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前回のおさらいと今回の方針

前回のおさらいと今回の方針

 
 数には不思議な魔力があった。ひとたびその力に見せられた者はものごとをすべて数えてみないではいられなくなる。果てはすべての事象が数に見えてくるようになる。たとえば1とは自分自身のことであり、世界は127だ。
 ……といったことはまったくなくて……。
 あらためまして前回「かずばなし(1)」のおさらいです。
 数とは、数えて比較するのが便利になるように発明された概念なのであった。数えにくいものもあれこれあるので、そこは基準を設けることで無理矢理数えてしまったのである。ここで扱われる基準というのが単位と呼ばれるのだ。
 さらに、エジソンはあまり偉くないし豊臣秀吉もそれほど偉くない。
 1+1が2になるのがなぜかというと、そこには計算という概念が含まれるのでパス!
 とまあ、こんなところですかね。
 改まって今回は、「計算という考え方」に踏み込んでゆこうと思います。だいたい、計算について書いておかなかったら数について書いたことにならない、かもしれない、と言いたくならないこともない、くらい(自信はありませんが)重要なところです。
 ただし、計算の技術とかそういう話はするつもりがありません。今回も、ものの考え方として数学を扱ってゆきます。
 しかも、書いておきたいことがちょっとあっちこっちするかもしれません。なるべく面白く読めるように工夫はしてみますが、整理がつかなくなったらごめんなさい、と、今のうちに謝っておきます。

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