目次
まえがき
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タイトル目次
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第1章 エコ技術と生産技術
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アメリカの新車燃費規制
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公差の魔術
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海賊版対策とIpadの中身
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第2章 資源と環境技術
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リサイクルされるレアメタル
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レアアース戦争
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微生物と植物が地球を救う
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日本が産油国になる日
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第3章 電気社会の到来
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宇宙太陽光発電衛星計画
海洋温度差発電
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直流送電技術
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ワイヤレス送電技術
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電気自動車の可能性
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キャパシタ搭載バス
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ハイウェイトレイン構想
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ギガンティック・トウキョウ
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第4章 食料生産技術
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野菜工場
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CAS冷凍技術
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クロマグロの養殖
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第5章 宇宙科学技術
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小惑星探査機「はやぶさ」
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アブレータ耐熱技術
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イカロスの翼
学術・科学技術予算について
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第6章 軍事技術
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CSMミサイル構想
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F22とF35はガンダムとジムくらいに違う
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自衛隊がF22を持つ意味
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空母型護衛艦「ひゅうが」
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第7章 日本の安全保障と国家モデル
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軍事力による平和
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ODAは肉食動物を太らせた
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アメリカの強さの源泉
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日本がスネ夫になるための2つの条件
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しずかちゃんに成りかけた日本
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かつての日本はノビスケだった
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日本が出来杉君になる日
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あとがき
あとがき

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だから、日本がしずかちゃんになるためには、キリスト教に対するアプローチを行なって、日本はキリスト教と無縁というわけでもないのだ、とアピールしつつ、同時に「政治的権威」にまで日本の存在を高める必要がある。

 

では、そんなことが本当に可能なのか、ということなのだけれども、一時期そちらの方向に近づいた事がある。2008年の麻生政権がそう。

 

麻生元総理に、一定以上の政治手腕があったことは、多くの人が認めるところだと思うけれど、例のサブプライム危機において、IMFへの1000億ドルの貸付など、一時期であるにせよ、政治的に世界を引っ張っていたことは事実。

 

バブル崩壊を経験した国として、麻生元総理は他国にいろいろとアドバイスしていた。だから、ある意味において、バブル崩壊に対して、国としてどう対処すべきかについての「政治的権威」になっていたとも言える。

 

とりわけ、IMFの貸付などは、IMFのストロスカーン専務理事をして、人類史上最大の貢献、とまで言わしめたのだから、世界もそれを認めていた。

 

もしもあの時、日本を攻撃していたら、世界が沈没していたかもしれなかったのだから、日本の言うことを聞くことはあっても、蔑ろにすることは有り得ない。

 

そして、もうひとつのキリスト教との繋がりについてだけれども、これについても、麻生元総理は、実にぴったりの資質を備えていた。

 

それは勿論、麻生元総理がクリスチャンであるから。そして更に、麻生元総理は天皇陛下とも親戚関係にあるから、麻生元の存在自身が、日本神道とキリスト教を結びつけていたということを意味してる。


日本の宗教的権威と外戚関係にあり、同時に、キリスト教との繋がりを持っているという2つの宗教的権威に属する人物。それが、日本の総理であった。この意味は決して軽いものではない。

 

麻生元総理は、ローマ法王に招かれバチカンで単独会見をしたし、総理就任時には、外国メディアにクリスチャン首相誕生だと大々的に報道されていた。

 

世界の目は当時の日本の総理に集まっていたのだ。

 

だから、あの時期の日本は、宗教的にも、政治的にも一つの権威存在となりつつあり、しずかちゃんに近づいていたとも言える。

 

ただ、この方法にもやはり難点はあって、残念ながら「権威を無視する国」には一切通用しないことは留意しておく必要がある。

 


かつての日本はノビスケだった

日本というのび太は、何も、最初からのび太だったわけではない。昔はそれなりに強かった。

 

ドラえもんには、のび太が、大人になったのび太に会いに行くという話があるけれど、大人になったのび太は、しずかちゃんと結婚して、ノビスケという一人息子をもうけている。

 

このノビスケは、外見こそのび太にそっくりなのだけれど、乱暴者で喧嘩が強く、ジャイアンやスネ夫の息子と思われる同年代の子達(ジャイチビ、スネ太)を苛めたりしている。

 

つまり、戦前の日本は、ああいったノビスケのように、強くて、ある意味恐れられている存在でもあった。

 

そのノビスケが、ジャイアンとタイマンの喧嘩をして、死闘の果てに敗れたのが先の大戦だった、とみることも出来るだろう。

 

だけど、問題なのは、その後で、ノビスケと喧嘩したジャイアンも、勝ったとはいえ、相当なダメージを受けてボロボロになってしまった。

 

ノビスケの余りの強さに恐れをなしたジャイアンは一計を案じ、ノビスケを弱くしようと考えた。

 

つまり、ノビスケに眼鏡を掛けさせて、お前はノビスケではなくて、のび太だ、と言い聞かせて、そう思い込ませるようにしようとしたのだ。

 

一方、ノビスケの方も、ノビスケなりの計算があって、ズタボロになったままジャイアンに逆らうよりは、今はまず、体力の回復が先だとして、自分はのび太だ、と思い込むことにとりあえず同意した。


この、戦後日本はノビスケからのび太になった、というのは、日本とアメリカの関係を比喩的に述べたに過ぎないのだけれど、現実を良く言い表している。

 

つまり、自身の腕力を封印するために、自分で両手両足を縛りつける、いわゆる平和憲法を制定して、ジャイアンに逆らわないと誓う代わりに、在日米軍を受け入れることで、ジャイアンに傍に居て貰う約束を取り付けたのがこれまでの姿。

 

おそらく、始めのうちは、そのうちチャンスを見て、両手両足の縄を解く、すなわち憲法改正を考えていたのだろうけれど、両手両足を縛ったままにしているうちに、いつしかノビスケは本当に自分がのび太だと信じ込むようになってしまったのが悲劇の始まりだったのかもしれない。

 

そして、更に厄介なことに、ノビスケとジャイアンの喧嘩の際に、あおりをくらって怪我をした連中、すなわち、中国や韓国、北朝鮮がノビスケを責め苛むようになった。あのときの喧嘩で俺達は怪我をした、どうしてくれるんだ、治療費よこせ、と。

 

もはやすっかり自分がのび太だと信じ込んでしまっているノビスケは、彼らの文句にビビっては、顔色を伺う毎日を過ごしてきた。これが、有る意味において、今の日本の置かれている状況ではないかと思う。

 

そんな自分をのび太を思い込んでいるノビスケだけど、最近になって、やっぱり自分はノビスケなんだ、と思い出して、ノビスケ宣言しようという動きがあったた。安倍政権のこと。

 

安倍元総理は、戦後レジュームの総決算と銘打ち、憲法改正を睨んだ改革に着手していった。のび太からノビスケへの目覚めを志向したのだ。

 

ところが、ノビスケへの復活の動きは、周辺国をいたく刺激した。過去の記憶に恐れをなした各国が警戒を始めた。

 


のび太が本来のノビスケに戻るというのは、本人にとっては至極当たり前のことかもしれないけれど、周りからみれば、危険極まりなく映ってしまう。

 

だから、ノビスケとジャイアンの喧嘩で煽りを食らって怪我した連中は、殊更にノビスケは悪い奴だ、と喧伝し、のび太がノビスケとして目覚めないように牽制している面もあるだろう。

 

世界はノビスケを警戒している。昔の乱暴者のイメージが抜けていない。本人はもうそんな気は全然無いのだとしても、周りはそうは思わない。

 

安倍政権は志半ばで潰えてしまったけれど、仮にそのまま続いたとしても、世界から警戒の目で見られた可能性はあったと思われる。もちろん、ノビスケの方にも言い分はあるのだけれど、世界から黙殺されている。

 

ただ、最近になってようやく、アメリカでも、やっぱりノビスケの方がよいという声が強くなってきているようだ。

 

だけど、ノビスケとジャイアンの喧嘩で、煽りを食らって怪我した連中はそうは思わない。これはほぼ確実だと思われる。

 

だから、日本はノビスケとして目覚めるのもひとつの方法かもしれないけれど、もう一段違ったキャラクターとして生きていく道もあるのではないか。

 

それは出来杉君になるという道。

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