宿泊できる道の駅!“ノンキーランドひがしもこと”
おんねゆ温泉を出て次に向かったのは、
道の駅ノンキーランドひがしもこと です。
道の駅おんねゆ温泉からここまで78km、1時間40分かかりました。
所在地は “北海道網走郡大空町東藻琴” で、2017年9月1日にオープンしたので約1年です。
“ひがしもこと” は、東藻琴という地名ですが、“ノンキーランド” は、『のん気』 と 『ノン・キー』 (心に鍵をかけない) でのんびりと ・・・・ という意味なのだそうです。
まだ新しくてきれいな建物です。
この道の駅の最大の特徴と言えるのは、“宿泊できる” ということです。
このパンフレットにもあるように、建物2階が全21室のホテルになっています。
一番安い季節であれば、例えば2名1室朝食付きで5940円ですから極めてリーズナブルです。
女満別空港から車で25分、屈斜路湖、摩周湖などの観光スポットにも近いことや、更に知床方面へのルート上であることを考えると、なかなか良い場所ではないかと思います。
ご覧のように、「Restaurant」 「Hotel」 「Shop」 と書かれています。
新しい道の駅では、このように宿泊施設を兼ねたところがそれ程珍しくはなくなりました。
道の駅はいろんな機能を増やして益々進化してゆきつつあります。
中に入ると、まず目についたのがこちらです。
平昌五輪で銅メダルを勝ち取ったカーリング女子チームです。
「LS北見」 は北見の出身ですから、この近くなのですね!
下の真ん中の穴から顔を出して一緒に写真を撮るようになっています。
この看板、これ以降訪問したほとんどの道の駅でも見かけました。
この道の駅の1階の配置はご覧の通りです。
写真のような売店の他、道産牛のステーキ丼が人気のレストラン 「くるりんく」 や、48名収容の多目的ホール、24名収容の交流室2部屋なども備えています。
さて、これで当初の目的である、北海道5カ所の新しい道の駅の制覇が完了しました。
この日は屈斜路湖の湖畔に泊まるので、その途中にある道の駅に立ち寄りました。
それがこの、“ぐるっとパノラマ美幌峠” です。
ここには北海道屈指の絶景があります。
でも、この日は雨が降ったりやんだり ・・・・・・
美幌峠の標高は525mありますから、いよいよ霧の中です。
外の景色は諦め、道の駅2階の展望室に入りました。
この道の駅に来るのは3度目ですが、2階はどうやらリニューアルされているようです。
本来だとこの部屋から見事な屈斜路湖を見下ろせるのですが、今日はこんな具合です。
湖の真ん中にある “中島” さえも良く見えません。
過去2回では、絶好のお天気での屈斜路湖を何枚も写真に収めているので今回は仕方がないですね。
ここにもカーリング女子のパネルがあります。
私たちが椅子に座って正面の大型ディスプレイで知床やオホーツクの観光ムービーを見ていると、次々にパネルから顔を出して写真を撮ってゆきます。
その中のひとりは、バランスを崩したのか、私たちの目の前でパネルから顔を出したまま、正面にバタンと大きな音をたてて倒れてしまわれました。(笑)
ここではのんびりと40分ほどを過ごしましたが、益々霧が濃くなってゆくので、早めに山を下りてホテルに向かいました。
この日の宿は “屈斜路プリンスホテル東館” です。
2年前に泊まってとっても気に入ったので再びここを選んだものです。
明日は最終日、近くの道の駅と観光スポットを巡って帰途につきます。
3日目に走ったルート(google map による自動記録) 走行距離:290km
オホーツク海を眺める!“流氷街道網走”
最終日4日目に目指したのは
道の駅流氷街道網走 です。
この日泊まったのは屈斜路湖の湖畔に建つ “屈斜路プリンスホテル東館” です。
ここは以前に泊まって気に入ったことが理由ですが、他にもう一つ目的がありました。
それは、早朝に “津別峠” に上って雲海を見ることでした。
(ホテルのパンフレットから写真借用)
ホテルから標高974mの津別峠展望台までの距離は約10km、15分ほどで上れます。
2年前に来た時は台風の影響で土砂崩れがあり、道路が通行止めになっていました。
その通行止めが今年(2018年)5月に約2年ぶりに開通したので、リベンジを狙っていたのです。
でも、前日から雨が続いているので期待薄か・・・とは思っていました。
早朝4時頃に起きてみると、窓から見える屈斜路湖さえ霧の中でぼんやりとしか見えません。
念の為にネットで津別峠のライブカメラを見ると、カメラに雨粒がついて何にも見えない!( ;∀;)
ということでこれを諦め、朝食を済ませて8時20分にホテルを出発!
この地図の一番下に屈斜路プリンスホテルがありますが、ご覧のように屈斜路湖の回りを半周して、昨日訪問したノンキーランドの道の駅の前を再び通り、網走に向かいます。
その途中、いくつか立ち寄ったのでそれを先に紹介しましょう。
屈斜路湖畔を走っている時ホテルから30分ほどのところに広い駐車場があったので停めてみると、そこには “砂湯” という看板が立っていました。
お天気はご覧のように、屈斜路湖の真ん中に浮かぶ “中島” さえ、ぼんやりとしか見えません。
“砂湯” というので、試しに湖畔の砂を少し掘ってみると、暖かいお湯が出てきました。
鹿児島県の指宿(いぶすき)にある、砂蒸し温泉みたいなものかな?と思います。
更に進んで川湯温泉の温泉街を通り抜け、東藻琴方面を目指しますが、それは峠越えです。
ぐんぐん標高が上がって行くにつれて霧が濃くなり、何とかセンターラインを頼りに走りますが、突然対向車が現れてギクリとすることも!
途中、“藻琴山展望台” らしい駐車場がありましたが、その看板さえよく見えません。
そしてようやく峠を下ると、お天気は嘘のように青空になりました。
そこにあったのが、“東藻琴芝桜公園” です。
このパンフレットは実は、前日 “道の駅ノンキーランドひがしもこと” で貰ったものです。
道の駅からは7~8kmしか離れていません。
この公園の芝桜の見頃は5月上旬から6月上旬ですから、勿論この時期に花はありません。
芝桜は咲いていないけど、ご覧のように広大でとっても気持ちの良い公園です。
それに昨日と今朝の雨模様が嘘のような上天気です。
この公園には丘の麓から頂上までゆったりと見学しながら走る遊覧車や、芝桜の中を1周820mのゴーカートのコースがあり、また釣り堀やバンガロー、日帰り温泉といった施設も整っています。。
機会があれば芝桜の咲く時期にもう一度来たいものです。
10時20分にようやく “道の駅流氷街道網走” に到着しました。
前回この道の駅に来たのは2009年9月ですから、実に9年ぶりということになります。
ここは冬場だと、流氷見学の砕氷船 “おーろら号” の発着地点になります。
ここは道の駅だけでなく、“みなとオアシス” にも登録されています。
※みなとオアシスについては、以前秋田県の「道の駅あきた港」の記事に詳しく書いています。
リンク → みちのく旅3日目:地上100mからの絶景!“あきた港”
道の駅の裏手がデッキになっているので、早速外へ出てみます。
これがオホーツク海です。
2日目の “道の駅石狩「あいろーど厚田」” が北海道中央部の西の端、日本海でしたから、これでようやく東の果てオホーツク海までの “横断” ができたということになります。
昨年は北端の稚内から南の函館まで縦断しましたから、縦と横を走り切ったということで・・・(笑)
いろんな船が停泊しています。
流氷はまだ見たことがないので、冬場にも一度来てみたいものです。
ここは土産物売り場などもとっても充実しており、海産物も豊富です。
前回来た時には、ロビーに 『クリオネ』 の水槽があって、元気に動き回っていましたが、今回はどこにも見当たりませんでした。
代わりに、こんなものがありました。
2018年3月に公開された吉永小百合主演の 『北の桜守』 のロケセットです。
『北の零年』 『北のカナリアたち』 に続く 「北の三部作」の最終章で、ここ網走が舞台です。
道の駅はご覧の様な配置になっていて、2階がレストランです。
ここで昼食を、と思って2階に上がってみたのですが、ずらりと順番待ちで並んでいる!!
諦めて次で食べることにしました。
もう1か所だけ立ち寄ったので、次回それを紹介して最終回と致します。
絶景ビューポイント!“メルヘンの丘めまんべつ”
今回の旅の最後に立ち寄ったのは
道の駅メルヘンの丘めまんべつ です。
この道の駅は女満別空港からわずか6kmしか離れていないので、最後の時間調整に立ち寄りました。
そしてここには、プロやアマのカメラマンが集まる、絶好のフォトスポットがあるのです。
それは道の駅から300mしか離れておらす、歩いてでも行けますが、今回は網走から走ってきたので、先に立ち寄りました。
道路がこの部分だけ広くなっていて、10台前後は車を停めるスペースがあります。
この緩やかな丘の向こう側に立っている樹は “カラマツ” です。
実際には9本ほど見えるのですが、通常右手の7本を入れた写真が多いようです。
空港にも大きなパネルがありますし、かつて黒澤明監督の映画のロケ地になったこともあります。
2年前に来た時も写真を撮りましたが、季節や撮影時間、空の色、雲の形、畑に植えられた作物の種類などで雰囲気はがらりと変わってきます。
今回は雲の形が畑に映って陰影ができ、それなりのアクセントになったように思います。
私がこの場所にいた短い時間だけでも、何台もの車が停まって写真を撮って行きました。
さて、道の駅に入って時間調整です。
この道の駅へ来るのは3度目です。
先ほどのメルヘンの丘を含め、この周囲は景色が素晴らしいので私のお気に入りの一つです。
道の駅はご覧のように大きく3つの建物がありますが、道の駅として私たちが主に利用するのは 大空町のアンテナショップである “ほのか” と 左手にある “メルヘンピット” です。
メルヘンピットは、フードコートになっています。
この日は日曜日ともあって多くの人が行き交っていますし、右手奥にあるドッグランでもたくさんのワンちゃんたちが走り回っていました。
裏手に回るとそこにもきれいな景色があります。
緑の芝生の先にはどこまでも畑が続いていて、先ほどのメルヘンの丘にも負けない風景です。
昼食も含めて1時間ほどをここで過ごし、女満別空港から帰途につきました。
今回巡った道の駅は14カ所、その内新規は5か所でした。
4日目に走ったルート(google map による自動記録) 走行距離:102km
4日間の合計走行距離は 889km でした。
奥付
全国の“道の駅”完全制覇の旅 [北海道編]
http://p.booklog.jp/book/18610
著者 : よしだやすお
著者プロフィール:http://p.booklog.jp/users/rs-trip/profile
発行所 : ブクログのパブー(http://p.booklog.jp/)
運営会社:株式会社paperboy&co.
感想はこちらのコメントへ
http://p.booklog.jp/book/18610
ブクログのパブー本棚へ入れる
http://booklog.jp/puboo/book/18610