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『わんど』と『じゅうはちもん鉄橋』

  城東貨物線は、東海道本線の吹田から関西本線の平野に至る貨物専用線です。

現在、放出以南は、おおさか東線となり旅客輸送も行われています。

 

 国鉄時代、吹田操作場から城東貨物線に入った貨物列車は南に向かい、淀川を18連の長いトラス橋を渡り放出方面に向かいます。このトラス橋の正式名称は、城東貨物線淀川橋梁ですが、地元の人は、『じゅうはちもん鉄橋』又は『赤川鉄橋』と呼ばれ親しまれています。

 

 この周辺には、わんどと呼ばれる本流とは分離したため池状の溜まりが沢山あり、このわんどは水生生物や淡水魚が沢山いて、釣り人や子供達の絶好の遊び場でした。

写真は小さなわんどで遊ぶ子供達とじゅうはちもん鉄橋を渡る一般貨物列車です。

 


鉄橋を渡る一般貨物列車

貨車を連ねた一般貨物列車がじゅうはちもん鉄橋を渡ります。

 この頃はまだ、コンテナ貨物ではなくいろんな種類の貨車を連結した一般貨物列車が走っていました。

牽引はディーゼル機関車のDD51、貨車が西日を浴びて綺麗です。

 

 城東貨物線は、1971年までは蒸気機関車が貨物を牽引していましたが、1971年3月に無煙化され、それ以降は、ディーゼル機関車が、貨物列車を牽引しています。


貨物列車を眺める青年

じゅうはちもん鉄橋を渡りきった大阪市都島区側の淀川堤防にて、

 ゆっくりと走る貨物列車を自転車を降りてじっと眺める青年、その他、夕方の河川敷で思い思いで過ごす人々の姿が見られます。

 

 この頃、既に多くの貨物列車が、コンテナ貨物でした。

 ディーゼル機関車DD51のすぐ後のコンテナ貨物車は、車掌室付きのコキフ10000型、

貨物列車に、車掌の常務の必要が無くなり、いつの間にか見られなくなりました。

 


赤川鉄橋を渡る配給電車

じゅうはちもん鉄橋(赤川鉄橋)は、複線用に建設されましたが、城東貨物線は、単線であるため、余った部分に、歩行者及び自転車専用の木製の人道橋が架けられています。

 

 この人道橋から、鉄橋を渡る城東貨物線の列車を間近で見ることができます。

 写真は、じゅうはちもん鉄橋を渡る配給電車です。

 この頃は、城東貨物線から分岐し、都島区にあった淀川電車区がまだあったので、淀川電車区への配給列車と思われます。

 淀川電車区は、1985年に廃止されました。この様に、電車の回送があったため、城東貨物線は、一部電化されていました。

 

 配給電車は、旧型電車を改造した荷台のあるクモル24021を先頭に、たまたまやってきました。

もちろん今は、この様な古い形式の配給電車は見られません。

 

 


特急車両を牽引する旧型電車

城東貨物線の沿線には車両工場(近畿車輛)があるので、車両工場からの回送列車もたまに走っていました。

 

 この辺りの淀川河川敷は広く、じゅうはちもん鉄橋の中央部付近の河川敷は、あまり整備されていなかったため、まるでジャングルみたいになっていました。

 そこを特急車両を運ぶ回送電車が通り過ぎていきます。

 

 特急車両を牽引していたのは、旧型電車モハ72系を改造したクモヤ90004です。

 クモヤ90形は、この様に、回送列車の牽引などに使われていました。

 このクモヤ90形も既に廃止になっています。



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