目次
まえがき
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タイトル目次
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第1章 エコ技術と生産技術
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アメリカの新車燃費規制
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公差の魔術
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海賊版対策とIpadの中身
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第2章 資源と環境技術
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リサイクルされるレアメタル
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レアアース戦争
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微生物と植物が地球を救う
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日本が産油国になる日
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第3章 電気社会の到来
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宇宙太陽光発電衛星計画
海洋温度差発電
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直流送電技術
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ワイヤレス送電技術
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電気自動車の可能性
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キャパシタ搭載バス
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ハイウェイトレイン構想
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ギガンティック・トウキョウ
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第4章 食料生産技術
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野菜工場
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CAS冷凍技術
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クロマグロの養殖
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第5章 宇宙科学技術
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小惑星探査機「はやぶさ」
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アブレータ耐熱技術
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イカロスの翼
学術・科学技術予算について
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第6章 軍事技術
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CSMミサイル構想
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F22とF35はガンダムとジムくらいに違う
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自衛隊がF22を持つ意味
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空母型護衛艦「ひゅうが」
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第7章 日本の安全保障と国家モデル
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軍事力による平和
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ODAは肉食動物を太らせた
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アメリカの強さの源泉
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日本がスネ夫になるための2つの条件
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しずかちゃんに成りかけた日本
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かつての日本はノビスケだった
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日本が出来杉君になる日
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あとがき
あとがき

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なぜ、そんなことができるかといえば、能力や才能ある人をそれなりに遇することができる、つまりこれは、と思う人物や研究になら、大枚をはたいてでも呼び寄せる、そうした懐の深さがあるから。

 

たとえば、研究学問分野ひとつとっても、見込みがあると思う研究には、ドバッと予算をつけて、好きなように研究できる環境を整えている。だから、腕に覚えのある人は、皆アメリカに行きたがる。

 

そのお陰で、アメリカの学問分野での実績には目覚しいものがある。

 

一例として、ノーベル賞の国籍別の受賞者数はのトップ10を上げると、次のとおり。

 

国籍別の受賞者数

 

全部門

 

順位 受賞数

1 アメリカ合衆国 305

2 イギリス 106

3 ドイツ(+ 東ドイツ) 80

4 フランス 54

5 スウェーデン 30

6 スイス 22

7 ロシア(+ソビエト連邦) 19

9 日本 15

9 オランダ 15

10 イタリア 14

Wikipediaより引用)

 


一覧してお分かりのとおり、アメリカの受賞者数が群を抜いている。これも、それだけの研究環境とそれだけの頭脳を集めているからこそ可能なこと。

 

ドラえもんの中のジャイアンも、自分のチームを強くするために、野球のできる子をスカウトしたりとかしているけれど、いつも自分が一番のジャイアンとて、野球の上手い子は4番に据えたり、エースにするくらいの「度量」は持っている。

 

同じことは、スポーツ分野でも、芸術分野でも言える。つまり、ある意味一芸に秀でた人、優れた人達を集めては、彼らの能力を最大限に「引き出して」やることで、自らの国力に変えていっているのが、アメリカの力の源泉になっているということ。

 

ゆえに、アメリカという「ジャイアンズ」はチームとしてみた場合、現時点では世界最強のひとりであることは間違いない。


日本がスネ夫になるための2つの条件

日本がのび太の立場だとすると、当然ジャイアンからは、いろいろといじめを受けることになるわけだけれど、現実の世界には、ドラえもんは存在しないし、「ひみつ道具」を持っているわけでもない。

 

ただ、そんな世界の中にあったとしても、ジャイアンからの被害を少しでも軽くする方法が無いわけでもない。

 

それは、のび太が、のび太でない別のキャラクターになるという方法。

 

ドラえもんでは、いつも、のび太はいじめられるのだけれど、のび太以外のキャラクターはそれほどでもない。そこに活路がある。

 

では、日本というのび太が目指すキャラクターとは何か。それは3つある。スネ夫、しずかちゃん、そして出来杉君。

 

まず、スネ夫について見てみたい。

 

ご存知のとおりスネ夫はお金持ちでおべっか使い。新しい漫画やおもちゃを手に入れるとジャイアンに貸して(取り上げられ)やったり、おだててやっては、ジャイアンの機嫌を取ることで、自分を守っている。

 

金と口の上手さ。スネ夫は、自身の持つこの2つの力を活用してジャイアンと付き合っている。

 

ただし、このスネ夫になるやり方には、いくつかの条件がある。もちろん、お金持ちで口が上手いというのは前提条件なのだけれども、それ以外に必須の条件が2つある。

 

ひとつは、自分はジャイアンの味方である、という態度でいなければならないこと。もうひとつはスケープゴートを用意しておく、若しくは用意しなければならない、ということ。

スネ夫はいつもジャイアンと行動を共にするけれど、基本的にジャイアンに逆らうことはしない。

 

ただ、ドラえもんのひみつ道具を借りて、影でこっそり、復讐することはあるけれど、面と向かって逆らうようなことは決してしない。そんなことをしたら、ジャイアンの機嫌を損ねてしまう。

 

だから、機嫌を損ねないように、始終おべっかを使っている。そして時には、珍しいおもちゃをジャイアンに貸してあげたりもする。

 

要は、スネ夫は、いつもジャイアンの味方であるという態度を取り続けている。仮にそれがフリであったとしても、そういう素振りをすることで、自分にジャイアンの怒りが向かないように気をつけている。

 

それでも時には、ジャイアンの怒りが自分に向けられるときがある。そのときは、スネ夫得意の口の上手さでそれを回避してしまう。つまり、ジャイアンの怒りの矛先を他の誰かに向けるように口説いてゆく。

 

たとえば、「これもみんなのび太のせいだ」という具合に、あること無いことを吹き込んで、ジャイアンの怒りをそちらに向けさせる。要するに、誰かをスケープゴードにすることで難を逃れるということ。

 

この方法は何もジャイアンの怒りだけとは限らない。「あっちにいけば、もっといいのがあるよ」とか言って誘導したりする、つまり、ジャイアンの慾望を煽ってコントロールすることもできる。こうした方法がある。

 

この、スネ夫になることによって、ジャイアンからの被害を軽くする方法は、先ほども述べたように、「ジャイアンの味方である」ことと「スケープゴートを必要とする」という2点が必要になってくるために、必然的に国家戦略としては取りうる選択肢が狭まる可能性がある。

どういうことかというと、ジャイアンがジャイアンとして君臨している間はまだ良いのだけれど、ジャイアンが落ち目になったときには、スケープゴートにされた側が一斉に反撃に出る恐れがあるということ。

 

そのとき、スネ夫がジャイアンの一味だと思われてしまっていたら、一緒に袋叩きにあう可能性が高くなってしまう。

 

だから、いかに彼らを敵にしないで、うまく立ち回れるか、という狡賢さが必要になってくる。

 

ドラえもんの中でのスネ夫も、そうした「コウモリ的」な立ち回りの上手さを持っているけれど、意外とスネ夫でいるのも簡単な話ではない。

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