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必携 同和にどう対抗するか

 去る3月16日、大阪府では「大阪府部落差別事象に係る調査等の規制等に関する条例(興信所条例)」の改正案が成立し、大阪府では商取引の上で同和地区の場所を調べたり、他人に告げたりすることが規制されることになった。これが何を意味をするのか?
 従来から、同和問題にからんで、企業に不当な要求をしてくる人々は「えせ同和」と呼ばれ、国や地方自治体が排除に取り組んできた。しかし、大阪府に関しては土地に関係する企業に対して何らかの要求をすることは、条例の趣旨に沿ったものである限りは、ある意味正当であり、えせではないということになるだろう。そこで、企業には“無印の”同和への対抗を迫られることになる。それだけではなく、行政からの干渉にどう対抗するのかも重要な課題である。
 今回は日々実践と検証を通して同和への対抗策を研究してきた筆者が、同和への対抗方法をご紹介しよう。


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はじめに

 かつて「駅前留学」なるキャッチコピーで業界最大手になった英会話学校があった。文字通り駅近くのビルに教室を構え、チケット制で好きな時間に英会話が学べる。こんな利便性と手軽さによって多くの受講生を抱えた。経営が好調の時は、たいてい駅付近でマスコットキャラクターが描かれたティッシュを配布していたものだ。ところが杜撰《ずさん》な経営によってやがて学校は、破綻することになる。そして一方、駅前にはティッシュを配るもう一つの業種がある。全国各地の駅付近には駅前留学ならぬ”駅前賭博”とも言うべきパチンコ店が点在している。地方都市駅周辺だけでなく、都内のターミナル駅付近の一等地にもたいていパチンコ店が営業している。パチンコ店の日常風景は、実に不自然である。高齢者だけでなく、若者まで男女関係なくイイ大人たちが朝一番から行列を作り、開店を待つ。さらに何より不自然なのが、パチンコ店では換金ができ、事実上の「賭博行為」であるにも関わらず公然と経営できていることだ。TV、新聞と言ったメディアでも何の違和感もなくコマーシャル、広告が続けられている現状。なぜパチンコという「駅前賭博」は許されるのか? そしてなぜこれほどパチンコは増殖したのか? 本シリーズでは「パチンコ店」という業態を解明するとともに、その背後にある日本の暗部にもついても追及していきたい。

 本シリーズではパチンコ店を象徴的な意味で「駅前賭博」と銘打ったが、正確に言うと必ずしも駅前だけで展開しているわけではない。地方都市では、国道などの幹線道路沿いに大規模な店舗と大型駐車場を構え、場合によっては施設内に飲食店が開業していることもある。町の外れに派手に輝くネオンは、ある意味、パチンコ業界の好調ささえ物語っているかのようだ。営業スタイルとしては、駅前の密集した商店街の中の中規模店舗から、郊外にありがちな大規模店舗の2種類に大別できるだろう。こんな遊興施設がアナタの家の隣にできたらどう思うだろう。抵抗を感じる人は決して少なくないはずだ。これが現実として起こったのが、大阪市平野区長吉《ながよし》出戸《でと》3-3-60のパチンコ店「123」である。
 同店は、昨年12月6日に営業を開始。近畿自動車道沿いに位置しており、いかにもパチンコ店が立ちそうな立地条件ではある。ここだけ見ると別段、どこにでもあるパチンコ店の風景だ。だがその裏を見ると、店舗の東面、南面、北面いずれも昔ながらの一戸建てや集団住宅など、住居街に面している。つまりごく普通の家のすぐ隣にパチンコ店ができてしまったのだ。
 周辺状況について確認しておこう。もともとこの地域は、都市計画法で定められている「準工業地域」に該当する。そのため近隣には、工場が多くトラックの出入りも多い。同店に車で入るには、近畿自動車道からと、もう一つは長吉出戸3丁目の住宅地付近の入り口からの2つがある。住宅地側の進入ゲート付近には、集団住宅が連なっている。住宅の二階からは店舗が見え、駐車場に入ってくる客の車からも住宅が見えてしまう。このため店舗敷地と住宅地の間には、大きな防護壁が設置されている。窓を開けると広がる風景がパチンコ店。決して気持ちのいいものではないはずだ。また近所には長吉出戸小学校もあり、教育上の観点からも決して、パチンコ建設が好ましいとは思えない。それにこの地が通学路でもあることから、安全上の配慮があっても良かったはず。それなのになぜこのような事態が起きてしまったのだろうか。

店舗と隣接する集団住宅の間には設置された防護壁。「店側と協議して作ってもらったけどやっぱりストレスは感じますね」(住民の一人)。

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販売価格100円(税込)

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