目次
2月の風
2月の星座 いっかくじゅう座
季節の分れ目
鬼は外、福は内
旧正月の祝い
旧正月は祝わなくていいの?
鳥インフルエンザは何故怖い?
バレンタインデー
冬の夜空で青く美しい星
星座になったオリオン
おおいぬ座・いっかくじゅう座
菜花の楽しみ
雨雪の判断基準
冬の午後はなぜ曇る?
風邪はどこから入る?
都心の大雪
雪の結晶
お散歩スキーのすすめ
食べ過ぎ後の風邪
ネギで風邪知らず!?
心の風邪も多い季節です!
海の薬用人参!?
体に悪い油
コラーゲンの効果?
脾の老化と脾を養う方法
慢性炎症を作る無意識ストレス
体のお日様が昇らないと慢性疲労に
抜け毛予防にシクラメン?
歯磨き粉のいらない歯ブラシ
老化防止と若返りの養生
腹帯の大切さ(さらしによる帯脈調整法)
神経症的性格にサヨナラ
栄養過多と、栄養失調
運命の歯車
細かい所まで見る癖 
梅と日本人
日本の長寿村・短命村を調べ続けた男
うどんを食べると凶暴になる!?
時代劇にみる食文化の間違い
養殖は世界を救う!
歯に合った食事   
「超簡単」--ビックリ ぎんなん
レンジで親子丼
白子のとろろ蒸し
簡単!本場のキムチ鍋
(電子レンジレシピ)「白菜と豚肉の重ね蒸し」
アメリカンなスパゲッティ
寒い冬こそハーブでアロマ!
三日坊主におさらば
江戸時代もゴミ問題あり
木星と土星のおかげ
人工知能(AI)で変わる世の中
大久保利通・田中角栄に見る権威の淵源  
「サザエさん」誕生秘話
英雄と富士山は遠くで見る物
遊びをせむと生まれける
川中島の決戦を動かした霧
坂本龍馬暗殺犯異論
親父が偉いのとおまえとは関係ない!
スーパーおばあちゃん
蘇生した観葉植物
奥付
奥付

閉じる


2月の風

 二月の二十四節気には、まず、二月四日、立春があります。暦の上では春になりますが、日本ではこの時期こそ冬本番を迎えることが多いです。そしてご存じのように、その前日、三日が、「鬼は外、福は内」の節分です。
 立春を三つに分けた七十二候は、初候「東風が厚い氷を解かし始める」、次候「うぐいすが山里で鳴き始める」、末候「割れた氷の間から魚が飛び出る」と変わっていきます。
 次の二十四節気には、二月十八日、雨水があります。これは、雪が雨に変わる頃、という意味ですが、ここ数年、この時期に寒波がやって来たことが多い気がしますので、まだまだ油断は禁物です。
 雨水の七十二候は初候「雨が降って土が湿り気を含む」、次候「霞(かすみ)がたなびき始める」、末候「草木が芽吹き始める」と進みます。いかにも春を思わせることばが並んでいます。
 話は戻りますが、立春の末候の始まる少し前、二月十日、暦の上では一月一日、新しい一年が始まります。今の感覚で捉えると、一年で一番寒さの厳しい時期に新しい年が始まることになるんですね。
 歳時記で七十二候のことばを探すと、「霞」「東風(こち)」がいずれも春の季語になっています。特に東風は、「早春に東から吹くやや荒く寒い感じの風。春吹く風の中で最も早い時期のもの。春を告げる風である」とされています。
 日本では、普段は西寄りの風が吹いています。東風が吹くのはどんな時かと言いますと、低気圧が近付いている時です。空を流れる雲が東から西へ流れていたり、工場の煙突から出る煙が東からたなびいていたりしたら、低気圧が近付いているサインです。お天気が崩れるかもしれないと、心の準備をして下さい! これはこの時期だけではな
く、一年を通して言えることなので、覚えておくと便利ですよ。
 寒い冬はもちろん必要なのですが、みなさま充分にお体と、車の運転にはお気を付けて、お元気で、安全な冬をお過ごし下さい。そうしてあたたかい春をお迎え下さいませ。
(気象予報士 チャーリー/絵:そねたあゆみ)2013-02

2月の星座 いっかくじゅう座

 冬の星座のよく目立つものには、2つの一等星と「三ッ星」を持つオリオン座や、地球から観測できる最も明るいシリウスを持つおおいぬ座などがあります。この「オリオン座」や「おおいぬ座」などの星座は、2世紀ごろに作成された星の表(星表)に描かれているもので、「トレミーの48星座」、もしくは、その星表を作った天文学者の名にちなんで「クラウディオス・プトレマイオスの48星座」と呼ばれています。これらの星表には北半球の中緯度から見えるものしか掲載されていなかったので、近代に入ってから、南半球からしか見えない星座や、北半球で見られても、「トレミー48星座」に含まれている星座と星座のあいだに新しい星座を結んだりして、現代に至っています。ちなみに現在の星座の数は合計で88にも及んでいます。

 さて今月は、トレミー48星座に含まれない「新しい星座」、いっかくじゅう座のお話です。オリオン座のベテルギウス(赤い星)、おおいぬ座のシリウス、さらにシリウスの東にあるこいぬ座のプロキオン。これらの1等星を結んだ逆三角形を、「冬の大三角形」と言います。実はこの3つの華やかな星々の中にこっそりと、いっかくじゅう座が隠れているのです。この星座はプトレマイオスも描けなかったほどなので、目立った明るい星もなく、星座にちなんだギリシア神話もありません。しかし、すでにお察しのかたもおられるかもしれませんが、「いっかくじゅう」とは「一角獣」、つまり、旧約聖書に登場する架空の生きものである「ユニコーン」の姿を描いたものだとされています。星空のユニコーンも、旧約聖書に登場するとおり、額から1本の角(つの)を生やした馬の姿をしています。星空で確認することはできませんが、その毛色は真っ白で、純真な乙女にしかその姿を見ることはできないと言われています。また、この純潔な馬は、どんな病気でも治し、あらゆる毒を消す力を持つともされています。

 もし望遠鏡をお持ちのかたならば、この星座を形づくる星々の中に、重要な星雲(いわゆる「ばら星雲」など)をご覧になることができます。また、地上からは1つにしか見えない星でも、いくつもの「二重星」「三重星」からできていることを確認することができるはずです。また、地球外で初めて「系外惑星」だと確認された星も、この星座を形作っています。

(コラムニスト 気象予報士 チャーリー/絵:そねたあゆみ)2017-02

 

 

 

 

 

 

 


季節の分れ目

 二月三日は節分ですね。節分のもともとの意味は季節の分れ目。昔の暦は二十四節季が使われ、『立春』『立夏』『立秋』『立冬』の前日を節分と呼んでいました。一年の始まりは『立春』からで、その前にあたる二月三日頃が大晦日だったのです。
 日本人は大晦日を重んじるため、いつしか立春の前の日だけを節分と言うようになりました。そして平安時代、七〇六年の文武天皇の時初めて節分の日に宮中で豆がまかれたのです。これは中国の風習にならったもので、豆は『魔滅(まめ)』に通じると考えられ、鬼を追い払って一年の無病息災を祈願しました。
 現在、スーパーなどで豆と一緒に鬼の面が売られているのは、このような理由からです。
 豆まきをした後、年の数だけ豆を食べるのも楽しみのひとつ。食べれば病気にならず、健康でいられると言われています。また、鬼を退治したという意味も込められています。子供の頃は年の数だけでは物足りなかったのに、年を重ねるにつれ、多すぎて食べられなくなってしまったのが残念ですが。
 もうひとつ、節分の日には楽しみがあります。それは『恵方巻き』を食べること。恵方巻きは太巻き寿司のことで、一本丸ごと切らずに食べます。ただかぶりつくのではなく、その年の恵方を向き、目を閉じて願い事を頭に浮かべ、黙って食べきれば願いが叶うそうです。包丁で切らずに食べるので「縁を切らない」、海苔で巻いていることから「福を巻きこむ」、縁起のいい食べ物とされています。江戸末期に大坂の船場で商売繁盛を願って始まったと言われていますが、明治中期には途絶えてしまいました。それを、昭和末期に大阪海苔問屋協同組合が復活させました。しばらく関西地方中心に食べられていましたが、願い事が叶うという面白さをマスコミが取り上げると、全国に恵方巻きが広まっていきました。
 二〇一三年の恵方は南南東です。皆様はどんなことを願うのでしょう。是非、叶いますように。
(コラムニスト 愛川いつき/絵:そねたあゆみ)2013-02

鬼は外、福は内

寒い日が続き、温かい春が待ち遠しい二月。春を呼ぶイベントが、日本古来から行われている。節分だ。昔は節分の次の日の立春を新年としていて、新しい年を迎える前に家の中を清める必要があり、豆を撒くなど邪気払いをしたのが節分の始まりという。玄関先には、鬼の嫌う、尖った柊の葉や臭いのきつい鰯の頭を差して、家の中に入れないようにするのだ。

豆撒きにも、色々と作法があるようで、炒った後は三方に入れて神棚に供えて、家族が揃ってから、年男か家長が下から上に向って撒くなど、単に撒けばいいだけではないようだ。近頃では衛生面から、カラのついた落花生を撒くこともあるようだが、これでは豆撒きの意味がない。大豆を撒くことにも意味がある。まず、大豆を炒る音が、鬼は嫌うと伝えられているし、数え年と同じだけ撒いた豆を食べることにより、無病息災を祈るのだ。

鬼は、丑寅の方角、つまり北東からやって来ると言われている。いわゆる、鬼門だ。この方角からやってくるから、牛の角を生やし、虎のふんどしを締めている鬼のキャラクターが出来上がった。

節分の時期は、西高東低の気圧配置になり、冷たく乾いた空気が日本に滑り込んできて、体調を崩しやすい。裏鬼門・北西から表鬼門・北東に、風が抜けていくのを肌で感じた昔の人は、鬼が活発に動いていると思ったのではないだろうか。だからこそ、畑の肉と呼ばれる栄養満天の大豆を食べ、体の中から鬼を追い出そうとした。

昔は正体の見えない悪いモノを「鬼」と呼んだ。今はその正体は、徐々に明らかに成ってきていて、恐がることも無くなってきた。けれども、先人がこの時期に体を大切にしたということを、心に留めておきたい。気候だけでなく、年末年始の暴飲暴食で疲れている体を労わり、温かく活動的になる春に備える。節分を、ちょっと今までの生活を振り返る日にしてみても、いいのではないだろうか。

(講談師 旭堂花鱗)
2006.02


旧正月の祝い

日本でお正月といえば1月1日ですが、台湾・中国・韓国などは太陰太陽暦(旧暦)にそって正月祝います。

この太陰太陽暦とは、地球が太陽を1周する時間を1年とする新暦に、月が地球を1周する時間を加えて計算されたもの。そのため、毎年異なった日が正月となるのです。2006年の旧正月は1月29日から始まり、2月2日までを初5というお正月5日として祭日にしています。

日本と同じく帰省して豪華な料理を囲み家族で過ごす人がほとんどで、お年玉を渡す習慣もあります。アンパオと呼ばれる赤い袋に、死を連想させる四を覗く偶数の金額を入れて、地域によって異なりますが既婚者が独身者に渡すのが通常です。

また、既婚者は両親にもお年玉を手渡すことになっています。

日本のお正月と大きく異なる点といえば爆竹でしょうか。旧正月になると爆竹が一日中鳴り響くようになるのです。これは悪よけをして幸運を招くという大切な意味があるものですが、店先でも行なうのでこの時期街中をショッピングというのも相当な勇気がいることになります。

日本でも中華街を訪れると賑やかで活気溢れる旧正月が体験できますので、訪れてみてはいかがでしょうか。

(JULIE)
2006.02



読者登録

atecさんの更新情報・新作情報をメールで受取りますか?(読者登録について