目次
まえがき
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タイトル目次
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第1章 エコ技術と生産技術
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アメリカの新車燃費規制
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公差の魔術
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海賊版対策とIpadの中身
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第2章 資源と環境技術
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リサイクルされるレアメタル
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レアアース戦争
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微生物と植物が地球を救う
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日本が産油国になる日
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第3章 電気社会の到来
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宇宙太陽光発電衛星計画
海洋温度差発電
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直流送電技術
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ワイヤレス送電技術
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電気自動車の可能性
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キャパシタ搭載バス
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ハイウェイトレイン構想
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ギガンティック・トウキョウ
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第4章 食料生産技術
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野菜工場
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CAS冷凍技術
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クロマグロの養殖
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第5章 宇宙科学技術
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小惑星探査機「はやぶさ」
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アブレータ耐熱技術
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イカロスの翼
学術・科学技術予算について
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第6章 軍事技術
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CSMミサイル構想
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F22とF35はガンダムとジムくらいに違う
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自衛隊がF22を持つ意味
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空母型護衛艦「ひゅうが」
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第7章 日本の安全保障と国家モデル
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軍事力による平和
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ODAは肉食動物を太らせた
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アメリカの強さの源泉
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日本がスネ夫になるための2つの条件
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しずかちゃんに成りかけた日本
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かつての日本はノビスケだった
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日本が出来杉君になる日
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あとがき
あとがき

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CSMミサイル構想

オバマ大統領が、2009年のノーベル平和賞を受賞した理由のひとつに「核なき世界を構想し実現へ向け努力したこと」というものがある。核なき世界の構想をぶちあげたのは、かのプラハ演説なのだけれど、抑止力の観点から考えると、核なき世界なんて、簡単にいくとはとても思えない。核の脅威から自国を守ろうと思えば、仮想敵国に核兵器を使わせないか、万が一使おうとしたとしても、発射前に破壊できる手段を有するかのどちらか。今の戦略核による抑止力は、核による報復攻撃を行ったときの被害が甚大すぎるが故に使えない、という前者にあたるけれど、後者ともなると、原潜にでも戦術核ミサイルを積んで、敵国近海に常駐しているか、大規模通常兵力でも付近に展開するしかない。

 

だけど、敵国の核ミサイルの発射サイロが地中奥深くにあったり、深度のある国土の奥地なんかにあったりすると、確実な破壊を期待することは難しい。一番望ましいのは、相手の攻撃が届かない超遠距離から攻撃でき、更に、目標を正確にピンポイント且つ、地中深くまで破壊できる兵器。できれば、軍事施設のみを破壊して人的被害を出さないものが望ましい。これまでそれに一番近いものは、戦略核、大陸間弾道弾くらいだった。それでも、戦略核は目標を広範囲に破壊して、さらに、周囲を放射能汚染してしまうから、ピンポイントじゃないし、なにより今の世界では、実使用のハードルは高すぎる。

 

核は被害国の時間をも破壊する。通常弾頭は、爆撃範囲を破壊しておわるけれど、核兵器は爆撃範囲を破壊したあとで更に、周囲を放射能汚染してしまう。核兵器は、爆裂による破壊範囲を「空間的に破壊」し、また放射能汚染とそれが消えるまでの期間、その一帯と放射能を浴びた人を苦しめつづける、いわゆる「時間的に破壊」する両面を持つ。広島・長崎での原爆、その惨事があまりのことに人々の心に深い傷を与えたのは勿論、その後の後遺症や汚染浄化までの2,3世代の時間ずっと広島・長崎の時間を破壊し続けてる。

だから、人々の心から消えない。被爆者の姿と後遺症。それが原爆投下を思い起こさせつづけてる。後遺症が完全に消え、かつ原爆被害を語り継ぐことが途絶えない限り、見えない原爆投下は絶え間なく、日本人の意識の中で続いてる。

 

通常兵器と違って、核は何世代にも渡るほどの時間破壊効果があることは忘れてはならない視点。今の世界は、命の値段が上がっていて、大昔のように簡単に人命を失うなんてことが許されなくなってきた。特に先進国ではそう。だから、核は、あっても使えない兵器に段々なりつつあり、「あるだけ抑止力」の意味合いが強くなっている。だから、もし、核と同等の抑止力があって、時間破壊効果がない兵器があれば、既存の核を、それに置き換えてゆくことは十分にあり得る話。そこにあるのは、単に「核はない」世界であって、抑止力がない訳じゃない。

 

実際、アメリカは、核兵器に代わる新抑止能力を模索している。アメリカが研究・開発を進めている新抑止力計画の中で比較的実用に近いものがいくつかある。その一つが、CSM(Conventional Strike Missile)と呼ばれるもの。通称、非核攻撃ミサイル。このCSMミサイル構想の最大の特徴は、その弾道。

 

通常のICBMは、発射後、数百kmの高度までロケット噴射させ、速度、飛行の角度等を調整して目標地点に設定している。そして、ロケット燃焼終了後、ロケットブースターを切り離して、残った弾頭部分が自由落下状態で目標地点に着弾するようになっている。目標までの到達時間は、7,000カイリ(約12,640km)で51分、 ,000カイリ(約16,250km)だと76分必要だった。

 

これに対して、CSMミサイルは、ICBMのように、一度空に打ち上げて、落とすという弾道ではなくて、ほとんど地球の丸みに沿うような、とても低い飛翔経路を取る。これによって、目標到達時間も短縮され、CSMは、7,000カイリで45分、9,000カイリでは52分で目標へ到達するという。これくらいの時間となると、核ミサイルの発射準備を始めたのを察知してから発射するまでの間に目標を破壊する事も可能になるそうだ。

よって、このCSMミサイルが実用化されると、こちらが核攻撃を受けてから報復攻撃を行うというのではなくて、攻撃を受ける前に相手のミサイルを叩くことが可能になる。相手が打つ気になったことを確認してから、先手を取る方法だから、批難も浴びにくい。武術でいうところの「後の先」。

 

だけど、折角、「後の先」を取って反撃できたとしても、相手のミサイルサイロが地下深くにあったりしても破壊できるのかどうかという問題がある。CSMが非核ミサイルであるならば、その弾頭には何を使うのか。今計画されている弾頭案は、次の3つ。

 

1.センサーフューズクラスター弾(SFW)

2.ロッズ・フロム・ゴッド

3.ヘルストーム

 

1.は、対戦車用に開発された、誘導型クラスター爆弾ともいうもの。SFWは、1万メートル以上の高度から投下された後、40個の子爆弾を放出し、それらの子爆弾に搭載された熱センサーが目標を探知して個別に攻撃する。目標をロックオンした子爆弾は空中で起爆して、自分の形を弾丸状に変えてから着弾(自己鋳造弾)する。このSFWは、実際、イラク戦争で使用され、多大な戦果をあげたという。

 

2.と3.は、タングステンなどの重い金属を弾頭に持つただの棒、又は小片をばら蒔くというもの。2.のロッズ・フロム・ゴッドは、現在の計画では、長さ6メートル、直径30センチのタングステンカーバイト棒を衛星誘導を使って、毎秒3700mで命中させるというもの。その命中精度は7.5mで、貫通能力は地下9mに及び、強化掩蔽壕(えんぺいごう)でさえ破壊すると言われている。

 

ロッズ・フロム・ゴッドは、CSMの弾頭だけでなく、攻撃衛星に積んで、宇宙空間から攻撃するという案もあるらしい。

3.のヘルストームは、今度は、マッハ20以上の速度で、約24,000平方mの範囲に数千発の様々な大きさのタングステン片を均一に散布するタイプで、広域破壊兵器といえる。ここまでくると、もうSFも真っ青の世界であって、実戦配備された暁には、他国はアメリカに正規戦では、全く手が出せなくなる。こうした兵器を発想し、開発・配備できる国と同盟を組んでいる、という意味を日本はしっかりと自覚すべきだろう。


F22とF35はガンダムとジムくらいに違う

島国の日本で、領海の制空権、制海権を持つことはとても重要。相手国を占領しようと思えば、最後には陸軍が必要になる。上陸して、政府中枢機能を抑えるだけの最低限の兵が要る。

 

今も昔も大量の兵を上陸させるには、船を使うしかない。輸送機や潜水艦では大量の人は運べない。

 

したがって、日本を守る側としては、離れ小島は別として、最低限、日本に敵を上陸させてはいけない。その為には、制海権と制空権を握っておく必要がある。

 

相手の船を沈める為には、対艦ミサイルを積んだ戦闘機と相手の戦闘機を蹴散らす制空戦闘機が必要になる。次期主力戦闘機の選定問題がここに絡んでくる。

 

なぜかというと、もしも韓国が北朝鮮によって併合されてしまったら、韓国軍の武器弾薬一式がまるごと北朝鮮のものになってしまうから。

 

北朝鮮空軍のMig-23とか、Mig-29は合わせても80機くらいしかなく、その程度であれば、現状の空自の戦力で十分対応できるけれど、もしも韓国軍の装備一式が北朝鮮に接取されてしまえば、韓国空軍のF16が130機、そして更に、自衛隊の主力戦闘機と同じF15が39機がこれに加わることになる。

 

まるで、将棋で飛車を取られた直後に、その飛車をいきなり打たれて攻めてこられるようなもの。

 

航空自衛隊はついこの間まで、次期主力戦闘機としてF22を候補に考えていたのだけれど、アメリカはF22の輸出禁止を決めていて、その代わりにF22同様にステルス能力を持つF35を勧めている。

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