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販売価格267円(税込)
作者 斎藤忍 状態 完成
カテゴリー 小説・ノンフィクション 童話・絵本, ノンフィクション 価格 267円(税込) ページ数 80ページ
タグ シマリス テン イノシシ クマ アカゲラ ヤマカガシ ヤギ ワニ ウサギ カメ 斎藤忍
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おマヌケな森の動物たちが、動物ならではの短絡思考で、はちゃめちゃな出来事を連発するお話し。ちょっとシュールで「ありえねぇ」展開が爆笑もの。読んでいるとついつい「おいおい、そんなことして大丈夫かよ!」とツッコミを入れたくなります。しかし良く考えてみると、このおマヌケな動物たちの行動や言動が人間に通ずるものがあり、読んでいるうちに登場人物(動物)をそれぞれ自分が知っている誰かにオーバーラップさせてしまいます。人間の安直で身勝手な振る舞いを動物に例えて表現しているという一面もあります。
この本には試し読みページが 2 ページあります。
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「それをどうするんだい?」

「ヤマカガシくんが、これを飲んで、お腹の中で爆発

させるんだ。」

「おー、それはグッドアイディアだ。いや、待てよ。

どうやって爆発させるんだい?」

「外から火で暖めるのさ。」

「おー、それはグッドアイディアだ。いや、待てよ。

それじゃボクも熱いよ。」

「熱くないようにアルミホイルを巻けばいい。」

「おー、それはグッドアイディアだ。いや、待てよ。

それじゃ、中まで暖まらないんじゃないか?」

「だいじょうぶ。アルミホイルは熱伝導率がいいから

すぐに暖まるさ。」

「なるほど、それなら安心だ。いや、待てよ。

爆発したらどうなるんだ?」

「カメが出る。」

「どこから?」

「尻かな。」

「尻の穴。そんなにでかくないぞ。」

「うーん、じゃ途中でちぎれる。」

「ボクが?」

「そう。」

「ちぎれるとどうなる?」

2匹になる。」

2匹のうち、ボクはどっちになる?」

1匹のほう。」

「う〜ん。何だかうまくいかないような気がするなぁ。」

 

そして、クマくんがちょうど通りかかりました。

「あれれ。テンくんとヤマカガシくん。難しい顔して

いったいぜんたいどうしたんだい?」


1
最終更新日 : 2011-12-31 04:10:20

試し読みできます

今度はタバスコの中身を抜いて紙コップに入れて、

またほふく前進で近づきます。歌の合間の一瞬の

息継ぎを狙ってイノシシくんの口の中にタバスコを入れました。

鼻から出るガスの濃度が濃くなり、空が赤っぽくなってきました。

しかしおかまい無しにイノシシくんは歌い続けます。

 

今度はバイクのガソリンを抜いて紙コップに入れて、

またまたほふく前進で近づきます。歌の合間の一瞬の

息継ぎを狙ってイノシシくんの口の中にガソリンを入れました。

しかしおかまい無しにイノシシくんは歌い続けます。

鼻の穴からは炎が吹き上がっています。

音量に合わせて吹き上がる炎の高さが変化します。

 

今度はバッテリーから希硫酸を抜いて紙コップに入れて、

またまたほふく前進で近づきます。歌の合間の一瞬の

息継ぎを狙ってイノシシくんの口の中に希硫酸を入れました。

声にリバーブがかかりました。

しかしおかまい無しにイノシシくんは歌い続けます。

炎の色が青になりました。

 

「この程度じゃダメだろう。」と思いつつも

今度はカラになったタバスコのビンを2本持って

またまたほふく前進で近づきます。歌の合間の一瞬の

息継ぎを狙ってイノシシくんの両方の鼻の穴にカラの

タバスコのビンを1本ずつ詰め込みました。

 

丁度息継ぎで息を吸ったタイミングだったので、2本のビンは

鼻の穴の奥に吸い込まれていってしまいました。

それでも歌い続けているイノシシくん。タバスコのビンが

喉の奥でガラガラと転がっている音も混ざって、

スクラッチのかかった声になりました。


2
最終更新日 : 2011-12-31 04:23:06

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