夏も冬も楽しめる!“星野リゾートトマム”
今日は道の駅ではないのですが、3日目の夜に宿泊した
星野リゾート トマム を少しだけ紹介しておきます。
“星野リゾートトマム” の位置は、道東自動車道の帯広から千歳方面に3つ目の、“トマムIC” を下りるとすぐのところです。
この日の最後の道の駅が中札内でしたから、道の駅からすぐ近くの “中札内IC” から “帯広・広尾自動車道” に乗り、“帯広ジャンクション” で道東自動車道に進みました。
全行程87kmのうち78kmを高速で走って、1時間20分で到着することができました。
これが私が宿泊した “トマム・ザ・タワー” です。
そして、ここ “星野リゾート トマム” の全体はこのようになります。
ここはリゾートブームさなかの時代に、“アルファリゾート・トマム” としてオープンしました。
ところがバブル崩壊で経営が苦しくなり、その後 “星野リゾート” が再建したものです。
私はアルファトマムの時代に、2回ほど冬場来たことがありますが、ザ・タワーに宿泊するのは初めてです。
この日はハロウィンの時期とあって、受付を始めとするホテルの従業員さんは全員マントなどを着て仮装していました。
そして受付では、リゾート内で必要な館内案内図、食事のできる場所の案内、各種アクティビティの案内など10枚近い資料をクリアファイルにセットにして渡されました。
タワーは36階建てです。
ですから、エレベーターのボタンはご覧の通りです。(^∇^)
私は確か30階前後だったと思います。
泊まった部屋は次のとおりです。
部屋は横に広いタイプで、ドアから入って左側がリビング、右側が寝室になっていてベッドは3つありました。
私たちは普段、宿泊代にはお金をかけず、ビジネスホテルがほとんどです。
今回は航空機、ホテル、レンタカーがセットになったANAのツアーを使ったため、ほかに選択肢がなくこの豪華な部屋になったのです。
この写真、携帯で撮ったのであんまり鮮明ではありませんが、リゾート内にはこのような連絡通路が張り巡らされていて、外に出ずに他の建物に移動できます。
夕食はいくつもの会場がありますが、私たちは “フォレスタ・モール” というところにある居酒屋に行きました。
この “フォレスタ・モール” にはいくつもの小さいお店が入っていて、楽しい場所です。
これは翌日の朝に撮った写真ですが、タワーは2棟あるので、目の前にもう一つが見えます。
そして真下には、ゴルフ場があります。
最後にもうひとつだけ紹介したいのが、このリゾートの目玉、“雲上テラス” です。
(パンフレットより借用)
冬場だとスキー場になる “トマムマウンテン” (標高1239m)の頂上にゴンドラで上って雲海を望むイベントです。
朝4時45分から受付で、大人が1900円です。
起きる自信がなかったので断念しましたが、何日かここに泊まるなら、ぜひ参加してみたいものです。
では、次回からは4日目の道の駅巡りに出発します。
十勝平野の北西部!“しかおい”
4日目に入り、最初に向かったのは
道の駅しかおい です。
トマムの宿泊地から再度高速にのり、帯広方面にひとつ戻った “十勝清水IC” で下ります。
そこから一般道を走り、50分弱かかって、ちょうど開店時間の9時に到着しました。
白樺の樹に似せたこの看板、特徴があるので6年前に見たのを覚えています。
何が書いてあるか、拡大してみます。
周辺の観光スポットやお店への距離なんですね!
看板の後ろにあったこの建物はトイレでした。
道の駅は、その右隣にあります。
こじんまりとした道の駅に、入ってみました。
山小屋風の印象ですが、手前に民芸品などの土産物、奥には農産物の直売、そして食事もできるようです。
鹿の角を使ったような民芸品など、とっても興味を惹かれました。
“鹿追町” は十勝平野の北西部にあり、その北部は “大雪山国立公園” の麓に位置するため標高が高く、市街地でも200~300m、農耕地は500mを超えるところも少なくありません。
その冷涼な気候が、美味しい蕎麦を育てます。
そして北海道で一番高い場所にある湖、“然別湖(しかりべつこ)” は標高810mの位置にあります。
道の駅の配置はご覧のようになっています。
道の駅自体はこの配置図の左下にある小さな施設ですが、全体ではこのように大きな公園になっています。
この大きな建物は “鹿追町民ホール” で、大小のホールや陶芸工作館などがあります。
公園の中心部には “カリヨン” と “噴水” があり、町民の憩いの場となっています。
写真にはありませんが、公園内に “神田日勝記念美術館” があり、ここには農民画家であった “神田日勝” の代表作や遺品が展示されています。
この方は東京都練馬の出身ですが、戦争疎開で鹿追町に移住し、農業の傍ら油彩画を制作しましたが、32歳の若さで亡くなられたのだそうです。
さて次は、同じ鹿追町にある、もう一つの道の駅に向かいます。
乗馬体験のできる道の駅!“うりまく”
次は10km離れた、同じ鹿追町にある
道の駅うりまく へやってきました。
ここは “ライティングパーク” という看板にあるように、乗馬体験ができる道の駅です。
道の駅で乗馬ができるのは、全国的にも珍しいと思います。
建物の門が “蹄鉄” の形をしていますね。
ここはトイレですが、その裏に “ウリマックホール” という、町の活性化施設があります。
広い駐車場の右手奥に、道の駅の本体の建物があります。
そして正面には、白い柵のあるとっても広い広場があります。
これが馬が走るコースのようです。
全体の配置図をみてみましょう。
柵に囲まれた敷地の中は36ホールの “パークゴルフ” があり、その周りが競馬のコースになっています。
ここでは乗馬体験の他、“ホースフェスタ” や “競ばん馬大会” などのイベントが行われます。
これが右奥にあった道の駅本体の建物で、先ほどの配置図には “管理棟” と書いてあります。
手前に並んだ、“干し草ロール” に描かれた動物の顔がとっても可愛いですね!
管理棟の隣にあるもうひとつの建物は、“厩舎” です。
ここには、白い馬が1頭、おとなしく繋がれていました。
そして二つの建物の間を奥に入ると、そこには四角と丸の二つの “馬場” があります。
柵の中でお馬さんの手入れをされている姿が見えました。
では、道の駅の本体である管理棟に入ってみましょう。
管理棟といっても、ここは土産物などの直売所と、軽食のレストランです。
ここに面白いものを発見しました。
この馬の作り物は、“ライディングシミュレーター” といって、乗馬の練習をする馬ロボットです。
全国に数台しか無いそうで、本物の馬と同じ大きさに作ってあり、1回90秒で200円で乗れます。(^∇^)
店内にはまさに、乗馬に関するグッツばかりがたくさん並んでいました。
私たちは、お馬さんの可愛いストラップをひとつ買いました。
さて、予定ではこのあと士幌方面の道の駅へ向かうようにしていましたが、ひとつだけ心残りになっている事がありました。
テレビ番組などでよく目にする “然別湖(しかりべつこ)” です。
これは同じ鹿追町にあり、この道の駅からは20分ほどの距離です。
往復だと40分のロスにはなりますが、今回を逃したら訪れることはないと思うので、行ってみることにしました。
道の駅からの位置関係はご覧の通りです。
“然別湖” は大雪山国立公園に所属し、元々東大雪系の火山噴火により、河川が堰き止められてできた湖です。
自然湖としては北海道で最も高い、標高810mにあります。
ですから、距離は18kmでしたが、山の中をぐんぐん上って行きました。
この日はほとんど人影もなく、湖は静かにたたずんでいました。
この然別湖が特に脚光を浴びるのは冬場です。
湖全体が凍結しますから、そこでは様々なイベントがあり、全国から人が集まります。
これは2015年度のチラシで、1月24日(土)から始まりますが、“氷上露天風呂” とか、“アイスバー” とか、実に楽しそうです。
冬場の寒さを逆手に取った町おこしとして、素晴らしいと思います。
赤いとんがり屋根!“ピア21しほろ”
然別湖から一旦元の道の駅付近に戻り、そのまま西へ向かって
道の駅ピア21しほろ に到着しました。
然別湖からは約30分で到着しました。
この道の駅は遠くからでも結構目立つのですが、そのシンボルマークになっているのがこれです。
国道241号沿いに、このでっかくて派手な風車は、いやでも目に付きます。
そして建物自体も結構ユニークで可愛いのです。
赤いとんがり屋根です。
とんがり屋根が3つ並んでいますが、左から、“レストラン” “物産館” “トイレ” です。
トイレだって、こんなにお洒落なんです。(^∇^)
(パンフレットより借用)
配置図をふたつ並べてみました。
敷地内にガソリンスタンドもあるのですよ。
真ん中付近に物産館とインフォメーションがあるので入ってみました。
“士幌町” は十勝平野のほぼ中央付近にある、畑作、酪農、畜産を中心とした農業の町です。
夏の気候は30度以上になり、冬場はマイナス20度以下にも冷え込む厳しい環境ですが、美しい自然と共生して生活がなされています。
士幌町は日本一の規模を誇る “ジャガイモ” の産地であり、主にポテトチップに加工して全国に出荷されます。
畜産では、柔らかくてジューシーな “しほろ牛” が評判です。
この道の駅は、士幌町のアンテナショップのような役割も担っているので、グルメも充実しています。
まずはご覧の “道の駅弁” どれも旨そうです!
そして次が、この道の駅のレストランの看板メニューです。
厚切りの “しほろ牛” 180gを使った “剣先ステーキ” です。
これって、スコップに乗っていますね!
このスコップを “剣先スコップ” というのでこの名前がついているのだそうです。
そしてもう一つの人気がこちらです。
地元牧場直送の搾りたて牛乳を使い、道の駅のアイスクリーム工房で作る自家製アイス、そしてソフトクリームです。
これが超人気で夏場は行列ができるそうで、私たちも早速注文しました。
店の前のベンチで、目の前に広がるジャガイモ畑を眺めながら頂きましたが、とっても美味しかったです!(^O^)
純植物性天然温泉!“しほろ温泉”
次は同じ士幌町にある
道の駅しほろ温泉 です。
前回の道の駅ピア21しほろからはわずか12kmの距離ですが、この付近広大なジャガイモ畑とともに、十勝らしい美しい景色が随所で見られます。
この美しい田園風景を堪能しながら、12~3分で到着しました。
ここはその名の通り温泉施設で、全国でも珍しい “純植物性天然温泉” なのだそうです。
一般の温泉は、“鉱物性温泉” が大半ですが、ここは “モール温泉” といって、はるか太古の時代に地中に埋もれた植物が長い年月をかけて堆積し、黒墨に変化する過程で生じる有機物酸が地下水に溶け出して湧出する温泉です。
植物性(モール)の有機物を多く含むために肌への刺激が少なく、天然の保湿成分や強い石鹸効果で、湯上りの肌がすべすべになるのだそうです。
このモール温泉は、「次世代に引き継ぎたい有形・無形の財産」 として、“北海道遺産” に認定されています。
道の駅の全体配置図がこれですが、建物の裏手には、“国際公認パークゴルフ場” があります。
ここには3コース、36ホールがあり、無料でプレーを楽しむことができます。
配置図の左手に “足湯” がありますね。
それがこちらです。
それでは中に入ってみましょう。
温泉がメインの施設ですから、その受付カウンターがあり、広いロビーがあります。
ここには宿泊施設も併設されており、全23室の、和室、洋室、メゾネット、バリアフリーの特別室があります。
食事の内容で料金は変わりますが、最低が8640円、最高が14580円といったところです。
ロビーの左手奥が、お土産等のコーナーになっていました。
あくまでも温泉と宿泊がメインの施設ですから、道の駅らしさはあんまり無いように感じました。