い旅芸人村に入るべからず。『伊豆の踊り子』川端康成

 

□無関連言葉を添えてしゃれてみる

 

ホセ 女と猫は呼んでも来ないが、呼ばないときに寄って来るっていうのは、ほんとうだなぁ。   『カルメン』ビゼー・・メリメ

 

「おまえはなにをおそれているのかね? ここにはわれわれふたりと、風と、犬どもしかいないじゃないか」

じつをいえば、この安全な証人たちのリストもさほど無事とはいえなかったのだ。風は通常おしゃべりなものだし、公爵は半分だけしかシチリア人ではないのだ。犬だけが絶対に安全だった。『山猫』ランペドゥーサ

 

「でも・・・」

「デモもストもなか。   『青春の門』五木寛之

 

「これ最高です。あなごとかおなごとか最高です」 『ちりとてちん』

 

 

天知る、地知る、子知る、我知る、何ぞ知るなしと謂わんや『十八史略』

 

たしかに、半世紀は長い時間だったと思うこともすくなくない。あれからじつにいろいろなことがあった! 戦争と電灯、革命とインフレ、飛行船と国際連盟、楔形文字の解読と、音より速い飛行機! だが、四季と宿題はいつもなくならなかった。『わたしが子どもだったころ』エーリヒ・ケストナー

 

「あなたは美人に好かれるのね、ゴリオさん。おまけにお日さまにまで人気があるのよ。」  『ゴリオ爺さん』 バルザック

 

「桂月は現今一流の批評家だ。それが飲めと云うのだからいいに極っているさ」

「馬鹿を仰しゃい。桂月だって寒月だって、苦しい思をして酒を飲めなんて、余計な事ですわ」 『吾輩は猫である』

 

「なに、人生はすべて、多かれ少なかれ、みんな賭さ、キャロライン。死ぬことと税金以外、まちがいなくくるものは、ありゃしないよ」『シルバーレイクの岸辺で』ローラ・インガルス・ワイルダー

 

納税とさくら忘れずやってくる 野村辰秋

 

Children and fools tell the truth.子どもと馬鹿は本当のことを言う『英語のことわざ』

 

Nothing is certain but death and taxes.『英語のことわざ』

 

A woman and a ship ever want mending.女性と船はいつも手がかかる『英語のことわざ』

 

「パパ、なぜユダヤ人と犬は入れないの?」『ライフ・イズ・ビューティフル』ロベルト・ベニーニ ヴィンチェンツォ・チェラーミ

 

太陽と死とはいずれもじっと見つめることができない。『ラ・ロシュフコー格言集』

 

「あなたはそんなに威張っていても、奥さんには弱いでしょう。とくにアメリカはウーマン・リブの本場だから・・・・・」

と、私がいった。すると知事が切り返した。

「何を言うか、ミスター本田。私は朝、役所へ出かける前に、家内の頬をピン、ピンと往復張って、行ってくるぞ。帰っても同じようにピン、ピンと張って、今帰ったぞッ・・・・・。それが嘘だと思うなら、娘に聞いてみろ」

そこで私は、隣の高校一年ぐらいのお嬢さんに聞いた。

「お父さんはあのようにいっているが、本当?」

「とんでもない。父のいうことは真っ赤なウソ、うちでは一番地位が低くて、犬のつぎ・・・・」

『得手に帆あげて』本田宗一郎

 

ふりむくな運転中と化粧中

夫婦してよせて上げて胸と髪 サラリーマン川柳

 

戦後強くなったのは女と靴下  大宅壮一

 

女房と畳は新しいほうがいい

 

泣く子と地頭には勝てぬ

 

おだてともっこにゃ乗りたかねえ 『竜馬が行く』司馬遼太郎

 

「この河を渡れば、私の故郷サデク省です。ねずみと美人の産地です」 『街道をゆく』司馬遼太郎

 

カウンターのコツはな タイミングと勇気だぜ  『はじめの一歩』森川ジョージ

 

「わたしたち二人のほかにも、幽霊がまだ六人くらい寝られそうじゃありませんか」『虚栄の市』サッカリー

 

濡れ衣も、濡れ雑巾もあるか 『駒長』

 

いるかもくじらもない。 『吉原綺談』

  

ごらんかいも博覧会もあるか 『野ざらし』

 


試し読みできます

矛盾

論理に関すること 

15.矛盾

□矛盾点見つけることがネタになる

 

 対極の混在の指摘 フランスでは、みんな勲章を軽蔑していながら、相変らず、それをつけているのですね 『モンテ・クリスト伯』デュマ

 

□対極を混在させて矛盾出す
どんな規則もしっくり当てはまらない歌なのに

誤りはまったくないのだ!  『ニュルンベルクのマイスタージンガー』ワーグナー

 

じぶんはいちばん条件が悪いのに

いちばん立派なことをすると

そう考えていたいためだ     『林中乱思』宮沢賢治

 

わたしが一番きれいだったとき

まわりの人達がたくさん死んだ 『わたしが一番きれいだったとき』茨木のり子

 

「ママは世界じゅうの誰よりもパパを愛してるわよね」

「たぶんね。でも、パパ以上に憎んでる人もないわ」『ママ・アイ・ラブユー』W・サローヤン

 

「では皇帝は祭司の長と、神と、無神論者とを一身に兼ねているわけですね」 『クオ・ワディス』シェンキェーヴィチ

 

「どうせ死ぬのに、どうして生きてるの?」 『大往生』永六輔

 

だれもがこんな流言を疑い、また信じた。『夜明け前』島崎藤村

 

とも思い、そうでもあるまいと思った。 『菜の花の沖』司馬遼太郎

 

いいはひどい、ひどいはいい。 『マクベス』シェイクスピア

 

たとえば、エイズ患者が増えると、他の条件が同じであれば、治療のコストでの増大でGNPが増える。『グローバル資本主義の危機』ジョージ・ソロス

 

確かに、四百数十年前、モンテスマはコルテスと戦って敗れた。しかし、現在のメキシコ人は、モンテスマの子孫であると同時に、コルテスの子孫なのであろう。『昨日の旅』清水幾太郎

 

誰もが長生きをしたいと思う。しかし誰も年をとるのは嫌だと思う。 スウィフト

 

腹の立つ世だが長生きせねば損  野村圭佑

 

・ぼくの嫁国産なのに毒がある

・円高を実感したいが円がない サラリーマン川柳

 

人にしてほしいことばっかりなんだ。人にやってあげたいことなんか、何一つ思い浮かばないくせに。『蹴りたい背中』綿矢りさ

 

みんな役人を批判するくせに、子供を役所に入れたがる。『言葉を育てる』米原万里対談集

 

国会答弁を思い起こす。答えてはいるが、答えていない。 『不実な美女か 貞淑な醜女(ブス)か』米原万里

 

・あなたも呆れちゃうわ、ユーラ。まるで矛盾しているんだもの。蠅一匹で目をさまして、朝までまんじりともできないかと思うと、わいわいがやがやのあの大さわぎにもぐうぐう高いびきなんですものね。

・ふしぎなことだ! 彼は腹ちがいのぼくの弟にあたる。ぼくと同じ姓をもっている。だのにぼくは、実を言うと、この世のだれよりも彼のことを知らない。 『ドクトル・ジバゴ』パステルナーク

 

・「サトニラさんは、あんなに貧乏顔やのに、なんで金持[ええし]にならはったのやろ」 。

・世の中は、大きな矛盾のなかでうごいている。幕藩体制が農本主義を守ろうとしながら、大名たちは大坂の豪商から軒なみに金を借りており、それで辛うじて藩を存立させていた『菜の花の沖』司馬遼太郎

 

幕末、憂国家たちのたれもが、おなじ反幕勢力である薩摩と長州が手をにぎれば幕府は倒せるということは知っていた。しかしそれ以上にそれが不可能であることも知っていた。『花神』司馬遼太郎

 

この約二年間帰ったということが、さきほどの問題と重なりますけれども、万有引力、逆自乗の法則の発見、あるいは微積分法の発見、また光学上の発見というようなことで、彼の大著『プリンキピア』に凝縮されるような基本構想のほとんどがこの時期に考えついたものであるということでありますから、ペストが大流行して多くの人がなくなったということはきわめて不幸なことだったのですけれども、にもかかわらずニュートンの天才が発現することに対して、一つの出会いであることにはまちがいありませんね。『天才の世界』湯川秀樹

 

・アルミの鍋が嫌いで、家から全部アルミ鍋を捨てた人が薬でアルミニウムを摂っているかも知れない、というのは実に矛盾ですよね。

結局アルミニウムはアルツハイマー病とは無関係だと証明されましたが、薬の表示は、きちっと見ましょうね。

・となると、あれだけマグロが身体にいいとかなんとか、さっき言ったように、EPAがたくさん入っているなんていう話をしましたが、水銀も入っている可能性があるというわけですね。 『遺伝子が処方する脳と身体のビタミン』石浦章一

 




読者登録

村木多津男さんの更新情報・新作情報をメールで受取りますか?(読者登録について