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酔いだおれ上海

2004年10月

今年初のフリープランスタイルの海外旅行に、気合入れまくりの旅が始まった。

初めて乗る中国国際航空の飛行機。
あまり記憶にはないが、FA、改めスッチー(呼びやすいので)、の人は中国の女性だった。乗客も、観光やビジネスの日本人より、圧倒的に中国人のほうが多かった。
自分の周りが中国人ばかりなので、気分的にも、(これから大陸へ行くんだぜぇぇ~!!)と、盛り上がりつつも、今回乗った飛行機、これが自分が予想していたものより、はるかに小さい機体だったので、そこで少々、盛り下がってしまった。

普段はエアバスの330(2列、4列、2列)によく載るので(前回の台湾は始めてのB747だったが)、今回のB737(3列、3列。いわゆる(真 ん中)の列が無い)が、非常に小さな飛行機に感じ、(乱気流のトコロを通過したら、機体が吹っ飛ぶんあじゃね~のか!?)などと一人Q&Aを繰り 返していた・・・。

離陸してから1時間くらいすると、機内食が出てきた。朝食をとらず、空港でビールセットのみを腹に入れてた自分は空腹だったが、出てきた機内食には 御飯は無く、ハンバーガーもどきと生サラダ、フルーツにデザートのケーキだけだった・・・。ビールで腹を満たそうと一人誓いをたてるオレ。
機内食も食べ終え、その後、空港で買った雑誌を見たり、たまに窓から見える景色を写真に撮ったりして過ごしたりしていた。

名古屋→上海は2時間半くらいの飛行時間である。愛煙家の自分でも充分、禁煙が我慢できる距離だった。
普段は酒を飲むと煙草の本数も増えるオレ。が、ビール飲み放題でタダ、の国際線に乗ると、ここぞとばかりに飲みまくるが、煙草は無しでも充分我慢できた。というより、酔っ払って途中で熟睡してたが・・・。

到着少し前に目が覚め、「お!もうすぐ到着やん!」と、隣にいる館長に声をかける自分だった・・・。

☆ここで、今回の旅行の概要を説明すると、今回の上海旅行は10/2~10/7の5泊6日の予定である。
今年はすでに北京、台湾と2回、海外へ行っているが、いずれもツアー中の日程などが組まれているオーソドックスなツアーだったのだが、今回の上海旅行は自分が本来、旅をするときのフリープランだったので、気合も入っていた。

旅行の日程決めや予約などは、8月下旬から9月初頭に済ませ、出発日までの間、ガイドブックなどを見ながら、あれこれシミュレーションなどをしつ つ、辞書などで中国語の勉強などをしていた。が、今回の旅は一人旅ではなく、このサイトのwebmaster=啓道改め館長と、副館長である monpan、そして自分との3人での旅行である(副館長は10/4からの合流である)。
館長は中国語、副館長は英語が話せるので、結局、中国語の勉強にもイマイチ身が入らず、ガイドブックの地図や、上海近郊の観光地などの情報収集ばかりしていたオレ。こうして、上海旅行は幕をあげた!?のである。

投稿者 maru : October 8, 2004 09:15 PM

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最終更新日 : 2011-02-20 21:28:23

雨グラフの上海

初めて降り立った上海は、思ったより涼しかった

上海はここ、浦東国際空港に定刻どおりの15:15に着陸。滑走路脇の広いスペースである。
ここからターミナルまでバスに乗って移動するのだが、「とにかく広いっ!」、と、いうのが印象だった。ターミナルもやたらと横に長い建物で、
端から端まで高橋尚子と競争したら、自分が片道分走るだけで、尚子ちゃんは5往復しそうなくらいの長さである。

ここ上海の緯度は、日本の九州より南なので暑いのかな?と思ってたら、地元の岐阜よりも涼しく、夜などは寒いんちゃうか!?と思えるくらいだった。
これも島国の日本と違って、大陸なので空気も乾燥してて、そう感じるのだろうか・・・と、いう事にしておこう。

ほどなくバスを降りターミナルへ。
つい4年前に出来た空港らしく、ターミナル内はとても綺麗で、天井が高いうえに、窓が大きく造られてるので、開放感がとてもある。
今まで降り立った空港の中では一番、近代っぽい気がした。などと思いつつ、「早く煙草吸いてぇー!」と、ひとりで魂の叫びを連呼していたオレ。

同じJTB組の他のツアー客が集合する間、ターミナルの外で煙草をふかし一息。
やがて集まったツアー客と一緒にバスに乗り込み、市街地を目指す。同じバスに乗っているのは総勢9名だ。うち2人は酔っている。少しだけ。

空港から市街地までは距離にして50kmほど、ほぼ1時間の距離である。
空港からリニアモーターカーも走ってるのだが(平均時速430km走行)、料金は80元だ。日本円にして、ほぼ1,200円弱だが、バスで強制連行されている身なので諦めた。
しばらく高速道路を走っていると、ほどなく市街地へ差し掛かる・・・。

「なんじゃ、こりゃ~!」・・・が最初の印象だ。

いたるところに、ニョキニョキと競い合うように高層ビルが乱立していた。まるで、天気予報の台風のときの雨グラフのように。
なんともいえない無機質さを感じ、今まで行ったアジアの都市とはまるで違う様相だった。この時点ですこし醒めてしまう自分。
ビルが無くとも、建物は古くとも、道端には屋台と人があふれ、道路では、けたたましくクラクションが響き渡り、屋台から匂い立つ食べ物と、排気ガスのにおいが交じり合ったなんとも言えない雰囲気と喧騒が、自分にとってのアジアの印象なのだが・・・。

よく、北京と上海を評して、北京は東京、上海は大阪、といわれるが、自分にとっては上海が東京で、北京は世界遺産のある京都や奈良などの古都のように感じ、首都の持つ荘厳さを兼ね備えている、と思った。

そんな事を思っていたら市街地へ入っていた。
右を見ても左を見ても、とにかく人が多い。昨日から国慶節で7連休、ということもあって地方から出てきた人もいるのだろう、すごい活気を感じた。
ここで少し気を持ち直し、どのように上海攻略などをしようかプランを練っていた。といっても、攻略できるほどの時間はないのだが・・・。
また、自分達が上海へ来た前の週に、中国では初の開催となるF-1が開催された影響か、やたらとF-1の看板が目立った。
自分はかなり前からのF-1ファンなので、今回の旅行でも上海サーキットを見たかったのだが、そこまでの時間の余裕がないので諦めざるをえなかった。・・・いつかはまた来るぞっ!と胸に秘めながら・・・。

ほどなくして、JTBのツアーデスクがあるホテルのラウンジでひとまず今回のツアーの日程を聞き、帰る日に迎えに来るバスの時刻、オプショナルツアーを希望する場合の連絡先などを聞きつつ、煙草タイムをむかえる(バス内も当然、禁煙なので)

一通り説明を聞いてから、各ツアー客が宿泊するホテルへと案内してもらった。
自分達が今回泊まるのは、(兆安酒店)という3ツ星ホテルだ。3ツ星といえども、立地条件は地下鉄の駅のすぐ隣、ホテル自体も綺麗な高層の造りである。
上海の市街地中心からは少し離れているが、市街地中心までは、地下鉄に乗って2駅、と割と便もよく、また上海駅へは歩いていける距離なので、自分的には満足していた。
また、繁華街のような喧騒などもないので、ゆっくりしたい人にはオススメだ。
館長曰く、(次回の上海旅行のベースにしよっかな)と言ってたし。

ホテルに着き、部屋で旅装を解いてから早速、ホテル隣の地下鉄に乗り込み、一路、南京路、という市街地中心部へ向かった。
漢中路、という駅から人民広場駅へ。地下鉄の駅や構内も整然としていて綺麗である。券売機で人民広場駅までの切符を買い(2元=ほぼ28円)、込み合っている地下鉄に乗る。
人民広場駅は、ちょうど人民広場の隣にあり、ここから南京東路を外灘(バンド)を目指し歩いていくと、様々なショッピングモールやホテル、お土産屋、はた また一歩路地に入れば食品や雑貨を扱っている露店などがひしめき合っており、上海の印象をつかむには絶好のコースである。

ほどなく着いた人民広場駅に降り立つと・・・この駅は違う路線の地下鉄とちょうど交差していて、乗換えなどに利用される駅なので、非常に込み合って いた。が、自分が思ったほど日本人や外国人の姿は少なく、地元の人や、地方から遊びに来たであろう中国人ばかりなので、マンウォッチングを楽しみつつ、 キョロキョロしているオレ。

駅を出て、南京東路を目指し歩き始める・・・ここで、すでにあまりの人の多さに圧倒されていた・・・。世界第一の人口を誇る中国、ましてや大都会の上海、しかも大型連休真っ最中、ということは分かっていたが・・・。
ビルの多さにもびっくりしたが、この人の多さは異常である。今まで行ったことのある海外の都市の中でも、これほどの雑踏を感じたことは無かった。この時点で、自分は上海に負けるな、と思っていたオレ(なんのこっちゃ)。


(上)写真を撮りながら、「この中に何人ヤオ族がいるのだろうか」と考えていた。
(下)同じポーズをとるオレと甥っ子のロイ君(嘘)

人ごみの中を進み、ようやく南京東路の入り口へ。
南京路歩行街、と書かれた石碑の前に立ち、とりあえず1枚写真を館長に撮ってもらう。少し高台になっているところがあるので、そこに上り延々と続くかのように思われる南京東路を眺めてみる・・・。
路の両側にはビルなどがひしめき合い、そのビルがラスベガスよろしく、煌々とネオンを、(これでもかー!)というくらいに眩しく競りあっており、そのビルに挟まれたスペースには、地面が見えないほど一面に、無数の人の頭が見えていた。

「ここから歩いたら、目指す外灘はいつ着くのやら・・・」と思いつつも、色んな建物や店などを眺め渡しつつ歩き始めた。・・・普通に歩伏前進した方が早いんじゃないか、と思えるくらいのスピードで。


まさに(不夜城)の上海の夜

どれくらい歩いたかは忘れたが、とにかく目的地である外灘にようやく着いた。が、ここも人、人、人である。しかも、運河に沿って建てられたコロニア ム様式の建物を眺め渡すには、運河に沿って伸びているテラスにあがるのが最適なのだが、あまりにも人が多いせいなのか、テラスは立ち入り禁止になってい た・・・。

見事にライトアップされた建物郡を、歩道から何枚か写真に収め、「帰りは違う道を歩こう!」、ということで南京東路の南を走っている道路を歩き、人民広場駅へ引き返す。
今歩いている道路は距離にしても、南京東路とはそれほど離れていないのだが、さっきまでの喧騒が嘘のように静かで、ゆっくりとブラブラ歩くには心地よかった。
途中で果物や小吃などを売っている人がところどころにいたので、腹の減っていた自分は館長に、(これは何?あれは?)などと聞きつつ、小麦粉ベースにねぎや卵を使ったお好み焼きもどき(葱油餅)を食べる。
これが非常にうまかった。その後、キウイや日本で見たことない果実などを入手、ほおばりつつ地下鉄の駅へ戻る館長&オレ。

ホテル隣の駅を出、周辺にあるレストランや屋台などを探してみた。少し歩いたところに店が何軒か並んでおり、入り口にはそれぞれの店の客引きみたいな人がいて、通りかかる人に声をかけていた。
自分達が入ったのは、普通の中華レストランである(ここは中国である。中華、などと言わなくても、あたりまえのことだが)。この店にも客引きの女性がいて、自分が昔分かれた彼女の隔世遺伝した顔を無理やり二重まぶたにしたようなキツネ顔の人だった。

とりあえずビールを、と思いメニューを見たら、お馴染みの青島ビールではなく、自分は初めて見る上海の地ビールだ。名前は、「力波」。名前だけ見ると日本酒のようである。
ビールに続いて、獲物を頼む自分達。
鳥を煮込んで柔らかくした後に、冷たくしたモノ(名前忘れた。タレをつけて食べる)、えびのボイル(これもタレに付けて食べる。タレを見たら、なんと砂糖醤油だった。が、ウマイ!)、ウシガエルをぶった切って煮込んだようなモノ(骨がごつごつしていた)、の3品を頼む。


獲物に照準を合わせる館長

いつもは一人で海外へ行くことが多いのだが、共通の趣味を持った仲間と旅をするのも楽しいものである。
食事よりもついついビールばかりに手が伸びるオレ。館長と今日の反省会、明日の予定などについて話しつつ、周りの客や従業員などの様子を見ながら、自分が今、海外にいることを実感する。

食事帰りにコンビニでビールを買い溜めしてからホテルへ戻る。

ビールを飲みつつ、取り留めのない話でキャッチボールをする館長&オレ。
やがて、「自分はベッドに入ったら3秒だから」と言っていた館長。
まさに、今、自分がビールを飲んでいる隣ですでに落ちている・・・。
その後、テレビで地元の番組を見ながら、一人で乾杯をしてツアー初日を終えようとしていたオレ。

・・・館長っていびき、大きいのね、と思いつつ。


コメント

いびき、でかくて申し訳ない。
布団にくるまった途端、記憶にない(=寝ている)。
よく、横になりながら本を読む人っているけど、自分にはあんな器用なことできません。

投稿者 keidoh : October 14, 2004 10:58 PM

兆安酒店が地下鉄の汉中路站の真横だったので便利だったね。
来年の1月末に再び上海に行く予定なんだけど、あのホテルに泊まれるツアー検索中です。
今までの上海滞在は安ホテルだったのでとにかく交通の便が悪い!
慣れない路線バスを乗り換えながらの散策でした。

投稿者 keidoh : October 26, 2004 06:47 PM

ホテル、自分には充分すぎるほど豪華だった!普段の貧乏旅行なら、天井を見ればヤモリとかがへばりついてるところなので・・・。周りにもレストラ ン、食堂、コンビニもあるし、隣には地下鉄の駅、歩いてすぐに上海駅、そして、ナベちゃんの店もあるし(笑)なにより、次回こそは、ホテルフロントの (ジュリア)を振り向かせるぞー!!(笑)

投稿者 maru : October 28, 2004 10:42 PM


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最終更新日 : 2011-02-22 08:59:41

上海のナベちゃんと社長?

ツアー2日目。予定はないのだが、上海市内をブラブラする事に。

朝、目覚めると館長はすでに起きていた。
とりあえず朝のビールを、と思い、顔を洗うより先に冷蔵庫に手を伸ばす。

朝の地元のテレビ番組を見つつ、館長と朝のキャッチボールをはじめる。何でも、自分よりかなり早い時間に起床し、朝の上海の街を歩いて探索してきたらしい。その後ホテルに戻り、朝食も済ませたとか・・・。
ホテルの朝食は元から食べる気はしなかったので、朝の街の屋台ででも、と思っていたのだが、ついついビールがすすんでしまう。結局、すきっ腹に3本の缶ビール、が自分の朝食代わりだった。

シャワーを簡単に浴び、上海探索に出かける自分達。9時を少しまわった頃にホテルを出、地下鉄で再び人民広場駅へ。
10時少し前に広場の公園に着く。ここから公園周辺をうろつきながら、街や、あいも変わらず途絶える事がない、と思われるほどの人の波を写真などに撮りながらブラブラしていた。

「とりあえず豫園へ行こう」
ということになり、公園からも歩いてそれほど遠くないので、散歩がてら豫園へ。

豫園は明の時代に造られた庭園なのだが、その庭園を取り囲むようにして明、清の時代を髣髴とさせる商店街などが無数にあり、豫園商場という名前でその存在を誇示していた。
入り口と思われるところから歩を進める自分達。やがて路地を入っていくと、人がどんどん多くなっていくのに反比例して、道幅がどんどん狭くなっていった。

狭い路地の両側に並んでいるのは、食品や小吃などを扱う屋台&露天や店舗。さらに骨董品やアンティークもの、楽器、食器、玩具などを扱っている店が 多数あり、そのほかにも食堂や茶館などもあり、ここに来るだけで、観光や買い物、食事などを済ませれる一大テーマパークのようになっていた。

朝もビールだけで済ませ、腹の減っていた自分は迷うことなく、自分の夢の中の彼女が勧めていた小籠包で有名な店、(南翔饅頭店)へ。
店の周りにも凄い数の人がいたが、まさか行列ができている、とは思っていなかったので、お金を払い、小籠包を受け取る場所まで多数の人が並んでいるのを見て、気が遠くなりそうだった。まだ朝の10:30なのに・・・。


2階窓際の小姐を狙う館長(嘘)

とりあえず行列を離れ、2階にある飲食スペースへ移動する。ちょっと狭目の階段を登り、たどり着いた場所は・・・。
ここでも食事をしている客を、「早く食べんかいっ!こっちは腹へっとんじゃぁー!!そこ!喋っとらんで、食ったらさっさとどけよ!!あ、あそこが空いた ぞ!!」と無理やり日本語にしたらこんな声が聞こえてきそうな順番待ちをしている人が、テーブルを取り囲んでニラミをきかせていた。
これでは落ち着いて飯を食う、なんて雰囲気じゃなかった。

再び階段をおり、仕方なく行列の最後尾につく自分達。
自分の地元などでも、行列が出来る有名な店、というのはあるが、自分は並ぶのが大嫌いである。並んでまで食べるのなら、少々まずくてもすぐに食べれる店を迷わず選ぶオレ。
地元でもそういった感じなので、限られた時間の中で旅をしている海外で自分が並んで食事、というのは想像できないくらいのことなのだ。・・・こうまでして 食べたいのは、やはり自分の夢の中の彼女のオススメの場所、だからだろう・・・。彼女も、「好吃ー!」とか言って食べてたし。テレビの中で。

行列に並んでしばらくしてから、自分の後ろから若い女性の声が聞こえてきた。中国語らしかったので、「この機会に、地元の若い女の子と、ナンチャッテねるとん(古くてゴメン)でもしよう!」と思って、後ろのコを振り返って見るオレ。
2人いたうちの一人は長い黒髪が似合う、、ナカナカの可愛い子だった。勝手に(ユミコちゃん)と名付け、もう一人の方を見ると、頭を金髪にしたヒバゴンのような顔をしていたので、喉まで出掛かっていた声を飲み込み、タバコをふかしはじめるオレ。
しかも、そのヒバゴンが並ぶのに疲れたのか、ユミコちゃんに一人で並んでもらってて、自分は道端に作られた簡易ベンチに腰掛けていた。しかも、オレにガンとばしてるし・・・。

並び始めて30分くらい過ぎた頃、急に頭がボーツとして、風は冷たいのに身体中から汗が噴出してきた。しかも鼻と手がジーン、としびれている・・・。
(きたな・・・)と思いつつ、しばらくガマンしていたが、どうにも倒れそうだったので、館長に「ちょっとベンチに腰掛けるね」といい、ヒバゴンから離れた位置に腰掛けるオレ。
以前も1回だけ倒れたことがあったが、自分は貧血の気があるのだ。

旅行前夜からロクに睡眠もとらず、今朝もすきっ腹に酒というのも祟ったのか体調が思わしくない。
また、これも万年なのだが下痢気味でもある。腹の調子も悪い自分は、豫園商場の入り口にあった公衆トイレへ。

有料の公衆トイレ。日本ではあまり馴染みがないが、アジア各国を旅しているとたまにめぐり合う。が、ここのトイレは、中に入るとフロントがあり、ホテルのようにフロントマンが3人もいた。
しかも、壁にはランク付けされた星のついてる看板がかかげられていた。
(トイレにも星があるのかよ!)と思いつつ、あまり余裕の無かった自分はトイレに駆け込む。

・・・数分後、トイレの前で一服しながら、3月に行った北京ツアーでのガイドさん(パンちゃん)の言葉を思い出す。
「このトイレは5ツ星です。」
その時は、一般によくある(ニーハオトイレ)と比べて、という意味なのかと思っていたのだが、実際にトイレにランク付けされているのを知ったのは、まさに今、この豫園で、である。

その後、体調も戻り、館長のもとへ戻り再び並び始めるオレ。相変わらずヒバゴンはどこかにいって、ユミコちゃんが一人で並んでいた。

「☆▼○■☆?+△!!!!」。自分がトイレへ行く前から、やたらと怒鳴っているおばあさんが自分達の前にいる。
どうやら、列に割り込んでいる客に対して怒っているのか、或いは、いつまでたっても自分の番が廻ってないことに対して怒っているようである。
そういえば、地下鉄で切符を買ったり、列車に乗ったりするときは平気で割り込んだり、自分も試しに割り込んだりしても、周りの人は誰も文句も言わないのに、ここでは並んでいる人は割りとマジメに並んでいた。
そういったジレンマがあるのだろうか、そのおばあさんは3分に一回は怒鳴っていた。その様子を見ているだけでも飽きることなく並んでても平気だったオレ。

結局、小2時間並んで、ようやく自分達の番に。


(上)小籠包を手にしてご機嫌のオレ。が、手が熱い!
(下)持ち帰りたかったビニール袋。が、その後タクシーに置き忘れた

容器に盛られた小籠包(1籠12個入)。とりあえず、受け取ったところを少し離れ、意識はしなかったが、自分の夢の中の彼女が食べていたのと同じ場所で小籠包を頬張る館長&オレ。
「ウ・ウマ・・・・・あっちー!!!」
最初の一口をかじり、中から飛び出てきた汁の熱さに思わず、「ハフー、ハフー!」と、口をひょっとこのように突き出しているオレ。味は・・・めっちゃウマかった。

しばらく小籠包を頬張っていたのだが、自分にとっては数が多かったので、すでに食べ終わっている館長に少しお裾分けして、残った分は袋に入れて持ち歩いた。

その後、池の上に架かっている九曲橋というところを歩き(ここも人の数が凄い)、池の中央に作られている茶館、湖心亭を見やりながら歩を進める。

「九曲橋」読んで字のごとく9回折れ曲がっている

結局、ここのメインであろう、豫園の庭園には入らずに豫園商場を後にして、ガイドブックで上海の項を見ると必ず目にするテレビ塔、(東方明珠塔)へ向かう。

このテレビ塔は運河を挟んで反対側にあるので、運河の地下に造られたトンネルを通って行くのだ。豫園商場を出てすぐの所でタクシーを拾い、一路テレビ塔へ。
上海でタクシーに乗るのは初めてだが、以前の北京の時と同じく、運転手を囲むようにしてプラ版で運転席が隔離されていた。これも強盗への対策だろうか。そ して、助手席の前には日本でもお馴染みだが運転手の顔写真と、名前が表記されているプレートが貼り付けてあった。だが、名前の下に星が2個ついてい た。・・・タクシー運転手もランク付けされているのだろうか・・・。

30分ほどして、テレビ塔の前でタクシーを降りる。豫園からここまで、タクシーで18元の距離だった。
「・・・さすがに、名古屋のテレビ塔とは規模が違うな・・・」、が最初の印象だった。塔の真下に立つと、かなり首を傾げなければてっぺんまで見えず、カメラを構えても、ファインダーにはすべて収まらないくらいの高さだ。高さは460メートルあるらしい。
建物にすると150階建てに相当するらしく、アジアでは一番高いテレビ塔で、世界でも第3位の高さだそうだ。・・・ちなみに、この塔の周りも人の海だった。

テレビ塔を数枚、写真に収めた後、どうせなら一番高いところまで登ろう、という事になり、チケット売り場へ。ここでも相変わらず行列が出来ていた。
この塔には3箇所展望台があるのだが、自分達が買ったチケットは、一番高いところまでいける100元のチケットだ。

チケットの半券を係員に渡し、建物の中に入る・・・。

「・・・・・フンガー!!!またかよっ!!」

ここも目にするのは無数の人の頭・頭・頭・・・・。検札の場所から、腰くらいの高さがある鉄製のポールと布製の帯によって並ぶためのスペースが出来ていた。
ちょうど国慶節、という時期に中国に来た自分達のタイミングの悪さ、及びここ、中国の人口の多さがこんな状況になってるんだ、と無理やり自分の頭に納得させ、しおらしく行列の最後尾に。

並びながら周りを観察していると、壁に大きく飾られた看板に、ここの従業員であろう顔写真と共に、名前、そして星がついていた。
ホテルなら分かるが、トイレといい、ここといい、タクシーにまで星がついている中国。日本人はランク付けが好きで、ランキングをメインとしたテレビ番組は 無数にあるが、テレビと違い、実生活の中でこれほどランク付けはしていない。もし、日本でこれをやったら、星の少ないタクシーは常に空車状態で、星の少な い従業員には誰も案内等、して欲しくないだろう。だが、そのランキングが普通に行われている中国・・・。これもサービス向上の一環だ、と言われれば妙に納 得してしまうが。
 
そんな事を考えながら、行列に埋没していた。やがて並ぶためのスペースを抜け、エレベーターが設置されている建物中心部へ。が、建物中央に造られたエレベーターに向かって行列がまだまだ・・・。
これ以上文章をかいても、(並びネタ)しかないので割愛させてもらいます。

エレベーターに乗れば、いきなり一番高いところにある展望台に行けるのかな、と思っていたら、いちいち、一番低い展望台、2番目の展望台、と順番に降りてエレベーターの乗り換え・・・。
結局、自分達が目指した展望台にたどり着いたのは、並び始めてから2時間半を過ぎた頃だった。

ようやく、恋焦がれた展望台にたどり着き、眼下の景色を眺める。

本当に地球は丸かった

・・・地上ではあれほど大きく見えた建物などが模型に見えた。しかも、展望台は360度見渡せるので、ありきたりの言葉だが(地球は丸い)、と言うのが実感できた。
欲を言えばもう少し空気が澄み渡っていたら、地平線もはっきりと見えるのだが、この時は霞んでいてハッキリとは見えなかった。
何枚か景色を写真に収め、展望台内部をうろついてみる。日本でも定番だが、建物をかたどったミニチュアの飾り物やキーホルダー、ステッカーなどが売られていた。
・・・どうせならココで小籠包とビールを食したいのだが。


地震が無いので鉄筋コンクリート製。驚き!!

展望台を降り外へ出ると、すっかり夕方の景色になっていた。午前から豫園に並び、ここですでに日は落ちようとしている。今日という日は行列体験で終わろうとしていた。

その後タクシーで一旦ホテルに帰る。30分ほど乗って25元。

一旦部屋に戻り、部屋に備え付けてある電話からJTBのツアーデスクに明日の予定である、日帰り蘇州観光の予約を試みる。が、やはり客が多いのか、すでに満席で予約は2日前には済ませてくれ、と言われた。

「明日の朝、上海駅から列車で行けるところへ行ってみよう」、と結論を出し、ホテルの周辺のレストランなどを探索しつつ、上海駅の様子を見に行く館長&オレ。


夜空に浮かぶ上海站の文字。24金で出来ていたら良いのに。

散歩がてら、歩いて15分くらいで上海駅に着く。夜景の上海駅をバックに写真を撮り、再びレストラン周辺を徘徊する。何故だか大きな交差点の一角にバッハの銅像が飾ってあった。
道すがら歩いていると、なにやら独特の匂いが・・・。(羊肉)である。匂いの素の店を覗けば、そこはイスラム教徒であろう人が営業しているレストランで、看板にも、「新疆なんたらかんたら」、と書かれていた。しかもアラブ文字まで書いてある。
以前自分が行ったインドネシアでも同じなのだが、イスラム圏では非常に羊肉を扱っている店が多く、牛肉好きの日本人には考えられないほど、牛肉より羊肉の方が人気があるのだ。・・・豚肉はもちろんイスラム圏ではNGだが。

店内を覗けば、客層も一風変っており、アラブ系の人や、中近東、はては西アジア系、と思われる髪が黒く、瞳が青い人が何人かいた。自分は、(箸を持 つ文化=アジア)が非常に好きなのだが、その中でも先の、(髪が黒く、瞳が青い)という民族が暮らしている地方、すなわち(~スタン)という国々に非常に 興味を持っているのだ。(キルギスタン、タジキスタン、ウズベキスタン、パキスタンetc...)

館長も、従業員、客層に惹かれたのか、はたまた(羊肉)に釣られたのか、2つ返事で、「ここにしよう!」と言ってたので、今日のディナーは、「羊肉パーティー&イスラム文化を語る夕べ」、に決定した。

店に入ると、イスラム教徒独特の帽子(インドネシアではKOPIA=コピア、と言う)を被った店員が注文を取りに。メニューを見るまでもなく、とりあえずビールの大瓶を2本注文する。
その後、メニューを見つつ、羊肉の焼肉、羊肉の煮込みに辛目のソースを絡め、添え付けでインド風のナン、が一緒になったモノ、麻婆茄子もどき、ジャガイモ にピーマン、唐辛子をまとめて揚げたようなもの、の4品を頼む。(全てメニューの名前を忘れました・・・メモ帳持ってたのに)

羊肉に舌鼓を打つ館長

ビールと羊肉で2日目を締めくくろうと楽しい時間を過ごす館長とオレ。店内を見渡せば、(ココは中国かいな!?)と思えるような異質な雰囲気。店内のテレビからはアラブ系の曲にあわせて腰をシェイクさせているおねーさんのVCDが流れている。
ようやく、普段日本で過ごしている感覚とは違う、自分にとって本来の海外での空気、が自分の中に流れてきた。ここで非常に愉快になってきた自分は、こんな 素敵な旅の相方を務めてくれている館長にハードなディープキスをかましたい衝動をグッと堪え、ビールが注がれたグラスを次々と空にしていった。

店内をキョロキョロしながら、他の客はともかく、従業員などを見ていた。すると、従業員のうちのひとりであろう、うっすらと青ひげの剃り跡が残る青 年がニコニコしてこちらを見ていた。名前は聞かなかったので分からないが、自分で勝手に「アル君」と名付けた。(アル)と言えば、イスラム教に関係の深い 名詞で、アルコール、やコーラン(イスラム教の聖書、といえば分かりやすいだろうか。正式にはアル・クルアーン、と言う)などに代表されるように、単語の 文頭に、(アル)という単語がよく使われるので、自分にとって勝手にアル君になってしまった青ヒゲ青年だ。
その他には、メニューを持ってきたり、注文を聞きに来たり、とかく客に対して一番よく接してくれ、いつもニコニコしていて笑顔の可愛い、一番若いであろう タイプの従業員や、店の前で串を焼いたりしつつ他の従業員と談笑している人、一人だけ顔つきが違うので訪ねたら、生粋のトルコ人の従業員(彼にはベルちゃ んと名付けた。パッと見、K-1のベルナルド選手を思い出したので)、厨房で調理している人など、7~8名ほどの従業員がいるようだ。
その後の従業員同士の会話の中で、青い瞳のコが、(ナベちゃん)、外で串を焼いてる鼻の大きな青年が、(シャチョー)、という名前である事が分かった。

ビールのせいか、トイレに行きたくなったのだが、店内にはトイレが無いようである。ナベちゃんに「TOILET?」と聞いてみるが通じていないらしい。館長に尋ねると、館長がナベちゃんに、(お手洗い)と言いつつ、手を洗うしぐさをしていた。
ナベちゃんはそれで分かったのか、自分を外に誘導してくれる。「どこか外にある公衆トイレに連れて行ってくれるんだな」と、妊娠8ヶ月目に突入したくらいに膨れている膀胱を押さえ、ナベちゃんについて外に行くオレ。何故かナベちゃんの手にはヤカンが握られていたが。

店の前の歩道に出た途端、ナベちゃんがヤカンに入っている水を自分の手にかけようとしてきた。・・・どうやら(お手洗い)を本当にオレが手を洗いたい、と解釈していたようなので、思わず立ちションのポーズをとるオレ。
ナベちゃんは、まるで漫画のように思いっきりフィンガースクラッチを鳴らし、納得してくれたようである。ヤカンを店内に置き、店から離れた公衆トイレまで案内してくれた。なぜかその間、肩を組んで歩いているオレとナベちゃん。

案内してくれたトイレはやはり有料だった。入り口に係員みたいな人が居たので、我慢の限界に達している自分はいくらだろうとすぐに払って用を済ませたかったのだが、ナベちゃんがそれを制止した。
「NO MONEY」だそうである。・・・だったら、入り口の係員と、(5角)と書かれた看板は何?

中に入るとそこは(ニーハオトイレ)だった。しかも縦に3人分のスペースが造られてあり、一番前に座ると、後ろの2人分のスペースから下に彫られた溝から他人のウ○コチャンが流れてくる、というものだった。
幸い、その時のトイレの中は自分とナベちゃんの2人きりの世界だったので、2人で仲良く連れションをしたに留まったのだが。

トイレを出て店に戻り、再び館長と話しつつナベちゃんとアイコンタクトしていたら、アル君が自分達のテーブルに来て煙草を勧めてきた。勧められた煙 草は断る理由がないので喜んで火をつけてもらうオレ(これはインドネシアやタイでも同じで、同席したら煙草を勧める、というのが一種のマナーなのだ)。
その後、ナベちゃんやベルちゃんなども加わり話に花を咲かせる自分達。館長は中文を交えつつ会話をしているのだが、自分は筆談程度しか分からないので館長に質問しつつ、会話とビールに酔いしれていた。


画面中央がナベちゃん、左から2番目がベル君、3番目がアル君、右端がシャチョー、
彼らの顔立ちを見ても、ユーラシア大陸の広大さを実感してしまう

楽しい時間も過ぎてゆき、ナベちゃんやベルちゃん、シャチョー、アル君などと共に写真を撮ったり、終わる事のない会話に身を投じる館長&オレ。

その後、今、自分達のテーブルには館長と自分、アル君が座っていた。以前の北京旅行で撮った携帯の画像をアル君に見せていたら、たまたま女子十二楽 坊の画像が。それを見たアル君はすぐに、(ニューツー、シーアルユエファン!!)と言っていた。話を聞いたら、ここ、上海でもかなり有名らしい。その後、 女子十二楽坊関連の話をしていたのだが、自分の持っていたメモ帳とペンを見つけると、アル君は真顔になって違う話題を振ってきた。(靖国問題)である。

酔っている時に、ましてや現地の言葉が充分に分からないうちは、政治問題などは現地の人と話さない方が良い。これは常識である。が。この時は頼れる館長もいるので、アル君の思うままをメモ帳に書いてもらった。


アル君の(愛)の叫び。ハンカチを用意するように。

「中国が一番仲良くなりたいのは日本なのです。」「アメリカが一番恐がっているのは中国です。」「日本はアメリカよりも親中寄りの政策を取ればアジ アはもっと強くなれる。」などと熱弁に力の入るアル君。自分もそういった話は嫌いな方じゃないので、もっと話したいのだが、会話はもちろん、筆談でも自分 の言いたい事を正確に伝えられる自信は無い。ましてや、この様な会話の内容だと、お互いの言葉の受け取り方ひとつで折角楽しい時間を過ごしていたのに、そ れが不愉快になるかもしれないのだ。・・・自分の言いたいことはグッと堪え、メモ帳に筆を走らせまくるアル君の心の叫びを見るだけに留まらせるオレだっ た・・・。

政治の話も終わり、その後芸能や文化などの話をしつつ、睡魔を覚えてきたオレ。
「そろそろ帰るね」とナベちゃんとシャチョーに別れを告げ、食事代を払おうとしたら・・・。「ビールはオゴリです。あなた達は友達ね。また来てください!」と言ってるではないか。
北京でもそうだったが、ここでも飲み代はタダである。現地の言葉が話せて、知り合いも多数いるインドネシアでも、(ビールはタダ)ということは無かった。 だが、言葉もしどろもどろの上、頼りない筆談のみで会話しているだけなのに、知り合ったばかりの客に対して飲み代をチャラにしてくれる北京、上 海・・・・・。中国っ!マジで恋しちゃうぞ、オレ。

後ろ髪を引かれる想いで店を後にし、コンビニでビールを買い溜めしてから部屋に戻る。

明日の予定は列車で蘇州、或いは行けるところへ、という事で館長とミーティングのはずだったが、館長と話をしていると必然的にナベちゃんやシャチョーの話になってしまう。
そういえば従業員の人達のほとんどが新疆ウイグル族の人だった。やはり中国の大多数の人口を占める漢族とは顔付きも違っていた。自分の夢の中の彼女と同じ(ヤオ族)の人はいなかったが・・・。残念!

館長は既に寝てしまったが、なかなか寝付けないので、日本はモチロンのこと、インドネシアやタイなどでも放映されている深夜の通販番組を見つつビールを流し込むオレ。
「ツアー2日目は以上です。館長!」と館長の寝顔にそっと囁き、ベッドに潜り込むのだった。

投稿者 maru : October 16, 2004 07:48 PM


コメント

いやぁ~~私と合流するまでにいろいろなことがあったんですね♡
私も並ぶのは好きではないので行かなくてよかった(嘘)
豫園には2月の上海ツアーの時にパックで行きました。ただ駆け足でほとんど印象に残っているものはありません。 今度また上海に行く時はゆっくり回りたいものです。  
そういえばテレビ塔も行ってにゃい・・・(p_q)ぐすん

投稿者 まだ登場していないmonpan@副館長 : October 17, 2004 04:46 AM

やっと社会復帰できそうかな?というところでこのレポート。未練がましく財布の中にはまだ人民元のお金は入っているし・・・・・
また非現実の世界に逆戻りだ~。

投稿者 四不 : October 19, 2004 02:06 AM

言葉がなくてもコミュニケーションはとれるが、やはり、(言葉の壁)はでっかいと思う。ジェスチャーや筆談より、会話、でコミュニケーションできたら、旅のスタイルもずっと変るなぁ、が自分の感想です。

投稿者 maru : October 28, 2004 10:45 PM

上海東方明珠がこの度11月18日をもって開業10周年を迎えたそうです。 これまでに国内外あわせて2,500万人の訪客があったそうです。
行きたかったなぁ・・・ (p_q)ぐすん

投稿者 monpan@局長 : December 21, 2004 03:11 PM


3
最終更新日 : 2011-02-22 08:59:13

副館長と上海ハニー

ツアー3日目

この日は、上海駅から列車で一路、蘇州へ、の予定だった。

目が覚めると、やはり館長はすでに起きていた。自分はいつもどおり、朝食代わりのビールを飲みシャワーを済ませる。
8時半頃ホテルを出て、徒歩で夜の街とは違った顔を持つ景色を楽しみつつ上海駅へ向かう。

「・・・避難勧告でも出でてるんですかー!館長!?」

予想はしていたが、駅前の広場(かなり広い。サッカーの試合が同時に5試合くらい出来るのではないかと思えるくらい)は相も変らず群集が。
これだけの人が乗車券を買ったり、列車待ち、あるいは送迎に来ているのだろうか。悪い予想をしつつ、行列に並びながら駅の構内へ。
駅構内は、まるで国際空港のターミナルか、と思えるくらい清潔で、空間も広く取られており、自分が想像していたアジアの駅、とはかけ離れていた。が、そん な事に感心している余裕などは全く無く、構内も当然のごとく、まるでゴキブリホイホイに集団捕獲されたゴキブリのように、無数の人の頭がうごめいていた。
自分のところから遥か彼方に見える、切符を買う窓口の上に電光掲示板で、行き先、発車時刻、チケットの種類、などが表示されていた。


朝の駅構内の素敵なひと時。さぁ、ラジオ体操!!

前回でも書いたが、今は国慶節週間である。街中はどこも人だかりがあり、観光地なら尚更である。当然 のごとく、交通機関も麻痺状態になるのは必然であり、自分でも想像してはいたのだが・・・。予想通り、蘇州行きの列車の切符はすでに売り切れていた。蘇州 以外の地名を見ても、近郊の行き先の切符はすでに完売である。
わずかに売れ残っているのは、成都、ハルピン、長春、アモイなど、ここ上海からは遥か離れた所ばかりである。しかも、寝台の高い料金の方しか売れ残って無いし。
今回のツアーで、時間にもっと余裕があれば、「乗ってみよっか!」となるのだが、明々後日の早朝には帰国しなければいけない。・・・あまりにも余裕を持っ て、朝からビールをかまし、ノンビリと駅に向かった自分の愚かさに、己の両手の小指を食いちぎりたくなったが、悔やんでても仕方ないので、列車の旅につい ては次回の旅行の課題にしよう、と自分に言い聞かせ、駅を後にする自分達。

駅前の広場で、何とかして列車以外で蘇州へ行こうと思案していたら、白タクならぬ、白バスのチケットを売り込んでくる中年の女性が何人かいた。
どの人に聞いても料金は一律なのだが、、正規の料金で蘇州へ行くバスに乗ろうと、とりあえず駅前広場の脇にあるバスターミナルへ移動し、行き先などが書か れた看板を見てみる。が、ここは市内循環のバスしか出ておらず、長距離バスのターミナルは別にあるようだ。しばらく歩いて駅前広場を探索していたら、バス ターミナル裏に、地元のツアー会社のデスクがあった。

中に入ると、日帰り蘇州ツアー、というのがあったので、デスクに座っていた初老のおばさんに、ジェスチャーで示してみるオレ。が、そのツアーは前日に予約しなければ参加できないらしい。
デスク脇に、その日帰りツアーのパンフレットがあったので、行程を見てみると・・・朝の6時半に出発らしい。・・・こんな時間に予約しても無理なわけだ。

その後も諦め悪く、駅前広場の地下にあるタクシー乗り場などで、「蘇州へ行ってくれ!プリーズ!!」 と言っても、乗車拒否ばかりされる自分達。ここで、蘇州へ行くのは諦め、今日は上海市内でも歩いてゆっくり探索しよう、という事になり、一旦、駅前広場へ 行き、とりあえず一服をかます自分達。白タクの営業と思われるオッサンはしつこく自分達の後をついてきていたが。

先ほどのバスターミナル脇に売店があったので、ビールと味付たまごを買い、腰を下ろして一服する。
周りの人をマンウォッチングしながら周りを眺めていると、駅に面して立てられたビルの屋上に、見慣れた人の看板が。「赤い弾丸」と異名をとった、先のアテネオリンピックで、男子110mハードルの金メダリスト、劉翔だった。
ホテルの部屋のテレビでもやたらと彼の姿を見かける。看板をボーッと眺めつつ、彼並に女子十二楽坊がテレビや街角などでもっと見かけられたらいいのに、などと考えていた。

ガイドブックをめくりながら思案していたら、ショッピングセンターなどが多数あり、若者がやたらと集まるスポットがあるらしい。食べ歩きでもしながら、上海ハニーを観察しようと早速地下鉄に乗り、そのスポットとやらがある(黄陂南路駅)を目指す。
その駅はここ、上海駅から乗り換え無しで4駅目のところである。3元のチケットを買い、列車に乗り込む。
地下鉄内は相変わらず込み合っており、座る事は出来なかった。自分は、周りにいる高校生らしき女の子が携帯でメールしていたので、「中文をメールで打つと きはピンイン変換かな?」と思って見ていたら、そうではなく、部首を選んでイチイチ漢字変換していた。・・・自分がその携帯を使えるようになるまで後2回 はオリンピックが開催できるな、と思いつつボーッと眺めているオレ。

目的地の駅に着き外に出ると、そこも普通に都会であり、日本にいるときと変らないような錯覚に陥る。
目の前にはショッピングセンターがあり、片側2車線の道路を挟んで、ブティックやレコード屋、本屋などが並んでいた。しばらく周辺をうろつきながら、外灘の方へ歩いていく館長&オレ。

人民広場まで来たときに、(上海展示館)というところで、先週、ここ上海で開催されたF-1のマシン が展示されていた。F-1が好きな自分は、50元の入場料を払って中に入り、展示してあったマクラーレンの車体をカメラに収める。しかも、日本では考えら れないが、実際に車体に近づき触っても何も言われないので、ここぞとばかりにアップで、コクピットや足回りなどを撮影していた。


マクラーレンのキミ・ライコネンのマシン

その後、南京路をメインにしつつ路地に入ったりして、露店や屋台などを冷やかしながら外灘を目指す。

途中で喉が渇いたので、缶ビールを2本買う。応対してくれたコが、昔、自分が勤めていた運送会社の(メグミちゃん)に似ていた。


(メグミ)ちゃんと、真昼間から酔っているオレ。

思わず、2ショットを館長にとって貰う。メグミちゃんも愛想のいい子で笑いながら、気軽に応じてくれた。メグミちゃん、サンクス!!
その後、今日2回目の乾杯をする館長とオレ。ビールを空けつつ、隣の店の看板に書かれてある、(成人保健)と言う字に目が行く。開け放してあるドアをくぐり中に入るオレ。・・・なんのこっちゃない、(保健品)と書かれた商品はアダルトグッズであった。
しかも、店員さんは白衣を着た女性であり、なにも色気を感じない普通のおばさんだった。ひととおり陳列してある商品を眺め、水分もぬけて干からびたナマコのようになりながら店を後にするオレ。

再び歩を進め、腹が減ってきていたので、屋台で(小丸子)、というタコ焼きもどきを2人分買う。中身はタコは入っておらず、桜海老、をメインにした小麦粉ボールだ。


屋台のお姉さん。昼時という事もあり、行列が出来ていた。

小 麦粉ボールを歩きながら即行で食べ、自分が好きな(台湾ラーメン)もどきを扱っている店を発見。店の外の歩道に出されたテーブルに着き、店の人に注文しよ うとしたら・・・こっちは何も頼んでいないのに、注文利きであろう岩鉄岩男みたいなオヤジが、その店の看板商品と思われる、水餃子があふれんばかりに入っ ているどんぶりをいきなり目の前に2人前持ってきた。しかも、(どうせ注文はこれだろ)、といわんばかりに済ました態度で。館長は、「これでいい」、と言 い箸を伸ばすが、自分は辛いものが非常に食べたかったので、目の前に出されたてんこ盛り水餃子には手をつけず、台湾ラーメンもどきを注文する。


(左)水餃子の合間に自分の弱点であるパクチーが泳いでいる。(右)台湾ラーメンもどき。麺はストレート。

新たに出されたラーメンのスープは真っ赤。麺の周りには刻んだ唐辛子片がプカプカ浮いて・・・。ナイアガラの滝級のヨダレが一切に口から出る。
飛びつかんばかりにスープを飲んだら・・・見た目とは裏腹にそれほど辛くなかった・・・。が充分ウマかった。
ラーメンを食べ終え、請求された料金は・・・手を付けてないてんこ盛り水餃子の分も含まれていた。「あの餃子、多分他の客に出すんだろうな」、と思いつつ払ったのは言うまでも無い(実はひとつだけ水餃子に手を付けた)

その後、立ち寄った路地では多数の露店が出ていた。Tシャツ、パンツ、靴下などの衣料品、ポスターや壁掛け、掛け軸、骨董品などを扱っている店、CDやDVD、時計、バッグ、ライター・・・書けばキリが無いほどの商品が並んでいた。
その中でも一昔前には、殆んどの中国人が持っていたであろう、赤い手帳、すなわち(毛語録)が多数売られているのには驚いた。骨董扱いで売られている(毛語録)。これも、時代の流れなのか・・・。

路地を抜け、再び南京路へ出る。ここで、民族楽器を扱っている店、(民族楽器一廠)に入る。
中に入ると、琵琶や二胡、古筝などと共に、自分が欲しかった竹笛が売られていた。コードの違う3種類の竹笛を買うオレ。あと、買いはしなかったが、京劇な どでも良く使われるシンバルのようなモノ、の音も好きなので買いたかったが、日本へ帰ってから自分のアパートの部屋で、シンバルもどきを叩きまくる勇気は ないので買うのはあきらめた。

店を出て、ほどなく外灘へ到着。ツアー初日に来たときは立ち入り禁止だったテラスへあがり、有名な上海の外灘沿いに建てられたコロニアム風の建物群を眺める。
運河を見れば、1時間ほど運河を巡航する遊覧船が出ているようなので、35元のチケットを買い、遊覧船に乗る館長&オレ。

船のデッキに上がると少し肌寒いが、心地よい風が吹いていた。


船に揺られながら、何故か(キューティー・ハニー)を口ずさんでいた。

船に乗るときに新たにビールを飲み、ほろ酔い気分で遊覧を楽しむ。が、あまりの心地よさに知らないうちに寝ていたオレ。
遊覧船の記憶と言えば、運河から見たテレビ塔、折り返し地点の大きな陸橋、及び、自分の隣で自分達の世界に入り込んでいるカップルの姿だけだった・・・。

1時間の遊覧を終え、南京東路の北を走る北京東路を歩き、人民広場駅を目指す。途中で、DVDやVCDが売られている屋台で数枚、中国映画のDVDを購入する。

もっとゆっくり歩いていたかったのだが、急ぐのには訳があった。夕刻には、自分達の泊まっているホテルにmonpan副館長が成田から来るのだ。
ただでさえ楽しい海外旅行。しかも予定も無く、自由に過ごせるフリープラン。そこに気を許せる仲間が増える。これほど楽しい事は無い。
少し酔っておぼつかない自分の足を叱咤激励しながらホテルへ向かう館長とオレ。・・・駅についても、地下鉄に乗っても、いい加減、人ごみは見飽きたんですけど。ワタシ・・・。

ホテルに着き、フロントで副館長の実名を中国語&ローマ字読みでチェックインしているかを訪ねる館長。が、まだのようだった。
・・・自分は何故か、フロントマンのネームプレートに書かれた英語名が気になっていた。明らかに中国人であり、香港なら分かるが、ここ上海でも英語名を持 つことは普通なのか、と。その時のフロントの人は男性と、前髪がパイプオルガンのように右側に段々下がっていく髪形をした「JULIA」ちゃんだっ た。・・・無理やり英語名にするより、(あゆみちゃん)の方が似合うのに、と思いながら、あゆみちゃんにスマイルを飛ばすオレ。が、営業スマイルでかわさ れた。

部屋に戻り、一旦落ち着く館長&オレ。が、そう時間もたたないうちに、「ピンポーン!」とチャイムが。
ドアを開ければ、既にトレードマークであるハードロックカフェの帽子とシャツを召した副館長の姿が。開口一番、「ゴロニャーン」と、言っていた (嘘)。・・・副館長はすでにチェックインしていたらしい。フロントで尋ねたときは、名前を先で、苗字をあとにして英語で聞いたのだが、ここでは、日本の ように苗字を先にして登録しているらしい。どうりで、不在になっている訳だ。

部屋でゴロゴロしていても時間が勿体無いので、3人合流したところで、さっそく街へ繰り出す自分達。
先日、うろついたホテル周辺のレストランが並んでいる通りを上海駅へ向け歩き始める。
ツアー初日から、普段よりも歩き詰めで足が重かった館長&オレ。このレストランが並んでいる通りに、前から気になっていた、(足浴)という看板を掲げている店があった。
「これはフットマッサージに間違いないっ!」 と思っていた自分は、館長と副館長にマッサージをしないか尋ねてみる・・・。

客引きのオネーサンに言われるがまま店内に入ると、ほんのりと暗いスペースに数台のベッドが。自分達はさらに奥の真っ暗なスペースへ案内された。
小さな電球に明りを灯すと、浮かび上がる小さなベッドが2台。「どうしたものか・・・」と思っていたら、副館長はさらに奥にある階段で2階に上がっていった・・・。

その後、部屋の中も暗いせいか、はたまた、自分が酔ってるせいなのか、妙に艶っぽく色気ムンムンに見えるオネーサンの言われるがままにベッドにしなだれ倒れるオレ。

店内に案内されたときに、50元と言われたので、「こんなものかな?」と思い、ベッドに横になった。すると、今度は、「100元、全身マッサージね」と言ってきたので、背中とかも揉みほぐしてもらいたかったので、さらに50元を追加で払う俺。
その後、2~3分くらい足をマッサージしてもらったあと、オネーサンはいきなり(以下自主規制)

・・・これほど疲れてなかったら、オネーサンの香ばしい口の動きに心動かしたかもしれない。が、この時はそんな気にならなかったので、ひたすら断り続けるオレ。
ふと、自分の向かい側にいる館長が気になって、身体を少し起こして館長のほうを見ると・・・。同じような光景が繰り広げられていた。館長にマッサージを施 しているオネーサンもメンドくさそうに館長の足を叩きながら、寝ている館長に、「ハロー!ハロー!!」と、囁き続けていた。あまりにもその光景がおかし かったので、持参していたデジカメで館長とオネーサンの愛の劇場をカメラに収める。・・・自分も同じ穴のムジナなのだが。

そ の後、半ば叫び続けながら普通のマッサージを強要していると、副館長が奥の階段から現れ、先に店の外へ出て行った。・・・おそらく、2回でも同じような愛 の劇場が繰り広げられていたのだろう・・・。それにしても、上海初日に立ち寄った店が、怪しいマッサージ店とは、副館長もついてない・・・誘ったのは自 分、かもしれないが・・・。ごめんね、副館長!m(_ _)m
自分的には、こういった店はもっと人気の無い路地裏に点在していて、駅に向かうこの大通りで営業している店ならちゃんとしたマッサージの店かな、と思っていたのだが・・・。

外に出ると、副館長の姿は無かった。しばらくマッサージ店の周辺でウロウロしていたら、副館長が歩いてきたので近くにあるレストランへ。
ビールと簡単な食事を頼み、(敗軍の将、兵を語らず)というが、まるで敗残兵が集まり、先ほどの作戦の反省会でもしているような談笑を始める啓道館スタッ フ。・・・反省会の中で、「ハロー攻撃に乗ろうかなと思ったよ。オレ」と館長がつぶやいたのは聞き逃さなかったオレ。その瞬間、アイコンタクトで愛のララ バイを確認しあう副館長&オレ。自分はあの女にはノレないっす、館長!!

食事を終え、ホテルへ向かう途中のコンビニでビールを買い溜めし、ホテルへ向かう。
この通りからホテルへは一直線なのだが、帰路の途中で芝生が映える綺麗な公園があった。・・・暗闇に、抱き合うカップルの姿が何組か確認できた。ここで、芝生の上に寝転がり、先ほどのマッサージ模様を再演する館長&副館長。
周りのカップルの視線を全身に浴び、「目指せ、ピューリッツァ賞!」と思いつつ、気持ちよい記念写真を撮るオレ。

・・・その後、自分達の部屋で再び宴会を始める。
自分はマッサージが心残りだったので、ベッド脇の電話から内線でマッサージを頼む。こうした、ホテルで受けるマッサージは料金が高めなのだが、足に土嚢がついてるくらい重く感じていた自分は、ちゃんとしたマッサージを受けたかったのである。
片言英語でなんとかマッサージの予約をし、ベッドに倒れながら、(山水)というブランドのビールを流し込む。

やがて部屋にやってきたマッサージ係の人。腕がたくましい、(小倉 久寛)を無理やり若くしたような青年だった。
談笑している館長と副館長を見ながら、マッサージを受けているうちに記憶が無くなるオレ。
肩を叩かれ、「フィニッシュ!」と、小倉君に起こされ、伝票にサインするオレ。小倉君が出てったあとに残された自分ひとり。
館長はすでに高いびきで、副館長の姿もすでに無かった。缶ビールを1本、冷蔵庫から出し、一人乾杯でツアー3日目を終えようとしていた・・・。

投稿者 maru : October 20, 2004 11:19 PM


コメント

そういえばまるさん、サウナではいつもマッサージされながら寝てましたもんね。ほんと好きなんですねー

しかし、ココまで読んでみて・・・くぅ~ッ、一緒に行くことができなかったのがとても残念!!
いや、あの、あやしい足浴マッサージじゃなくて・・・この旅にね。
上海遠征記、続きを楽しみに待ってます♪

投稿者 けんたろう : October 23, 2004 10:27 PM

ハロ~♪ ハロ~♪
あ~~~~っ思い出しちゃったぁ!!
また行きたいですね (^^)
いや、あの、あやしい足浴マッサージじゃなくて・・・この旅にね。(こぴぺ)

投稿者 おっ?やっと登場した副館長 : October 24, 2004 03:22 AM

哈咯哈咯...
マタキテネ♪

投稿者 上海ハニー : October 24, 2004 01:33 PM

上海ハニーさん、先日はお世話になりました。

投稿者 keidoh : October 24, 2004 05:41 PM

マッサージ、キモチイイネ!・・・マッサージ好きの自分はつい、ひかれてしまいます。次回はリベンジするぞっ!

投稿者 まる : October 25, 2004 09:14 PM


4
最終更新日 : 2011-02-22 08:58:37

国際会議 in上海

今日はツアー4日目である。女子十二楽坊関連サイトで知り合った2人(シンガポール人)と合流して国際会議、の予定だ。

昨夜のマッサージが心地よかったのか、目覚めたのは少し遅めの8:00だった。
磁石のN、S極のように、お互いにくっつこうとしているまぶたをしばしばさせながら、ボーっとしてる頭で起き上がる。その後、自分の身体はまだウェイクアップしたくない、と主張していたので、ベッドの上でゴロゴロしていたら、知らない間に副館長が自分達の部屋に来ていた。
仕事の無い休日の朝の行動パターンだけは、身体の中の回路にインプットされてるので、ヨロつきながらも冷蔵庫のビールに手を伸ばすオレ。
(酒神)と異名をとる副館長にも朝のビールを勧めるが、やんわりと断られてしまった。どうやら、館長と副館長はすでに朝食を済ませていたらしい。
・・・拝啓、お袋さん。毎朝のパターンをこうして書いていると、まるで自分がアル中のような気がしてきました。

2本目のビールを飲んでる頃にはすっかり眠気もとび、裏声でヨーデルを奏でられるくらい調子の良くなってきたオレ。すると・・・

「バリバリバリッ!バババババァァァァァーンンンッ!!!」

いきなり、部屋の外から爆音が響き渡ったので驚いて窓際に駆け寄る自分達。
「テロかっ!?爆弾、いや銃撃戦か??」 と思い眼下の景色を眺めたら、ホテルの向かい側にあるマンションの入り口から、やたらとデコレーションされた車が敷地内へ入っていき、ここ、ホテルの11 階の窓から酔っている自分の眼でもハッキリと見えるくらいの爆竹の束が敷地内に吊るされて、朝も早くから轟音を轟かせていた。結婚式だったのである。
しばらくその様子を眺めていると、マンションの前を行きかう人は勿論、マンションの住人であろうひとも、マンションの階上から下の様子を眺めていた。

鳴り響く爆竹を見ながら、「あの車に乗るのが、自分と夢の中の彼女だったら・・・」 などと考えつつ、何故か爆竹に続いて獅子舞が出てくるような気がして、頭の中では「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ」のテーマ(将軍令)が鳴り響いていた。

時計を見れば、9時になろうとしていた。
ツアー2日目の早朝に、館長が早起きして散歩したところに市場らしきものがある、という事を聞いていたので、「そこへ行こう」、ということになり、ホテルを後にする。

ホテルを出て、少し肌寒い空気を浴びながら散歩していたら、ホテル周辺にある高層ビルの街、とは雰囲気が一変した庶民の町が出現した。
車線などは無い、狭い道の左側にはかなり昔に立てられたであろう住居が並び、通りにはパジャマのまま歩いている人、朝食を買いに売店や屋台などに群がる人、などがいてホテル街には無い(生活臭)というのが、まんべんなく漂っていた。


(上)背後には高層ビル群が。夕暮れにも立ち寄ってみたかった。
(下)生煎包(スープ入り焼き饅頭)と鍋貼(焼き餃子)。パジャマ姿で並んでいる人が目立った。

周辺をブラブラしながら、屋台などの食べ物を眺めると、蒸した煙が己の身体に絡み付いてきて、思わずイキそうになるほど美味しそうな饅頭、油の音がイカす揚げ餃子&たこ焼きみたいなもの。ケースに並んだ食パン&菓子パン・・・。
道端には、でっかいホウキで道路清掃している人、洗濯物を干してる人、リヤカー付きの自転車で走り去る人、相変わらずパジャマでうろうろする人・・・。
しかも、明らかに誰の目から見ても、(外国人)、あるいは(観光客)と一目で分かる自分達に対して、好奇の視線を飛ばしてくる人は皆無に近く、自分達もその(生活臭)のなかのオブジェと化して、充分に溶け込むことが出来る、そんな庶民の町だった。

・・・自分が見たかった、来たかったのは、こういう場所である。「館長、エベレストよりでっかくありがとう!!」と心の中で叫び、コブラツイストで館長と熱い抱擁を交わしたくなる衝動をグッと堪え、町並みをバックにデジカメのシャッターを切るオレ。

その後、道なりにしばらく歩いていると、(新泰総合市場)、と掲げられた看板が目に入った。
看板の下をくぐり、アーチ上にトタン板の貼られたアーケードの中に入ると、地元の人で賑わう市場だった。数箇所あると思われる中のひとつの入り口から入り、順番に売られている商品&売り子さんをウォッチングしながら歩を進める。


(上)市場入り口。ここからは精肉コーナー。
(下)野菜売り場。日本の野菜の高騰がここでも影響していた(嘘)。


(上)これはアヒルだが、生きた鶏を目の前で絞めて、さばいてるスペースもあった。
(下)つい蟹を見ると「上海蟹!」と思ってしまうが、館長曰く、(モクズガニ)らしい。

ここで出くわすのは、生きた魚、カニ、貝、鶏、蛙、解体された肉、野菜、フルーツ・・・ありとあらゆる食材があり、日本のスーパーなどでは嗅いだことが無いほどの、(生)の匂い、が充満していた。
食材を眺めつつ、カメラに収める館長&オレ。市場内をしばらくうろついた後、この後シンガポール人との合流予定時間が迫っていたので、ホテルへ戻る自分達。

ホテルへ戻る道すがら、町並みを改めて見廻してみると、町の背景のすぐ後ろに見える高層ビルとのコントラストに違和感を感じた。・・・これが、(上 海)というところなのか、と妙に感心してしまうオレ。が、古い住居群にもエアコンの室外機が備え付けられているのには残念だった。彼らも快適な住居空間を 有したい、と理解はしているのだが・・・。

ホテルへ戻ると、ロビーにはバックパックを背負った男女のカップルがいた。
今回、合流予定のシンガポール人は男女のコンビ、と聞いていたので、ロビーの片隅にある絵葉書コーナーで葉書を物色してる背の高い男性と背の低い女性の取 り合わせのカップルがそうかな?と思ったのだが、約束の時間にはかなり余裕があったので、人違いと思いつつ、一旦部屋に戻りシャワーを浴びる。
シャワーを終え、身支度していると部屋に備え付けられた電話が鳴った。どうやら、シンガポール人からの電話のようだ。

腹の調子が悪かったので、ウンコちゃんと格闘していたら、トイレの外から、「先に下へ行ってるね!」という館長の声が聞こえてきた。
「了解っす!後から行きまーす!!」 と答えながら哀愁エレジーを奏でるオレ。
用を足し、階下へ降りると、先ほどの絵葉書コンビが館長&副館長と抱擁していた。(ちょっと嘘)

ここで紹介すると、男性の方は、ガタイがよく、背の高い(james)君。女性の方は、背は低いが、足の長い(ming)さん。二人とも眼鏡をかけ ている。・・・容姿が似ているので、今後、james君は新nk(当サイト、茨城在住の啓道館の常連さんに似ているのでシンガポールnk=新加坡nk=新 nk)、mingさんは(メルモちゃん)と呼ぶことに。
自分も改めて挨拶し、特に新nkとは腕がちぎれんばかりに握手を交わす。・・・この時、自分と新nkとの間に、汗かきまくりで熱唱する堀内孝雄の(君の瞳は10,000ボルト)並みの電流が流れた。

特に、この後の予定は決めていなかったのだが、新nkとメルモちゃんがホテルのフロントマン&ホテルに待機しているタクシーの運転手と、(朝まで生テレビ)並みに討論をしていた。
どうやら、ここ上海から車で1時間ほどで行くことの出来る(朱家角)という所へ、タクシーをチャーターして行こうとしているようだった。
どうやら話はまとまったらしく、自分とメルモちゃん組、館長&副館長と新nk組とに分かれ、2台のタクシーに分乗して一路、朱家角へ。

市街地からバイパスへ入り、その後、高速を経て小1時間車を走らせる。時折窓越しに見える、館長組のタクシー内の様子。館長は中国語、副館長は英語 が出来るので、新nkともコミュニケーションは取れるらしく、助手席に乗った新nkは、身を後ろに乗り出して、館長たちと会話しているようだった。
が、自分は中国語は勿論、英語も出来ないので、一緒に乗ったメルモちゃんとは話せるわけもなく、タクシーの運転手とメルモちゃんとの会話を子守唄代わりにしながら、自分に襲い掛かる睡魔とガチンコ勝負していた。

高速を降り、ほどなく到着したでっかい駐車場。目の前には(朱家角)と書かれた大きな看板が。
半分寝ていた自分の頭を無理やりヘッドバンギングし、何気にタクシーのメーターを見てみる。どうやら、一定の値段で交渉してタクシーをチャーターしたのかと思ったら、数十秒おきにメーターは作動していた・・・。
タクシーに戻ったとき天文学的な数字になってたらどうするのだろうか、などと考えながら外に出るオレ。ちなみにこの時のメーターは243元になっていた。

自分の乗った岸谷五郎似(ちょっと年取ってる)のタクシーの運転手は愛想が良く、何故か、自分と会話も出来ないのにやたらと笑顔のシャワーをオレに 浴びせかけてくる。しかも、タクシーを降り歩いていく自分に対して、「ここで待ってるからなぁー!戻って来いよ、アミーゴ!!」とでも言ってるのだろう か、何か叫びながら大きく手を振っている岸谷五郎。自分はこの時まだ睡魔と闘っていたので、彼のキラーパスは受け取れなかった。ゴメンな、五郎・・・。

目の前には、かなり昔に立てられたであろう建物などが整然と並んでいた。・・・古都、というよりは造られた観光地、のように自分の目には映ってしまう。余程、今朝散歩したときに遭遇した庶民の町の住居の方が歴史を感じたくらいだ。
敷地内へは入場券が必要なので、受付でチケットを購入すると、券と簡単な地図、そして敷地内にある展示館や寺、名所などを訪れたときに押してもらうスタンプ券が渡された。いわゆる、スタンプラリーである。

敷地内へ入り、まずは入り口近くにある、(漁師の家)という所へ。
明・清時代の漁に使われた舟や道具、仕掛けなどが展示してあるところだ。一通り巡ってから外へ出ると、食べ物を扱ってる店が並んでいる狭い路地が続いていた。
ここで、ちまき(味付けしたもち米の中にカリカリベーコンが入っていて、それを蒸したもの)と豚の角煮(沖縄のらふてー、に似ている)を買う館長&副館長。副館長が買ったちまきを一口、食べさせてもらったら・・・
別に値が張るわけでもなく、店先に並べられていたちまき。・・・これが、ここまでの上海旅行で一番ウマイっ!!と思えるくらいの味だった。朝も食べてない自分は、ちまき&角煮を買ってむさぼり食う。ちまきを持つ手が異常に熱かったが。

その後、敷地内をどのような順路で歩くか。これはメルモちゃんが館長と相談しながら決めていた。先頭を歩く館長&メルモちゃんカップル。最後尾は新 nkである。が、新nkはたまに、気に入った店に立ち寄ったり、風景などをカメラに収めたりと突然かくれんぼするので、後続の新nkの姿を確認しつつ館長 カップルの後を追う副館長&オレ。


実演販売。演奏もウマイが、小指の使い方が妙にセクシーだった。

スタンプラリーを制覇しようとすると、かなりの数を廻らなければいけない上に、ここ朱家角も相変わらず、いつ果てるとも知れない無数の人の頭のビッグウェーブが押し寄せていた。
その中でもメインロードであり、見所でもある北大街(明・清の時代に造られた住居群が並ぶ通り)は、道幅が狭い上に、冬にここにいても暖かいっ!と思えるくらいの、おしくらまんじゅう状態だった。
歩いていても、普段の歩幅の3分の1以下である。♪あの、おーぞらにぃ、つばさぁを広げぇ~、と無意識のうちに昔のコーラスグループ、(赤い鳥)が歌っていた(翼をください)を口ずさんでるオレ。

左からオレ、副館長、メルモちゃん、新nk。境内のいたるところで蝋燭や線香の煙が漂っており、目がしばしばしてる&足が鉛のように重かった。

順調にスタンプを押してもらいつつ歩を進めるメルモちゃん。
その後、子泣きジジィを10人くらい背負ってるかのようにヨタヨタしながら追いすがるオレ。とにかく疲れていたのである。が、途中で見る景色は新鮮だった。
(東洋のベニス)と言われる蘇州や上海近郊にある周荘と似て、古い町並みの間を細い運河が枝のように伸びていた。・・・川にペットボトルやビニールゴミ、油などが浮いていたのは残念だが。

運河沿いの食堂を見て、京都は鴨川の納涼床へ行きたくなった。カモン、芸者!!

一通り敷地内を廻った頃にはすでに夕方になろうとしていた。時計を見れば午後の4時である。
ここに来てから、4時間以上歩いていた事になる。
再び岸谷五郎と合間見えてタクシーに乗り込み、上海へ戻る自分達。自分は知らない間に寝ていて、目が覚めたときはすでに上海市街地だった。自分の着ているTシャツにはヨダレがついていた。

どうやらこの後、一緒に夕食の予定らしい。

向かった先は、有名なレストランのようである。店先に着きタクシーを降りる。この時、タクシーのメーターは390元だった。・・・岸谷五郎が自分達を待っていた間はメーターを止めていたのだろうか。
タクシー料金をメルモちゃんが払い、岸谷五郎と再開の約束を果たすオレ。
レストランの前に行くと、1階の店先に行列が出来ていた。が、自分達は2階で食事をするらしい。
店内へ入り、階段を登る自分たち。しかし2階もテーブルはすでに満席で、順番待ちをしなければいけなかった。その間、ガイドブックを見ていたら、この店も載っていた。

(小紹興酒家)というレストランで、鶏料理が自慢らしい。階下の行列も、この店の蒸し鶏、が目当てのようだ。

30分ほど待ってから、ようやく案内されたテーブルに着く。
メニューを見てもチンプンカンプンである。が、自分の目当てはあくまでも、上海蟹。そして、昼は飲んでないビール、これだけである。
ディナーの内容は新nkとメルモちゃんに任せ、いよいよ国際会議の始まりである。

夕食のメニュー、写真にも撮ってないうえに、記憶もうろ覚えである。ただひとつ写真を撮り覚えているのは上海蟹、だけであった。

初めて食べた上海蟹。旬にはまだ少し早いらしいが、食べたのは卵を持ったメスの蟹だった。
カニ味噌はいうまでもなく、卵にむしゃぶりつくオレ。
「・・・んマイっ!!」。

ついに対面できた上海蟹。コレが憎らしいほどウマイ。いただきまーす!

カニを食べるときは皆、無言になるというが、この時もそうだった。館長が新nkとメルモちゃんに対して、「日本人はカニを食べるとき、無言になるけど、みんな一緒だね!」と言っていた。まさにその通りである。
カニを食べた瞬間、ビールより熱燗が飲みたいと思うオレ。しかも、甲羅に入れて。これには副館長もうなずいていた。が、ここには日本酒は無いので、白酒を頼む副館長。

副館長が注文した白酒を少し飲んでみるオレ。
口当たりは、なにか甘ったるさを感じたが、喉の奥に入れた瞬間、火を噴くかと思うほど、度数が強かった。が、上海蟹と国際会議の雰囲気に酔いしれていた自分は杯を重ねる。
食事と酒を楽しみつつ、女子十二楽坊に関することをメインに、話に花を咲かせる自分達。

啓道館上海サミット。が、新nkはグラス1杯のビール、メルモちゃんはお茶のみで酒を飲みまくっているのは啓道館スタッフだけ。

国際会議を終え、レストランを後にする頃には午後7時を過ぎていた。

散歩がてら談笑しつつ、千鳥足(自分)で人民広場まで歩き、新nkとメルモちゃんに、明日は一緒に女子十二楽坊のコンサートへ行くので、落ち合う場所と時間を決め、ここで別れる。

その後、近くのショッピングモールでCD売り場へ行き、中国の民謡などが納められているCD2枚と、今の流行歌、が収められているCD2枚、計4枚を買うオレ。


「女子十二楽坊」販促スペース。北京や台湾でもこのようなスペースがつくられていた。

店内をうろつくと、ここでもシッカリ女子十二楽坊コーナーはあり、見たことも無い海賊版、などが売られていた。

その後、地下鉄で自分達が泊まっているホテル隣の漢中路という駅まで行き、先日訪れたナベちゃん、社長がいる店へ。
ここで再び羊肉をつつく館長&副館長。自分はひたすらビールを飲んでいた。が、先ほどのレストランでチャンポンなどをしたので、急に酔いがまわってきてダウン寸前のオレ。

館長に、「自分は先に帰るね」、と告げると、館長も、「じゃあ、帰って部屋で飲もうか」、と言うので3人で一緒にホテルへ。
途中のコンビニでビールの追加、は忘れなかったが。・・・副館長は飲み足りないのか、白酒を買っていた。まさに、(酒神)である。

その後、部屋に戻りベッドに倒れる自分。とにかく疲れているうえに、眠かったのである。
「今日は爆睡するね」、と館長に告げる頃は、まだ夜の10:00だった。館長といえば、マッサージを部屋の電話で頼んでいた。

とりあえず、のビールを手にし、反省会をしつつ乾杯する啓道館スタッフ。ビールも3本目くらいになろうかという頃、急に思い出して昨日購入した(竹笛)を3本取り出す。それぞれコードの異なる笛を1本ずつ手にし、吹いてみる。

「スースー・スカー!スピ・ピピピ・・・」

音になってない音が漏れてくる。「手強いな竹笛!」、と思いつつ何度か吹いていると、次第に音になってきた。館長は心得があるのか、最初から音がサマになっていた。その時、聞き覚えのあるフレーズが、館長の笛から聞こえてきた。
チャルメラである。

今回購入した竹笛(取説&竹膜付き)。手にしたとたん、魔法使いになったような気がした。

・・・その後、部屋の前にどんぶりを持った人が行列をつくるんじゃねーのか?という位、無心にチャルメラをを吹き続ける3人。吹いてるうちに、音色に抑揚を付けたり、コブシを聞かせたりと小技を繰り出しはじめる館長。
「今日は啓道館公演っすね、館長&副館長!!」と、演奏しつつアイコンタクトを飛ばし始める自分達。この熱いチャルメラは上海の夜空にこだましていた。多分。

しばらくしてから、「ピンポ~ン!」とチャルメラの音色にそぐわない音が聞こえてきた。(誰か苦情でも言いに来たのか?)と思ったが、来訪したのはマッサージの為に部屋を訪れたマッサージの小倉君だった。
館長がマッサージに身を委ねているのを見つつ、副館長と談笑していた、と思ったら、知らない間に自分は寝ていた。

再び目が覚めて、ベッドから身を起こすと館長はすでに寝ている。副館長の姿もすでに無い。
時計を見れば、夜中の3時である。再び寝ようと思い、ベッドに潜り込むが寝れそうにないので、冷蔵庫に手をかけビールを取り出すオレ。

「プシューッ!!」と勢いよく缶を開け、ひんやりとした喉越しを楽しむ。少々寂しいので、深夜の通販の番組を肴にする。

ふと、ベッド脇にあるナイトテーブルを見ると、自分宛にラブレターがあった。差出人は副館長である。
「気持ちよさそうに寝ているので、部屋に帰ります。起きて、まだ飲みたかったら、部屋に来てね。ウフン(はぁと)」と書かれてあった。
一瞬迷ったが、さすがにこんな時間には、と思って、2本目、3本目の缶ビールを飲みながら、いつ終わるか分からない通販番組を見てる自分。

こうして、ツアー4日目の夜は終わろうとしていた。空がすでに白みがかってたけど。

投稿者 maru : October 27, 2004 09:05 PM


コメント

ちまき上海蟹食いてぇ~~ 子泣きジジィ見て~~!

投稿者 momo : October 28, 2004 04:26 PM


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最終更新日 : 2011-02-22 08:55:08


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