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3

「つっめたい…脱いじゃおっ」
神田さんは、上半身に羽織っているスーツのジャケットをスルリと脱いでいく。
ジャケットに通していた腕もすっかり戻し、彼女の上半身は淡いピンク色のブラウスのみとなる。


『うっわ…』


俺は彼女を見て思わずそう言いそうになった。
今日の雨は本当に強烈だったのか、その浸食はそのピンク色のブラウスにまで至っていた。

彼女のブラウスにへばりつく多量の雨水がそれを透けさせ、普段からパンパンに張ってる胸と下着のラインを浮き彫りにしていく。
俺の目に狂いがなければ、そのラインは黒に間違いなかった。

そして、多量の雨水が浸食したのは、彼女の下半身を取り巻くタイトスカートも例外でなかった。
普段からスタイルの良さでスカートに浮き出るヒップやウエストのラインは、濡れてピッタリしているのもあり、より美しく象った曲線を強調をしていた。



濡れた髪の毛…

透けている胸の膨らむブラウス…

下半身にピタリとまとわり付くタイトスカート…

何より、部署一の美人で才女の神田さん…


OL好きな俺にとって、まさか願ってもないような姿がそこにあった。



「佐々木くん?」
「ハッ」
神田さんに見とれていた俺は、我に返った。


「何見てるのよ」
「あ、いや…」
いざとなると、こうゆうとき何と返して良いかわからない俺。
しかし、ドギマギする俺を見ては、彼女はフッと笑った。


「えろ」
「すみません…」
とにかく、俺は謝った。
彼女みたいな『高嶺の花』が、俺みたいなぺーぺーのガキに見つめられて気分いいはずがない。
自分の胸や下半身を熱くしながら、俺は必死に理性的な自分を演じた。


すると、神田さんはニコリとしながら俺の方に歩み寄ってくる。



「佐々木くん?」
「は、はい」
いつもの仕事中のようなクールな彼女の声に、俺はドキドキしながら返事をする。

「大変ね、残業なんて」
「い、いや…」
「佐々木くん、仕事一所懸命だし頑張りやだけどさぁ…」
「はい」
少しずつ彼女の口調がいつもと違うと感じるのは気のせいだろうか?
すると、彼女は俺の方に一歩一歩と近づきながら思わぬ言葉を発した。



「彼女とか…いるの?」
「えっ」
想像しがたい言葉だった。

「いや、いません」
「いつから?」
間を置かずに次の質問を仕掛けてくる神田さん。

「学生のとき以来ですから、もう…一年くらいかなぁ」
「へぇー、かわいい顔してるのにもったいない」


俺が…かわいい?
まぁ、そこそこの顔だと自負はするが、まさか彼女に言われるなんて。

そう思っていたときには、すでに彼女の濡れた姿は俺の視界いっぱいにおさまっていた。



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4

ドキッ


俺は急に高まった胸の中のビートにゴクリと唾を呑んだ。



何故彼女がこんな零距離にいるのかはわからないが、それと同時にわかったのは、俺の鼻に入ってくる『大人のオンナ』の微かながらも上品な甘い香り。

俺は彼女に目を合わすことができず、視線をどこかに逸らそうとしたが、視界いっぱいに彼女がいるために他を見ることができない。
横に目を逸らしたら嫌な印象を与えてしまうだろうと下を向くも、そこにはブラウスの隙間から僅かに見える透明感のある白い肌。

さらにその下は、濡れと張ったシワで大人の色っぽさを漂わせるタイトスカート。

どこを見ても、彼女のオンナの匂いに溢れかえっていた。



やばい…
俺は残業中のオフィスで何を考えてるんだろう。



「佐々木くん…」
神田さんが口を開く。

「は、はい」
「今…見てたでしょ。私の胸や…コ・コ」
彼女は、タイトスカートから胸にかけてゆっくりと右手のその細長い指でなぞった。
そして、ブラウスの第3ボタンに手をかける。


「あっ」
俺はつい声が出ちまった。
神田さんは、第3ボタンをいとも簡単に解きほぐす。
すると、それまでは見えなかった数センチ奥の肌が追加で姿を現した。
透けて見えていた黒いラインの正体も、そこで同時に判明する。


「フフッ、かわいい佐々木くん…」
「えっ、えっ」
「佐々木くん、新卒だから23歳だよね。5歳も上のおばさんは…どう思う?」
「そんなおばさんだなんて。神田さんは、もっと若く見えます」

俺の言葉に偽りはなかった。
神田さんは、どう見てもアラサーどころか25になっているかすら思えないほど見た目が若かった。
モデルに負けないくらいのスタイルもあり、かわいいお姉さんの印象も兼ね備えている。
それで、仕事ができる大人のオーラもあるのだから、世の中の女性にとっては見方によれば反則モノだ。


「ありがとう…佐々木くんて優しいね」
「い、いえ…でも」
「なぁに?」
「神田さんみたいな人が、僕に仕事以外で声をかけてくれるなんて…」
「おかしい?」
「い、いえ…」
「私、やっぱり会社でも仕事人間て印象あるのかな」
「やっぱりって?」
「今はたくさん仕事できて公の部分は充実してるんだけど、プライベートはからっきしなの。仕事の忙しさが原因で、彼氏なんてもう3年はいないわ」
「えっ!?」


俺は思わず声を上げてしまった。
でも、何で俺にそんなことを…?
俺は妙な期待感とともに、ズボンの奥の膨らみがヤバいことに気がついた。


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5


「神田さんみたいな人がそんな…」
「さっきのね、忘れ物ってのは嘘」
「えっ?」
「私…課長とできてたの。半年前から」


その話はどこかで聞いたことがあるが、本当だったとは。


「か、神田さん?」
神田さんは、その瞳から急に一粒の涙を零した。

「辛い関係だった…あっちには奥さんも家庭もあって立場もあって…。頭ではわかってるけど…」
俺は胸がさらに高鳴った。
普段クールな神田さんが、俺と二人きりになり普段誰にも見せないだろう涙を見せている。
心臓の鼓動は、さらにドクンドクンと上昇し、それに比例してズボンの中の硬度も増す。


「佐々木くぅん…」





俺のオスとしてのビートは、一気に急上昇した。
まるで、マニュアル車のギアを1速から5速まで無理矢理持っていったように。


もう手遅れと思ったときには、濡れた神田さんの身体はしっとりした感触とともに俺の前半身に密着していた。


濡れた髪の毛からほのかに香るシャンプーの匂い…

ブラウスから垣間見る白い肌と丸みを帯びた膨らみ…
膨張した俺のズボンにヒタリとくっつく彼女のタイトスカート…


何もかもが、俺の会社員としての理性を蝕んでいこうとしている…!



「佐々木くん…」

「何です…?」

俺は、必死で理性的に答えた。
すると神田さんは、俺にその身体を弱々しく押し付けながら、一言こう告げた。



「私を…抱ける…?」







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1


「か、神田さん…」
俺・佐々木修は、いつにも増して色めかしい神田さんの顔を見ながら、ドギマギする。

「神田さんは嫌っ、真美(マミ)って呼んで…」
神田さんは、そう言いながら俺の顔を上目遣いで見つめる。
長いまつ毛とクッキリとした二重瞼の瞳は、程よいメイクによりさらにエキゾチックに演出されている。

というより、こんな間近だからか、垂れる濡れた前髪もあって、その妖艶さは普段のクールな彼女の印象を、俺の中で180゚変えようとしている。

それにしても、大人のオンナって何て上品な匂いなんだ…


「佐々木くん…」
「あっ、はいっ!」
「そんなに強張らないの…仕事もそうだけど、女の子の前なんだから…」
「あ…神田さ-」
「真美…そう呼んでって言ったでしょ。修くん」
「ま、真美さん…」

つ、ついに下の名前で呼んでしまった!
俺は言いようのない背徳感と同時に何かに勝利した気分になった。
しかし、これだけでは終わらなかった。


「修くん…」
神田さん…いや、真美さんは、いつの間にか俺の後頭部に両腕を絡める。

「ひっ…」
「驚いてるの…?かわいい」
上目遣いの真美さんの瞳は、俺の顔を笑いながら捉える。
その際に、ぷるるんと光る桃色の唇が目の前に見える。
その口がニヤリとしたのがわかったときには、すでに俺の視界には唇はなかった。


『えっ…』


俺はまた驚いた。
俺の視界は、瞳を閉じた真美さんの顔があって…
口で何か言おうとしたときには、それもできなかった。

なぜなら、密着する彼女の唇がそれをさせてくれなかったから。


心臓がさらに熱くなった。

あの神田真美とキスをしている…!
まるで、ドラマでも見ているかのような光景なんだろうと冷静に言い聞かせるも、それは長く持たなかった。
それよりも、なんて柔らかい唇なんだろうと、そっちの方に感動していた。

今までキスした女の子の誰よりも、柔らかく…いい香りで…そして情熱的なキス。

不思議と長く感じたが、彼女の細い舌が入ってくるのは、キスが始まってほんの数秒のことだった。
俺は、流されるまま、目を閉じて彼女とのキスに心を委ねることに専念する。

いつの間にか、俺の左手と右手は、それぞれ彼女の背中とウエストに触れていた。

そうだ。
俺達は今抱きしめ合っているのだ。

誰もいないオフィスで…
朝からみんながせっせと仕事していた神聖な職場で…
俺達は、仕事していたスーツ姿で、その身体を触れ合っているんだ。

胸と胸が、脚と脚が、そして…
今や、硬くなったズボンの部分が彼女のスカートのシワの部分を通して、各々静かにが擦れ合っている。

それだけで、俺は幸せの絶頂にいる気分になった。

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2



「んん…」
真美さんは、唇を離すと、ニコリと笑いながら俺の顔を見る。

「キス…うまいんだ」
「そ、そうすか」
「うん、上手…。キスも、身体の触り方も」

そうだ、俺は気づかないうちに、右手が彼女のヒップの部分をまさぐっていたのだ。
いつも仕事中、目で追い掛けていた彼女の張りのあるヒップは、その存在だけでどれだけの男たちの目を引いてきただろう。

それに今堂々と触れていることも、にわか信じられなかったが…
俺は、年下だからとなめられたくないのもあり、平然として彼女を見た。


「ダメですか?触っちゃ」
「うぅん」
「すごいステキです、真美さん」

俺は今までの人生で、最も歯の浮き立つことを言ってるだろう。
だが、そんな恥ずかしさも、さほど嫌ではなかった。

今度はこちらから仕掛けてみる。
再び彼女にキスをし、そのままオフィスのデスクに軽く押し倒してみた。


「あっ」
彼女は声を漏らしながら、意外なほど呆気なくデスクの上に仰向けになった。

すぐに俺はその上に覆いかぶさる。


「あ、修くん…」
「真美さん…」
俺は、彼女の手首をそれぞれの手でつかみながら、彼女の唇の奥に舌を絡めた。
そのたびに、身体の奥から再び熱い衝動がどんどん…どんどん大きくなる。

気づけば、俺は硬くなったズボンの部分を彼女のタイトスカートに激しく擦りつけていた。
雨で濡れていたスカートの水気が、俺の下半身にもひんやりと伝わる。

そして、その硬さが彼女にもわかったのか、真美さんは俺のソコに手を触れた。


「すっごい硬くなってる…」
真美さんは、ズボンの上から指先で軽く揉みこむようにいじっていく。

「あぁっ」
俺は情けない声を発した。

「気持ちいい?」
「う、うん」
「こんなに硬くしちゃって…お姉さんを興奮させないで…」
「ま、真美さんも興奮したりするんですか?」
「私だって女だもん…」

そしてその瞬間、真美さんは少し強めにソコをつまんだ。
俺は急激にどうしようもなく熱い熱いものに耐え切れなくなり始めていた。

それは、もう残りわずかの俺の理性がリミットを告げていたのだ。


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