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第百三話 個性が磨かれる時


現代は、個を尊重する時代と言われる。

しかし、個を尊重するという事は、周りから個を切り離すことではない。



個性は自分一人では磨くことはできない。



では、個性というのはどのように磨かれるのだろうか?



それは、他人の個性とのぶつかり合いの中で磨かれる。

他人との関係性の中で磨かれる。



「人間」という言葉。



人の間と読む。



人と人との間に、自我があり、個性が磨かれる。

個を周りとの関係性から、切り離す事はできない。



個だけで生きる事は出来ない。



だからこそ、周りの事を視野に入れた生き方をしない限り、

個性を発揮できる事はない。



第十九話 あなたの補助線になりたい


「補助線」 


補助線とは、幾何学の問題で、答えを出す為にその線を引くと一気に答えが明確になる線です。 
補助線は答えを出す為の助けです。 

補助線は答えを出せば、解答に関係の無い線なので消しゴムで消されます。 
補助線はあくまでも「補助」であり、「主人公」ではありません。




このような生き方に深く共感をします。 



自分の人生を振り返る時、人の支えになることが喜びでした。

塾講師をしたり、サッカーのコーチをしたり、後輩指導に明け暮れたり、

自分の時間を惜しみなく誰かの為に使うことで、

彼らが成長してくれることが何よりもの報いでした。 


もちろん、そのような彼らと関らせていただく中で自分自身も成長させていただきました。 

今自分が語りかける言葉が響かなくてもいい、

数年後ふと自分が語った言葉を思い出してくれたらそれが幸せだ。

という事をよく思っていました。


自分の言葉が彼らの補助線となり、

答えではなく、答えを出す為の道標となるならば、

こんなに嬉しい事は無いなと思います。 

補助線は、あくまで補助、主人公ではないがしかし、確かな道標。

明確な答えを自分で出す事ができたならまた、消えてしまって構わない。 



自分の生き方は、まさにこの生き方だと思います。



ある事象から、自分を「捨てる」のではなく、

自分という「我が無くなる」事、

ここに真実があるのではないかと思います。 


  

今後も私の人生の中で思い続けるでしょう。 




「私は、あなたの補助線となりたい。」


第二十話 「解決策」ではなく「提案」を



Not solution , But suggestion 


「解決策ではなく、提案を」これが自分の一つのスタンスです。   


相手に答えをあげてしまう事がやさしさじゃない。

相手は、味方がほしい、話を聞いてほしい、

という気持ちで、相談をしてくると思います。



しかし、最後の最後、決めるのは自分。




どんなにいい事を言っても、最後行動するのは自分。

だから、背中を押してあげる勇気の出る一言を伝えてあげたい。



解決策を与えるのではなく、

自分で選択して、自分で行動できる勇気の言葉を。



第三十一話 仕事を決める出発点となる3つの気持ち


この考え方なんだか『共感』できる。



この、「なんだか」という気持ちをまず大切にしてもらいたい。

その直感を信じるところから、自分の仕事を決めていく。


決して親や親せきが言うから

世間体があるから、

給与がいいから

知名度が高いから

という理由で自分の仕事を決めてはいけない。

次に大切なのは、

その『共感』できたことは自分が当事者となった場合にどうか?

と、いうことである。


当事者となっても、『情熱』を持ってその事に取り組むことができるか。



共感はできるけど、いざ自分がやるとなると…



という可能性もある。

だからしっかりとその自分の気持ちに向き合ってほしい。



そして、その『情熱』も熱しやすく冷めやすいものではならない。



一時的な情熱であれば、簡単に燃やす事が出来る。

その情熱を燃やし続ける『覚悟』はあるか。


その事が大切になってくる。




共感、情熱、そして覚悟。



この3ステップで、自分の内にある

仕事に対する姿勢を昇華することができるか。


それが、まず仕事を決める上での出発点となる。


第三十七話 必要とされると人は嬉しい


仕事でたくさんの新人アルバイトさんを見てきた。
すぐに辞めてしまう人ととても生き生きと働いている人。


その違いはなんであろう?
カウンセリングをしてみて、なるほどなと思う。



やはり、人は基本的に必要とされる所で責任感を持ち、

所属意識を持ち、喜びを得るのだということ。

辞めたメンバー、辞めたいと言っているメンバーの共通点。



「私なんかが役に立つのだろうか?」



皆が口を揃えて言う。もちろん、未経験分野、なれない環境、

いろいろと不安な事がある。


その不安を取り除いてあげられなかったのは、

耐えられない彼等のせいだけではなく、我々の受入れにも責任がある。



生き生き働いているメンバーに話を聞いてみる。


「こんな私でも、いないと困っちゃうみたいなんですよ。

だから、頑張ってます!」




「今日もきてくれてありがとう!」
「本当に助かります!」
「いや~いてくれてよかった!」


こんな一言が彼らを勇気付け、自分でもできるんだ、
必要とされるんだという意識を持ち、モチベーションアップに繋がる。


この事は、別にアルバイトメンバーに限った事ではない。
社員だって同じだ。


必要とされれば、必ず応えてくれる。


それをどこか誤解しているマネージャーもいる。
人がいないいないといいながら、新人メンバーさんに対して、


「忙しいから教えられなかった」
「いきなりラインとして働かせた」
「あの人にこの仕事は向いていない」

などという意見を持てば、それは定着もしない。

せっかく入ってくれたアルバイトさんはあっという間に辞めていく。


人がいないのは自分達のせいではないか?
もっと従業員に期待と必要なんだという事を伝える事が出来れば、
人不足はあっという間に解消する。

逆に言えば、これまでどおりであれば、

いくら新しい手を打った所で、また人がいなくなる。
この現実を多くのマネージャーに認識してほしい。



「必要とされると人はうれしい。」



人が居ないというなら、自分にとってその人が必要なんだ
という事を常に伝えてあげる事が大切なんだと。

そうやって、居場所を作ってあげれば、
みんな安心して働いてくえれる。



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