目次
はじめにお読みください!
Webページ上で音声を聞きながら本文を見るには
第1回補足:大学の学年
第2回補足:空港関連用語
第3回補足:読み方を尋ねる、2つの「読む」
第4回補足:相手の言うことがわからない時、漢字の功罪
第5回補足:サインとハンコ
第6回補足:わざわざ
第7回補足:教材の中のリンク、中国のホテル
第8回補足:名前の発音
第9回補足:デポジット
第9回補足:中国の携帯電話
第10回補足:レストランについて
第11回補足:レストラン関連用語
第12回補足:「小姐」の没落
第12回補足:中国のクレジットカード
第13回補足:値切るのは常識
第14回補足:サイズ・長さや重さの言い方
第14回補足:色のイメージ
第15回補足:天気に関する言葉
中国語の機械翻訳サービス
第16回補足:映画、テレビに関する言葉
第17回補足:写真に関する言葉
第18回補足:困った時に
第20回補足:バス・地下鉄・電車
第19回補足:「〜しまちがえました」の言い方
第21回補足:タクシーについて
第22回補足:距離や所要時間の尋ね方
第23回補足:郵便に関する言葉
第24回補足:病院に関する言葉
第25回補足:待ち合わせに関する表現
第26回補足:プレゼント、縁起担ぎ
第27回補足:お呼ばれ
第28回補足:趣味は健康的に、音楽に関する言葉
第29回補足:中国語がお上手ですねと言われて
第30回補足:使役と受け身

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第3回補足:読み方を尋ねる、2つの「読む」

第3回のテーマは意味を尋ねるでした。
ポイントとなる文は、
〜〜是什么意思?
〜〜shì shénme yìsi?
(〜〜はどういう意味ですか)
ですが、日本語話者の場合、意味がわかっていても発音がわからないということがよくあります。そんな時はこう聞けばよいでしょう。
这个字怎么念?
Zhèige zì zěnme niàn?
(この字はどう読みますか)
念niànは読むは読むでも、声に出して読むという意味ですから、この文は字の発音を尋ねていることになります。

では声に出さずに目で読むことはどういうのでしょうか?
それは、看kànです。
看kànは視覚を代表する動詞で「見る」と「読む」両方の意味があります。
(例)看电视 kàn diànshì
(テレビを見る)
(例)看书 kàn shū
(本を読む)


第4回補足:相手の言うことがわからない時、漢字の功罪

第4回のテーマは相手の言うことが聞き取れない時です。
まずはもう一度繰り返してもらいましょう。
それは今回の教材に出てきましたね。
请再说一遍。
Qǐng zài shuō yí biàn.
(もう一度言ってください)
後の回で出てくるのですが、ゆっくり言って欲しいときはこう言います。
请慢点儿说。
Qǐng màn diǎnr shuō.
(ゆっくり言ってください)
それでもダメなら筆談に持ち込みましょう。これは今回の教材に出てきましたね。
请给我写一下。
Qǐng gěi wǒ xiě yíxià.
(ちょっと書いて下さい)

ただ、こういうとちょっと怪訝な顔をされることがあります。それは「この外国人、聞いてもわからないのに漢字で書いてわかるかな?」と思われているのかもしれません。

わたしたちが子供の頃どのように言葉を憶えてきたかを考えてみましょう。
まず聞いて意味がわかるようになる→聞いたものをまねして話す→文字を読めるようになる→文字を使って文章を書けるようになるといった具合に進んできたと思います。その順番から考えれば、「聞いてわからないのに、書いてわかるのかな?」とちょっと変な顔をされるのはもっともなことかもしれません。特に漢字は数が多い上に複雑な文字ですから。

そういう時は、
日本人也用汉字。
Rìběnrén yě yòng Hànzi.
(日本人も漢字を使います)
と言ってみるのもよいでしょう。

日本と中国では漢字の字体は違うものの、漢字を知っているということは中国語を学ぶ上において大きな利点です。と同時に漢字に頼りすぎてしまって、音声言語としての中国語を軽視してしまう、つまり漢字で意味がわかったと安心してしまって、聞き取れるようになるまで話せるようになるまで練習するのを怠ってしまうという危険性もありますので、注意しましょう。


第5回補足:サインとハンコ

第5回の教材はトラベラーズチェックを現金に両替するシーンでした。
トラベラーズチェックを現金化するには、その場でサインする必要があります。
「サインをする」は中国語で以下のように言います。
签字 qiānzì
签名 qiānmíng
書類や契約書に同意する際のサインの場合はどちらも使いますが、芸能人のサインの場合は签名 qiānmíngです。

日本では何かあると印鑑を押すことを求められます。「押印する」ことは中国語では、盖章 gàizhāngと言います。印鑑のことは、图章 túzhāngと言います。

中国では個人が書類や契約書を書くときには普通はサインだけで、押印を求められることはありません。私が中国で銀行口座を開いた時もサインだけでした(銀行口座を開くことは开户头kāi hùtóuと言います)。
では印鑑は全く使わないのかと言えばそうではなくて、役所、学校、会社などが出す証明書の類にはちゃんとその機関の公印が押してあります。


第6回補足:わざわざ

第6回の教材に、
谢谢您特地来接我。
Xièxie nín tèdì lái jiē wǒ.
(わざわざ私を迎えに来てくださってありがとうございます)
という文があります。

“特地”tèdìは「わざわざ」という意味ですが、この文では日本語を母語とする人にとっては違和感はないと思いますが、自分の家を尋ねてきた中国人の友人が
我特地来看你。
Wǒ tèdì lái kàn nǐ.
と言ったとしたらどうでしょう?
“看”は視覚を代表する動詞で「見る」「読む」といった意味があり、さらに人の様子を見る→人に会うという意味にもなります。
この文は直訳すれば「私はあなたにわざわざ会いに来ました」となり、日本語話者にとってはいささか恩着せがましく聞こえてしまいますが、これはその人に会うためだけに私はやってきたのだ、その人を中心にすえてその人のために私は行動しているのだという、相手を尊重する気持ちの表れだと思います。
日本語を母語とする人はこういう場合は「ちょっとついでに会いに来たよ」と言うかもしれません。実際のところはその人に会うためにだけ来ていても、そう言ってしまうと相手にかける心理的負担が重くなってしまうのではないかと気遣っているのでしょう。
日本語話者の感覚で、
我顺便来看你。
Wǒ shùnbiàn lái kàn nǐ.
(私はついでにあなたに会いに来ました)
と中国人の友人に言うと、「私はこの人にとって『ついで』の存在なのか」と思われて、気遣いが裏目に出てしまうかもしれませんね。


第7回補足:教材の中のリンク、中国のホテル

毎回ではありませんが、ポッドキャストで配信しているプリント教材(PDF)の中に、教材内容と関連のある参考Webページへのリンクを作ってあります。

PDFの良いところは、紙の再現を意図したフォーマットで印刷に向くことと、そしてWebページへのリンクを貼れるなどデジタルデータならではの良さもあります。それを生かさない手はないと思って、Webページへのリンクを作っているのですが、これがなかなかたいへんです。

教材の著者は個人ですが、大学教員という肩書きを持っていること、そして教材名の中に大学名が入っていますから、なるべく公的な性格を持つところを探して紹介するように気をつけています。それでもリンク先の内容が100%正しいと保証することはできませんので、その点はどうぞご了承くださいますように。

ただ第7回については、悩んだ末に一企業のサイトを紹介しました。中国のホテルのWebページがどんなものか見ていただきたかったですし、宿泊料の相場も紹介したかったのです。

教材に出てきた北京饭店は北京の王府井という、日本で言えば銀座に当たるような繁華街の入り口に建っている老舗ホテルです。
携程旅行网はネットで中国のホテルの予約ができるサイトです。こういったネットを通じたホテル予約サービスは他にもありますが、とりあえず1つだけ紹介しました。
ただ紹介した企業のサービスの利用を推奨するわけでも、そのサービスの質を保証できるわけでもありませんので、教材に書いてあるような注意書きを書いたわけです。

中国のホテルには星によるランク付けがあります。最高ランクは五星级wǔ xīngjí(5つ星)です。初めて中国に行かれるのでしたら、そうですね、最低でも三星级sān xīngjí(3つ星)以上のところをお勧めします。ただ、三星级だと英語や日本語のできる従業員はいない可能性が高いので、学んできた中国語を実践する機会ととらえて頑張るもよし、また少しでも不安であれば四星级sì xīngjí(4つ星)以上になさるとよいでしょう。4つ星以上なら日本語はだめでも英語が話せる従業員はたぶんいるだろうと思います。その分お値段も高くなりますが。

そんな時に役立つ中国語を紹介しておきましょう。
这儿有会说日语的人吗?
Zhèr yǒu huì shuō Rìyǔ de rén ma?
(ここに日本語を話せる人はいますか)
这儿有会说英语的人吗?
Zhèr yǒu huì shuō Yīngyǔ de rén ma?
(ここに英語を話せる人はいますか)

中国経済の発展に伴い、ビジネスで移動する人々も増えています。私は泊まったことはありませんが、日本でも出張族におなじみのビジネスホテルが中国でもできてきていて、チェーン展開もしているそうです。
柳田洋『中国ビジネスのすすめ』第586回「中国のビジネスホテル



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