第2回補足:空港関連用語
空港や飛行機に関連する用語を補足しておきましょう。
机票
jīpiào
(飛行機のチケット)
订机票
dìng jīpiào
(飛行機のチケットを予約する)
我想订25号去北京的机票。
Wǒ xiǎng dìng èrshiwǔ hào qù Běijīng de jīpiào.
(25日北京行きの飛行機のチケットを予約したいです)
退票
tuìpiào
(チケットをキャンセルする)
#これは飛行機のチケットに限らず使えます。
我要退票。
Wǒ yào tuìpiào.
(私はチケットをキャンセルしたいです)
头等舱
tóuděngcāng
(ファーストクラス)
商务舱
shāngwùcāng
(ビジネスクラス)
经济舱
jīngjìcāng
(エコノミークラス)
靠通道的座位
kào tōngdào de zuòwèi
(通路側の席)
靠窗的座位
kào chuāng de zuòwèi
(窓側の席)
托运行李
tuōyùn xíngli
(荷物を預ける、荷物を託送する)
登机
dēngjī
(搭乗する)
登机牌
dēngjīpái
(搭乗券、ボーディングパス)
登机口
dēngjīkǒu
(搭乗口)
空姐
kōngjiě
(スチュワーデス)
#これは空中小姐の略です。
飞机晚点
fēijī wǎndiǎn
(飛行機が定刻より遅れる)
转机
zhuǎnjī
(飛行機を乗り継ぐ、トランジット)
#この単語には文字通り「転機」という意味もありますが、空港で使う場合はトランジットの意味ですね。
入境
rùjìng
(入国する)
出境
chūjìng
(出国する)
海关
hǎiguān
(税関)
班车
bānchē
(リムジンバス)
第3回補足:読み方を尋ねる、2つの「読む」
第3回のテーマは意味を尋ねるでした。
ポイントとなる文は、
〜〜是什么意思?
〜〜shì shénme yìsi?
(〜〜はどういう意味ですか)
ですが、日本語話者の場合、意味がわかっていても発音がわからないということがよくあります。そんな時はこう聞けばよいでしょう。
这个字怎么念?
Zhèige zì zěnme niàn?
(この字はどう読みますか)
念niànは読むは読むでも、声に出して読むという意味ですから、この文は字の発音を尋ねていることになります。
では声に出さずに目で読むことはどういうのでしょうか?
それは、看kànです。
看kànは視覚を代表する動詞で「見る」と「読む」両方の意味があります。
(例)看电视 kàn diànshì
(テレビを見る)
(例)看书 kàn shū
(本を読む)
第4回補足:相手の言うことがわからない時、漢字の功罪
第4回のテーマは相手の言うことが聞き取れない時です。
まずはもう一度繰り返してもらいましょう。
それは今回の教材に出てきましたね。
请再说一遍。
Qǐng zài shuō yí biàn.
(もう一度言ってください)
後の回で出てくるのですが、ゆっくり言って欲しいときはこう言います。
请慢点儿说。
Qǐng màn diǎnr shuō.
(ゆっくり言ってください)
それでもダメなら筆談に持ち込みましょう。これは今回の教材に出てきましたね。
请给我写一下。
Qǐng gěi wǒ xiě yíxià.
(ちょっと書いて下さい)
ただ、こういうとちょっと怪訝な顔をされることがあります。それは「この外国人、聞いてもわからないのに漢字で書いてわかるかな?」と思われているのかもしれません。
わたしたちが子供の頃どのように言葉を憶えてきたかを考えてみましょう。
まず聞いて意味がわかるようになる→聞いたものをまねして話す→文字を読めるようになる→文字を使って文章を書けるようになるといった具合に進んできたと思います。その順番から考えれば、「聞いてわからないのに、書いてわかるのかな?」とちょっと変な顔をされるのはもっともなことかもしれません。特に漢字は数が多い上に複雑な文字ですから。
そういう時は、
日本人也用汉字。
Rìběnrén yě yòng Hànzi.
(日本人も漢字を使います)
と言ってみるのもよいでしょう。
日本と中国では漢字の字体は違うものの、漢字を知っているということは中国語を学ぶ上において大きな利点です。と同時に漢字に頼りすぎてしまって、音声言語としての中国語を軽視してしまう、つまり漢字で意味がわかったと安心してしまって、聞き取れるようになるまで話せるようになるまで練習するのを怠ってしまうという危険性もありますので、注意しましょう。
第5回補足:サインとハンコ
第5回の教材はトラベラーズチェックを現金に両替するシーンでした。
トラベラーズチェックを現金化するには、その場でサインする必要があります。
「サインをする」は中国語で以下のように言います。
签字 qiānzì
签名 qiānmíng
書類や契約書に同意する際のサインの場合はどちらも使いますが、芸能人のサインの場合は签名 qiānmíngです。
日本では何かあると印鑑を押すことを求められます。「押印する」ことは中国語では、盖章 gàizhāngと言います。印鑑のことは、图章 túzhāngと言います。
中国では個人が書類や契約書を書くときには普通はサインだけで、押印を求められることはありません。私が中国で銀行口座を開いた時もサインだけでした(銀行口座を開くことは开户头kāi hùtóuと言います)。
では印鑑は全く使わないのかと言えばそうではなくて、役所、学校、会社などが出す証明書の類にはちゃんとその機関の公印が押してあります。
第6回補足:わざわざ
第6回の教材に、
谢谢您特地来接我。
Xièxie nín tèdì lái jiē wǒ.
(わざわざ私を迎えに来てくださってありがとうございます)
という文があります。
“特地”tèdìは「わざわざ」という意味ですが、この文では日本語を母語とする人にとっては違和感はないと思いますが、自分の家を尋ねてきた中国人の友人が
我特地来看你。
Wǒ tèdì lái kàn nǐ.
と言ったとしたらどうでしょう?
“看”は視覚を代表する動詞で「見る」「読む」といった意味があり、さらに人の様子を見る→人に会うという意味にもなります。
この文は直訳すれば「私はあなたにわざわざ会いに来ました」となり、日本語話者にとってはいささか恩着せがましく聞こえてしまいますが、これはその人に会うためだけに私はやってきたのだ、その人を中心にすえてその人のために私は行動しているのだという、相手を尊重する気持ちの表れだと思います。
日本語を母語とする人はこういう場合は「ちょっとついでに会いに来たよ」と言うかもしれません。実際のところはその人に会うためにだけ来ていても、そう言ってしまうと相手にかける心理的負担が重くなってしまうのではないかと気遣っているのでしょう。
日本語話者の感覚で、
我顺便来看你。
Wǒ shùnbiàn lái kàn nǐ.
(私はついでにあなたに会いに来ました)
と中国人の友人に言うと、「私はこの人にとって『ついで』の存在なのか」と思われて、気遣いが裏目に出てしまうかもしれませんね。

清原文代