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434     飲んだ事ない 悲しい酒を

             一度だけ飲み 泣きくずれ…りーべ

        ふたりして飲みゃ 悲しい酒の

             酔いと涙も  ふりわけて…ゆうほ


435     古女房の 

             おまえと俺は 

                  愛の一文字 

                      書ききれぬ


436     お前はいつも 笑っているが

             困ったことなど あるのかな…さくら


        困りごとなら 胸一杯で 

             笑うことなら 山ほどに…ゆうほ


437     つれないおまえの

             気を惹く為にゃ 

                   餌とよいさお 

                        かけひきか


438     泣いたカラスが もう笑ってる

             一緒に酒でも 呑みましょか…さくら

        泣いて気を惹く おまえの癖は 

             知らぬふりして 慰める…ゆうほ


439     使えるものを 

             エコで買い替え

                  何がエコだか

                        無駄なのか


440     池に移った

             月取れないか 

                  濡れてみなけりゃ 

                         わからない


441     皆で働き 

             皆で貧乏 

                  果ては皆で 

                         ホームレス


442     夢は見るもの

             追いかけるもの 

                  惚れたあなたと 

                         似ているな


443     「好き」の寝言に 

             寝顔をみつめ 

                   唇合わせ 

                         「好き」をのむ



444      松は角刈り

             わたしを待って 
                
                  天が届けた 

                       綿帽子


445     あんたが大将 男やないか 

             なんべん言ってる 同じこと…さくら

        わたしは大将 あなたはオカミ

             今じゃカミサマ 言うとおり…ゆうほ


446     すねて喋らぬ 

             おまえの手口 

                  分かっていても 

                         根負けし


447     わが子重いと 

             恨んだことも 

                   立てば心配 

                         母ごころ


448     それでいいのだ 人生なんて

                四角四面じゃ 角がたつ…さくら

        角が立ってる わたしだけれど

                夫婦なるときゃ 角隠し…ゆうほ


449     もう一回と 

            泣いてせがまれ

                  無理にさしたの

                         挟み将棋


450     ヨイショとわかって 乗ってはいるが

             毎度じゃちょっと バカみたい…さくら

        君をかついで 浮世の闇も 

              笑っていこう 夫婦道…ゆうほ


451     昼はグルメで 

              贅沢をして 

                   夜は夫と 

                       ダイエット


452     一緒になるときゃ

               「離しはしない」

                    今じゃ女房
                      
                        「話さない」


453    さっき別れた 

              君もう泣くか

                    雲が教える

                        涙雨


リーベ 2句

ri32    箪笥長持ち 

           祝いの席で 

                人には見せぬ 

                       秘めごと絵


ri33     わたしの蝶は

             あなただけなの

                   他にやらない

                        甘い密


遊帆(UFO)1句

uf1      龍の鉤爪 

           解かねばならぬ 

                 仏の国の 

                        わが山野




454     つぼみなりゃこそ 

              想いは膨れ 
 
                   咲けば萎むか

                          見ぬが花


455     うなじにかかる あなたの吐息 

                裾が乱れる 緋縮緬…さくら

        膝を閉じてる つもりの裾は

                乱れ緋色の 湯文字だけ…ゆうほ


456      あなたの過去など 

              知りたくないと 

                    言って携帯

                           チェックする


457     一夜妻でも 命をかけて 

               愛した証しが ほしいのよ…さくら

        ひと夜使った ひとつの枕

               ふたり愛知る 夢枕…ゆうほ


458     六十年目の 

               同窓会は 

                   話弾んで 

                       噛みあわず


459     別れたお人に よく似たお客 

              今夜も会えるか 春の月…さくら

       何年振りかに 出会えたあなた

              逢わなきゃよかった 君消える…ゆうほ


460     キャリアウーマン 

              女か母か 

                   どちらに戻る 

                          悩む五時


461     待って待って 待ちくたびれて

              やっと想いが かなう夜…さくら

        思いの丈を あなたにぶつけ 

              ふとみりゃそこが またおもい…ゆうほ


462     雁は飛んでく 

              山川万里 

                   恋しわが君 

                         探すよに


463     桜ひとひら

             唇に落ち

                  「好き」と一緒に くちうつし


464     昨夜亭主が 

             ねどこであばれ

                    あれは鯰か 

                         今日地震
                 
                        …東北太平洋沖地震お見舞い申し上げます。

465     地震ある国 

             しかたはないが

                     せめて心は 

                          揺らさずに


466     津波きたなら

            速めに逃げて 

                  恋の津波にゃ 

                        溺れたい


467     こんな時こそ 

            情けがしみる 

                  今夜はおでんで 

                        いかそうか


468     もう一回と

             言われりゃするが

                「待って!」「死ぬ!」「駄目!」

                              言わぬ碁を


469     青春時代の 

             あのひとコマで 

                   動く自分は 

                        三日前


470     見上げる空に

             霞んだ月は 

                  君の泣き顔 

                       菜種月


471     車使わず 

           歩いてエコで

                何故に減税 

                     ないのやら


472     黒髪なでて

            体をつつむ 

                 春の目ざめを 

                      風さそう


473     こぼさず猪口に 酒受けられぬ

             ぬしがさしたら うまく受け…リーベ

        君の燗した このあたたかさ

             まぶた閉じれば 肌のあじ…ゆうほ


ri35      帰らないでと 

             泣く人残し

                 夜道の先にゃ

                       山の神…リーベ


474     自然の前には 人間なんて

               なんと小さな 生き物か…さくら

        人間よりも 小さなありが 

               じょうずに暮らす あり社会…ゆうほ



475     わたしはあなたの 

               ものなのだけど 

                      あなたわたしの 

                            ものじゃない


476     この頃やっと 分かったけれど 

                 人間大地を 借りている…さくら

        生きていくには すべてがあるに 

                なおも欲しがる この浮世…ゆうほ


477     火宅だけなら 
 
              まだ良いわいな 

                    火の車さえ 
         
                          いつもある


478     健康ジムまで 

             車で行って 

                  室内マラソン 

                       何の為


479     気づかいすぎて

             好きだと言えぬ 

                  そんな私は

                        ふられやく


480     義理チョコ貰い 

             義理より高い 

                   ものせにゃ済まぬ 

                          ホワイトデー 


481     義理とふんどし 

              かいてはならぬ 

                     おとこまえまで 

                            たたぬ道


482     いつもあなたを 

              たててるわたし

                     妻のかがみか 

                             夜はねる



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