『ガラスの仮面』速水真澄のバラはなぜ紫なのか?

作者 片岡麻実 状態 執筆中
カテゴリー 小説・ノンフィクション エッセイ・インタビュー 価格 無料 ページ数 19ページ
タグ 漫画ガラスの仮面スマートフォンIT速水真澄北島マヤ
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この本はITmediaオルタナティブ・ブログに掲載中の「漫画『ガラスの仮面』にまさかのスマートフォン 」シリーズを電子書籍化したものです。今後は速水真澄のスマートフォンを軸として「速水真澄のバラはなぜ紫なのか」に発展していく予定です。パブー版ならではの編集・改稿も加えていきます。ITmediaオルタナティブ・ブログ版との違いもお楽しみください。

はじめに

 この本はITmediaオルタナティブ・ブログに掲載中の「漫画『ガラスの仮面』にまさかのスマートフォン 」シリーズをパブーで電子書籍化したものです。「速水真澄のスマートフォンの機種は何か」から話が発展し、ガラスの仮面におけるIT化、物語完結へのカギを考察しながら「速水真澄のバラはなぜ紫なのか」で完結します。

パブー版では章立てされ、ITmediaの記事とは異なる流れに編集しています。ですので既にブログで私の『ガラスの仮面』シリーズ読んでいただいた方もパブー版電子書籍ならではの読み方が可能です。可能ならば星空などビジュアル面での工夫も試みたいと思います。

この電子書籍では速水真澄、北島マヤの二人にクローズアップされていますが、今後は脇役キャラクターをフューチャリングしたバージョンも登場します。漫画『ガラスの仮面』同様、ブログに掲載した記事がパブー版電子書籍で書籍用に改稿されていく様もお楽しみにしていただけましたら幸いです。

片岡麻実



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最終更新日 : 2011-10-28 23:50:01

目次

01 はじめに

02 ガラスの仮面にまさかのスマートフォン
     1 ガラスの仮面になぜスマートフォンなのか
     2 速水真澄のスマートフォンの機種は何か-
  3 紅天女の故郷「梅の谷の場所」
  4 京都駅から何線に乗り換えたのか

03 速水真澄のIT化は物語完結のカギ
  1 速水真澄のIT化のはじまりはいつか
  2 漫画『ガラスの仮面』と夏目漱石『明暗』の意外な共通点
  3 マヤと真澄の心の距離は星座が暗示していた
  4 ガラスの仮面の北島マヤと速水真澄がは悲恋ではなくなるかもしれない根拠
  5 真澄とマヤが魂ののかたわれである理由
    6 夏目漱石『明暗』がもし未完にならなかったら……

04 速水真澄のバラの謎
     1 「ガラスの仮面」をかぶっているのは誰?
     2 『ガラスの仮面』は速水真澄の物語で終わる!?
     3 速水真澄という仮面
  4  速水真澄の紫のバラとミュージカル「オペラ座の怪人」
  5 紫のバラを仮面の代わりに

99  おわりに
  1 漫画『ガラスの仮面』の紫のバラは実在していた

奥付

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最終更新日 : 2011-12-31 16:35:49

ガラスの仮面になぜスマートフォンなのか

 昭和51年から35年連載が続いている漫画『ガラスの仮面』は積極的にトレンドを取り入れていく『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(以下、こち亀)と比較すると昭和の時代が色濃い漫画でした。※こち亀も昭和51年から連載中。


しかし、2004年に6年ぶりに発売された『ガラスの仮面』42巻では突然、ガラパゴス携帯が登場。主人公 北島マヤを共演者 桜小路優が携帯電話で撮影するシーンが登場し話題となりました。1998年に発売された41巻までは固定電話しか登場していなかったにも関わらず、なぜ6年後(2004年)に発売された42巻ではとつぜんガラパゴス携帯が登場したのでしょうか。


著者・美内すずえ氏はasahi.comのインタビューで以下のように述べています。


 長期連載のため、「作品の小物にはできる限り時代性を出さないようにしている」美内さんだが、単行本42巻など では、携帯電話も登場した。物語中では70年代から数年しか時間が経過していないはずなのに。「ずいぶん悩んだんです。でも今の時代、描かない方がかえっ ておかしいと思って」。ちなみに連載当初は黒電話が描かれていた。
2009年9月8日 asahi.com(朝日新聞社)より
http://www.asahi.com/showbiz/manga/TKY200909080071.html


携帯電話の登場によって突然、1970年代から2000年代に時代が飛んでしまいました。この矛盾は長期連載のために生じたことと言えるでしょう。


そしてついに2011年7月発売の単行本47巻でスマートフォンが登場しました。速水真澄が伊豆の別荘で部下の聖唐人から電話を受けたシーンでです。果たしてこの携帯電話はなんという機種なのでしょうか。


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最終更新日 : 2011-10-28 23:57:56

速水真澄のスマートフォンの機種は何か?

47巻で速水真澄が使用しているスマートフォンは携帯下部に3つのボタンがあります。形は長方形。もしiPhoneであった場合は下部中央に丸いボタン となるため、Android携帯の可能性が高いのではないかと推察をしています。例えばauのWindows Phone IS12Tの場合は明らかに漫画に登場している携帯とデザインが違うことや、Windows Phoneを利用するのは一般のビジネスマン/ビジネスウーマンよりも開発者が多いのではないかと考えたため、Android携帯の可能性が高いと判断しました。


キャリアはドコモもしくはau使用している可能性が高いのではないだろうかと考えていました。しかしSoftBankのGRAPAGOS(ガラパゴス) の機種の中に携帯下部に長方形のボタンが三つある機種があるため、速水真澄がどのキャリアを使用しているのかをビジュアルのみで判断することは難しいかも しれません。


ボタンの形だけで判断するならば、ドコモスマートフォン「F-12C」はもっともボタンの形が類似しているように見受けられます。しかし「F- 12C」は角に銀色のガードが付いているのに対し、速水氏の使用しているスマートフォンには携帯全体にスクリーントーンが張られています。


また、『ガラスの 仮面』47巻に収録されている原稿は「別冊花とゆめ」1月号から5月号に掲載されたものがベースとのこと。したがって「F-12C」の発売時期を考えると 美内氏がモデルにしたものは別なものの可能性が高いと考えています。


漫画で使用されているスマートフォンは形がやや角丸のため、外形とボタンの形と双方で判断するならばソニーエリクソンの「Xperia」シリーズの 可能性が高いと言えそうです。「Xperia」は白と黒のモデルがあり、『ガラスの仮面』で使用されているものと同様画面が細長い。サイドにやや立体感を感 じさせる二本線が使用されている。これは「Xperia」のサイドの金属調ラインを表現しているのかもしれません。


速水真澄が使用しているスマートフォンでは携帯下部にメーカー名が記載されていないためか、長方形の3つのボタンの位置が「Xperia」そのものよりも高い。これは漫画の中の絵としてのバランスに配慮してメーカー名がない分、上に描かれている可能性があります。


またauの「MIRACH IS11PT」の場合は携帯下部のボタンが漫画よりも大きく、黒モデルサイドの金属調ラインは他の部分と明らかに色が違う。「MIRACH IS11PT」の白及びピンクのモデルだった場合は漫画のスクリーントーンの濃度が濃すぎるので違う可能性が高いと考えています。


ドコモおよびauから発売されているREGZA PHONEはメーカー名が携帯上部にあり、ボタンの形そのものは漫画のスマートフォンに類似した長方形の三つのボタンがあります。当初はボタンの下のアイコン のようなイラストが漫画には記載されていなかったので別なものと判断していたが、漫画の中では小さく描かれた携帯に細かいアイコンまで描き込むのは難しい ためREGZA PHONEの可能性も捨てきれません。速水真澄がスマートフォンを利用している絵ではスマートフォンの上部が髪で隠れているためメーカー名が記載されているかどうかは不明です。


現時点では美内すずえ氏が参考にしたスマートフォンは「Xperia」SO-01B センシャスブラックを使用している可能性が高いのではないかと考えています。果たして真実やいかに?


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最終更新日 : 2011-10-29 00:01:31

紅天女の故郷「梅の谷」の場所

紅天女のふるさと・梅の谷で速水真澄のスマートフォンは圏外なのかどうかを前回の記事で調べました。これは3作目・漫画『ガラスの仮面』にまさかのスマートフォン!-物語完結のカギは速水真澄のIT化・前編-の中で、速水真澄の携帯は梅の谷だと圏外だろうから旅館の電話線を利用して東京の水城秘書とやりとりをしたのではないかと推察したこととが調べたきっかけです。北島マヤと速水真澄が一夜を過ごした社務所もおそらく圏外だろうと思い込んでいましたが、実際はどうなのかということも気になったからです。

参考:漫画『ガラスの仮面』にまさかのスマートフォン!-紅天女のふるさと・梅の谷で速水真澄の携帯電話は通じるのか-
※この記事はITmediaニュースやヤフーニュースに転載されました。


調べた結果、「京都駅から電車・自動車での移動も含めて2時間半くらいかかる場所であることは間違い無いが同心円上に考えると範囲が広すぎるので特定できない」という判断をしました。

そこで、別なファンのかたが調べた結果を元に速水真澄のスマートフォンは梅の谷で圏外かどうかを検証しました。

[参考]紅梅村を探す:千の仮面より
http://www.geocities.jp/senkamen/mask_table_tenkawa.html

しかし、『ガラスの仮面』紅天女1 文庫版20巻(白泉社文庫)の1ページ目の新聞/週刊誌の記事に以下のような記載がありました。

姫川亜弓
北島マヤ
2人の主役候補は
他の出演者の早く発表を待って

来週中にも
月影千草の
直接指導を受けるため
「紅天女」のふるさとと
いわれる
奈良県の梅の里へ

『ガラスの仮面』紅天女1 文庫版20巻(白泉社文庫)の1ページ目より引用

1ページ目の新聞/週刊誌の記事の記載を見落としていたのですが、はっきり「奈良県」と書かれていました。

また、『ガラスの仮面』紅天女3 文庫版22巻(白泉社文庫)で月影千草が過去の回想をしている場面でこんなやりとりを見つけました。

月影千草:これは? 一連先生?

一連の姉:ああ、あの子の5つくらいのときかしらね。奈良の田舎にいた時の写真ですよ。近くに禁足地になっている不思議な梅の谷があってね。なんでも伝説では梅の木の女神が竜や鬼に守られて住んでいるとか。そのせいで年中、梅の花が咲いていると言うんですよ。

『ガラスの仮面』紅天女3 文庫版22巻(白泉社文庫)

梅の谷のモデルになった場所は上記の2つの情報から「奈良県」であることを断定できそうです。私がコミックの1ページ目を見落としたため、前回はあいまいな検証をしてしまい非常に恐れ入ります。そのため奈良県という前提で再度、検証しなおします。


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最終更新日 : 2011-12-31 15:53:09

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