演説 3
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「諸君!我々は失敗した…。誰の責任だと思う?」隊長は隊員を見渡す。「…申し訳ない!失敗の責任は全て私にある!…しかしまだコレが、完全な失敗だと決まった訳じゃない。もう一度、チカラを貸してくれ!信じてくれ!」隊長はアタマを下げる。「やろう。二度と失敗はしない!」 #twnovel
完璧な花畑
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「花畑を作ろう」彼はそう決めた。全てを失った土地でも、花は咲く。彼はひたすら花を植え続けて一生を終えた。10年後、そこは景勝地として、観光客の訪れる場所となった。「…綺麗だ…」観光客達は思わず目を見張る。完璧に計画された花畑。それは世界にも例を見ないモノだった。 #twnovel
どんなところでも、生きていく…!
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「…行くわ。いつか戻ってくるためにも」彼女は再び、力強さを取り戻していた。「確かにココに残っていても…私は静かに死んでいくだけ…」僕の左手を握りしめて言う。「生きるわ。ありがとう。私は、私のために生きる。そして伝えていく。彼の思い出を」僕は泣きそうになっていた。 #twnovel
日本人の国民性
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片翼の悪魔はほくそ笑む。「これだけ痛めつけて、縛っちまえば…二度と立ち上がろうとは思わないだろ?」…私は答える。「我々日本人の変態性を舐めるなよ!縛られたら、縛られただけ強く興奮して立ち上がるんだ!」「……こ、このド変態どもめっ!(>_<)」 #twnovel
つぐってあそぼ!わぐわぐさん 1
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「わぐわぐさん、今日は何を作るの?」「やぁコロリ。今日は原発に挑戦だ!」「タイムリーだねぇ♪」「まず、ウランからプルトニウムを精製…」「できたよ。カンタンだね」「次に、原子炉内の圧力と温度調節!」「ありゃ、失敗したよ」「コロリはドジだなあ…北半球が死んじゃうぞ」 #twnovel