目次
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まえがき
■目次
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■社食タダ! でも社員の反発を招く楽天・三木谷社長のイタい"ズレ"
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■決して「幸せな結末」は訪れないマイクロソフトのヤフー買収劇
page 8
■民放テレビの崩壊を予感させるNHKによる「インターネット進出宣言」
page 10
■iPhoneついに発売されるも"ガラパゴス"日本では前途多難か!?
page 12
■爆発したマスコミへの批判と反感毎日新聞「変態ニュース事件」の"脅威"
page 14
■プライバシー侵害? 便利ツール? 賛否両論のグーグル「ストリートビュー」
page 16
■マイスペース・ミュージック開始! すべての音楽は無料になる!?
page 18
■iPhone苦戦で悦に入る日本のケータイは絶滅必至!
page 20
電通の"裸踊り"が通じない! 広告界で衰退する元・強者たち
page 22
■オバマ勝利の立役者となったのはSNSで集めた小口献金!?
page 24
■鍵を握るは「ネット」と「個人」 新聞以後のメディアが百花繚乱!
page 26
■既得権益にクラウド普及を阻まれ 日本のITは世界から置いてけぼり
page 28
またしてもガラパゴス化一直線! 閉塞を加速させるモバイルテレビ
page 30
■頭打ちケータイキャリアを救う? ライフログビジネスの可能性とは
page 32
■グーグル「ブック検索」拒否が"書籍を殺す"とわからない人々
page 34
■"ひねり潰す"騒動が教えるリアルとネットの関係の"今"
page 36
■広告収入減の各社にダメ押し! あらわになる"押し紙"タブー
page 38
■進まぬ日本の医療のIT化 阻むは医療関係社のウェブ嫌い
page 40
■日本のITを殺しているのは、政治家か経営者か、IT業界か?
page 42
■「グーグル・ウェーブ」は本当にコミュニケーションを変えるのか?
page 44
■賑わう電子書籍リーダー市場 読書のカタチはどう変わる?
page 46
■名前検索で自分があらわに! エゴサーチの浸透がもたらす未来
page 48
■ついに始まったニュースサイト有料化 日本の新聞はどう舵を切る?
page 50
■iPad vs. キンドル 何が勝敗を決めるのか?
page 52
■一時決着の グーグルvs中国政府 長い目で見た勝者はどちらか?
page 54
■展開を見せる米国動画市場へ 「どこでもテレビ」がもたらす未来
page 56
■情緒的な反論はもうたくさん! 私が日本の出版業界に辟易するワケ
page 58
■ソーシャルメディアとライフログを新局面に導く"チェックイン"
page 60
■UNICODEがもたらしたタイムマシン経営後のビジネス手法
page 62
■ツイッターひとつ活用できないダメダメ企業続出の理由
【著者プロフィール】
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最終更新日 : 2011-02-28 13:42:09

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まえがき

 ウェブ2.0のような言葉が流行っていた2006年頃は、アメリカのグーグルやアマゾンの成長ぶりに驚かされ、そして同時に日本でもソーシャルメディア的なウェブ2.0ビジネスを展開するベンチャーが多数現れてきていて、日本のウェブ業界はかなりハッピーな気分に包まれていた。梅田望夫さんの『ウェブ進化論』(ちくま新書)が大ベストセラーになった頃で、梅田さんによるカリフォルニアの青空のような明るい期待感溢れる文章も、そうした多幸感の後押しになっていたのだろう。

 しかしあれから5年が経ってみると、状況はかなり変わってきている。

 ITの進化が、ソーシャルメディアとモバイル、テレビという3つの方向に向かってそれぞれ進化していくだろうという当時の予想は間違っていなかったし、実際、それらの進化の凄さは今も驚くべきほどだ。

 しかしまったく予想が外れたのは、そうした進化の担い手になったのはアメリカ企業ばかりであって、日本は家電メーカーも携帯電話キャリアも、そしてウェブベンチャーも含めて、ほとんどと言っていいぐらい参戦できなかったということだ。しかもグローバル市場という大舞台でだけでなく、日本国内でも。

 もちろん、セカイカメラのようにアメリカで認められたいくつかの例外はある。ドワンゴのニコニコ動画のビジネスモデルは天才的で、世界に類を見ないサービスだし、今後グローバルなプラットフォームになっていく可能性も十分にある。

 しかしモバイルの分野では、かつて世界に冠たる"ケータイ先進国"だったはずの日本はあっという間にiPhoneやアンドロイドの生態系に抜き去られ、テレビは民放局を中心とする政治的な既得権益勢力のせいで何の技術的進化も取り入れられず、そしてソーシャルメディアでは外資のツイッター、フェイスブックがいまや日本でも一大潮流になってきている。日本の冠たるソーシャルメディア企業、はてなの「はてなブックマーク」はひたすら荒れまくってだんだん人の足が遠のいているというのに。

 そうしてウェブ業界はというと、モバゲータウンやグリーのもつプラットフォームへソーシャルゲームを開発提供する方向へと進んでしまって(マネタイズがうまくいっているという意味でこれまでのウェブ2.0の儲からないビジネスよりは良いという判断なのだが)、社会倫理的に危ないところへと足を踏み込みかねない状態だ。ソーシャルゲームも単にゲームとして楽しんでいる分にはまったく問題ないが、有料課金のアイテムなどがあちこちに散りばめられていて、気がつけば数万円ぐらいは簡単に搾り取られる仕組みになっている。ここにパチンコなどからユーザーが流れ込んでいるという背景事情もある。

 それでこういうソーシャルゲームを「下流喰い」ではないかと私がツイッターで指摘したところ、ソーシャルゲームを開発している人たちから猛反発があった。「ソーシャルゲームをやってるのは医者や弁護士だ」「だから下流喰いじゃない」とか、本気でそれで反論になると思っているのか。しかしいまだに金持ちの象徴が医者と弁護士って、どれだけ世間認識がずれているのかとも思うが……。

 ともかくも、日本のウェブ業界がかなり難しい隘路に入り込み、いまや岐路に立たされているのは間違いない。

 そういう流れで、2008年から2010年にかけて執筆したこの原稿を読み進めていただければ、また違った感興を覚えていただけるのではないかと思う。なお、各トピックについてのその後の動向と、私からのコメントを<追記>として加えてあるので、こちらもニュースを読み解く上での参考にしていただきたい。

※本書は月刊誌「サイゾー」で連載中の「ITインサイドレポート」より、2008年5月号~2010年10月号掲載分を一部加筆修正し、電子書籍化したものです。本文はほぼ当時の文体のまま掲載してありますので、あらかじめご了承ください

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最終更新日 : 2011-02-28 13:42:09

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■目次

1.社食タダ! でも社員の反発を招く楽天・三木谷社長のイタい"ズレ"

2.決して「幸せな結末」は訪れないマイクロソフトのヤフー買収劇

3.民放テレビの崩壊を予感させるNHKによる「インターネット進出宣言」

4.iPhoneついに発売されるも"ガラパゴス"日本では前途多難か!?

5.爆発したマスコミへの批判と反感毎日新聞「変態ニュース事件」の"脅威"

6.プライバシー侵害? 便利ツール?賛否両論のグーグル「ストリートビュー」

7.マイスペース・ミュージック開始!すべての音楽は無料になる!?

8.iPhone苦戦で悦に入る日本のケータイは絶滅必至!

9.電通の"裸踊り"が通じない!広告界で衰退する元・強者たち

10.オバマ勝利の立役者となったのはSNSで集めた小口献金!?

11.鍵を握るは「ネット」と「個人」新聞以後のメディアが百花繚乱!

12.既得権益にクラウド普及を阻まれ日本のITは世界から置いてけぼり

13.またしてもガラパゴス化一直線!閉塞を加速させるモバイルテレビ

14.頭打ちケータイキャリアを救う?ライフログビジネスの可能性とは

15.グーグル「ブック検索」拒否が"書籍を殺す"とわからない人々

16."ひねり潰す"騒動が教えるリアルとネットの関係の"今"

17.広告収入減の各社にダメ押し!あらわになる"押し紙"タブー

18.進まぬ日本の医療のIT化阻むは医療関係社のウェブ嫌い

19.日本のITを殺しているのは、政治家か経営者か、IT業界か?

20.「グーグル・ウェーブ」は本当にコミュニケーションを変えるのか?

21.賑わう電子書籍リーダー市場読書のカタチはどう変わる?

22.名前検索で自分があらわに!エゴサーチの浸透がもたらす未来

23.ついに始まったニュースサイト有料化日本の新聞はどう舵を切る?

24.iPad vs. Kindle 何が勝敗を決めるのか?

25.一時決着の グーグルvs中国政府長い目で見た勝者はどちらか?

26.展開を見せる米国動画市場へ「どこでもテレビ」がもたらす未来

27.ソーシャルメディアとライフログを新局面に導く "チェックイン"

28.UNICODEがもたらしたタイムマシン経営後のビジネス手法

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