目次
3月はなだれの季節
3月の星座 おおぐま座
春の天気は忙しい
うららかな春
桜の樹下で
春の蜃気楼
地球の気温
運気学「二の気」
仲良しのふたご座
巨大かにと怪物へびの友情
チューリップバブル
女の子のお祭り
世界の卒業・新学期
プラセボ効果と健康食品の存在意義
肺の老化  
食養生について
男性と女性の老化パターン
人はどんなときに病気になる?
ストレス太りは何故起こる?
胃腸の冷えと花粉症
発がん要因をチェックしてみましょう
食物アレルギー
ワカメの色の神秘  
食物酵素のお話
カレーの歴史
麺類の仁義なき戦い!
お肉柔らかな素
朝食定番メニューに豆乳
戦国武将はどんなものを食べていたのか?
美味しく体に優しいキャベツ
食文化を変えた工場食品たち
風邪に効くお茶
病気になったらはじめる養生
要介護にならないために!
過ぎたるは及ばざるが如し
季節野菜の効用
日本食は庶民が発展させた
<電子レンジ簡単レシピ>ま~るいオニオンスープ
<電子レンジ簡単レシピ>白子のとろろ蒸し
<電子レンジ簡単レシピ>芋餅
<電子レンジ簡単レシピ>リゾット風ミルク がゆ
なぜか身近に感じる二胡の音色
普通に出てきた物が食べられる社会
決して絶望する事なかれ
1万円出しても惜しくない握り飯
一諾を守る」の持つ信用力
幕末のアイドル坂本龍馬の実相
優秀な家臣がいても
大金持ちの財力
「高松城の水攻め」にみる黒田官兵衛の心理作戦
人生意気に感ず 功名誰かまた論ぜん
よく遊びよく働け、野村徳七の教え
慶長遣欧使節団に託した思い
スマホで変わる世の中
『古事記の神々』 その12
スコットランド式シャワー
車を安く直す秘訣 
オイル交換を忘れずに
水の色は?
ペット用携帯電話
ノロウイルスの消毒に関する注意点について
丸い氷で一杯
再生細胞の不思議   
奥付
奥付

閉じる


<<最初から読む

11 / 64ページ

チューリップバブル

花屋にチューリップが並ぶようになりました。

「もう?」と思われることでしょう。季節の移り変わりは早く、確実に春が近づいてきているのです。

 チューリップと言えばオランダが浮かびます。チューリップの栽培に力を入れ、世界各国に輸出しています。日本で販売されている球根もオランダからの輸入がほとんどです。そのせいでチューリップはオランダで生まれた花かと思ってしまいますが、意外にも原産国はトルコなのです。オスマン帝国で咲き誇り、宮殿の壁のタイルにも描かれていました。

 ではなぜ、現在ではトルコよりオランダで多くのチューリップが栽培されているのでしょうか。それは、十七世紀に起こったチューリップバブルに起因しているからです。

 オスマン帝国からオランダにチューリップがもたらされると、たちまち園芸家の間で話題になりました。彼らは独自の品種を生み出し、そして美しい花を咲かせました。それらが人々に受け入れられ、チューリップは流行りの花になりました。

 しかし、球根から芽が出て花が開くまでに時間がかかり、一度に沢山の花が実らないことから希少価値が高まって球根の値段を吊り上げました。それに目をつけたのが投資家。チューリップ人気がより一層高まると予測し、球根を売買して大儲けをしました。ひとつの球根が豪邸に変わるほどだったのです。その話を聞いて黙っていなかったのが庶民。彼らも一攫千金を夢見て投資を始めました。これが結果的に市場に混乱を招いたのです。ある日突然球根に買手がつかなくなりチューリップバブルが崩壊し人々を破産に追い込みました。

 オランダの観光名所であるキューケンホフ公園。多種多様のチューリップが花開き、庭園を赤や黄、紫の色に染めています。投資という熱狂から覚めても人々は変わらずチューリップを愛し育て続けています。バブルは崩壊してもチューリップを美しいと思う気持ちは崩壊しなかった、からと言えましょう。

(小説家 華山 姜純/絵:吉田たつちか)2011-03

 


女の子のお祭り

 三月三日は雛祭り。女の子のお祭りです。雛人形を飾ったり菜の花や桃の花を飾って祝います。別名「桃の節句」とも言われる由縁は、桃がこの時期に咲く花であり、又、昔は桃が邪気を払うと信じられていたので女児の成長を願ってそう名付けられました。

 雛祭りがいつから行なわれていたのか、はっきりとは解っていませんが、平安時代に「流し雛」という風習がありました。医者や薬の少なかったその時代、子供の死亡率は高いものでした。人々は紙で人形を作り、それを川に流して厄を追い払ったのです。人形に災いを持ち去ってもらい、健康でいられるようにと祈りました。現在でもその風習は引き継がれ日本各地で流し雛は行なわれています。

 今日見られるような雛人形が飾られるようになったのは江戸時代から。人形は平安時代の貴族を表しています。初期の頃の雛人形はお雛様とお内裏様が立った姿の立雛でした。その後、お雛様は十二単を着るようになり、背後に金屏風が置かれました。江戸時代後期には女官である三人官女と笛や太鼓などを持つ五人ばやしも飾られるようになり、更に左大臣や右大臣も加わると、雛段の数も増えてにぎやかになりました。下段に家具などの小物も飾られ、子供達は平安時代の貴族の暮らしを頭の中で想像し、いろいろと人形を動かして楽しんだことでしょう。

 しかし、あまりにも豪華で大きな雛人形を飾ることが流行ってしまい、質素倹約が要求された享保の時代には大型の雛人形が禁止されてしまいました。その当時、大きな物では等身大のお雛様もあったとか。夜中に見たらゾッとしそうですね。

 さて、今では雛人形と共に雛祭りの定番となっているのが雛あられ。このお菓子は関東と関西では味も形も違うのをご存知でしたでしょうか。関東の雛あられは、米粒のようで砂糖で味付けされた甘いお菓子です。それに対し、関西の雛あられは直径一センチ程の丸い粒で、醤油や塩で味付けされているので甘くないのです。

 お住まいの地域では、どちらの雛あられを食べてらっしゃいますか? 両方食べてみたくなっちゃいますね。

(小説家 華山 姜純)2012-03


世界の卒業・新学期

3月は卒業の季節。仲間と別れ、新しい旅立ちに備える月となっています。

しかし、世界の国々では卒業・新学期の月など、日本と大きく異なるところが多いのです。

アメリカでは6月が卒業の月で、2ヶ月もの長い夏休みを経て9月が新学期となります。日本の学年制度は6-3-3制ですが、アメリカは6-2-4制が多く州によっては5-3-4制のケースもあるのです。

州により法律まで異なる広大なアメリカならではですね。

イギリスの卒業も6月・新学期は9月からですが、なんと学年制度の基準がありません。義務教育は5歳から16歳となっているものの全国統一試験に合格しないと義務教育修了証書が受け取れない仕組みになっているからです。日本における義務教育の”卒業”基準と大きく違っているのが特徴です。

オーストラリアでは12月が卒業の月で、2月が新学期。そして10-2学年制となっており、10年生までが義務教育となっています。そして統一試験に合格した生徒だけが高校へ進む資格が与えられ、12年生の終わりに受ける統一試験で合格したものが大学へ進めることになっているのです。

シンガポールでも、12月が卒業の月ですが休みは短く新学期は1月となっています。学年制は、6・4・2・3制であるものの、5年生になると全国統一試験が行われ、この成績結果により進む中学が決定されるのです。結果が悪ければ中学校への進学が認められません。中学校へ進学出来ない者は職業訓練校へ進むことになり、なんと10歳で将来の進路が決定してしまうことになります

韓国では、2月が卒業の月となり、新学期は3月となっています。学年制度は日本と同じく6・3・3制で、義務教育も中学校までと日本と一緒。しかし、高校や大学を受験する際、日本なら「カツどん」を食べたりやお守りを持ったりして縁起をかつぎますが、韓国では、なんと受験生の親が志望校まで行き飴や餅などを学校門にくっつけ縁起をかつぐのです!これは、粘りつく=合格する、という意味から来ているのだそうですが、人気校ともなると掃除が大変なのでしょうね。

(JULIE)
2005-03


プラセボ効果と健康食品の存在意義

皆さんは、「プラセボ効果」という言葉を聞いたことがありますでしょうか。他に、偽薬(ぎやく=にせぐすり)効果、プラシーボ効果と呼ばれることもあります。プラセボは、"Placebo"というラテン語が語源で「私は喜ばせる」という意味だそうです。要は、実際には効果があるはずのない偽の薬でも、「この薬はとてもよく効く薬なんだ」などといわれて与えられると心理的な効果を発揮して、病気が治ってしまうという現象です。

 医薬品開発などにおいては、効果を判定しようとする薬と偽の薬(プラセボ)を投与する二つのグループに分けて臨床試験が行われることが多いのです。そうしなければ、真に薬の効果で治ったのか心理的な効果によって治ったのか正確に評価できないからです。もしも、この世にプラセボ効果というものがないのであれば、単純に薬を投与する前と後で比較すれば十分だということになります。しかし、プラセボと比較しなかった臨床試験はその精度が疑われるというくらいプラセボ効果は医学界で広く認められた現象なのです。

 私も、特定保健用食品(=トクホ)の開発に携わったことがありますが、トクホの許可を得るためにはプラセボを使ったヒト試験(医薬品ではないので敢えて臨床試験とは慣習上呼ばないようです)が要求されていました。プラセボについては、どちらが偽の食品でどちらが試験しようとする食品なのかわからないよう外見だけでなく味や匂いまでそっくりに作らないと審査で落ちるとまで業界内では言われていました。そこまで厚生労働省が神経質にこだわるくらいプラセボ効果は広く認知されているということです。実は、このプラセボ効果こそが健康食品の存在意義でもあると私は思っています。

 私が医学部の大学院を出て健康食品の製造会社に就職し、初めて社会人となったとき、製品の原価に比べて販売価格がとても高いのに驚くとともに後ろめたさを感じていました。

 今から考えると、健康食品に限らず多くの工業製品は、開発費や広告宣伝費がかかっていますので、それほど理不尽なものでもなかったのですが、当時は何だか落ち着かない気持ちでいました。

 しかし、仕事をしていく中で、手紙や電話などで会社のお客様相談室に次から次へといろんな病気がよくなったというお客様からの感謝の声が届くのをみると、なるほどと思えるようになってきました。

 健康食品ですから、それなりに体によいと思われる栄養成分が含まれていますし、中には病院での治療を受けながら健康食品を召し上がっている方も多いので、どちらが効いたのかといえば医薬品が効いたに違いないのですが、現代医学でも治療の難しいと言われている難病・奇病まで治ったという改善例がいくつも挙がって来ていました。

 これは、もうプラセボ効果としか考えられないと思うようになって、はたと気づきました。もしも、これが身近な大根や人参のような値段で売られていたらプラセボ効果を発揮していただろうかと。

 時代劇ではお約束の高麗人参がよい例だと思います。娘を身売りしてまで庶民が欲しがった奇跡の万能薬は、高価だからこそ効力を発揮したのではないでしょうか。

 もちろん、原価の10倍も20倍も高い無茶な値段設定は倫理的に許されるものではありませんが、常識的な範囲での少々高めの値段設定は、必要悪の部分もあるのではないかと思っています。必要悪というと少々語弊があるかもしれませんが、研究開発や品質管理面などで値段に見合うコストをかけているという意味です。

 健康食品は普段の食事からは十分な摂取量を確保できない栄養成分を補給したり、普段の食品には含まれていないような機能性成分を摂取することができるだけでなく、心理的な効果でも健康の維持・増進に役立っているのではないかと思います。

 消費者目線でのアドバイスを申し上げますと、自分の体調にプラスになるだろうと思うことができないような健康食品は摂取すべきではないということです。せっかく、安くはない金額を払うわけですから、人から無理に勧められて食べるのではなく、これなら試してみたいと信頼できるようなものを選ぶべきです。そのような信頼できる健康食品は、それらに含まれる栄養成分や機能性成分本来の働きにに加えて心理的な効果も上乗せされる訳ですから、きっとよい結果を生み出すことと思います。

(医学博士 食品保健指導士 中本屋 幸永/絵:吉田たつちか)2011-03

 


肺の老化  

 肺がくたびれるとどんなことが起こるでしょうか?

①声が小さくなる、しゃべるのがおっくうになる②少し動いても息切れがする③風邪をひきやすい④便秘しやすい⑤肌に艶が無くなる・・・・・などです。

 肺は乾燥に弱い臓器です。冬場~春先にかけて乾燥すると、肺が潤いを失い、声がれを起こします。肺につながる器官として、鼻粘膜や喉がありますが、粘膜が十分に潤っていないと、感染症を起こしやすくなります。また、全身の皮膚は、肺と同じように外敵からの侵入を抑えたり、毛穴を閉じたり開いたりして体温調節を行っています。

 中医学では屏風のような皮膚のバリアーを衛気(えき)といいます。衛気は体を温め、邪気の侵入を防いでいますが、この力が弱まると、容易に邪気の侵入を許してしまいます。

 そしてまた、肺と裏表の関係にあるのは、大腸です。肺の力が弱まると、大腸に影響して便秘を起こし、肌荒れも起こしやすくなります。

 プッチンプリンをお皿に出すときに、上のつまみを折って穴をあけると、自然にプリンが 落ちてきますよね? これと同じで、肺の気を通じさせる事が、大腸の滞りを通す事になります。

 慢性的な便秘で悩んでおられる方は、大腸の働きばかりでなく、肺が弱っている可能性もありますョ。

(文:薬剤師、薬食同源アドバイザー 高田理恵/絵:吉田たつちか)
2010-03



読者登録

atecさんの更新情報・新作情報をメールで受取りますか?(読者登録について